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解説)ジャスティスリーグのザックスナイダーカットの違いは何?かなり別物だった

 

 

解説)ジャスティスリーグのザックスナイダーカットの違いは何?かなり別物だった

 

解説)ジャスティスリーグのザックスナイダーカットの違いは何?かなり別物だった

解説)ジャスティスリーグのザックスナイダーカットの違いは何?かなり別物だった

 映画のジャスティスリーグが公開されたのち、ザックスナイダーカットという名で動画配信、Blu-ray&DVDという形で、新しく発売された。

全く知らない人にとっては、これは新しく撮り直した作品なのか、なんで作られたのか等分からない。

そこで、ジャスティスリーグの劇場版とザックスナイダーカットの違いと作られた経緯、今後の新作に向けてどちらを見た方がいいのかを解説していくぞ。

目次

 

 

( こんなことが分かります)

✔ ジャスティスリーグの劇場版とザックスナイダーカットの違い

✔ どちらを観た方がいいか、スナイダーカットの作られた経緯、同じカット

 

ジャスティスリーグのザックスナイダーカットの違い

 

ジャスティスリーグ劇場版とスナイダーカットにあったシーン

ジャスティスリーグ劇場版とスナイダーカットにあったシーン

(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

はっきり言って、別物感がとても強い。

作り手が変わるだけで、こんなにも違うのか~って関心するほどだ。

 

 Twitterでもこう言っている人が多数いて、自分と同意見のようだ。

 

実際、全て撮り直しているわけではなく、既存カットに追加で撮影、編集をくわえている。

だが、その量が半端ないだけだ。

 

では、違いについては大きく分けて3つとなる。

 

  • 尺の違い
  • 画面サイズの違い
  • 劇場公開されたかどうか
  • ストーリー構成、シーンの違い

 

ここまで違うと別物感がとても強くなっている。

後に話すが、一部デザインも違っているので、スナイダー監督の本気度が伺えるね。

 

 因みに4KUHDでは、+24分程の特別映像がついているらしい。

 

ジャスティスリーグの劇場版の方は、劇場版。

ザックスナイダーカットの事は、長いのでスナイダー版と略します。

 

・違い1)尺の違い

ザックスナイダーカットは、かなりの長尺なんだ。

ジャスティスリーグ尺の違い)

ジャスティスリーグ   120分

ザックスナイダーカット 242分

 

なんと倍違うんだ。

元々2時間程なのに対し、スナイダー版は、4時間。

長めの映画2本分やで笑。

DCコミック映画の中では、この作品が一番最長を記録したようで、破られることはなかなかないだろう。

 

 Twitter上でも驚きの声が上がっている。

そりゃ、4時間超えてる映画なんて、なかなかないだろうよ。

 

 

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・違い2)画面サイズの違い

劇場版の方は、ワイドサイズだが、スナイダー版は、4:3となっている。

演出的な意図など色々あったと思われるが、その辺は詳しくは分からない。

 

 

・違い3)劇場公開されたかどうか

スナイダー版は、劇場公開されておらず、デジタル配信のみとなっているんだ。

自分は、U-NEXTでザックスナイダーカットを観たが、休憩を何度か挟みながら、ゆっくりと観た。

 

 

・違い4)ストーリー構成、シーンの違い

 尺が2倍ほど増えたんだ。

そりゃ、構成から色んなシーンの追加もあるだろう。

もうちょっと深く掘り下げてみると…

 

  • 構成の違い
  • 既存シーンの撮り直し
  • スーパーマンとステッペンウルフのデザインの違い
  • 新キャラの登場
  • ヴィラン側に新キャラが登場
  • ラストの伏線の違い(いくつか追加)
など

 

 大きな違いだけでもこれだけたくさんある。

ここまで違うと、別物感がとても強い。

筆者は両方観たが、マジで違う作品だなって思ってしまった。

この辺をもっと深く掘り下げようと思うので、次の大きな項で取り上げるぞ。

 

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ストーリーとシーン構成の違いについて

 

 サクッとおさらいすると…

 

  1. 構成の違い
  2. 既存シーンの撮り直し
  3. スーパーマンとステッペンウルフのデザインの違い
  4. 新キャラの登場
  5. ヴィラン側に新キャラが登場
  6. ラストの伏線の違い(いくつか追加)

 

この順で、1つずつ詳しく解説していく。

結構なボリュームになったね…笑。

 

・構成の違い

劇場版とスナイダーカットの表紙の以外

劇場版とスナイダーカットの表紙の以外

(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements and trademarks of and (C) DC. Zack Snyder's Justice League © 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

 

大きな違いと言えば、小説のように章が追加されているということ。

流石に4時間ほどの長尺になったので、分かりやすくまとめるための策なのだろうか。

 

