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感想評価)インドの汚職をめぐる戦い…Netflix映画クラス'83(感想、その他)

 

    

インドの汚職をめぐる戦い…Netflix映画クラス'83(感想、その他)

 

 

クラス83

クラス83

ネットフリックス公式サイトのクラス'83の作品情報より引用

 (C)2020 Class of '83 Netflix.All Rights Reserved

「クラス83」の83は、1983年の警察学校卒業生という意味。

インドは、アジア圏でもトップクラスの汚職警官率らしいからね…

汚職を巡る戦いとか言ったけど、結末は斜め上の展開になる。

この展開が個人的に面白かったんだ。

 

 

キャスト

ボビー・デーオール

ブペンドラ・ジャダワット

ヒテーシュ・ボジラジ

アヌプ・ソニ

ジョイ・セングプタ

サミール・パランジャペ

ニナード・マハジャニ

プリトヴィク・プラタップ

あらすじ~

 警察学校への左遷を命じられた警官が、向こう見ずな5人の警察学校生を殺し屋に仕立て上げ、腐敗した警察と闇の世界への報復を企てる。

 

ネットフリックス公式サイトのクラス'83作品紹介、解説欄より引用

 

   

原題、Class of '83

上映時間、98分

監督

アトゥール・サブハルワル

音楽

ヴィジュ・シャー

原作者

フセイン・ザイディ

配給、ネットフリックス

 

 

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ストーリー…7/10

キャスト…5/10

 

 個人的評価…7/10

 

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一文感想 ↓

警官の誇りを胸に汚職とギャングに立ち向かう…面白い映画。

話の流れは、めちゃくちゃ好みの映画。

汚職警官に左遷させられた熱血凄腕警官が教官として警察学校の校長として働いていた。

その左遷させられた警官にはまだ信念があって、とある年代…1983年代の学生の中の上官に歯向かい気味の五人をコッソリ鍛え上げる。

理由は、汚職に加担しなさそうだから。

それで、汚職警官やその仲間のギャングを倒す志ざしを継いでもらうんだ。

 

この流れよね、最高に好き。

自分が出来なかった事を弟子とかに技術や志ざしを継がせて倒させる。

この熱苦しい展開めっちゃテンション上がったわ。

 

ただ、これはNetflixのインド映画でクライマックスのオチやその流れがちょっと尖っていた。

良い意味で予想がつかず面白かったね。

 

志ざしを受け継がせる流れとても好き。

自分がやろうとしていた事を受け継がせるこの流れが完全に好み。

オチがぶっ飛んでる&標的そこなんだ。

志ざしが歪んでしまったり、標的がズレていたりとちょっとズレてない?感があった。

映画内の効果音が好き。

聴いていて不快にならず、ちょっとポップでどこかインドっぽい音楽が良い。

 

 

踊らないインド映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 2.9

映画.com なし

現状4件程のレビューしかなく(2020年8月31日現在)、退屈だと思っていたり、序盤の展開が良かったと思っていたみたいだ。

 

 

高評価の意見としては…

 

低評価の意見としては…

 

 

 

 

 

下記詳しい感想 ↓          

志ざしを受け継がせる流れとても好き。

とある凄腕警官が左遷され、上司に屈服しない人材を鍛える。

そして、自分が出来なかった事…汚職警官とギャングを逮捕するため鍛え上げる。

自分がやろうとしていた事を受け継がせるこの流れが完全に好み。

熱苦しさの中にある信念的なものを感じる。

この時の特訓シーンが観ていてとてもワクワクした。

この後、個人的に期待していた志ざしを継いでやり遂げる流れ…

だが、かなり予想とは違った。

ある意味Netflix配給インド映画らしいぶっ飛んだ流れになった…

       

     

 

オチがぶっ飛んでる&標的そこなんだ。

ビックリしたのがオチが色んな意味であらぬ方向に行った事だ。

色んな意味って言っても、すごい方向にぶっ飛んでるのと標的についてくらいなんだがね。

 

