なんであんな事しちゃったんだろう…3DCGデザイナーの失敗談
3DCGデザイナーで失敗したくないな…何に注意したらいいんだろうな…って思っていませんか?
自分が3DCGデザイナーとして働いていて、色んな失敗をしてきており、その中でも冷や汗をかいたような失敗も多数あります。
身に来て下さった方には、このような失敗がないよう…対策も書いてご紹介します。
( こんなことが分かります)
✔ 3DCGデザイナーになったら、何に注意したらいいか
3DCGデザイナーの失敗談…計5つ(対策付)
3DCGデザイナーをやっていて、失敗した体験談の冷や汗級の失敗を5つかいてあります。
どれもこれもやらかしたら、相当ヤバいもので中には会社の存続が危ぶまれるものまで…
その失敗を5つ対策とともに見ていきます。
まずは独学で3DCGをやってみようかなという方へ>>独学で基礎から学べる!無料の3DCGソフトオススメ5選
・3DCGデザイナーの失敗談1)調子のいいこと言っていたい目を見た話。
出張中、会社の社長宛に1日の作業の報告のメールを送る習慣がありまして…
その時についつい調子に乗って、社長に当たり障りないこと言ってしまい、とんでもない事になってしまったんです。
確か、報告書の内容にスカルプトの事を書いたら、社長が食いついてしまい、それいいね!ってことでスカルプト系のソフト入れようってなったんです。
それで、今すぐプレゼンよろしく!って言われた時間が20時…
菊飛「ん?今から…で…すか?」
社長「思い立ったが吉日、今からだ。」
菊飛「……はい」
はい、こっから深夜まで資料作ったり色々やって、朝はふつうに出勤しましたよ。
今思い返すとなんて、意味わからないことを言い出したんだろう…
それ以上に、調子に乗るんじゃあなかった…
みんなも気お付けて下さいね。
対策)
- 調子には乗らないこと。
- 文章を送る前に確認し、どういう返しがくるか想定すること。
・3DCGデザイナーの失敗談2)制作進行がデータを無くし、完成物がないとパニックになった話。
プロジェクトの終盤、もう完成するぞって時に完成物のデータを飛ばしてしまった。
因みに制作進行というのは、プロジェクトを円滑に回す為の人で、主にデザイナーのスケジュール管理や全体のスケジュール管理、会議とかに出席して議事録をとったりとプロジェクトの雑用を一手に担う重要な仕事なんです。
この時3DCGの素材を出し切って、コンポジットし後は出すだけ、終わった~って時に制作進行があたふたし始めます。
なんとデータの全て(プロジェクトファイルや素材など)を間違って完全消去してしまっていたんです。
もちろん完成物も消えています。
その時、監督の怒号と同時にあたふたする職員。
分かっての通り、もし完成物を期限内に提出できなければ、バカ高い慰謝料を払う羽目になり、それで潰れた会社もある程です。
その時、たまたま自分がバックアップしているのを思い出し、データを渡し…ですが、最新のデータをバックアップしたわけではないので、そこは急いで素材だしにコンポジットし直しなんとか完成物を提出できました。
今考えれば、なぜバックアップを取らなかったのかが謎なんですが、もしかしたら、あの時自分がとっていなかったら、会社はつぶれていたかもしれないです。
そう考えると恐ろしい…取り返しのつかない失敗でしたね。
対策)
- バックアップは必ずとること。
・3DCGデザイナーの失敗談3)新人が一度も保存せずに、データが落ちてしまった話。
新人は、自分が担当していた人でまだ何にも分からない。
自分もまだ、新人を受け持つのも慣れていなかったので、分かっているものだと思い何も言わなかったんです。
その時は、12時と18時の2回現状の進捗具合を報告するんですが、12時の時には、新人だけあってまだ終わっていなかったみたいなんです。
それで、一応途中のものを見せて、了承を得た。
その後18時の提出の時間が差し迫った時、新人が一言。
「データが落ちました」
自分「それじゃあ、保存したところから、開きなおして事情説明しようか。いつ保存した」
新人「今日保存してません。」
自分「 …( ゚Д゚)… 」
積みですね。
会社では、mayaというソフトを使っていて、「致命的なエラー」の場合は、瞬時に保存してくれる救済処置的なものがあるんです。
ですが、それも保存されている場合と保存されていない場合と様々。
しかも、「致命的なエラー」がでないで落ちた場合は、その救済措置は発動しない。
今回は、特に何もエラー表示がでずに落ちてしまったので、完全に積みなんです。
自分は、パニックになりながらも事情を説明しに行き…先輩である自分の指導ミスということで、新人に少しやらせてから、自分がそのカットを途中まで手を付け、提出することに。
おわかりですね、泊まりが確定した瞬間です。
みんなも気お付けて下さいね…
対策)
- 新人のチェックは、しっかりとすること。
- 「大丈夫だろう」と思わず、1~10言うこと。
- 新人のミスは、指導者の先輩のミスということを頭にいれること。
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・3DCGデザイナーの失敗談4)1日の成果物の提出時間を間違えた時。
これは、新人ではなく自分の話です。
その時は、自分がまだ入りたての時で仕事にも慣れてませんでした。
その時も変わらず12時と18時に報告するという形だったんですが、自分は、12時の提出をすっかり忘れていたんです。
あると知らずに普通にお昼を買いに昼休憩に入る自分。
帰ってきたら、上司に呼び出されて…
上司「もう出したか?12時と18時にチェックだぞ?」
自分、あたふたしながら「すみません、忘れてました、今から出します」
軽く怒られつつもみんなの前で恥かいてしまいました…
1回しかチェックがないって思いこんでいたんですよね…
思い込みは、ホントに怖いですね。
対策)
- 時間はしっかり確認しよう。
・3DCGデザイナーの失敗談5)データを間違えて消した時。
これは…制作進行の話とは別に自分が間違って消した時の話です。
3DCGデザイナーになって、定期的にデータの整理をするようにしているんです。
データは、基本「上書き保存」とかはせずに「別名保存」するようにしてるんですよね。
データがバグったりしてしまう事が多いmayaなので、上書きにしてしまうと戻れず、データのバグを治そうと思ったら相当時間がかかる場合もあるんですよね。
そのためにバグってないデータに戻るための別名保存なんです。
その為…data_073とか数十個のデータになったりするんですよ。
そうなるとそう…データ量が膨大になる…
ということで定期的にデータを整理していて、うっかり最新のデータを消してしまいました。
まぁ、なんでうっかり消しちゃったんだ!?っていうツッコミは無しにして…
まぁ、慌てることはありません、ごみ箱に入っているんだから。
ごみ箱の中を観ても…ない!データがない…
そう完全に消去してしまっていたんです…
仕方なく1個前のものに戻って最新のやつまで戻すことに…
これで無駄な時間を費やしてしまいました。
対策)
- データ整理は慎重に。
- バックアップはこまめにとろう。
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