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感想評価)地球に取り残された男と地球に帰還中の宇宙船の物語…Netflix映画ミッドナイト・スカイ(感想、解説)

 

    

球に取り残された男と地球に帰還中の宇宙船の物語…Netflix映画ミッドナイト・スカイ(感想、解説)

 

ミッドナイト・スカイ

ミッドナイト・スカイ

ネットフリックス公式サイトのミッドナイト・スカイの作品情報より引用

 (C)2020 The Midnight Sky Netflix.All Rights Reserved

 ジョージクルーニー監督製作主演のSF映画

ネトフリでは珍しいガチのSF映画となっている。

この映画の感想とオチについて分かりづらいと感じたので、最後に簡単な解説をするぞ。

 

 

キャスト

ジョージ・クルーニー

フェリシティ・ジョーンズ

デヴィッド・オイェロウォ

カイル・チャンドラー

デミアン・ビチル

ティファニー・ブーン

カオイリン・スプリンガル

ソフィー・ランドル

イーサン・ペック

あらすじ~

 北極圏に独り残った科学者は、地球全体が大惨事に見舞われたことを知り、帰還途中の宇宙飛行士らと交信し、地球には戻れないことを伝えようと手を尽くす。

 

ネットフリックス公式サイトの軽い男じゃないのよ作品紹介、解説欄より引用

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ジョージ・クルーニー主演『ミッドナイト・スカイ』最終予告編 - Netflix

原題、The Midnight Sky

上映時間、122分

監督

 ジョージ・クルーニー

配給、ネットフリックス

 

 

ストーリー…5/10

キャスト…5/10

 

 個人的評価…6/10

 

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一文感想 ↓

終わり方と話の展開が…まぁまぁな映画。

ジョージクルーニーの監督製作主演の今作で 、原作はリリー・ブルックスダルトン原作のSF小説『世界の終わりの天文台』という小説。

個人的にはそこまで面白いと感じなかったというのが正直な感想。

所々説明不足な部分もあり、オチがスッキリしない…モヤモヤ感が強く残ってしまう。

それに加え、地球側の視点と宇宙側の視点の2視点で映画が展開されていて、欲張りすぎ感が強くでてしまっている。

正確には、どっちつかずの中途半端感が強くなってしまっているんだ。

 

地球の詳しい状況や新しい惑星について、はたまたオチについてもしっかり説明されないまま終わってしまっている。

原作小説も似た感じのようで、白黒はっきりしてほしい派の人は、かなりモヤモヤが残ってしまう終わり方だ。

 

こう残念な点を書きまくっているが、良い点だってある。

宇宙船側の視点のパニック展開や地球側の絶望感など好きな人は好きなんじゃないだろうか。

オチも詳しく説明されていないが、結構感動よりとなっているので、この辺好きな人はかなり好きな終わり方となっている。

 

 映画見慣れてる人向けの映画であることを前提に…
映画を観慣れている人向けと思う理由は、説明不足ということ。
どっちつかずになってしまった。
宇宙から地球に帰還する宇宙船のパニックSFと地球に取り残された(残った)ジョージクルーニーのヒューマンドラマS F映画のどっちつかず感が強かった。
原作を読んでいたら、しっかり理解できるかもしれない。
レビューを読む限り、原作小説でもエンディング部分は、モヤモヤ感があるようだ。

感動系のSF映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 

映画.com 

レビューが溜まり次第更新していきます。

 

 

高評価の意見としては…

 

低評価の意見としては…

 

 

 

 

 

下記詳しい感想 ↓          

映画見慣れてる人向けの映画であることを前提に…

映画を観慣れている人向けと思う理由は、説明不足ということ。

映画内のシーンにヒントがあるんだが、それも分かりづらく映画を観慣れていないと見逃してしまうようなもの。

そもそもの世界観や地球に残った博士。

それともう一つの舞台である、違う星で活動していたパイロットたち。

この辺が飛び飛びで説明されていく。

映画ではよくあるストーリー展開で、話が進むにつれ過去の回想を交えつつ、地球側と宇宙側で話が切り替わっていく。

 

特にジョージクルーニーが出会った少女の下り。

ここが特に分かりづらい。

全部観た人は、2パターンで迷う人がいるのではないだろうか。

そもそも冒頭のあのシーンがあったからこそあの少女の正体に迷いが生じてしまうんだ。

 

