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感想評価)自宅出産の悲劇…Netflix映画私というパズル(感想)

 

    

自宅出産の悲劇…Netflix映画私というパズル(感想)

 

私というパズル

私というパズル

ネットフリックス公式サイトの私というパズルの作品情報より引用

 (C)2021 Pieces of a Woman Netflix.All Rights Reserved

自宅出産を選んだ女性の悲劇を描いたドラマ映画。

はい、クソ重いです。。

妊婦や赤ちゃんを育てている人は観ない方が良い映画です。

ヴァネッサ・カービーが主演で、周囲の演技も色んな含みがあって、なかなか深い映画であった。

 

 

キャスト

ヴァネッサ・カービー
シャイア・ラブーフ
エレン・バースティン
モリー・パーカー
セーラ・スヌーク
イライザ・シュレシンガー
ベニー・サフディ
ジミー・フェイルズ

あらすじ~

 苦しい自宅出産の先に待っていたのは、予想もしなかった大きな悲しみ。失意の中、パートナーや家族にも心を閉ざす女性は、やり場のない感情に飲み込まれていく。

 

ネットフリックス公式サイトの私というパズルの作品紹介、解説欄より引用

 

 


『私というパズル』予告編 - Netflix

原題、Pieces of a Woman

上映時間、126分

監督

コーネル・ムンドルチョ

配給、ネットフリックス

 

 

ストーリー…6/10

キャスト…7/10

 

 個人的評価…8/10

 

    

一文感想 ↓

人を選ぶ映画…面白い映画。

この映画、あらすじからなんとなく察する事ができると思うんだけど、すごく重いんだ。

個人的に直視できない部分もあったりする。

そもそもこの映画を観ない方が良い人だっている。

特に妊婦とか赤ちゃんを育てている人は、避けるべき映画。

 

ヴァネッサ・カービーの含みのある演技がとても印象的で良かった。

冒頭の衝撃的な展開から言葉には出さないけど、雰囲気で分かる色んな思い。

どんな思いかは、子供を発見した時などちょっとしたシーンでなんとなく見え隠れする。

そういう察するシーンがとても面白かった。

 

この映画は、イライラする人が必ず出てくる。

自分もイライラした。

特に主人公の母親が特にイラっとさせられたんだ。

父親にもちょっとイラッとしたが、母親ほどではない。

イラッとした対象に言えることは、みんな主人公の為を考えていないってこと。

結局は自分の為とか自らの正義感を貫きたかったりと色んな思惑がある。

言葉にははっきりと出さないが、行動や雰囲気で臭わせてくる。

ヴァネッサ・カービーの演技同様にこの辺も面白いと感じたね。

凄いリアリティが‘あるんだ。

実際の当事者達の雰囲気など無性にリアルだからのめり込みやすい。

なんだかんだ楽しめたが、重たく色々と深い映画であった。

 

観れない人、つまらない人と感じる人は結構いるんじゃないだろうか。

個人的な感想で言うと、かなり面白いと感じる人とつまんねぇ、観てらんない…(´;ω;`)と感じる人の落差が激しい映画でだろうね。

個人的に直視できないシーンがあった。

個人的には誰しも起こりうる内容で身近な問題な故、リアルすぎて直視できないってのも根底にある気がしてるんだ… 

イライラ度は、かなり高いと思う。

主に主人公の周りの人達の身勝手な行動、主人公のことを誰も考えてくれてないというのが一番イラっとした根本的理由なんだよね。

重たい映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 

映画.com 

レビューが溜まり次第更新していきます。

 

 

高評価の意見としては…

 

低評価の意見としては…

 

 

 

 

 

下記詳しい感想 ↓          

観れない人、つまらない人と感じる人は結構いるんじゃないだろうか。

あらすじでもある通り、自宅出産した赤ちゃんに悲劇が訪れる。

その悲劇にどう向き合うか…母を中心にその家族たちの色んな感情が渦巻いていく映画だ。

 

前提に重たいテーマが苦手な人は無理だろう。

そこは置いておいて…

まず観れない人と言えば、妊娠している人。

これ絶対観ちゃいけない奴。

出産して、生後何か月でもかなりきついし、子供がそれなりに大きくなってもかなり辛い作品。

特に産む側の女性は、観る時はかなりの覚悟が必要な映画と言える。

 

