モンスターパニック映画風になった作品…ザ・フライ2 2世誕生(感想、結末、裏話)
前作のザ・フライの感想記事)
キャスト
…エリック・ストルツ
ベス・ローガン
…ダフネ・ズニーガ
アントン・バートック
…リー・リチャードソン
ステイシス・ボランズ
スコービー
…ゲイリー・チョーク
ジェーンウェイ
…アン・マリー・リー
あらすじ~
ある科学研究所にて、1人の女性が出産した巨大な卵から赤子が誕生し、赤子の母は死亡する。
ハエ男セス(ブランドルフライ)の遺児である赤子はマーティンと名づけられ、研究所長バートックの厳重な警戒下で育てられる。
それから5年後、異常な成長速度で身体が成人まで発達し、頭脳も飛躍的に向上したマーティンは、生前のセスが携わっていた物質転送の研究を再開し、研究所員ベスと恋仲になる。
しかし、セスからハエの遺伝子を受け継いでいたマーティンの身体は、着実に変化し続けていくのであった…
個人的評価…6/10
一文感想 ↓
グロ要素を取っ払い、よりモンスターパニック寄りになった感じ
ブランドルフライの子供であるマーティン・ブランドルが主人公のザフライ続編。
続編ということだけあって、前作を観ていないと話が繋がらないので、注意しよう。
前作と比較すると…
グロ要素がなくなり、よりモンスターパニックよりになった気がする
一応グロい部分は出てくるが、前作より少ない印象だ。
前作のマーティンブランドルよりクリーチャーの感じが違ったように見える
というより、もうハエ要素がないよね?
って思ってしまった。
前作と同様に今作もモンスター系ともう一つの要素の…
べスとマーティンの恋の行方が気になる
前作同様主人公は、恋をしてなんと両想いになります!!
そして、どんどんと変わっていくマーティンを観てしまったべスは…
と、そこから先は、実際観てみて下さい!
クライマックスからのエンディングは嫌いじゃないかもしれない
クライマックスは、何故かモンスター側のマーティンを応援してしまった笑
エンディングも個人的にはきらいではないが、ザフライの1作目の雰囲気とかが好きな人は、この流れからのエンディングの落ちは好きになれない人がいるのではと思ってしまう。
モンスターとの純愛映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
あんまりいい評価ではありませんでしたね。
主に、クライマックスが後味が悪いという人が多かったみたいですね。
非人道的では?そして、主人公人殺しまくっているけどいいの?それ?
という疑問があるようですね。
個人的な意見としては、自分は後味悪い…とは思ってませんね。
逆に人殺しまくってるけどいいの!?っていう疑問は、アクション映画全般に言える疑問ですし笑
アクション映画の主人公大体人殺しまくってるから、死刑確定な人ばっかだけど…
それにあの社長さんは、一人の人生を私利私欲の為に使う気満々でしたし、母親も無理くりうまさられた感じなので、かなりの悪者感があるんですが…
ラストのああなってしまったのも自業自得という意見ですね!自分は。
下記詳しい感想 ↓
グロ要素がなくなり、よりモンスターパニックよりになった
前作のザフライは、主人公がハエになっていく過程をリアルに描いているが故、グロ要素が強めだった。
ある種、こういったグロが苦手な人は厳しい映画だったが、今作の続編は 一応グロい部分は出てくるが、前作より少ない印象だ。
同じ遺伝子を受け継いでいる子供も結局は、同じようになってしまう運命だ。
それにあらがおうと必死に頑張っている姿は、なんだか心打たれる感じがした。
心打たれるといえば、このマーティンブランドルの初めての友達と言える犬の結末だ。
これがもう可哀そすぎて、観ていられなかったなぁ…
こっそり抜け出して、科学者や社長さん以外に初めて話す…というより触れ合った犬。
それがあんな結末になるなんてと思ってしまった…
話を戻すが前作のマーティンブランドルよりクリーチャーの感じが違ったように見える
というより、もうハエ要素がないよね?
って思ってしまった。
ハエ…というよりカマキリよりなイメージが強いのだが気のせいだろうか…
それとどことなくエイリアン風な感じにもなっている。
同じクリーチャーということで、やはり似通ってしまうのであろうか…
べスとマーティンの恋の行方が気になってしまう
前作同様主人公は、恋をしてなんと両想いになります!!
恋をして、何故かクリーチャーとなってくマーティンを受け入れます。
ここで思ってしまったのは、ブランドルの血をひく者は、女性に恵まれているという事。
誰一人拒絶しないという不思議!
まぁ、ザフライシリーズといえば、こういう純愛がテーマの一つなんで、しょうがないといえばしょうがないんですがね笑
クライマックスからエンディングは嫌いじゃない
正直なところクライマックスは、何故かモンスター側のマーティンを応援してしまった笑
完全にこの父親代わりの社長は、マーティンを利用することしか考えていない。
それに、マーティンの運命や恋の事について色々やらかして、怒らせている。
まぁ、あんな運命を隠し続けてたら起こるし、ちゃっかり嘘ついてるのもだめだよね笑
それで、なんと今作ビデオ出演だが、セスブランドルが出てきます。
父との対面だったんですが、特にこれと言って感動することはなかった雰囲気。
そしてもう一人懐かしい人物が出演しています。
前作手足をセスに溶かされたステイシスさんです!
前作では、屑っぷりを発揮していたステイシスさんは、なんと今作結構いいやつ風な感じになっていたのが驚きでした!
と、色々と過去のザフライを観ていないと楽しめない部分があるので、しっかり前作を観といた方が、この作品は楽しめます。
そして、エンディングも個人的にはきらいではないが、ザフライの1作目の雰囲気とかが好きな人は、この流れからのエンディングの落ちは好きになれない人がいるのではと思ってしまうことでしょう。
余談、裏話…
キャッチコピーは、「あの父にしてこの子あり」という事らしいですね。
結末~
実の父と思っていたバートックが自分を生きた標本くらいにしか思っていなく、結局はマーティンとバートックで遺伝子を合成し、マーティンは無事普通の人間へと戻れた。
マーティンは、生まれた場所に戻ってきてしまい、卵として羽化するとなんとカマキリのような見た目で出てきた。
科学者や警備員たちを殺していくと、最後に残ったのは、バートックだけだ。
マーティンは、バートックと対峙するも銃で撃たれて、倒れる。
近くで最後のお別れの言葉をバートックが言っている隙にマーティンは、銃を取り上げ、パソコンの前へ。
そして、魔法の言葉…パパという言葉を入れ、ハエの遺伝子を取り除くプログラムを起動する。
そして、マーティンとバートックは、カプセルの中に入り、べスにボタンを押してもらい、起動。
すると、人間とは思えない謎の化け物と人間に戻ったマーティンの姿が現れた。
そして、その人間と思えない化け物(バートック)は、隔離施設に入れられ、実験の対象とされるのであった…