Netflix映画セルジオ世界を救うために戦った男(感想、結末)…平和を心から願った男の物語
(更新日: 2021/01/11)
ネットフリックス公式サイトのセルジオ世界を救うために戦った男の作品情報より引用
(C)2020 Sergio Netflix.All Rights Reserved
国連のセルジオ・デメロという男性を知っているだろうか。
イラク戦争では、和睦させるためテロが勃発してる現場で戦った漢だ。
ニュースで結末を知ってる人もいるだろうが、そのセルジオ・デメロの色んな思いや苦悩が描かれているんです…
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キャスト
ワグナー・モウラ
アナデアルマス
ギャレット・ディラハント
クレメンス・シック
ウィル・ダルトン
ワグナー・モウラは、俳優兼映画の製作に加え、ジャーナリストとしての顔を持つ変わった俳優です。
有名な作品だとエリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPEやエリジウムにも出演しています。
アナデアルマスはノックノックでベル役を演じたり、ブレードランナー2049や今後007ノータイムトゥダイにも出演しています。
あらすじ~
多くの人に慕われた国連大使セルジオ・ヴィエイラ・デメロ。どんなに厳しい現実に直面しても決して情熱と理想を捨てなかった彼が、イラクで絶体絶命の危機に陥る。
ネットフリックス公式サイトのセルジオ世界を救うために戦った男の作品紹介、解説欄より引用
Sergio | Official Trailer | Netflix
原題、Sergio
上映時間、118分
監督
グレッグ・バーカー
脚本
クレイグ・ボルテン
製作
ワグナー・モウラ
ブレントトラバーズ
ダニエル・ドライフス
配給、ネットフリックス
ストーリー…7/10
キャスト…5/10
個人的評価…7/10
一文感想 ↓
ネットフリックス公式サイトのセルジオ世界を救うために戦った男の作品情報より引用
(C)2020 Sergio Netflix.All Rights Reserved
平和を心から願った男の物語…面白い映画。
ニュースだけでは詳しく知り得ない色んな事がわかり、面白かった。
ニュースで軽くしかほうどうされなかったりしたこともこのように伝記映画として見るとイラク戦争の壮絶さが少しでも分かる。
特に瓦礫の中で足を切り落とすシーンは、生々しくもかなり印象的なシーン。
テロの恐ろしさと共にセルジオ・デメロの色んな思いが伝わった。
自分で取れない責任は重いと感じる教訓映画。
セルジオ・デメロの責任を取る発言は、疑問を抱いた。
取れない責任程、罪深く感じた。
観ときたい映画の一本。
イラク戦争で、イラクの人々を本気で救おうとした人の血と涙の努力が見られる。
リアルタイムでニュースとして見ていた、日本も自衛隊が派遣された戦争だからこそ観ておきたい。
過去パートと現在のパートがあり、分かりづらい部分あり。
回想のパートは、話の流れが飛び飛びになっているので、観てて「どういう話の流れだっけな?」となりやすいぞ。
ドラマ映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス 3.5
映画.com なし
現状あんまりレビューがないですが、アナデアルマスが美人だったり、セルジオという人物をこの映画で初めて知った人が多かった印象。
知っている人もこの映画を通じて、色んな思いがあったよう。
高評価の意見としては…
アナデアルマスが美人、
低評価の意見としては…
イラクについて予備知識がないと厳しい、
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・セルジオをより深く観る為の予備知識)イラク戦争について
- アメリカで起こった9・11テロでイラクへの敵意が明確に出てくる。
- イラクが国連決議687に違反して大量破壊兵器計画を放棄することに失敗したという口実のもと、米国が組織した連合がイラクに侵攻したのが戦争の発端。
- 侵略後、米国主導でイラクに新政府を設立するも過激派組織から反感が出て、テロが頻発。
- 今でもテロなどが起こっており、治安はかなり悪い。
- この映画の出来事は、2003年8月19日(メインの話)
簡単に箇条書きで書くとこのような感じです。
9・11テロという何千人という死者がアメリカで出たテロ事件。
これは、オサマビンラディンの米国に対する聖戦の宣言だと言われています。
『ワールドトレードセンター』という映画にもなっていますね。
2番の侵攻に関しては、後に根拠がないという結論に至っています。
下記詳しい感想 ↓
ネットフリックス公式サイトのセルジオ世界を救うために戦った男の作品情報より引用
(C)2020 Sergio Netflix.All Rights Reserved
自分で取れない責任はかなり重いと感じる教訓映画。
セルジオがとある行動をしたことにより、自分も含め大多数の人が被害にあった。
もし、あの時あの行動をしなかったら…警備の人を戻さなかったら…
ここまでの惨事にはならなかったかもしれない。
ここで、セルジオが「責任は自分が取る」と言った。
そんなの取れるわけがない。
人が死んだりする責任なんて、どう取るつもり?