他には父親もかなり厳しい。

観るに堪えない部分が多く、自分みたいに直視できないなんてシーンが多々ある。

というか、終始重たいのが2時間もあるのだから、なかなかキツイものがあるんだよ。

それと中盤以降の父親が中々なもの。

どうしても男性が見るとこの映画父親目線になりがちになってしまう。

まぁ、男は出産できないからね。

そうなると、中々酷い父親像となっているこの映画を素直に良いと認められるかと言われたら…

微妙なところだ。

 

つまらなく感じる人は、出産した母親以外の外野にイライラしすぎてつまらねぇ!って域に達してしまう事。

個人的に自分もイライラしすぎてその域に達してしまうところだった。

それ程外野の身勝手さにイライラしてしまう。

この辺は、3つ目のイライラ度は、かなり高いと思うで詳しくやろう。

 

そもそも感情移入できなかった人も高確率でつまらんなぁって感じるだろう。

感情移入した先で、色んな事を感じつつ映画にのめり込んでいく時が映画を面白いと感じるもの。

他にも色々あるだろうが、この重たいテーマを背負った映画は、この「のめり込み」が重要。

だから、のめり込めない、感情移入できないと面白いと思えない。

 

個人的な感想で言うと、かなり面白いと感じる人とつまんねぇ、観てらんない…(´;ω;`)と感じる人の落差が激しい映画でだろうね。

     

 

個人的に直視できないシーンがあった。

まず、冒頭が辛すぎる。

自宅出産ではないが、出産に立ち会った事経験がある人間としてかなりリアルだったと感じた。

この出産シーンが一番直視できないシーンであったんだが、それ以外にも出産後の主人公の母親と周りのやり取りで直視できないって思えるシーンがちょくちょくあった。

 

主人公サイドでは、そっとしておいてほしいのに周りが気を使ったり、明らかに気を使いながら、話しかけたりする。

この辺は、軽く見てらんなかった。

それ以外にも外野が色々行動しようとしている所もかなりイラっとして、直視しづらい。

自分は、あまりにもイラっとしたら、直視したくなくなる癖があるからそうなんだろうけど、他の観ている人もこういう風に直視してらんないシーンがいくつもあると思う。

個人的には誰しも起こりうる内容で身近な問題な故、リアルすぎて直視できないってのも根底にある気がしてるんだ… 

         

 

イライラ度は、かなり高いと思う。

 父親というよりも自分は外野の主人公の母親(おばあちゃん)や妹だ。

主人公の事を考えずに正常な判断じゃないなんて勝手な判断を下し、勝手な行動にしゃしゃり出る。

このおばあちゃんや妹の行動がないと話は進まないし、良いクライマックスに向かえないってのも何だか…

 

個人的に勝手に行動して迷惑をかける事が一番腹が立つ。

まぁ、おばあちゃんたちは、ちょっとは主人公のことを思ってやったんだとは思うんだよ?でも勝手に色々進めるのはいかがなものかと…

それなりに父親もイラっとしたのも事実。

途中から自分の傷を癒すような行動ばかりとってしまう。

主人公に寄り添おうとしない所がある。

自分はそんな経験は、してないから父親サイドもどんだけツライかなんてわかりゃしないが、初めて抱いた赤ちゃんが抱いている最中にあんな風になったら、自分で死にたくなるレベルで辛いことは分かる。

それを考えると…イラっとしてしまうんだよね。

 

主に主人公の周りの人達の身勝手な行動、主人公のことを誰も考えてくれてないというのが一番イラっとした根本的理由なんだよね。

 

 

 

ネタバレ感想

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最後のシーンで救われた気がする。

みんな最後まで観たかな?

最後は、女の子が木に登っていて、お母さんこと主人公がその子を呼びに来た。

お昼ご飯よ〜

だなんて言いながら。

ここから察するに新たに妊娠して無事出産。

その後大きくなった娘さんなんじゃないだろうか。

今までのネトフリ配給映画では珍しい感じの映画だよね。

今までだと絶望する主人公が映って終わりっていうクソ重たいバットエンドをすると思うんだよ。

個人的には、それがあんまり好きじゃなかったりした。

 

今回の新たに子供を授かり元気一杯に育って行っているハッピーエンドは、最高に好きよね。