感想評価)実話を元にしたある事件の物語…Netflix映画ロストガールズ(感想、結末)
Netflix映画ロストガールズ作品情報より引用
©ガード2020 Netflix Lost Girls Inc. All rights reserved
実話を元にしており、気になったのでリマインドした作品。
個人的には、こういう映画は好きだ。
どこかスリービルボードのようなイメージがした。
色々考えさせられるし、貧困、殺人、警察の腐り具合、そして実話と色んな要素が詰め込まれているんです。
そしてこれは、本を原作にしております。
本作はサスペンス・ミステリー映画ジャンルのミステリー映画にあたる。
本のことやスリービルボードとの類似点、感想を紹介していきます。
- 感想評価)実話を元にしたある事件の物語…Netflix映画ロストガールズ(感想、結末)
- 実話を元にしたスリービルボードっぽい映画…面白い映画。
- 原作のロストガールアメリカのある未解決事件について
- ネタバレ感想
- 結末~
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スリービルボードとロストガールが似ていたことについて
観終わって思った事がスリービルボートという作品に似ているということ。
似ているといっても系統がということですね。
スリービルボートというのは、強姦され殺された娘の母親がいつまでたっても犯人を捕まえてくれない警察に道路の高速の看板で煽り始めた…というあらすじで、アカデミー賞もとっている作品です。
スリービルボードとロストガールの似ていた点)
- 警察と被害者の戦い。
- 警察の怠慢要素。
- 母親の奮闘する姿が似ている。
2つとも警察の無能さを表現しているんです。
その過程で、警察のやる気のなさや力を抜いている具合が露呈してしまっています。
その警察の無能っぷりを良しとしないのが母親。
やり方は、両作品違えど、娘の捜査について疑問に思っていて、なんとか事件を解決したいと思って行動しています。
両方ともかなり過激だというのも似ています。
スリービルボードの感想記事はこちら▶感想評価)衝撃的な看板、渦巻く複雑な思い…スリービルボード(感想、結末、裏話) - 菊飛movie
スリービルボードとロストガールの違った点)
- 強姦されたかそうでないか。
- 死体が最初に見つかっているのと見つからない点。
- 実話であるかどうか。
スリービルボードの方は強姦されたということが最初に分かっていますが、ロストガールの方は、どうなのかまだ分かっていません。
スリービルボードの方では、最初から死体が見つかっていますが、ロストガールの方では、最初は死体が見つかっていないんです。
ロストガールは、事実を元に作られている作品なんです。
この部分は、かなり大きな違いでしょうね。
キャスト
トーマサイン・マッケンジー
ウーナ・ローレンス
エイミー・ライアンは、バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)やアンジェリーナジョリー主演のチェンジリングなど様々な作品に出演しています。
元々舞台女優だったみたいですね。
トーマサイン・マッケンジーはホビットに出演していたり、「足跡はかき消して」では、色んな賞と獲得しています。
最近ではジョジョラビットのエルザ・コル役で出演していますね。
あらすじ~
2010年24歳の女性、シャナン・ギルバートが行方不明になった。
シャナンの母親、メアリーは直ちに警察に通報したが、電話手の反応が余りにも鈍かったため、警察署に乗り込むことにした。
涙ながらの嘆願の結果、警察はようやく重い腰を上げたが、売春を行っていた事実が判明した途端、警察はまともに捜査しなくなった。
警察官たちにコールガールへの差別意識があったためである。
業を煮やしたメアリーは自ら娘を捜索することにした。
原題、Lost Girls
上映時間、95分
監督
リズ・ガーバス
脚本
マイケル・ワーウィー
原案
ロバート・コルカー『Lost Girls: An Unsolved American Mystery』
製作
アン・ケアリー
ケヴィン・マコーミック
製作総指揮
