謎多き女性の正体は…Netflix映画レベッカ(感想、その他)
ネットフリックス公式サイトのレベッカの作品情報より引用
1940年の白黒時代に公開されたレベッカのリメイク作品。
元々サスペンスの神様と言われたアルフレッド・ヒッチコックの監督の作品だけにハードルがとても高くなってしまっている。
さぁ、原作もリメイク前も好評「レベッカ」の感想をどうぞ。
ネットフリックス映画の記事はこちら)
2020年版)Netflix(ネットフリックス)で観れる映画おすすめ105選(洋画編) - 映画の部屋
2019年作品限定)Netflix製作映画限定!面白いオススメ映画22選 - 映画の部屋
キャスト
リリー・ジェームズ
アーミー・ハマー
クリスティン・スコット・トーマス
あらすじ~
妻を亡くした富豪と結婚し、彼の大邸宅に移り住んだ新妻。だが、家政婦から向けられる敵意や色濃く残る前妻の影に、彼女は次第に追い詰められていく。
ネットフリックス公式サイトのレベッカ作品紹介、解説欄より引用
ストーリー…7/10
キャスト…5/10
個人的評価…7/10
一文感想 ↓
由緒正しき貴族の光と影…面白い映画。
この映画の見所といえば、主人公が嫁いでからの前奥様レベッカの謎。
このレベッカに関する演出がとても良かった。
実際には写真でも登場しないレベッカは、噂や色んな人の話でしか出てこない。
そんな視聴者のイメージ像でしかないレベッカが絡む由緒正しき貴族の闇の部分が絡んでくる。
意外とこの演出がどんなオチかと気になる演出でとても好きであった。
家政婦長イビリ具合にイライラさせられつつ、レベッカの謎に気になりつつ。
夫の真意もどう言う真意か気になり、夢中で観られた。
個人的に残念な部分といえば、最初のラブロマンスシーンはいらないと感じた。
2時間がなんだか長く感じられたのは、本編にあんまり関わってこない最初のラブロマンスシーンをダラダラと魅せられたからだ。
ラブロマンスシーンだけで30分は越えたんじゃなかろうか…
最初の30分はラブロマンス、その後はサスペンス。
途中からのサスペンス部分は好きだったが、最初のラブロマンスの展開はいらないように感じたのが正直な感想。
レベッカの正体がうまい具合に気になる演出。
自分も知らずに見たので、レベッカがどう絡んでくるか気になって見入ってしまった。
貴族のきまりってめんどそうだなって思うよね。
知らず知らずのうちにはめられてたり、息をするように悪口言うのかなりヤバイ世界やん。
変わった設定若しくは性差別についての映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新します。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
ネットフリックス製作のサスペンス映画の感想はこちら)
感想評価)Netflix映画悪魔はいつもそこに(感想、その他)…色んな人の「魔が差した」 - 菊飛movie
感想評価)Netflix映画クラス'83(感想、その他)…インドの汚職をめぐる戦い - 菊飛movie
感想評価)Netflix映画ブーブル(感想、結末)…スリラー風の怖くないホラー映画 - 菊飛movie
下記詳しい感想 ↓
最初の30分はラブロマンス、その後はサスペンス。
途中からのサスペンス部分は好きだったが、最初のラブロマンスの展開はいらないように感じたのが正直な感想。
最初は、使用人として今で言うアルバイト的な立ち位置で働いていた主人公。
そこでお貴族様に恋をするラブロマンスが展開される。
この辺は、あんまり凝っている演出等はなく、話のあらすじを簡潔にまとめた感が強い。
テニスと称して毎日楽しそうにデートしていたシーンは、個人的に甘ったるかった笑
甘いひとときを見せられているうだけで、特に見どころもなかったので、最初の方は途中から飽きてきた。
