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感想評価)赤ちゃんを何だとおもってんだ!…Netflix映画タルーラ〜彼女たちの事情〜(感想、結末)

 

    

赤ちゃんを何だとおもってんだ!…Netflix映画タルーラ〜彼女たちの事情〜(感想、結末)

   (更新日: 2021/01/02)

タルーラ〜彼女たちの事情〜

タルーラ〜彼女たちの事情〜

ネットフリックス公式サイトのタルーラ〜彼女たちの事情〜の作品情報より引用

 (C)2016 Tallulah Netflix.All Rights Reserved

 

育児って予想以上に大変な事なんです。

自分も父親になって実感した…

この『タルーラ〜彼女たちの事情〜』でもキャロラインという女性がその現実に直面している。

その姿を観た主人公のタルーラが「この人じゃ赤ちゃんが死んじゃう!」ってことで連れ去ってしまう。

ただ、主人公はほぼホームレス状態…そう、車上生活をしているのだ。

収入もなく、ごみをあさってその日の食べ物を得ている状態。

ここまで来て分かる確実にこの映画重たいやろ感。

そう、重たかった…

気分が落ち込んでいるときは観ない方がいいです。

 

 

キャスト

エレン・ペイジ


アリソン・ジャネイ

 

タミー・ブランチャード

 

エヴァン・ジョニカイト

あらすじ~

 

元彼を捜していた住所不定若い女が、衝動的に赤ちゃんを誘拐してしまう。

ちゃんと子育てをしていない母親から救い、自分の子として育てるつもりだったが…。

 

ネットフリックス公式サイトのタルーラ〜彼女達の事情〜作品紹介、解説欄より引用

 

解説

 

「JUNO ジュノ」のエレン・ペイジが主演を務めたヒューマンドラマ。

マーゴを「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のアリソン・ジャネイ、キャロラインを「インビテーション」のタミー・ブランチャードがそれぞれ演じた。

Netflixで2016年7月29日から配信。

 

ネットフリックス公式サイトのタルーラ〜彼女達の事情〜作品紹介、解説欄より引用

 


Tallulah | Official Trailer [HD] | Netflix

原題、Tallulah

上映時間、111分

監督
シアン・ヘダー
脚本
シアン・ヘダー
製作
ヘザー・レイ
クリス・コロンバス
トッド・トレイナ
ラッセル・レヴィン
製作総指揮
エレン・ペイジ
デヴィッド・ニューサム
エレノア・コロンバス
マーク・バートン
クリス・リットン

配給、ネットフリックス

 

 

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ストーリー…7/10

キャスト…5/10

 

 個人的評価…7/10

 

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一文感想 ↓

タルーラとマーゴと赤ちゃん

タルーラとマーゴと赤ちゃん

ネットフリックス公式サイトのタルーラ〜彼女たちの事情〜の作品情報より引用

 (C)2016 Tallulah Netflix.All Rights Reserved

どちらが悪いと言われたら、両方悪いんだよなぁ…面白い映画。

 

3人の女性たちの暗くも色んな価値観を持った絡みは面白い。

だが、赤ちゃんを連れまわしたりと同情なんか出来ない。

仕方ない部分は確かにある。

だがね、命を軽く考えすぎな所があるのが、かなり嫌だね。

人によって、見るに耐えない映画だ。

 

育児放棄した親VS誘拐した女性。

意見がとても割れそうな映画の題材だなと思った。

どちらが幸せ?とみんなに聞いてみたい映画だ。

 

とある3人の女性達の事情は、面白い。

キャロラインとタルーラとマーゴの何処か影がありつつ、関わりのある3人の関係性と事情が特に面白い。

ただ…内容は重いぞ。

 

一番の被害者は、赤ちゃんのマディ。

大人の事情で連れ回されるマディちゃんがただただ可哀想…

 

 

ドラマ映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 3.6

映画.com 3.3

映画.comにはコメントはなかった。

フィルマークスにはあったので、フィルマークスのみの傾向とするよ。

 最後のシーンが余計だったりするくらいで低評価の意見は少な目。

文化の違いに驚く人もいれば、あの状況で連れ去る気持ちも分かる…だが犯罪だなんてなんとも言えない葛藤を抱えている人が多いようだ。

 

高評価の意見としては…

 女優たちの演技が良い、

低評価の意見としては…

 最後のシーンが余計

 

 

 

 

