笑い要素多めな007…007 ダイヤモンドは永遠に(感想、その他)
映画.com007 ダイヤモンドは永遠にの作品情報より引用
(C)1971 United Artists Corporations.All Rights Reserved
7作目の007シリーズにしてショーンコネリー復帰&引退作。
復帰と引退が同じ作品って珍しいよね笑
今作にもプロフェルドが出ており、この作品から当分出てこないらしい。
プロフェルドの格好にも注目だ。
色々とコメディに振り切ったこの007の感想をどうぞ。
- 笑い要素多めな007…007 ダイヤモンドは永遠に(感想、その他)
- 若干マンネリ化があり、ちょっと違う面白さのある007作品…まぁまぁな映画。
- ネタバレ感想
- 「007 ダイヤモンドは永遠に」注目ポイント
キャスト
ショーン・コネリー
ジル・セント・ジョン
チャールズ・グレイ
ラナ・ウッド
ブルース・キャボット
ジミー・ジェーン
あらすじ~
日本やカイロでブロフェルドを探し回り、ブロフェルドを突き止める。
そして、ブロフェルドとブロフェルドの影武者を倒した。
Mから休養を兼ねて、南アフリカでダイヤモンドの窃盗などが起こっている事件の調査をすることとなったのだった…
解説
“ジェームズ・ボンド・シリーズ”の第7作。
製作はハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ、監督は「007/ゴールドフィンガー」のガイ・ハミルトン、脚色はトム・マンキーウィッツ、撮影はテッド・ムーア、美術はビル・ケニー、音楽はジョン・バリー、編集はジョン・W・ホームズが各々担当。
出演は再びボンド役にカムバックしたショーン・コネリー、ジル・セント・ジョン、ナタリーの妹ラナ・ウッド、チャールズ・グレイ、ブルース・キャボット、カントリー・ウエスタン歌手のジミー・ディーンなど。
映画.comの007 ダイヤモンドは永遠にから引用
ストーリー…5/10
キャスト…6/10
個人的評価…6/10
一文感想 ↓
若干マンネリ化があり、ちょっと違う面白さのある007作品…まぁまぁな映画。
アクションや展開、オチ共に二番煎じ感が強くなってしまっていた。
これもシリーズもののさがなんだろうね。
そんな中、他シリーズには無い面白さもある。
それは、笑えるところだ。
随所随所で笑わせに来てる。
特に敵とかがだ。
そのおかげで、ちょっとコメディ映画のようになってしまった。
若干マンネリ感があるんだよなぁ。
カーチェイスやアクションも何処かショーンボンドシリーズの二番煎じ感が否めなかった。
Qの発明品が手助けになったこの作品。
派手さはなかったが、凄い発明ばかりなんだよね。
なんなら、スパイ道具の先駆けみたいな品ばっかり。
ちょっと笑える部分が所々ある。
ミスター・キッドとミスター・ウィントの2人組。
めちゃくちゃツボや。
007シリーズを観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス 3.2
映画.com 3.1
みんな思っていたのがコメディよりだったと思っていること。
プロフェルドの感じや2人組の殺し屋とコメディ要素が多い模様。
ショーンコネリーもやる気無さそうと言った意見もあった。
レビュー等で知ったが、殺し屋2人組は、ゲイ設定らしい。
仲のいい殺し屋にしか見えなかった…
高評価の意見としては…
コメディよりで笑える
低評価の意見としては…
カーチェイスの迫力がない
下記詳しい感想 ↓
若干マンネリ感があるんだよなぁ。
1作目から観ていたら分かる、ちょっとしたマンネリ感。
カーチェイスやアクションも何処かショーンボンドシリーズの二番煎じ感が否めなかった。
人によっては、この展開が好き!って人もいるだろう。
そういう人には最高の映画だね。
ストーリーとしては、この展開がどう終盤に繋がるのだろうという先が気になる雰囲気が強かったね。
逆を言えば、ちょっと説明不足がある。
まぁ、過去のショーンボンド映画に比べれば、さほど差はないかな。
Qの発明品が手助けになったこの作品。
過去シリーズも何かと縁の下の力持ち感のあるQ。
ちょっと出てきては、色んな発明を渡して、ジェームズボンドの力となっている。
今作のQも何度もボンドを助けている。
だが、ちょっと派手さは無かった笑
派手さはなかったが、凄い発明ばかりなんだよね。
なんなら、スパイ道具の先駆けみたいな品ばっかり。
一つは、指紋を偽装する発明品。
ミッションインポッシブルとか色んな作品でこの手のものがでてくるけど、この映画が初なんじゃなかろうか。
1971年だぜ?