てか、もっとサクッと終わらせても良かったと感んじた部分でもある。
その後は、結婚してから前の奥様の亡霊に悩まされる。
亡霊と言っても心霊的なものではなく、みんなが彼女の影と自分を重ね合わせているのだ。
そして、徐々にサスペンスな香りを醸し出してきて、個人的には目の離せない展開へと進んでいく。
残り30分とかでは、最初の感じとは真逆のイメージであったぞ。
レベッカの正体がうまい具合に気になる演出。
レベッカの存在は、色んな人の噂話でしか登場しない。
そう、視聴者の想像のみの人物となる。
みんながレベッカを持ち上げ、褒め称えられるからどれだけ完璧超人か気になってしまう。
その一方で不審な部分も見え隠れして原作やオリジナルを知らない人にとっては気になってしょうがないと思う。
自分も知らずに見たので、レベッカがどう絡んでくるか気になって見入ってしまった。
その途中途中に不穏なシーンや影のある演出が挟まれていて、何かがあるような感じをさせる。
それに主人公がなぜかあんまり歓迎されていなかったり。
このような含みのある演出は、「レベッカってどんな人物なんだろう…」と気になって良いと感じた。
貴族のきまりってめんどそうだなって思うよね。
長年歴史のある貴族の家に嫁ぐ話であるこの映画。
純粋に思ったのが貴族ってめんどくさそうって思うよね。
武闘会とかやんなきゃいけないし、ここではあんまり焦点を当てていなかったが、決まり事や貴族専用の礼儀作法、食事マナーとかるんでしょう?
しかも、映画ないであったような人間関係のしがらみとか…
クッソめんどくせぇな。
知らず知らずのうちにはめられてたり、息をするように悪口言うのかなりヤバイ世界やん。
怖すぎやろ。
ネタバレ感想
下記の[表示]内に隠しております。
家政婦長の最後が完全にバットエンドの火サス
レベッカが子宮癌で夫に自分を殺させた。
これは、ひっそりと医者に見てもらった時のカルテに書いてあった。
そのことに唯一の親友で長いこと連れ添った家政婦長は、納得できない様子。
これで、夫の無罪がほぼ確定になり、自分は追い出される形になるが、最後の悪あがきとして、家に火を放つ。
その後、レベッカが遺体で見つかった海へと向かう。
最後は、主人公にお前ら幸せにならないかんな!って捨て台詞を残し、海に飛び降り自殺をはかる。
崖っぷちにたった家政婦長を見て思ったのが完全な火サスのラストっぽかったってことだ笑。
最後は、説得して助かるんかなとか思ったら、サクッと崖から身投げしちゃったし…もうバットエンドじゃんか!火サスならば…
ラスト部分は、こんなこと思いながら見ていました。
「レベッカ」の原作とリメイク前の作品について
この「レベッカ」というのは、原作の小説があり、元々リメイク作品ということだ。
その原作者のことやリメイク前のレベッカについて簡単に解説するぞ。
原作について
ダフニ・デュ・モーリエの『レベッカ』を原作にしている。
イギリスの切手の「ウーマン・オブ・アチーヴメント」として選定された5人の女性の1人に選ばれる程の人物。
1969年、大英帝国勲章のナイト・コマンダーの勲位をもらったみたいだ。
リメイク前のレベッカについて
1940年に公開されたレベッカは、サスペンスの神様と言われたアルフレッド・ヒッチコックの監督作品。
第13回アカデミー賞にてアカデミー賞最優秀作品賞・撮影賞(白黒部門)の2部門受賞する程の作品だ。
リメイク前の作品は、ヒッチコック監督の作品の中でも結構評判の良い作品。
元々アカデミー賞にも受賞しているほどだしね。
それにアルフレッド・ヒッチコック監督は、サスペンスの神様と言われるほどの人物だから…
この映画のハードルは、かなり高くなってしまっている。
因みにヒッチコック監督がダフニの原作を映画化したのは、この映画の他に鳥という映画がある。