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感想評価)ジャズの熱き想いと差別への悲痛な叫びと…Netflix映画マ・レイニーのブラックボトム(感想、その他)

    

ジャズの熱き想いと差別への悲痛な叫びと…Netflix映画マ・レイニーのブラックボトム(感想、その他)

   (更新日: 2021/01/11)

マ・レイニーのブラックボトム

マ・レイニーのブラックボトム

ネットフリックス公式サイトのマ・レイニーのブラックボトムの作品情報より引用

 (C)2020 Ma Rainey's Black Bottom Netflix.All Rights Reserved

 マレイニーという実在した人物を題材とした映画で、元々は劇なんだ。

実際こういうことがあったかどうかは定かではないが、マレイニーのジャズへの熱き想いとバントメンバー達の差別への悲痛な叫びが描かれている。

かなり重たい作品となっている。

そして、チャドウィック・ボーズマンの最後の出演作品となっているので、是非観てもらいたい作品だ。

最後には、映画自体が予備知識がかなり必要ということで簡単にまとめたものを用意したぞ。

 

 

キャスト

ヴィオラ・デイヴィス

チャドウィック・ボーズマン

グリン・ターマン

コールマン・ドミンゴ

マイケル・ポッツ

ジョニー・コイン

テイラー・ペイジ

ジェレミー・シェイモス

ドゥーサン・ブラウン

ジョシュア・ハート

あらすじ~

 1927年。情熱的で歯に衣着せぬブルース歌手マ・レイニーとバンドメンバーたちの想いが熱くぶつかり、シカゴの録音スタジオは緊張した雰囲気に包まれる。

 

ネットフリックス公式サイトのマ・レイニーのブラックボトムの作品紹介、解説欄より引用

 


『マ・レイニーのブラックボトム』予告編 - Netflix

原題、Ma Rainey's Black Bottom

上映時間、94分

監督

 ジョージC.ウルフ

配給、ネットフリックス

 

 

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ストーリー…7/10

キャスト…5/10

 

 個人的評価…7/10

 

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一文感想 ↓

人種差別とジャズの世界観とかなりヘビー…面白い映画。

 個人的にはこの作品は、面白い面白くないみたいなカテゴリーではなく、観ておくべき知っておいた方が良い映画だ。

1920年アメリカが行ってきた人種差別の中でジャズシンガーが白人プロデューサーに搾取されまい…自分の熱い歌を蔑ろにされない為の想いが詰まった作品。

他にもバンドメンバー叙色んな経験を通して、人種差別の悲惨さを訴えていた。

個人的にオチが理解出来なかったのが残念だった…

 

この映画、かなり人を選ぶ…というか予備知識がかなり必要と感じた作品。

マレイニーの凄さや1920年代のアメリカ、ブラックボトムについてなど知らなければ、?マークが所々ついてしまうことだろう。

映画でも知っていること前提で話が進んでいくので、是非予習してからみることをオススメする。

因みにこの記事の最後にこれらのことについて簡単に解説しまとめたので、見てくれても良いぞ!

 

かなり重たい作品だということを理解してもらいたい。

見ておきたい作品だが、面白い!という感じではなく、歴史の勉強として見ておいた方が良いと感じる映画となっている。

予備知識がかなり必要な作品。

 1920年のアメリカ情勢やジャズについて、ブラックボトムなど知らないと分からない事が多い…そして、チャドウィック・ボーズマンの最後の作品となるこの作品だぞ。

個人的に評価が低かったのは、オチが理解出来なかったから。

10点中7とそれなりに高いが、もしオチが違っていたら…もっと高かったかもしれないということ。

 

人種差別についての映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 3.7

映画.com 3.4

イメージとしては、ブルースを期待していた人は低評価気味

高評価は、黒人がどんな扱いをされてきたかという歴史やチャドウィックさんの演技に観点を置いており、高評価につながった人が多いようだ。

 

 

高評価の意見としては…

チャドウィック・ボーズマンが良い演技 

低評価の意見としては…

 ブルースの話なのに殆どブルースしてない

 

 

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下記詳しい感想 ↓          

かなり重たい作品だということを理解してもらいたい。

1927年の人種差別真っ只中のアメリカでのお話。

そこでジャズシンガーであるマレイニーが人種差別の被害に遭いながらも自分の音楽を貫き通す様が描かれている。

他にもバンド仲間の悲惨な経験と白人プロデューサーにいいように使われてしまっている感じは、かなり胸が苦しくなる。

 