この年代にこういう発想は、凄いと素直に思っちゃう。
他にも声帯を偽装する装置。
これもミッションインポッシブルで見たことある。
いやはや、凄いの一言だよQ!
紛れもなく天才や。
ちょっと笑える部分が所々ある。
特に殺し屋の2人組な。
アイツらめっちゃツボだし、なんだか憎めないやつ。
ミスター・キッドとミスター・ウィントという名前だ。
てかさ、見た目がふざけてるわ。
笑わせに来てるだろって見た目なんだよね。
特に飛行機の中でひょっこり顔を出しているシーン。
007シリーズでこんなに爆笑するとは思わなかった。
あんなの笑わせに来てるだろ。
ドリフのコントばりに面白かった。
他にもホワイトの側近女性とボンドの対決。
コメディ映画のアクションだよね。
他にも笑える箇所があって、笑える作品。
ネタバレ感想
下記の[表示]内に隠しております。
プロフェルドの貴重な女装シーン。
めっちゃ笑った。
悪い意味で、プロフェルドのイメージが崩れてしまった。
女装してボンドガールを捕まえるんだぜ?
つかさ、何でシャム猫持ってるからってついてったし。
理由が少々安直すぎた。
他にもオチなんだよ。
プロフェルドが一人乗り用のボードに乗った状態で海に下ろされるという時。
ボンドがクレーンを奪取。
壁等にぶつけて、遊んでから、逃げた。
最後は、味方の爆撃でおそらく死んだ。
分かりづらいわぁ。
「007 ダイヤモンドは永遠に」注目ポイント
007シリーズ7作目の「007 ダイヤモンドは永遠に」の注目ポイントは、3つある。
- Qの発明品の地味だけど凄い技術に注目。
- 他のボンドにはない笑い要素。
- ショーンコネリー復帰作であり、引退作。
特に注目したいのがショーンコネリーボンドの最後の作品だという事。
6作品出演していた007シリーズの最後の作品だけあり、色々と感慨深いところがあった。
・「007 ダイヤモンドは永遠に」の注目ポイント1)Qの発明品の地味だけど凄い技術に注目。
何が注目って、今後のスパイ映画に定番の2つのスパイ道具がでてくるんだ。
1971年公開の映画だが、この時代にこの発想って地味に凄いと思う。
そういう意味も込めて、注目ポイントとしたぞ。
ヒントは、ミッションインポッシブルでも使われているものだ。
・「007 ダイヤモンドは永遠に」の注目ポイント2)他のボンドにはない笑い要素。
ミスター・キッドとミスター・ウィントの敵コンビを始め、プロフェルドのイメージと敵役がかなりコメディに走ってしまった作品。
意外とハマる人にはハマるが、真面目な007シリーズが好きな人によっては、微妙と感じてしまう。
でも、後にも先にもここまで笑える007は、この作品だけだ。
・「007 ダイヤモンドは永遠に」の注目ポイント3)ショーンコネリー復帰作であり、引退作。
前作の女王陛下の007で主演のジョージ・レーゼンビーが降板し、再度ショーンコネリーボンドが誕生。
だが、これが正真正銘の最後のショーンコネリーボンドとなってしまう。
見納めな意味も込めたショーンコネリーのボンド姿だ。