ローリー・コスロー
エイミー・ノイオカス
配給、Netflix
ストーリー…8/10
キャスト…7/10
個人的評価…8/10
Netflix映画ロストガールズの作品情報より引用
©ガード2020 Netflix Lost Girls Inc. All rights reserved
一文感想 ↓
実話を元にしたスリービルボードっぽい映画…面白い映画。
観た感想は、かなり面白くまだ2020年は3か月しかたっていないが、現状ナンバー1だ。
この感想の前にスリービルボードの類似点や違った点を紹介しているいます。
スリービルボートっぽい内容や雰囲気を出しながら、被害者の心情などをリアルに描いている。
特に警察の無能っぷりやイライラさせられ具合は、かなりのものだ。
そして、極めつけが実話を元にしているということ。
エンドロールも実際の事件についての映像がでており、観終わった後も考えさせられてしまう。
警察の対応にイラっとくる。
あのやる気のない態度を観ているとかなりイライラしてきてしまう。
この映画内では、警察とのやりとりが頻繁に出てきており、そのやりとりがかなり胸糞悪いので注意が必要だ。
主人公側の視点が辛すぎて観ていられない…
メアリーの母親としての心情は、かなり辛く、感動とは違う感情が溢れてきて涙が出てきそうになる。
実話ということも相まって、かなりやりきれない悲しさが押し寄せてくる。
恐らくこの事件について詳しく知りたくなるだろう。
徐々に進展していく様子は、つい見入ってしまう。
事件が起こってから、色々進展していく様は、観ていて「この先どうなってしまうのだろう」と思い、見入ってしまった。
随所随所に捜査の急展開があるので、観ているこっちとしては目の離せない展開が目白押しになる。
実話を元にした映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス 3.1
映画.com 2.1
かなり低評価なイメージ。
どうやら母親の身勝手さがどうしても気に食わないと感じている人がかなり多かった模様。
他にもミステリー要素が薄いと感じていたり、胸糞悪く感じているのも低かった原因の一つみたいですね。
高評価の意見としては…
スリービルボード臭がして好きなど
低評価の意見としては…
ミステリーの推進力がない、母親がクズすぎるなど
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下記詳しい感想 ↓
警察の対応にイラっとくる。
あのやる気のない態度を観ているとかなりイライラしてきてしまう。
警察が通報されてから現場に着くまでに1時間を要したこととか担当の警察官が名前を間違えるところなどやる気のなさが目立つ。
よく母親は殴り掛からなかったなと思うほどだ。
人によってはイライラして胸糞悪く感じるだろう。
自分もどこか胸糞悪く感じた。
一番びっくりしたのは、メアリーギルバートが警察に乗り込みに行ったときに後ろで笑っていた事。
ここは、かなり胸糞悪かった。
他にも母親がとある住民の怒りに耐えかねて、クルミを素手で握りつぶす描写。
かなり印象に残っている。
あんな硬いクルミを素手で割る程の力と考えると想像を絶する怒りなのだろうなと感じる。
他にもあるが、ネタバレに関わりそうなので、詳しくはかかないが、随所随所にイライラする要素がある。
特に子持ちの人が見ると、最後までイライラして観ていられないもしくは、内容が辛すぎて観られない可能性があるので注意。
主人公側の視点が辛すぎて観ていられない…
メアリーの母親としての心情は、かなり辛く、感動とは違う感情が溢れてきて涙が出てきそうになる。
それは、貧困とか娘を思う気持ち、行方不明になった娘を思う家族の心情だ。
この部分は、この映画の良さでもあると思ってる。
それに極めつけがこれが実話だということだ。
インパクトは、かなりデカい。
観てる人の気持ちを揺さぶるような描写だったり、色んなことが分かっていく様は観ていてつい自分に置き換えて考えてしまう。
そうなったら…観ていて辛くなってきてしまう…
母子家庭で3人姉妹だ。
実は、自分が観た時には予備知識一切なしで観たので、行方不明になった女性がメアリーの兄弟かと思ってしまった。
