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『ジョジョラビット』ジョジョの母親がなぜ死刑になったのか。(ネタバレあり)

 

    

ジョジョの母親がなぜ死刑になったのか。(ネタバレあり)

 

『ジョジョラビット』ジョジョの母親がなぜ死刑になったのか。(ネタバレあり)

ジョジョラビット』ジョジョの母親がなぜ死刑になったのか。(ネタバレあり)

 

( こんなことが分かります)

✔ ジョジョの母親(ロージー)がなぜ死刑になったか。

✔ 黒服の捜査官が家に来た理由。

✔ ジョジョの母親(ロージー)がなぜあんなに強い立場か。

 

アカデミー賞にも受賞したこのジョジョラビット。

観た人は特に説明もなくジョジョの母親が死んでしまって、なんでそうなったんだ?と思うことだ。

しかもジョジョの母親ことロージーは、なぜかあんなに立場が強かったりする。

ジョジョの母の死と黒服の捜査官が来たことが関係があるのかどうかも含め解説していくぞ。

ジョジョの母親のロージー・ベッツラーが死刑になった理由

 

ジョジョラビットのロージー・ベッツラーことスカーレットヨハンソン

ロージー・ベッツラーことスカーレットヨハンソン

IMDbのジョジョラビットの作品情報より引用

(C)2019 Twentieth Century Fox

ユダヤ人女性のエルサ・コールを匿っている事実がバレたから。

これが理由です。

ただそれだけ聞いても疑問が色々残る。

何故バレたら死刑?匿ってるのがなんでバレた?と言った疑問だ。

その疑問について書いていこう。

 

・何故匿っている事がバレたら死刑になるんだよ!?

 そんな風に思うかもしれません。

映画内でエルサとロージーの会話の中にもヒントがあります。

ロージーユダヤ人を匿っていたら、関係者もろとも死刑よ。

そんな会話がありましたね?

そう、ユダヤ人は見つけ次第収容されて、殺されていたのです。

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所」や「ホロコースト」と言った事を歴史の授業で習っているはずです。

街に歩いているだけで、捕まり送られるもしくは、その場で殺されたのです。

 

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・何故匿っている事がバレてしまったか。

ロージーがエルサを匿っている理由が2つ程あります。

シーンからわかる事と話の中から見えてくることだ。

 

イタリアの降伏を喜んでしまうロージー・ベッツラーことスカーレットヨハンソン

イタリアの降伏を喜んでしまうロージー・ベッツラーことスカーレットヨハンソン

IMDbのジョジョラビットの作品情報より引用

(C)2019 Twentieth Century Fox

・バレた理由1)ロージー・ベッツラーが日中にやっていたであろうユダヤ人虐殺の反対運動がバレた。

この事は、特にシーンがではやっていませんでした。

仕事風景などが一切でておらず、何をしているのかが不明。

 

ただ、エルサが人伝えにここのロージーの家にたどり着いたというジョジョとの会話から察するに、ロージーが反対運動をやっていたのは事実。

そもそも何にもしてないドイツ人家庭にユダヤ人が隠れてる訳がない。

夫が軍人の所にユダヤ人匿ってくれなんて自殺行為なことするはずがない。

じゃあ、何故匿う事になったかって言ったら、ユダヤ人虐殺反対運動をしてた中で頼まれたから。

これが妥当な答えだ。

 

エルサが長年隠れていた雰囲気もある。

ただ…反対運動していて急にバレたってのもおかしな話。

ずっとうまくやっていたしね。

そう、映画的にもそういうバレた要素のシーンがある。

 

表情でなんとなくばれてしまう…ジョジョ

表情でなんとなくばれてしまう…ジョジョ

IMDbのジョジョラビットの作品情報より引用

(C)2019 Twentieth Century Fox

・バレた理由2)ジョジョがバラしてしまった。

別に故意にでは無い。

話の流れで疑われて、結果バレてしまったという事だ。

ユダヤ人の特徴をキャプテンK(クレンツェンドルフ大尉)達に言った時なんです。

 