下記詳しい感想 ↓     

タルーラと赤ちゃん

タルーラと赤ちゃん

ネットフリックス公式サイトのタルーラ〜彼女たちの事情〜の作品情報より引用

 (C)2016 Tallulah Netflix.All Rights Reserved 

育児放棄した親VS誘拐した女性。

観ていて思った事が一つ。

意見がとても割れそうな映画の題材だなと思ったことだ。

この点は、特に面白いと思ったね。

色んな人の意見を読んで、色々考えたり感じたり出来る映画。

イメージ的には、授業の道徳とかでやった「どちらか片っぽを助けられるなら、一人の大切な人がいる方か多数いる方かどっち?」みたいな問いみたいだ。

 

子供の育児が大変で我が子を要らないとまで言ってしまうキャロライン。

たまたま金目当てで立ち寄ったタルーラがキャロラインに従業員と間違えられて、ベビーシッター代わりにされる。

それで、情が移り、この親に預けてはダメだと言う事で連れ出す。

まぁ、見た目からして従業員に見えないし、従業員はベビーシッターじゃないんだよな笑。

 

ここで問題なのがタルーラがほぼホームレス状態だと言うこと。

どちらが幸せかと言われたら、究極の選択に近いかもしれないね。

 

片方は育児放棄、もう片方は住む家もない貧困。

自分は、まだ育児放棄気味の方が良い気がする。

愛情がなくても虐待はしてないからね。

あなたは、どっち?

       

     

 

とある3人の女性達の事情は、面白い。

キャロラインとタルーラとマーゴの何処か影がありつつ、関わりのある3人の関係性と事情が面白い。

正直話の内容は、重い。

貧困に離婚、育児放棄に依存症。

最後の依存症は、依存症気味と言った方が良いのかな?

何かしら悩みを抱えて苦しんでいる女性たちの様々な事情が絡み合う様は、ついつい見入っちゃう。

 

育児放棄していて、赤ちゃんがいない事を朝になってやっと気付いたキャロライン。

車乗生活で情が移ったために赤ちゃんを連れ去ったタルーラ。

タルーラの彼氏の母であり、離婚調停中のマーゴ。

 

3人とも人生の下り坂を降りきってます感が強い。

なので、みんな荒れている。

時に全員男が多少なりとも絡んでる。

関係性を見たり、彼女らの絡みを観ていると色んな感情が出てきて…一言で表すと複雑だ。

 

苛立ちを感じたり、同情したりデンバー赤ちゃん可愛いなんて思ったりと色んな感情が出てくるぞ。

         

 

一番の被害者は、赤ちゃんのマディ。

キャロラインの赤ちゃんでタルーラに誘拐された赤ちゃんで、マーゴが孫だと言われ勘違いしてしまった赤ちゃん。

 

色んな所に引っ張り回され、裸でいるし、環境もコロコロ変わる。

そんなストレス過多なマディちゃんが一番可愛そうだ。

彼女達大人の事情に赤ちゃんが振り回されるのは、観ていて嫌悪感も感じるし、辛く感じる。

 

これは、マディちゃんの幸せを願った行動じゃない、自分達(彼女達)の世間の目や幸せを第一に考えた行動ばかりだからなんだろうな。

 

 

 

 

ネタバレ感想

下記の[表示]内に隠しております。

 

 

タルーラは、あの後どうなってしまったんだろう…

 赤ちゃんを返して、警察に誘拐として捕まったタルーラ。

パトカーの中で何処か清々しい感じでいたが…

完全に実刑だよな。

何年もムショに入ることは確定している。

出た後どうなってしまったんだろう…

マーゴの元へ行くのだろうか?ニコとよりを戻すのだろうか…

一人で生きていくのだろうか…

あの先がとても気になってしょうがないね。 

 


 

結末~

下記の[表示]内に隠しております。

 

 

 登場人物と簡単な説明

タルーラ(主人公)

マディ(キャロラインの赤ちゃん)

キャロライン(育児放棄したお母さん)

マーゴ(タルーラの彼氏のニコの母親で、夫が男性と浮気)

 

タルーラが捕まり、無事マディはキャロラインの元へ

このお母さんじゃだめだということで、タルーラは赤ちゃんを誘拐

マーゴの元へ孫だと嘘をつき転がり込む。

マーゴと一緒に過ごしていくうちに打ち解けあうが、偶然キャロラインと遠巻きに出会う。

急に急いで地下鉄で逃げ始めたので、不審に思ったマーゴが問いただす。

タルーラは赤ちゃんを連れて出ていく。

タルーラは赤ちゃんを抱え、途方い暮れるも赤ちゃんが熱を出す。

そのころマーゴの元へ警察が来て、事の顛末を知る。

たまたま浜でニコに遭い、タルーラとニコで病院に連れて行く。

ニコはタルーラに逃げるようにいう。

一旦タルーラ逃げるも心配になって戻ってきたところを警察に捕まる。

キャロラインの元へ無事赤ちゃんが届き、タルーラは警察に連れていかれたのだった… 

 


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