でも、違って長女だ。
最初多分間違えると思うので、注意しよう。
徐々に進展していく様子は、つい見入ってしまう。
事件が起こってから、色々進展していく様は、観ていて「この先どうなってしまうのだろう」と思い、見入ってしまった。
警察にイライラさせられながら、被害者家族の心情に落ち込みつつも徐々に進展していく。
観た時は、結末を知らなかった状態なので、この事件の着地点はどうなるんだろうと気になった気持ちでいっぱいだった。
ラストについてだが、なんともいけないラストだった。
なんか抽象的じゃね?と言われかねないが、それはネタバレになってしまうので、ここでは控えたい。
これもそれも実話だからこそなんだろう…ハッピーエンドにもバットエンドにも転ぶどっちに転ぶか分からない感じがやはり先が気になった観てしまう要因ですね。
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原作のロストガールアメリカのある未解決事件について
英題は、「Lost Girls: An Unsolved American Myster」で、現状翻訳されている本は探すことができませんでした。
1996年頃のロングアイランドの殺人事件が題材。
内容は、ロングアイランドの連続殺人事件のことについて書かれており、20年近くにわたって10〜16人を殺害したと考えられているそう。
当時のメディアの情報によると、ロングアイランドのサウスショアに非常に精通し、身体を処分するために使用する黄麻布の袋にアクセスできる20代半ばから40代半ばの白人男性であろうと言われています。
実は、映画内に出てくる役名はそのまま変えずにそのまま使われているんです。
実際に容疑者として挙がった人物など。
ロングアイランドは、ニューヨークの近くにある海岸沿いの島みたいです。(正式にはロングアイランド島とかいてある。)
作者は、ケイトリンロザーというアメリカ系カナダ人の作家兼ジャーナリストです。
ネタバレ感想
下記の[表示]内に隠しております。
ラストについて
ラストは、ピーターハケット医師の敷地の沼地から遺体が見つかって、荷物からは身分証も発見されましたね。
ハケット医師は、その後訴えられたそうです。
この辺はかなりスッキリしました。
あの医師の他人ごとでヘラヘラしたような感じ…無神経っぷりにはもうイライラさせられてました。
「僕は関係ないよ~」とでも言っているようなもの。
これを書いてる今でもイライラしちゃいますわ。
結局犯人はいまだ見つかっておらず、現在も捜索中のようです。
警察が事件の関連性がないことを理由に捜査を打ち切ったのは衝撃的
仕事放棄だろって心の中で突っ込んでしまいましたね。
遺体がたくさん見つかった事件とは関係ないので、捜査の対象から外す。
そして、捜査は打ち切りですよ~って言っているようなもの…
そこから1年も月日が流れて、ようやく遺体が見つかる…
人が入れないという理由で、とある沼地には入らなかったらしいんですが…それって怠慢の何者でもないような気がする。
私有地だと入らないのが一般的なのか?それにおそらくパケット医師が最後の目撃者なはずなのに…
かなり胸糞悪いですね。
結末~
下記の[表示]内に隠しております。
登場人物と簡単な説明
メアリーギルバート(主人公でシャナンの母親)
シャナンギルバート(遺体となって見つかった姉)
シェラギルバート(2番目の姉)
サラギルバート(一番下の妹で、統合失調症)
失踪から1年以上経って、シャナンの遺体が発見される。
行方不明になり、捜査を依頼してから警察が捜査を開始するとなんといくつもの遺体が見つかる。
だが、それが娼婦だと知るや否や捜査の手抜き具合が露呈し始める。
メアリーは、何度も警察に掛け合い、捜査について色々言ったり、独自に捜査したりしているが、一向に犯人が見つからない。
色んな容疑者がでるもどれも白だ。
そのうち、シャナンの失踪は、失踪した場所から他の遺体で見つかったものとは無関係だと警察は主張し始める。
そこから1年後、メアリーの元にパケット医師が家を売るという情報が入ってきた。
そして、沼地を捜査するとなんと遺体がでてきてシャナンのものと判明したのだった…