ザックスナイダーカットの各パート(章)

パート1 諦めろ バットマン
パート2 ヒーローの時代
パート3 最愛の母 最愛の息子
パート4 チェンジ・マシン
パート5 王家の家来
パート6 暗い何か
エピローグ 2度 父親に

 

こんな感じで、パート6+エピローグと分けられている。

映画ではなかなか見ない構成だね。

でも、劇場版とスナイダー版の両方を見てどちらが観やすかったと言われたら、スナイダー版だ。

そりゃ、観る前にこういう話ですって丁寧に話されているからね。

 

補足で、表紙も違う。

主なデザインも違うし、何よりスーパーマン、ダークサイドの親玉が写ってるかどうかが大きな違いだろうね。

 

 

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・既存シーンの撮り直し(同じシーンも紹介)

JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements and trademarks of and (C) DC. Zack Snyder's Justice League © 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

この辺は、かなりたくさんありすぎるほどだ。

逆に全く同じシーンを探し出すのが大変な程。

基本は、大規模なシーンの追加がメインとなっている。

何げない日常シーンもかなり追加されており、全く同じシーンがどれか分からなくなるほど。

 

大きな違いは、やはり戦闘シーン。

スーパーマンとの初戦闘とクライマックスの戦闘シーンが全くの別物。

クライマックスに至っては、劇場版とスナイダー版とでは展開がかなり異なっている。

イメージ的には、スナイダー版の方は、色々と手が込んでいて、迫力ともに勝っていた。

流石、ザックススナイダー監督。

 

ラストの伏線シーンも全くの別物。

今後のシリーズの伏線も盛り込まれていて、後の項でも話すが、新キャラがいくつか当所していた。

その絡みで、スーパーマンの復活に際してのエイミーアダムスとスーパーマン接触するあたりのシーンがまるっきり違っていたりする。

 

他には、シーンの中に新しい用語が出てきたりしていた。

反生命方程式については、劇場版では出て来ておらず、スナイダー版になって新しく追加されていた。

多分、今後のシリーズに向けての整合性やら伏線に使うのであろう。

 

 

同じシーンは?

大筋の内容と流れは一緒なんだよね。

闇の軍団がマザーボックスを狙ってくるところからオチまで。

でもクライマックスからオチにかけて、フラッシュの活躍が違っていたりしている。

 

1,ワンダーウーマン初戦闘シーン。

強盗犯が自爆覚悟で押し入ったシーンだ。

あのシーンは、ほぼ一緒。

恐らく撮り直していないだろう。

 

2,宇宙船からジャスティスリーグ一行が出てくるシーン

あのところは、やはり看板的なシーンなのだろうか。

全く一緒だった。

 

3,研究所の人達が人質になったシーン

あの辺は、大体一緒であったが、肝心のステッペンウルフのデザインが変更されていたりするので、違う部分もある。

でも、あの辺のシーンは、劇場版と大差ない。

 

他にもチラホラ観たことのあるシーンがあった。

だが、前後シーンが新規シーンだったり、新しく撮り直していたりと正確に全て書くことが難しい。

体感的に全く同じと思われるシーンの割合は、2,3割程しかなかったように思えた。

うん、殆ど新規に近い。

デザインの変更もあってか、撮り直し若しくは、合成のし直しが多いんだ。

 

 

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・ スーパーマンとステッペンウルフのデザインの違い

え?スーパーマンのデザイン変わってる?って思った人もいるが、正確に言うと色味が変わっていた。

この辺は、言葉じゃなく、画像で見ると分かりやすいだろうね。

 

 

  スーパーマンのデザインの違い

 

スーパーマン劇場版とスナイダーカットの違い

スーパーマン劇場版とスナイダーカットの違い

(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements and trademarks of and (C) DC. Zack Snyder's Justice League © 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

カラフルな色から黒っぽい色へと変更になっているのが分かるだろう。

スナイダー版は、なんだかダークサイドに落ちてそうな色だ。

この色味の変更は、何か今後の伏線になるのだろうか?

