初の空中戦!舞台は日本だ…007は二度死ぬ(感想、その他)
007は二度死ぬより引用
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007シリーズ5作目は、日本が舞台。
1960年代、東京オリンピック後の波に乗ってる日本の姿が見られるんだ。
他にも色んな日本人俳優、ボンドガールも日本人ときた。
かなり評価は低いものの日本人なら気になる作品だ。
キャスト
あらすじ~
妻テレサを殺されたボンドは、立て続けに任務を失敗していた。
深刻な事態だと察したMは、不可能に近い任務を与えた。
ボンドに与えられた任務は、日本で開発された暗号解読器を、公安調査庁長官のタイガー田中から入手することだった。
解説
イアン・フレミングの小説をロアルド・ダールが脚色し、「第7の暁」のルイス・ギルバートが監督した007シリーズ第五作目。撮影は「ドクトル・ジバゴ」のフレデリック・A・ヤング、音楽は「さらばベルリンの灯」のジョン・バリーが担当した。出演は「素晴らしき男」のショーン・コネリー、「寒い国から帰ったスパイ」のバーナード・リー、「ミクロの決死圏」のドナルド・プレゼンスのほかに丹波哲郎、浜美枝、若林映子など。製作はハリー・サルツマンとアルバート・R・ブロッコリ。
映画.comの007は二度死ぬの作品紹介、解説欄より引用
ストーリー…5/10
キャスト…7/10
個人的評価…5/10
一文感想 ↓
007っぽくない映画…まぁまぁ映画。
あまり面白くないと感じた。
なんだろう…「007の映画」というより、日本を魅せようとしすぎて、他の映画になってしまっていた。
スパイ道具とかが出てこないって訳じゃない。
異様なボンドガールに対する冷たさとワザとらしい日本の風景の魅せ方。
これが007っぽくない感じに思わせてしまっていた。
と言いつつもスペンサーの首領が出てきたり、初の空中戦があったりと見所もある。
空中戦は、リトル・ネリーという武装小型機。
シーン数も少ないが、いままでにない感じが良かった。
何はともあれ、007っぽく無かった作品だ。
スパイというより日本観光に近い感じに見えた。
間違った日本のイメージと随所随所に出てくる海外の人が好きそうな日本。
そのインパクトが強すぎて…スパイ<日本観光のように感じた。
異常に007が冷たい件。
今作のジェームズボンドのあっさり感は、酷かった…
この冷酷な部分がファンにとってはガッカリしたのかも知れない。
2つの偏見が詰め込まれてる。
女性に対する容姿差別と日本の間違ったイメージ。
この2つが気になりすぎて内容が入って来なかった。
007シリーズ、ショーンコネリーを観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス 3.3
映画.com 3.1
良くも悪くも「1960年代に日本は海外の人からこう見られていた」そう感じているようだ。
その他、日本人キャストを入れているのは評価したり、途中のいろんなシーンについて笑ったり、酷いとコメントしている人が多かった。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
下記詳しい感想 ↓
スパイというより日本観光に近い感じに見えた。
スパイというより日本観光に近い感じに見えた。
もちろんスパイ活動はしているんだが、なんだか日本観光イメージがかなり強かった。
「昭和の1960年代の日本の街並み、終盤の海人さんやら結婚式やら田舎町だったり、日本観光イメージ強かった。」
「観て思ったのがスパイ活動は、ついでで日本観光しに来ました感がかなり強いよな。」
スパイ活動はしていた。
尺の割合的にいったら、スパイシーンの方が多いかも知れない。
だが、観光メインに思わせる要因がいくつかあるんだよね。
間違った日本のイメージと随所随所に出てくる海外の人が好きそうな日本。
間違った日本のイメージは、後に詳しく書く。
随所随所に出てくる海外の人が好きそうな日本。
昔懐かしの家屋、城、ニンジャ、刀や柔道、剣道。
和装での結婚式に海人達。
登場の日本をよく知らんが、海人さんが異様に若かったなぁ笑
海外の人がクール!!と叫んでしまいそうなものがワザとらしく入っているのがかなり気になったね。
日本を見せようとして、どこか007っぽくない感じなんだ。
異常に007が冷たい件。
「あれ?こんなにジェームズボンド冷たいっけ?」って思うシーンがあった。
前々からボンドガールが死んでも立ち直りが速かったけどさ。
今作は、明らかにボンドのせいだろって事でボンドガールが死に…
「あら、死んじゃったわ。」
みたいな軽さが感じられた。
え?冷たすぎやろ。
前シリーズだともっと怒りに燃えてたやろ。
今作のジェームズボンドのあっさり感は、酷かった…
この冷酷な部分がファンにとってはガッカリしたのかも知れない。
2つの偏見が詰め込まれてる。
個人的に007シリーズ通して駄作と言われる要因の一つがある。
- 女性容姿差別
- 日本の間違ったイメージ
女性容姿差別について。
ボンドの日本人との偽装結婚シーンにて、花嫁っぽい人が三人ほどでてくる。
前の二人の時は分かりやすい程嫌な顔をした。
そして、最後の三人目で嬉しそうな顔をする。
当時は、みんな気にならなかったんだろうけど、あからさまな容姿で選別していた。
他の映画にも似たようなシーンがあるもののここまで分かりやすい感じではない。
人によっては、自分と同じように思う人も居るんじゃないか。
日本の間違ったイメージが酷い。
流石に寝る時もっと柔らかい枕で寝てるよ?
いやいや、忍者が特殊部隊って…しかも銃とかバンバン使うし。
他にもチラホラ間違った日本のイメージが組み込まれていた。
こうやって、海外の人の日本のイメージが崩れるんだろうなぁ…
ネタバレ感想
下記の[表示]内に隠しております。
今作のヴィランは、大里社長とエルンスト・スタヴロ・ブロフェルド。
日本企業でスペンサーに肩入れしている大里社長。
ボンドを殺そうと殺し屋をさしむけるも失敗し、最終的な話にブロフェルドに殺される。
一度の失敗も許さないからね、ボンドの殺しに失敗した大里を殺してしまう。
ブロフェルドは、ボンドに追い込まれるも何とか逃げる。
最後は、タイガー田中の手裏剣が腕に刺さり、負傷する。
「007サンダーボール作戦」の注目ポイント
映画化されて約半世紀の一大シリーズ。
今作の注目すべき見所を紹介。
- 007初の空中戦。
- 日本人俳優女優の出演と日本の風景が見られるぞ。
- スペクターの首領がついに登場。
・「007サンダーボール作戦」の注目ポイント1)007初の空中戦。
リトル・ネリーという小型戦闘機的なのに乗ったボンドが敵の戦闘ヘリと戦う。
シーン数は少ないものの初の空中戦がおがめる。
ただ…もうちょっと活躍シーン観たかったなぁ笑
・「007サンダーボール作戦」の注目ポイント2)日本人俳優女優の出演と日本の風景が見られるぞ。
浜美枝さんに丹波哲郎さん、若林映子と主要キャラに加え、本人役で第50代横綱佐田の山が本人役で登場したりする。
正直、平成生まれにとっては、丹波哲郎さんくらいしか分からん。
しかも若すぎて、最初丹波哲郎さんっぽくなかったんだよね。
日本の風景や雰囲気の他、日本人俳優女優も目が離せないぞ。
・「007サンダーボール作戦」の注目ポイント3)スペクターの首領がついに登場。
ちょっとずつ悪の組織スペンサーの本体が見えつつある。
今回は、首領が直々に登場。
過去作で猫を撫でてる一部のシーンしか写っていなくてどんな人物か気になってしょうがなかった。
その突っかかりが解決するぞ。