バイオリンでシーンの雰囲気を演出するおしゃれ仕様…Netflix映画父さんのバイオリン(感想)
ネットフリックス公式サイトの父さんのバイオリンの作品情報より引用
(C)2022 My Father's Violin Netflix.All Rights Reserved
両親が死んでしまった姪っ子が施設に行きたくないために叔父の元に身を寄せる。
最初は、いやいやだったが、徐々に打ち解けあい、本当の家族のようになっていくヒューマンドラマ映画。(トルコ映画)
バイオリンの音色でシーンのイメージを表現しつつ、姪っ子と叔父の打ち解けあう姿に心打たれる。
叔父と兄のビックリする過去とオチにも注目だ。
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キャスト
エンジン・アルタン・ドゥズィヤタン
ベルチム・ビルギン
ギュリザル・ニサ・ウライ
セリム・エルドアン
エルデム・バシュ
イェネル・セズギン
イート・チャクル
アイフェル・ドンメズ ・エルテキン
ウルリッヒ・メルティン
あらすじ~
家族を亡くした少女は、疎遠だった名バイオリニストの叔父のもとへ。2人は互いの悲しみと音楽への愛を分かち合い、やがて離れていた心にきずなが芽生え始める。
ネットフリックス公式サイトの父さんのバイオリンの作品紹介、解説欄より引用
原題、My Father's Violin
上映時間、118分
監督
AndaçHaznedaroglu
配給、ネットフリックス
ストーリー…6/10
キャスト…5/10
個人的評価…6/10
一文感想 ↓
敵は施設の職員、叔父と姪っ子の家族になるまでの軌跡…まぁまぁな映画。
両親が死んでしまった姪っ子が施設に行きたくないために叔父の元に身を寄せる。
最初は、いやいやだったが、徐々に打ち解けあい、本当の家族のようになっていくヒューマンドラマ映画。
シーンの雰囲気をバイオリンで表現しており、とてもしっくりきた。
トルコのおしゃれな街並みと叔父邸の立派な家の雰囲気も相まって、オシャレさマックスな映画だ。
叔父と姪っ子の打ち解けあう姿が見所。
最初はいやいやだったが、徐々に打ち解けあう。
両親がいなくなった姿を自分の過去と重ね合わせたのか、姪っ子のしょんぼりしている姿に叔父は徐々に心を開いていく。
ときおり、叔父は、兄(姪っ子にとっては父)の思い出が出てくる。
一緒に作った料理やバイオリンの存在。
そして、過去の離れ離れになった話と感動する話だ。
個人的には、ラストの姪っ子と叔父が陽気にバイオリンを弾いている姿が好き。
叔父はバイオリンをニコニコしながら弾き、姪っ子は踊りながらバイオリンを弾く。
てか、踊りながらってなかなかハードル高いのでは??
とてもほっこりして、心が温まったね。
特徴)
- 両親が病死してしまった姪っ子とバイオリンを通じて打ち解けあうストーリー。
- バイオリンでその時のシーンや感情を表現する。
王道中の王道な展開ながら、バイオリンの音色と悲しみと温かさのある作品に仕上がっていた。
バイオリンでその時のシーンや感情を表現する。
この映画内のシーンの一コマから各シーンのイメージをバイオリンの音で表現しているんだよって認識させる仕組みは、面白かったね。
トルコ映画は、個性的な作品が勢ぞろいしている。
ゴミ拾いで生計を立てているとある人物を描いた映画「日々は、うたかたに」。
終始重たい雰囲気で、トルコの綺麗な景色や街並みも楽しめる。
刑務所に長年入っていた囚人が娘に会いに行った先で知った悲しき事実に怒りを震わせるネトフリB級映画「変わらぬ愛で」。
小出しに色んな過去が出てくる本作は、観てるこっちが手に力が入りそうな胸糞悪い事実に主人公が鉄槌を下すもの。
ちょっとした復讐系の映画だ。(アクション少な目。)
他にも初恋の相手との甘酸っぱい三角関係を描いた青春映画「あの夏の僕らは」や個性が強すぎるわき役とマンネリ化した生活を打破するために一念発起する「アジズのジレンマ」など個性的な作品ばかりだ。
映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新していきます。
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下記詳しい感想 ↓
両親が病死してしまった姪っ子とバイオリンを通じて打ち解けあうストーリー。
どんな映画?と言われたら、タイトルのような映画だろう。
姪っ子の母は、姪っ子を産んだ時に死んでしまった。
父親が一人で頑張って育てていたものの、学校に通わせる余裕もなかった。
そんな父も吐血して、そのまま死んでしまった。
父は、弟である有名なバイオリニストになっていたおじに会い、姪っ子を頼むように言うが、断られる。
何か事情があるようだ。
姪っ子の父親…叔父の兄が死に、叔父の元に姪っ子が来ることになり最初はいやいやだったものの、徐々に打ち解けあっていく。
映画のキーポイントとしては、叔父と兄の過去の話と姪っ子と叔父夫婦の関係性の変化だ。
叔父と兄の過去は、最初っからかなり臭わせてくる展開を用意。
ず~っと引っ張って、引っ張って、終盤になって過去が判明する。
複雑な家庭環境だったらしく、そこで叔父が兄のことを毛嫌いしていた過去も分かっていく。
あまり深くは突っ込んでいないが、心から後悔しただろうなぁと…
30年近く音沙汰なしで、こんな事実だったと知ればね。
叔父と兄が仲良く打ち解けあってる別エンドも妄想してしまった。
この辺は、引っ張っていたもののメインではない。
メインはやはり、姪っ子と叔父夫婦の関係だろう。
最初は、一緒に住んでいた姪っ子の父の友達のところに行きたがる。
でも、次第に叔父の凄いバイオリンの演奏や仕事を姿を見ているうちに懐いていく。
そこは、父の弟だけあって、父親の面影があったのだろうか?
同じバイオリンの演奏もするくらいだしね。
終盤には、叔父が姪っ子のためにすべてをなげうって行動する。
この辺は、この手の家族愛をテーマにした映画にはありがちな展開。
王道中の王道で、この手の展開が好きな人には、刺さる。
個人的に終盤の叔父と姪っ子が楽しそうに演奏している姿にウルっときた。
王道中の王道な展開ながら、バイオリンの音色と悲しみと温かさのある作品に仕上がっていた。
バイオリンでその時のシーンや感情を表現する。
序盤の姪っ子とその父親のシーンが一種の伏線のようになっていた。
路上で無許可で演奏して稼いでいた時、警察に追っかけまわされた。
その後、何とか逃げた先で姪っ子が父親に何で追っかけまわすの?と尋ねた。
姪っ子の父「みんな自分が音の一部だってことが怖いんだよ。 人はそれぞれ音色を持っているんだ。」
そういって、周りの人の感情やイメージをバイオリンで弾き始めた。
ここから、シーンの感情やイメージをバイオリンで表現しているって感じるようになる。
バイオリン自体良い音色で、各シーンのイメージにピッタリな曲をチョイス。
まぁ、あまり詳しくない筆者にとっては、何か聞いたことある曲やと思うくらいにしかとどまらなかったが…
この映画内のシーンの一コマから各シーンのイメージをバイオリンの音で表現しているんだよって認識させる仕組みは、面白かったね。