左遷された警官の志ざしが歪んでしまっていた。

映画内でもその教え的なのは、ダイジェストで流れていたので、伏線的なものはない。

あるのは、実践的なものばかり。

そう、想いが伝わってなかった。

ちょっと教え子が踏み間違うなら分かるんだ。

まさか、そんな事になるの!?みたいな展開になる。

この展開は、予想の斜め上でぶっ飛んでるなって思ったね。

 

標的が微妙にズレていたりしている。

まぁ、大元のギャングを掃討するのは分かる。

でも汚職の方は??

そう、汚職警官があんまりターゲットになっていない。

元々汚職警官のせいで左遷されてしまったのに、汚職警官があんまりターゲットになっていなかったのは、釈然としなかったね。

 

         

 

映画内の効果音が好き

他のインド映画もそうなんだが、映画内の音楽が良い。

聴いていて不快にならず、ちょっとポップでどこかインドっぽい音楽。

特にインドっぽい音楽ってのが良いんだが、説明しづらい。

独特な音楽って言えば良いかな?

特に序盤の警察学校時代が良かったね。

 

 

 

 

ネタバレ感想

下記の[表示]内に隠しております。

 

 

まさかの教え子が市民を間違って殺す。

 左遷された警官の教え子が警官になり、下っ端のギャングを正当防衛などでバンバン殺しまくる。

その理由もなんかうまく言ってでっち上げてる感を作っている。

もうこの時点でちょっと方向性が可笑しいんだけどね笑

 

そして、とある日に間違えてギャングでもない一般市民を殺してしまう。

銃を持っていたと言うが、実際そんなの確認しているわけでもなく、インド中で話題となってしまう。

これは、完全に調子に乗りすぎたってやつだよね。

 

それで話は終わらず、左遷された警官(警察学校の校長)の元まで話はいった。

なんとなく贔屓にしていたのが分かっていたんだろうね。

ことの顛末を知り、教え子と会った時…

教え子が言ったことは、「お前も共犯だかんな!」

 

マジ、ギャングより立ち悪いんじゃね?なんてこの時思った。

 

 

最後は、ギャングの娘誘拐して、誘き出す展開は笑う。

 左遷された警官も腹を決めて、教え子たちと協力することに。

そこで思いついた作戦がギャングの子供を誘拐しちゃおう!!

 

いやいやいや…( ゚Д゚)

それ、ギャングよりも立ち悪くねw

 

ギャングの子供を誘拐して、ギャングの親玉を呼びつける。

そして、殺す。

手下も連れてきてるから、なるべく殺さないように無力化してる風。

もう、ここまで行くとどっちが悪者なのか分からなくなってきた。

 

こんな感じでぶっ飛んだ感じのをネトフリのインド映画はぶち込んできます。

 


 

1980年代のインドについて

この映画の舞台は、1980年代のインド。

だが、1980年代のインドなんて何が起こったかなんて分からないですよね?

なので、簡単に説明していきます。

 

1980年代のインドについて

1983年に隣国でスリランカと内戦が勃発し、平和維持軍を派遣。

1984年に当時の首相が暗殺される。

1987年にはボフォール社からの兵器購入を巡る大規模な汚職事件があった。

 

ざっと大きな出来事は、この3つほどになる。

首相が暗殺されたり、兵器に関する汚職事件があったりだ。

因みにインドってアジアで汚職に手を染めている国の上位に入る国なんだとか。

警官の5分の3は賄賂等の汚職にてをそめたことがあるらしい。

アジアの国家汚職度ランキング、トップにインド 日本は最下位 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

 

もしかしたら、インド人にとっては、警官は賄賂でなびくのが常識なのかもしれませんね。

 

因みにギャングについて調べたのですが、レ〇プ事件の事ばかりでした。

農村部では、当たり前に起こっているそう…