ジェーンドウの解剖がなぜあんなに怖いのか(ネタバレあり)
密室の遺体安置所と不自然な程に綺麗な死体の不気味さ。
これは、最初にポスターを見たり、あらすじを読んだりして分かる。
だが、この他にも色んな怖さがこのジェーンドウの解剖にはあるんです。
自分がジェーンドウの解剖を見て、何がこんなに怖くさせているのかの考察をしていくぞ。
ネタバレ部分が入っている箇所は、(ネタバレあり)と記載してあります。
( こんなことが分かります)
✔ ジューンドウの解剖の怖い理由
ジェーンドウの解剖の感想記事はこちら)
ジェーンドウの解剖の怖い理由
ジェーンドウの解剖の怖さの理由は、大きく分けて4つある。
このキャストや舞台が少なく、限られた状況でここまで上手く怖い作品を仕上げたなぁと感心するほど。
その怖さの理由4つを紹介していこう。
・怖い理由1)前半の良く分からない恐怖。
全く予備知識を入れていない場合、謎の綺麗な死体がメインということくらいしか分からない。
幽霊的なものなのか、悪魔的なものなのか、モンスター的なものなのかそれとも他の要素なのか。
表紙のポスターからでは一切予想のつかない感じがとても怖い。
自分も予備知識無しで見て、何が来るんだろうとドキドキしながら観ていました。
よく分からない死体で、所々伏線のような不気味な事が分かっていく。
分かっていくだけで、怖さはまだない。
だがね、この不気味だなって感じながら観るのが後の展開を怖くさせてくれるんだ。
ここで例え話をしよう。
ホラー映画が苦手な人で、ドアの隙間(ドアが少し空いてるところ)とかから襲われるシーンがあるとする。
そのシーンを観て、しこたまビビッた後、自室のドアがちょっと空いてたら、閉めるよね?
俺は、閉めるね。
絶対映画みたいな事がないって分かっているけど、閉める。
そりゃ、なんか気味が悪いしね。
これは、ホラー映画のそういうシーンを見てなかったらあまり気にならないんだよ。
この気味が悪い感じとこの不気味さは、同じ感覚だ。
ただ違うのは、何かある可能性がかなり高いことなんだよ。
この技法といったらいいかな?使い方が上手いのなんの…
これが、のちの展開を怖くしてる事、ジェーンドウの解剖を怖くしている理由の一つだ。
・怖い理由2)怖さの根底にあるもの…それはある意味重要な要素。
身構えても怖い部分がある。
ただそれだけじゃない、この映画が怖いと思わせる本質は、別にある。
これが合わさっての怖さだと感じたね。
それは、雰囲気だ。
- 深夜の死体安置所
- 薄暗くジメッとした地下
この2つがあってこその怖さであり、色んな所でビビっちゃう。
そもそも、深夜の死体安置所とか何もなくても怖いわ。
死体安置所が地下に設置されているせいで、窓もない。
なので、電球の灯りくらいしかなく、それもどこか薄暗く感じる。
このいかにも出てきそうな雰囲気こそこの映画が怖いと感じる一番大きな理由だね。
・怖い理由3)ホラーのお約束を忠実に守ったからこそ怖かった。(ネタバレあり)
ホラー映画を見慣れていると、定番の怖がらせシーンがあったりする。
この映画にも所々入れられてた。
特にドアの下の隙間だったり、おので扉に穴を開けてその隙間から覗くシーンね。
なんで、覗くんだよ!なんて思いながら観てしまう。
分かっていても怖かったね。
音とかもあるんだろうけど。
そのタメ具合やアイデアは、ビビるのには十分だったね。
終盤は、相手の正体が判明したせいで少し怖さというのが和らいでしまった。
モンスターパニックよりに転換されたので、自分はあまり怖いとは思わなかった。
ただ、モンスターパニック系が怖いって人は、いい感じに怖く感じることだろう。
・怖い理由4)倒せない恐怖。(ネタバレあり)
ジェーンドウが何百年も生きてきた魔女だと知ってから、燃やしたりしてもダメ。
そう、倒せない。
この無敵感が良い怖さを持っている。
倒せない相手に間接的ではあるが、襲われるのは怖いもの。
某YouTuberも倒せない相手に追っかけられるのが苦手と言っていた。
やはり、倒せない相手に必要に追われる絶望感は、観ているこっちからすると相当怖いよね。
これも、この映画が怖く感じる理由の一つで。
ジェーンドウの解剖の怖い理由のまとめ
ジェーンドウの解剖の怖い理由
- 前半の良く分からない恐怖。
- 怖さの根底にあるもの…それはある意味重要な要素。
- ホラーのお約束を忠実に守ったからこそ怖かった。(ネタバレあり)
- 倒せない恐怖。(ネタバレあり)
2の雰囲気の怖さと1のよく分からない綺麗過ぎる死体が大元にある怖さの源。