Z級映画不屈の駄作…アタックオブザキラートマト(感想、結末、裏話)
映画.comアタックオブザキラートマトの作品情報より引用
- Z級映画不屈の駄作…アタックオブザキラートマト(感想、結末、裏話)
- お酒を飲みツッコミ入れながら観るのに丁度いい映画。
- トマトが襲ってくるという設定は、面白いと思う。
- 個性豊かな謎なキャラクター達
- 初めて90分が長いと感じた映画
- 余談、裏話…
- 結末~
キャスト
メイスン・ディクスン
ジム・リチャードソン
ロワス・フェアチャイルド
…シャロン・テイラー
あらすじ~
アメリカのとある町で、一人の主婦が自宅で血まみれの変死体となって発見された。
だが現場検証に来た警部はそれが血ではなくトマトジュースまみれだったことに気付く。
やがてアメリカ各地でトマトによる襲撃事件が続発し、政府管理の農場にあったトマトまでもが人々に牙を向くようになったため、米政府も本腰を入れて対策に乗り出すのであった…
個人的評価…2/10
一文感想 ↓
お酒を飲みツッコミ入れながら観るのに丁度いい映画。
この映画のポスターのようなトマトはでてきません。
ただのトマトと手作り感満載のデカいトマトが出てくるくらいという手の抜きよう!!
完璧版というものがでており、そっちでは、どうやらトマトの表現が違っているらしいが、それを加味してもこの評価だ。
一応、この映画はホラーやパニック映画ではなく、コメディ映画であるはずだ。
コメディ要素もツボにハマれば、面白いのかもしれないが、自分は全く合わなかったので、笑えなかった。
というより、トマトの鳴き声?的なのが地味にツボだし、トマトが襲っている様は、凄いチープで、撮影している風景を想像してしまうとなんだか笑えてしまう…
結局笑えているので、結果オーライというやつか笑
にしても、内容が殆ど入ってこないのもなかなかな映画だ。
観る際には、それなりの覚悟がいる映画だ笑
ちなみに、一部のカルト的なファンがいるとのことだ。
最高につまらない…ツッコミどころの多い映画を観たいという方は特にオススメだ!
下記詳しい感想 ↓
トマトが襲ってくるという設定は、面白いと思う。
トマトが人を襲いまくるという設定…これは、とても面白い設定で、他にない設定で良いと思うのだが、そのトマトが問題だ。
襲うトマトは、見た目はただのトマト…
ちょっと強そうなトマトも幼稚園で使われそうなトマトが出てくるという感じだ。
完璧版ではない、普通の方をみたのだが、そっちではトマトに顔等一切ない。
しかもトマトジュースを飲んだだけでも死んでしまう。
トマトサンドでも死んでしまう。
「いやいや、トマトサンドにしてるってことはきりきざんじゃったるよね!?」
「どうなってるん!?」ってついつい心の中で突っ込んでしまった。
ちなみにその辺の説明なんてあるはずなく…トマトを本気で撃っている警察官たちは、なかなか笑えてくる滑稽な映像だ。
個性豊かな謎なキャラクター達
水泳選手で、ちょっとポチャッとしている人…しかもステロイドって書いてあるシリアルを食ってるシーンがあるし、なかなかなブラックジョークをかましてきている。
何故かパラシュートを閉じない軍人… 意外と活躍するこの軍人さん。
変装の達人で、トマトに変装して潜入するけど、墓穴をほってしまい、人知れずトマトに食べられる…この人いる!?っていう人。
大統領とその他上層部の中途半端に抜けてる感のある人達。
主人公のいたって普通な感じの中年のおじさん。
なかなか謎な方向で個性が豊かなキャラクター達は、観ていて…飽きてしまう笑
というより、観ているとなんだか不安になってく笑
初めて90分が長いと感じた映画
まさか、90分がこんなにも長いと思うとは思っていなかった。
ていうか、黒幕が殆ど一瞬しか出てこないので、「黒幕は、やっぱりお前だったか…」
と言われても、観ているこっちは…「あれ、こいつ誰だ?」ってなってしまった。
一度、再度戻って確認して分かったくらいだ。
トマトを倒す弱点があるんだが、その弱点の理由が一切説明されないし、その弱点は聞いてて辛いものがある…
ほんとくそ映画だ!(誉め言葉)
うん、言いたいことは、90分なかなか長かったとの一言だ。
余談、裏話…
序盤、ヘリコプターが今ひとつ前後の脈絡無く墜落する場面は、実は撮影現場で発生した本物の墜落事故の映像である。
幸い死者は出なかったが、スタッフはこの事故映像を映画の一場面として流用したうえ、「撮影中にパイロットが死亡」という嘘のコピーまでつくり、ちゃっかり宣伝に利用した。
この記事の題名のZ級映画や不屈の駄作というワードは、DVDのパッケージ裏に書かれている実際のワードである。
結末~
黒幕は大統領!Puberty Love(思春期の恋)というド音痴の歌が弱点。
トマトと軍との間で壮絶な市街戦が始ままるも、奮戦虚しく軍は敗退。
各都市は荒れるに任せた状態になってしまう。だがディクソンは『Puberty Love(思春期の恋)』というド音痴なヒットソングをトマトに聴かせると苦しみ、小さく縮んでしまうことに気付く。
しかし再び謎の人物が今度は妨害工作を仕掛けてきた。
追跡するディクソンだったが逆に囚われてしまい、窮地に陥る。
そして謎の人物は正体を明かす。
トマト事件の黒幕を知ったディクソンは、せめて最後に全ての真相を知りたいと問いかけるが、話そうとした瞬間にディクソンを追ってきたフィンレターに突入され黒幕は死亡、分からずじまいになった。
しかしトマトとの戦いは終わっていない。
ディクソンは人々をスタジアムに集めて巨大トマトたちをおびき寄せ、その瞬間に大音量で『Puberty Love』を流した。
トマトは次々と小さく縮んで動かなくなり、ついに人類の猛反撃が行われる。大量のトマトを踏み潰して全てが終わったと思われたが、ディクソンの前にヘッドフォンをして歌を聞かずにいた巨大トマトの親玉が現れる。
すかさずディクソンは巨大トマトに『Puberty Love』の楽譜を見せた。
そして、最後の巨大トマトも小さくなった。
人類はトマトに勝ったのだ。
その頃、ある農園では、土の中からニンジンたちが起き上がっていた……