見ておきたい作品だが、面白い!という感じではなく、歴史の勉強として見ておいた方が良いと感じる映画となっている。

因みにこの映画は、劇が元で1回目と2回目が劇、今作で映画となっている。

実在する人物のマレイニーを使っているが、実際こういったことが起きたのかどうかは、分からない。

            

 

予備知識がかなり必要な作品。

 観終わって感じたのは、十分楽しむ為にはかなり予備知識が必要だということ。

必要な予備知識は…

  • 1920年代のアメリカについて
  • ジャズについて
  • マレイニーとレコードとジャズの歴史について
  • ブラックボトム(ダンス)について

この辺が理解出来ていないと話の内容が?多めとなってしまう。

分からないと何でそうさせたの?と思う箇所が多いんだ。

それも説明は一切されない。

そもそもこう言った知識があること前提で話されている。

特にブラックボトムについて一切知らなかったり、1920年代どういった差別があったかどうかを知らないとかなり厳しい。

なので、みる際はちゃんと予習をしてからみることをオススメする。

この記事では、最後に上の4つの項目を簡単に解説しているので、参照してもらうといい。

 

チャドウィック・ボーズマンの最後の作品となるこの作品。

そういう想いもあり、製作の一人であるデンゼルワシントンとボーズマンが教え子のような関係というのもあってかなり心に刺さった。

         

 

個人的に評価が低かったのは、オチが理解出来なかったから。

10点中7とそれなりに高いが、もしオチが違っていたら…もっと高かったかもしれないということ。

オチが全く理解出来なかったのが正直な印象。

どう言った理由でああなってしあったんだろうと疑問に思うばかりだ。

多分錯乱していたとは思うんだが、それにしても…

そう思ってしまう。

 

個人的には、オチまでの流れは、目が離せなかった。

基本レコーディング中での話なんだが、バンドメンバーから出てくる色んな話やマレイニーの想いは、色んな感情や熱い想いが伝わってきた。

 

 

 

 

 

「マ・レイニーのブラックボトム」を楽しむ為に必要なこと。

この映画、事前知識がないと十分理解出来ない作品となっている。

元々ブルースが知られるようになったのが1900年の初めとかで、それよりも前にアフリカ系アメリカの人達で歌われてはいた。

だが、アメリカ中に有名になったのは、1900年初期で、1920年に初めてブルースがレコーディングされて、瞬く間に世界中に広まった。

映画は、1927年のお話で、まだまだ黒人用トイレなる差別的なものがありふれていた時代。

 

因みに映画で「南部のツアー」というワードが出てきているが、この南部はアメリカで最後まで根強い人種差別が行われていた地方だ。

 

ブラックボトム(ダンス)って?

元々の起源は、ブラックボトムダンス。

アメリカ南部では有名で、1924年のハーレムショーディナで取り上げられてから、アメリカ全土にこのブームが舞起こった。

ハーレムは、今のニューヨークあたりだね。

ダンスのイメージとしては、激しく踊り狂う感じなんだって。

 

映画内で、アフリカ系アメリカ人牧場が白人男性数人に取り囲まれ飽きるまで踊らされたってのは、酷い差別的な意味合いとこう言った背景もあったんだ。

 

 

マ・レイニーについて

最初期のプロのブルース歌手で、映画でも言われていた通り「ブルースの母」と実際に言われている。

彼女がどれだけ凄いかと言うと…

1983年にブルース財団の殿堂入りする。

1990年にロックの殿堂入りもする。

1994年、米国郵便局は彼女を称える29セントの記念切手を発行される。

トーマス・ドーシーとルイ・アームストロングとレコーディング。

 

今では伝説級の人物で、南部を中心に有名になっていった。

レイニーの魅力は…

強力な発声能力、エネルギッシュな気質、雄大なフレージング、そして「うめき声」スタイルの歌唱。

その後、レコードを通じてアメリカ全土に人気が出ていった。

元々レコードは、1910年後半から人気が出てきており、1923年からレイニーはレコードを取り始めた。

映画は、1927年だから、もう既にアメリカ全土に人気が知れ渡っている頃なんだ。

 

因みに、1928年の曲「Prove It on Me」など、彼女の歌詞の一部にはレズビアンバイセクシュアリティについてあったんだとか。