あの時、なんでそんな特徴が分かった?って言う聞いて、ジョジョがしどろもどろにリサーチって言っていた。

そもそも周りには本当かどうかも怪しいデマばかりが出回っていたはず。

最初のジョジョが訓練している時の噂話でも分かるはず。

ツノがあるだのって。

実際見たことも無いはずだ。

実際生えてないからな笑

 

物語的には第二次世界大戦終盤の劣勢時でユダヤ人なんて街はおろか見たことない人だらけ。

そりゃ、ドイツ人が片っ端から捕まえたからね。

そんな中、うわさ以上の詳しい内容があるって言うのはおかしな話だ。

成人している兵士も殆ど見当たらない。

若い新兵が派兵したり、街には女子供ばかりだ。

これは、シーンを観ても分かるはず。

 

そんな中、噂以上の話が出てきて、純粋なジョジョのしどろもどろの答えを聞いたら、匿っているのでは?と思う人もいる。

これが2つ目の理由だ。

 

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黒服の捜査官が来た理由と関係はあるか?

 

黒服の捜査官達とたまたま?居合わせたキャプテンK(クレンツェンドルフ大尉)

黒服の捜査官達とたまたま?居合わせたキャプテンK(クレンツェンドルフ大尉)

IMDbのジョジョラビットの作品情報より引用

(C)2019 Twentieth Century Fox

完全に関係がある。

あの黒服の捜査官たちは、ユダヤ人を匿っていないかどうかを捜査する専門の人達。

この人達は、何か情報が無ければ現れない。

シーンの中に色んな情報が来るが、どれもガセばかりだと嘆いていた。

 

この事から何かしら情報を掴んでいた事が分かる。

情報が無きゃ動かないんだもん。

じゃあその情報は?となると、ジョジョの母親ロージーの逮捕若くは、ジョジョの本の下りだ。

ユダヤ人の詳しい特徴を書いた本のあの下り。

あれがきっかけとなり、密告された。

まぁ、どう逮捕されたか〜までは分からないがね。

 

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おまけ)なんであんなにジョジョの母親ロージーが強い立場なの?

 

母は強し!ロージー・ベッツラーことスカーレットヨハンソン

母は強し!ロージー・ベッツラーことスカーレットヨハンソン

IMDbのジョジョラビットの作品情報より引用

(C)2019 Twentieth Century Fox

スカヨハだから強いんや!

は無しにして、純粋にシーンや映画内の雰囲気で考察していく。

 

  1. 反対運動している人で、キャプテンK(クレンツェンドルフ大尉)も秘密を握られてる。
  2. 夫が凄い立場の可能性。
  3. ロージーの立場が上の存在。

反対運動していれば、そりゃ色んなネタも出てくる。

それをキャプテンK(クレンツェンドルフ大尉)が握られているという事。

因みに言葉としては出てきてないが、キャプテンKは、ゲイ。

異常に距離が近かったり他の理由もあるが、キャプテンK(クレンツェンドルフ大尉)はゲイだった。

 

ラストのシーンを覚えているだろうか?

フィンケルの帽子や派手な化粧に武器を携えたキャプテンK(クレンツェンドルフ大尉)。

しかも、ナチスドイツが危機的状況なのにあんなに楽しそうに銃を乱射していた。

胸の辺りには、男性同性愛者の識別に使われた「ピンク・トライアングル」があるんだ。

 

www.banger.jp

 

同性愛者は、当時のナチスドイツでは犯罪だった。

それをゆすられたら…反抗できないわな笑

 

それ以外にも元々キャプテンK(クレンツェンドルフ大尉)がナチスドイツを好きじゃなかった事だってある。

その証拠は、さっき書いたゲイだった事と終わりぎわよ楽しそうにしていた所だ。

 

夫が立場が上の可能性は、あくまで可能性。

家も豪華だし、夫の稼ぎが良い可能性もある。

だが…それ以上にロージーの立場が高い事の方がかなり信憑性がある。

 

キャプテンK(クレンツェンドルフ大尉)を引っ叩くシーンの前、ロージーが入ってきた時明らかに上官にするような敬礼を一部の兵士がしていた。

これが何よりの証拠だ。

 

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