権力と金を振り回す!?遭難した人探す系映画…Netflix映画雪の峰(感想、その他)
ネットフリックス公式サイトの雪の峰の作品情報より引用
(C)2021 The Father Who Moves Mountains Netflix.All Rights Reserved
遭難者視点ではなく、遭難者を探す親視点の本作。
まぁ、個人的には合わなかった。
てか、終始モヤモヤして、最後は切ない気持ちにさせられたんだ。
モヤモヤの理由は、主人公の前職と金。
明らかに狙ってやっているこの意図。
どういう意図かは、一文感想のところで書いている。
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キャスト
エイドリアン・ティチェニ
エレナ・プレア
ジュディス・スターテ
ヴァレリウ・アンドリウツァ
トゥドール・スモレアヌ
ヴィルジル・アイオアネイ
ラドゥ・ボタル
ペトロネラ・グリゴレスク
ボグダン・ネキフォル
クリスティアン・ボタ
あらすじ~
厳寒の雪山で息子が行方不明に。その知らせを受けた元情報局員は、我が子を見つけ出すためすべてを犠牲にする覚悟で、あらゆる手を尽くした必死の捜索を続ける。
ネットフリックス公式サイトの雪の峰の作品紹介、解説欄より引用
映画「雪の峰」簡単紹介
この映画は、遭難者側ではなく、遭難した人を探す側の視点。
もっと正確に言うと、遭難者の親族視点の映画となっている。
山岳救助隊が主人公ってわけじゃないんだ。
映画内では、主人公の職歴が語られていないので、事前にネトフリのあらすじを読まないと一部わけわからんことになるので注意。
因みになんでこの主人公が金を振り回しているのかなんで情報局がしゃしゃり出てきたのか謎でしかなかった。
主人公は、元情報局員ってことだ。
この重要な情報が映画内では出てこないので、注意。
映画は、殆ど山と山のふもとの作戦基地、近くのホテルが舞台。
遭難した我が子を探す悲しき親像というよりも金と権力を振りかざして、身勝手に振舞ってるムカつく親像でしかない。
原題、The Father Who Moves Mountains
上映時間、109分
監督ダニエル・サンドゥ
配給、ネットフリックス
ストーリー…5/10
キャスト…5/10
個人的評価…5/10
一文感想 ↓
切なさ3割、他主人公へのいら立ち…微妙な映画。
遭難者視点ではなく、遭難者を探す側の視点で描かれたこの映画。
主人公が元情報局員って設定な上、傲慢かつ金ばらまき体質なのもあり、共感が全くできない映画となっている。
山岳救助隊のいう事を聞かないだけじゃなく、勝手にあれこれしちゃって明らかに邪魔をする。
ちょくちょく「金ならいくらでもだす」ってお金アピールする。
因みにこのお金を惜しみなく使いまくるシーンは、映画内で何度もある。
他にも情報局のツテも使ってしまう。
色んな傲慢さが目立つ展開となっていた。
終盤には、なんとなく察しがついてしまい、何とも切なさが残る。
あの後ろ姿を見ると、今までの非情な行いも擦れて…ちょっとだけ擦れて見える。
個人的にこの映画何が言いたかったのかというと、「自然の前には人間なんて勝てっこないんだぜ」ってことだ。
どんな手を使おうと自然が相手では、太刀打ちできない。
ある程度は、出来ても完全勝利はまず無理。
そんな現実を突きつける映画でした。
前半部分は、主人公の行動に苛立ちが…
前半部分は、主人公の自分勝手さが目立ち、苛立ちや嫌悪感マックスな展開だらけであった。
後半部分は、現実を突きつけられる切なさが…
落ち込んだ時に観ると、余計落ち込んでしまうので、注意だ。
遭難した側じゃなくて、遭難した人を探す側。
探す側の色んな心情がまぁまぁリアルに描かれている。
ただ…主人公の設定を普通の会社員で良かったのではないだろうか…
ちょっと変わった映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新していきます。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
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下記詳しい感想 ↓
前半部分は、主人公の行動に苛立ちが…
職歴が謎な主人公。
映画内では一切説明がないが、あらすじで何をしている人か判明する。
この映画は、遭難した視点ではなく、遭難した人の身内視点(探す側)の視点となっている。
この点は、今までにない感じで面白い。
遭難した側の映画は、たくさんあるが、遭難者を探す側の視点にスポットを当てたのは、今作が初めてかもしれない。
因みに遭難者側の視点は、一切出てこない。
苛立ちを感じた理由は、こちら…
- 職権乱用。
- 山岳救助隊への信用度ゼロ。
- 不倫して離婚、不倫相手と子供作る。
- 我が子だけって気持ち全開。
前半部分はひたすら主人公の酷さが目立った。
遭難を知ってから、山岳救助隊の人に依頼するんだが、明らかに中年小太りの男性が「登山の経験あるんじゃぁ」とぬかし、一緒に行こうとする。
まだ、この辺はいいよ。
心配するあまり、一緒に行きたいんですって思うのは。
だが、めっちゃしつこい。
そのうち、山岳救助隊をディスり始め、勝手に行くとか言い出す始末。
この辺から違和感というより、苛立ちを覚え始めた。
大人しくしてろよと…
結局登ることになるが、結果は目に見えていた。
因みにこの男性、遭難者の母とは離婚。
その理由は、不倫で不倫相手のお腹に子供もいる。
この部分からして、嫌気を覚える人も多いだろう。
あらすじに書いている通り元情報局で、そのツテを使って捜索し始める。
もちろん山岳救助隊に何にも言わずにだ。
この時、新たに遭難者が出たりするんだが、その対応が酷すぎた。
まさに自分勝手な行動をしてしまう。
前半部分は、主人公の自分勝手さが目立ち、苛立ちや嫌悪感マックスな展開だらけであった。
後半部分は、現実を突きつけられる切なさが…
見れば見るほどどうなるか察するこの映画。
後半部分は、その現実から父親の切なさがにじみ出てくる。
前半部分の苛立ちは、どこ吹く風か…
父親一人だけの悲しい背中がなんともいたたまれない。
落ち込んだ時に観ると、余計落ち込んでしまうので、注意だ。
遭難した側じゃなくて、遭難した人を探す側。
遭難した側だと緊迫感のある脱出劇が見所になることが多い。
この映画は、その逆で、遭難した人を探す側の視点となっている。
探す側の色んな心情がまぁまぁリアルに描かれている。
なんで、まぁまぁかというと、この主人公がなかなか良い仕事についているから。
元情報局員で、そこそこ地位のある人物だからだ。
なので、凄い傲慢だし、お金に物を言わせてる感が強く、共感が出来ない。
愛する子が遭難した悲しさややるせなさを感じる以前の設定上のミスな気がしてならない。
もっと普通の会社員で良かったのではないだろうか…
因みに英題は、「The Father Who Moves Mountains」。
「山を動かす父」って意味だ。
観終わってから、この直訳を見てもあまりピンと来ない…