因みにフェリシティ・ジョーンズ、劇中では妊婦でしたが、この撮影時も妊娠していたとのこと。

映画内で子供の名前を決めていたが、こういう俳優の裏事情を知ると何気ないシーンでも面白く思えてくるよね。 

 

どっちつかずになってしまった。

これとこれをみせたかったんだなってことは伝わった。

映画自体近未来のSFもので、宇宙を舞台にしていたり、地球に住めなくなる設定など盛り込まれているんだ。

 

それで、見せたかったものはこの2つとなっている。

  • 宇宙から地球に帰還する宇宙船のパニックSF
  • 地球に取り残された(残った)ジョージクルーニーのヒューマンドラマS F映画

 

宇宙から地球に帰還する時、お約束というのが、色んなハプニングが起こること。

宇宙嵐みたいのに襲われたり、軌道からそれたり…

はたまた地球との交信する手段をうしなったりとそういうパニックSF的なものとなっている。

似てるかなって作品は…

  • モンスター要素はないが、『ライフ』。
  • 一番近いかなって思ったのが『ゼログラビティ』。

ゼログラビティでは、宇宙の綺麗なシーンが多数あったり、船外活動でのハプニング等このミッドナイトスカイの宇宙船側の視点とかなり似ている。

 

それともう一つ地球に一人自らの意思で残った博士のヒューマンドラマ風SF映画

ジョージクルーニー演じる博士がガン?か何かの末期である。

助からないと知っていたので、一人地球に残り過去の後悔などを思い返して過ごす。

似てるかなって作品は…

  • 舞台は地球ではなく、宇宙船であるが、『パッセンジャー』。
  • 舞台は火星だが、たった一人で切り抜けるという点では似ている『オデッセイ』。
  • 荒廃した地球で決死の旅をするという点で『インターステラー』。

意外とそっくりなものはない。

どこか似ている部分のある作品はあるんだけどね。

もしかしたら、こっちメインでやった方が新感覚で面白かったかもしれない…

 

 

原作を読んでいたら、しっかり理解できるかもしれない。

 原作は、リリー・ブルックスダルトン原作のSF小説『世界の終わりの天文台』という小説。

レビューを読む限り、原作小説でもエンディング部分は、モヤモヤ感があるようだ。

自分は原作小説未読なので、もしかしたら、原作小説を読めば理解が深まる?かもしれない。

 

ジョージクルーニーの吹き替えが小山力也さんなんだよね。

個人的にかなり好きな声優で、今作は吹替えで鑑賞。

小山ボイスを余すことなく堪能できました。

他にもヴィンディーゼルの吹き替えをよくやっている楠大典なども吹替えに参戦しているぞ。

 

 

 

 

「ミッドナイト・スカイ」の少女について(解説)

人によっては何でそうなったんだ?と思う人が多いと思う地球にいた少女について。

観ていて、「このオチの展開分かりづらいなぁ…」って感じたんだ。

ジョージクルーニー演じるオーガスティン博士が北極のキッチンルームで隠れているところを発見したのが始まり。

そこから無口の少女とオーガスティンの不思議な生活が始まっていく。

 

何故分かりづらい?

冒頭の意味ありげなシーンを覚えているだろうか。

地球でみんなが宇宙船に乗り込んでいる時、とある女性が「うちの子がいないの!」と叫んでいた。

その叫びに「前の宇宙船に乗ってたって言っていたわよ」とおばちゃんらしき人が答えた。

そう、この子供が実は宇宙船に乗っていなかったんじゃないか説を考えられるからだ。

 

少女について(オチ解説)

少女の正体についてここでは解説していく。

ネタバレになるので、下記の[表示]内に隠しております。

 

 

少女は、宇宙船に乗っていたアイリス

その理由は、オーガスティンの回想の時に出てきた少女と出会った少女 が同じ人。

そして、オーガスティンの最後のシーンでは、少女と一緒にいたはずなのに次のシーンではいなくなっている。

これは、少女がオーガスティンの幻覚だったという証拠の一つ。

他にも全く喋らなかった設定に加え、オーガスティン以外の人と会う事すらなかった。

これは、幻覚若しくは妄想オチによくある特徴なんだよね。

 

以上3つのことから、少女は宇宙船に乗っていたアイリスだということがいえる。