80年代ポーランドを舞台にしたLGBT映画…Netflix映画ヒヤシンスの血(感想、その他)
ネットフリックス公式サイトのヒヤシンスの血の作品情報より引用
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1980年代ポーランドが舞台のLGBTを題材としたドラマ映画。
とある殺人事件をきっかけにLGBTたちをしょっ引き始める秘密警察の鬼畜っぷりが凄まじい。
ヒアンシスの血のヒアンシスとは、花の名前。
名前の由来がギリシャ神話の美青年ヒュアキントスに由来しており、このヒュアキントスが同性愛者だった。
映画の中でもワンシーンヒアンシスのことに触れているシーンがある。
花言葉が「悲しみを超えた愛」
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キャスト
トマシュ・ジェンテク
フベルト・ミウコフスキ
マレク・カリタ
アドリアンナ・フレビツカ
トマシュ・シューハルト
セバスティアン・スタンキェヴィッチ
ヤチェク・ポニェジャウェク
ピョートル・トロヤン
アグニェシュカ・スホラ
トマシュ・ブウォソク
ミロスワフ・ズブロイェヴィッチ
アンジェイ・クアク
アダム・シフカ
あらすじ~
1980年代の共産主義政権下のポーランド。ワルシャワのゲイコミュニティで起きた殺人事件の捜査結果に納得できない警官が、自ら真相を突き止めようと奔走する。
ネットフリックス公式サイトのヒヤシンスの血の作品紹介、解説欄より引用
世界観について
舞台は、1980年代のポーランド。
その後、第三政府という民主主義国家が誕生した。
それまで、社会主義体制時代だったんだ。
社会主義は、民主主義の反対。
民主主義は、国民中心ってイメージだ。
そんな激動の時代のLGBT(同性愛者)目線での映画となっている。
秘密警察って?
反体制分子や外国のスパイの監視・摘発などを専門に扱う、いわゆる政治警察。
今作では、同性愛者がターゲットとなっている。
原題、Operation Hyacinth
上映時間、112分
監督
Piotr Domalewski
配給、ネットフリックス
ストーリー…6/10
キャスト…5/10
個人的評価…6/10
一文感想 ↓
秘密警察に狙われる同性愛者…まぁまぁな映画。
この映画の特徴は、秘密警察の恐ろしさと同性愛者の色んな想いだ。
なんでもありの秘密警察は、怪しい奴を連れてきて、尋問し紙に署名させる。
時には、恐喝、暴行もしてしまう。
最終手段は、暗殺だ。
どこのマフィアだよ笑
これが国の期間として活躍してたってんだから、驚き。
同性愛者の色んな想いも描かれている。
愛し合ったり、お互いを心配しあったりと助け合いの精神だ。
主人公は、秘密警察の仕事をしながら、同性愛者たちに惹かれていくんだ。
ストーリー的には、重たいイメージが強い。
クライマックスの主人公の行動は、個人的に心打たれた。
秘密警察の恐ろしさと同性愛者たちの色んな想い。
全権力を持っているといっても過言ではない秘密警察の怖さ、同性愛者の色んな想いが伝わってきた。
主人公の葛藤。
一つのシーンに色んな意味を込められている感じがして面白いんだ。
映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新していきます。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
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下記詳しい感想 ↓
秘密警察の恐ろしさと同性愛者たちの色んな想い。
この映画の特徴といえば、同性愛者と秘密警察の恐ろしさ。
密かに会っていた同性愛者たち。
公衆トイレでコッソリ欲を発散したりしていたんだ。
色んな描写から同性愛者の色んな想いがくみ取れる。
肩身の狭い思いやお互いを気にかける、そして、純粋に愛し合って、力を合わせている。
だが、殺人事件をきっかけに同性愛者が摘発されていく。
恐喝、暴行なんてザラだ。
場合によっては、消す事だっていとわない。
秘密警察の恐ろしさを感じた…
因みにこれは、1980年代のお話。
実話ではないが、実際このような話があったらしいんだ。
恐ろしいわ…
全権力を持っているといっても過言ではない秘密警察の怖さ、同性愛者の色んな想いが伝わってきた。
主人公の葛藤。
主人公は、秘密警察でありながら、同性愛者と交流していた。
最初は、仕事として潜入していたのだが、ある想いが込み上げてくる。
父親も秘密警察でそういう家庭環境に産まれたがために同性愛者=悪というイメージを刷り込まれていた。
実際、自分も同性愛者かもしれない。
でも、自分は秘密警察で同性愛者を取り締まる側…
欲求が溢れ出て、抑えられなくなる主人公。
中盤では、言葉には出さなくとも分かる葛藤が描かれていた。
この辺の演出は、好きであった。
言葉じゃなく、前後のストーリーと主人公の行動で伝える感じ。
一つのシーンに色んな意味を込められている感じがして面白いんだ。
LGBT系の映画特集
LGBTを題材とした映画4本を紹介する。
ドラァグクイーンの映画や実際にあったLGBTの迫害の歴史、台湾の感動系など色んな映画あるぞ。
ダンシング・クイーンズ
ダンス・オブ・41
君の心に刻んだ名前
先に愛した人
1、ダンシング・クイーンズ
ドラァグクイーンたちの物語。
ダンサーを目指そうとしてる女性が男装して、ドラァグクイーンの仲間入りするコメディダンス映画だ。
ダンスのインパクトが絶大で、LGBTたちの色んな想いもありつつ、笑いもある作品。
2、ダンス・オブ・41
ヒアンシスの血よりも酷いことが行われていたのこがこの映画。
1900年代のメキシコで実際に起きたスキャンダルを映画化したもので、41人の舞踏会という名の同性愛者の集まりに大統領の義理の息子もいたことでかなり騒ぎになった。
かなり生々しい表現があったり、オチがかなり過激なので、閲覧注意だ。
3、君の心に刻んだ名前
台湾産の同性愛者2人の男子学生の禁断の恋を描いたラブロマンス。
時代が時代で、戒厳令下での台湾なので、かなり重たいラブロマンスとなっている。
同性愛者が病気扱いされてる風潮は、観ていて辛いものがあった…
4、先に愛した人
父が同性愛者で、愛人の男性が保険金の受取人になっていたラブロマンス映画。
この一文だけ見ると凄い修羅場な感じがするが、ラストにはとても心温まる展開となっている。
個人的には、4作品中一番オススメ出来る映画となっている。