生き返らせる?
出来るわけがない。
出来ない責任を取るなんて言っちゃう人程罪深いものはない。
それが、人の生死や障害を追うようなものであれば尚更だ。
この映画は、自分の力を過信しすぎない事、取れない責任は取るなと言う教訓映画に感じた。
観ときたい映画の一本。
イラク戦争で何があったかその一部が見られる。
イラク戦争で、イラクの人々を本気で救おうとした人の血と涙の努力が見られる。
映画なので、一部誇張して描かれているかもしれない。
それでも、国連の人達がどんな風に頑張って行ったのか、あの出来事の真相とはなんなのか…
実際、日本人もこの戦争の時、支援にいってるので、色々感じる部分がある。
戦争の惨さが観られ、やってはいけない事と再確認させてくれる…
追記)一部グロい部分があります。
過去パートと現在のパートがあり、分かりづらい部分あり。
インドネシアの時の東ティモールの独立の回想とイラク戦争で窮地にたっている現在のパートが交互に出てくる。
過去のパートと現在のイラクに来ているパートがこんがらがった。
この部分は、人によっては、混乱しかねないので、注意した方がいい。
特に回想のパートは、話の流れが飛び飛びになっているので、観てて「どういう話の流れだっけな?」となりやすいぞ。
インドネシアでの話も印象的だった。
だが、内容が所々飛び飛びだったので、その辺ももう少し観たかったなぁ。
ネタバレ感想
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瓦礫の中でセルジオとカロリーナの最後の会話、同僚とのやり取りが…
瓦礫の中で、同僚の男性が脚を瓦礫に挟まって動けない状態。
モルヒネも致死量一歩手前まで打っていたので、もう打つことができず、脚を切断するしかない状態。
脚を切り落とす音。
セルジオに罵声を上げる。
生々しく、心にズドンと響いた。
この時のセルジオ・デメロは、何を思っていたのだろうと思う。
映画の流れからして、後悔していたように感じた。
脚を切断する前に「断ることもできるのでは?」とカロリーナに言われるシーンがあったので、自分は後悔したんだなぁと思った。
どちらにせよ、同僚の脚を切断してる時の顔から良い思いではないのは確かだ。
最後、セルジオとカロリーナの会話が印象的。
「愛してる」
が最後の言葉となった。
単純だし、いつでも言える事だけど、とっても愛がある言葉。
結末~
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登場人物と簡単な説明
セルジオ・デメロ(主人公)
カロリーナ(セルジオの彼女)
セルジオ・デメロ、車両テロに遭い、死亡。
イラクで、紛争を終結させる為、ブッシュ大統領からの指名もあり、やってきた。
そこの国連の建物は、戦車などかなり強固な建物であった。
それを見たデメロは、その警護を引き上げさせた。
その後、国連に車がやってきたと思ったら、大爆発。
車両テロに遭った。
そして、多数の死者を出し、その中にはデメロも含まれていた。
デメロ氏は、瓦礫の山の中、瓦礫をどかす重機も間に合わず、一人息を引き取ったのだった。