 

 

ステッペンウルフのデザインの違い

 

ステッペンウルフの劇場版とスナイダーカットの違い

ステッペンウルフの劇場版とスナイダーカットの違い

(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements and trademarks of and (C) DC. Zack Snyder's Justice League © 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

 

 Twitterでも話題のようにステッペンウルフのデザインは、かなり変わっている。

両方観た人は、ビックリするだろうね。

 

鎧っぽい奴から鎖帷子っぽい感じへと変更になっている。

何かロボットとかそういう類のデザインっぽいね。

個人的には、スナイダー版のデザインが好きだ。

 

 

・新キャラの登場

DCシリーズの鍵となるマーシャン・マンハンター

DCシリーズの鍵となるマーシャン・マンハンター

JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements and trademarks of and (C) DC. Zack Snyder's Justice League © 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

ヴィラン側も追加になっている他、ラストの伏線シーンで新しく追加になったキャラがいるんだ。

ヴィラン側を抜かすと3人。

マーシャン・マンハンターとジョーカーとアイリス・ウェスト。

2人とも最後の伏線部分で登場している。

 

マーシャン・マンハンター

映画シリーズでは初登場のこのキャラクター。

海外ドラマのスーパーガールとかには登場しているらしいが、これと関係しているかは、定かじゃないので、置いておこう。

 

こいつが途中のスーパーマン復活に際して、活躍していたりした。

そう、スーパーマンの母親に化けて、ロイスレインに接触していたあの人だ。

 

アイリス・ウェスト。

フラッシュとの絡みで、出てきた女性。

バイトを探しているフラッシュことバリーアレンがたまたまであった女性がこのアイリス。

トラックと衝突して死にそうになったが、間一髪で助けたオープンカーに乗っていた女性だ。

 

他にもデスストロークが素顔を見せたりしていた。

その絡み…デスストロークの過去を紹介する重要な伏線シーンの中で、なんとジャレットレトが演じるジョーカーも登場していたんだ。

 

新キャラ数は少ないものの、今後の続編に大きく関わりのありそうなキャラクターばかりだ。

 

 

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ヴィラン側に新キャラが登場

ダークサイドの親玉

ダークサイドの親玉

JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements and trademarks of and (C) DC. Zack Snyder's Justice League © 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

劇場版では、ステッペンウルフとパラデーモンくらいしか出てきていなかったが、スナイダー版では他にも3人くらい追加されていた

 

劇場版でステッペンウルフが言ってた「あの方」もスナイダー版ではガッツリ写っていて…なんならスーパーマンたちと接触を果たしていた。

 

他にも側近2人も登場。

軍師的な立ち位置のキャラ…名前はデザードというらしい。

ステッペンウルフの上司っぽくて、色々とあの方とのかけ渡し的な立ち位置となっていたようだ。

もう一人は、喋ってもいない上、チラっと数シーン映ったくらい。

見た目は、人間っぽかった。

 

 

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・ラストの伏線の違い(いくつか追加)

劇場版は、レックスルーサーとデスストロークがチラっと登場するだけであったが、スナイダー版はそれプラス…

 

 

と今後の伏線臭がプンプンする。

後に話すスナイダー版を観た方が良い理由の大きな部分となっている。

過去の回想シーンでは明らかに別次元っぽい話となっており、スナイダー版では残念ながら、どういう経緯でそうなったかとかは一切分からない。

今後のお楽しみというやつだろう。


マーシャン・マンハンターは、今後ジャスティスリーグ入りが確定なんじゃないかという程臭わせ発言をしていたぞ。

 

 

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なんでザックスナイダーカットが作られた?…経緯も説明

 

基本戦闘前の勢ぞろいカットは使われてる

基本戦闘前の勢ぞろいカットは使われてる

(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

元々劇場版の方もザックススナイダー監督が関わっていたんだ。

でも、途中から降板することとなった。

 

その理由が娘の死。

 

ザックススナイダー監督が娘さんがなくなったことによって、仕事をする気力を失い、降板。

その後は、MCUの「アベンジャーズ」で成功を納めたジョス・ウェドン監督が引き継いだんだ。

 

劇場版のクレジットの方は、ジョス・ウェドン監督の名前ではなく、ザックススナイダー監督の名前が使われている。

まぁ、実際は途中から交代したジョス・ウェドン監督が監修、編集したものなんだけどね。

 

その後、#ReleaseTheSnyderCutのハッシュタグにより、スナイダーカットを求める声が上がった。

ガルガドットやベンアフレックなど色んな関係者も参戦。

 

因みにこのハッシュタグは、未公開映画の中で一番ツイートされたハッシュタグらしい。

 

 

 

 とザックススナイダー監督も反応。

2019年にはネトフリ映画の「アーミー・オブ・ザ・デッド」で復帰を果たし、ジャスティスリーグの追加シーンを製作すると発表。

 

そして、みんなの声が実現し、2021年に動画配信orBlu-ray&DVD発売を果たした。

 

 

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どちらを観た方が良い?

 

 

結論から言うと、スナイダーカットを観た方が良い。

スナイダー版が劇場版に色々と追加したのと今後のシリーズの伏線をいくつも含んでいるからだ。

今後、DCシリーズを観続けるのであれば、観なければ、話が分からない可能性だって出てくる。

 

それほどスナイダーカットは重要だ。

 

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