映画「帰ってきたヒトラー」で精神病院に送られた人物は誰?送られた理由も解説
(C)2015 Mythos Film Produktions GmbH & Co. KG Constantin Film Pro duktion GmbH Claussen & Wobke & Putz Filmproduktion GmbH
ラスト付近急に精神病棟に入れられた人物。
映画がクランクインしたときに意味深な発言をするヒトラーとオープンカーにカルメンと乗っているヒトラーで映画は終わる。
「あれ?あの精神病棟内の人物は誰だ??」
精神病棟内で隔離されていた人物の正体と隔離されていた理由を解説。
なんと、あのシーンにはヒトラーの残忍な過去も絡んでいた。
個人的な感想は、映画「帰ってきたヒトラー」なかなかパンチが効いていて面白かった。
帰ってきたヒトラー
— 菊飛(きくひ)@映画と筋トレ好きの元3DCGデザイナー (@594322mt) 2022年1月30日
ヒトラーが現代にタイムスリップしたらの本作
ドッキリ風のカメラアングルから観るヒトラーの強かさに恐怖した
人の話を聞いて回り、TVで得意の演説で引き込む
気づけばみんな虜になり扇動されていく
作品の裏に色んな社会問題も伝えてる#映画好きと繋がりたい
#菊飛映画日記 pic.twitter.com/LzbLIXipHa
( こんなことが分かります)
✔ 精神病院に送られた人物が誰か、何で送られたか
ラストシーンの精神病院内にいた人物は誰?
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映画「帰ってきたヒトラー」のラスト付近の精神病棟のシーン。
白い部屋に手足や口を拘束された人物が誰なのか…それは、
フランク・ザヴァツキ!!
ヒトラーに最初に目をつけた人で、フラッシュライト社の社員だったあの人だ。
何で拘束される事態になったのかは、次の項で解説しよう。
何で精神病院に送られてた?
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その理由は、ヒトラーを本物だと言い始めたから。
精神病棟シーンの前…ヒトラーが暴徒に襲われ入院したところだ。
ソックリさん芸人だと思っているフランク・ザヴァツキがヒトラーの映画を撮ろうとしている。
その時、一番最初にこの時代に来た時のことをヒトラーに教えてもらった。
その後、ヒトラーは暴徒に襲われたんだが、フランク・ザヴァツキは、初めて接触した時、近くで撮影をしていたんだ。
その時の映像を観てみると、ヒトラーの証言通り謎の煙やら爆発した風景などが映っていた。
あの時のシーンは、ヒトラーが現代にタイムスリップして、近くの少年たちに声をかけていたね。
その時、フランク・ザヴァツキが遠くでカメラを回していた。
ここで、初めてフランク・ザヴァツキは、ヒトラーが本物(現代にタイムスリップしてきた)と分かった。
その後、病院でヒトラーが本物だ!ってフランク・ザヴァツキが言いまわるんだが、周囲には信じてもらえず…
頭がおかしくなったと思われて、病院送りにされてしまった。
精神病棟送りシーンには、ヒトラーの残忍な過去が絡んでた
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実は、精神病棟送りにしたシーンには、ヒトラーの残忍な過去の揶揄であった。
知っての通り、ヒトラーはアウシュビッツ収容所などユダヤ人を大量虐殺してきた。
だが、他にも共産主義者などの政敵や障害者たちが隔離病棟あるいは強制収容所などへ送っていたんだ。
「T4作戦」や「生きるに値しない命」といったものだ。
T4作戦
ナチス・ドイツで精神障害者や身体障害者に対して行われた「強制的な安楽死」(虐殺)政策。
1939年10月から開始され、1941年8月に中止されたが、安楽死政策自体は継続されていたんだ。
ホロコーストともいわれている。
殺し方は、特別病棟内のガス室で殺していった。
「生きるに値しない命」というのは、T4作戦が行われていた時に使われていたフレーズだ。
今作は、ただ病院送りだけだったが、ヒトラーはここで強制的に安楽死していた。
この残忍な政策の過去がこのシーンの裏側にあるんだ。