良作!娘を無くした悲しみをムクドリが…Netflix映画ムクドリ(感想、その他)
ネットフリックス公式サイトのムクドリの冒険の作品情報より引用
(C)2021 Arlo the Alligator Boy Netflix.All Rights Reserved
子供を亡くした夫婦が鳥のムクドリを通じて前に進もうとする映画。
感動する上に小物の使い方がとても上手い。
子供を亡くした夫婦は…
ネトフリのオリジナル映画「サンダーフォース -正義のスーパーヒロインズ-」や「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」に出演しているメリッサ・マッカーシー。
同じく「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」や「ゴッホ 最期の手紙」などに出演しているクリス・オダウド。
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キャスト
クリス・オダウド
ダヴィード・ディグス
スカイラー・ギソンド
ローラ・ハリアー
ロザリンド・チャオ
キンバリー・クイン
ロレッタ・デヴァイン
ラビ・カプール
あらすじ~
大切な人を失ったひとりの女性。自宅の庭をめぐって攻撃的な鳥と戦う日々をきっかけに、自らの抱える悲しみ、そして前に進めずに苦しむ夫と向き合ってゆく。
ネットフリックス公式サイトのムクドリの作品紹介、解説欄より引用
リリー
女性で、主人公。
ジャックの妻、子供を亡くして、落ち込んでいた。
ジャック
リリーの夫で、リリーと同じく子供を亡くして、落ち込んでいた。
ストーリー…7/10
キャスト…6/10
個人的評価…8/10
一文感想 ↓
コメディとシリアスのバランスが絶妙…面白い映画
娘を失った夫婦がムクドリに出会ったことにより、変わろうとする映画。
ただ、暗く重たいだけじゃなく、純粋に面白いと思った。
面白かった理由)
大元は、コメディとシリアスのバランスが絶妙だということ。
そこに…
小物の使い方。
カット割。
ストーリーの良さ。
設定の活かし方。
ムクドリとの攻防戦が主にコメディ部分。
シリアスは、娘を失った夫婦のその後の話だ。
最愛の娘を失った悲しみは、計り知れない。
お互い色んな面にきているんだ。
そこにムクドリが現れるようになり、ピーターラビットやトムとジェリーのようなコメディが展開される。
このバランスがよく、どちらかというと明るい方に傾くくらいだ。
このおかげで、『暗いだけの映画』ではなく、『立ち直ろうとする明るい部分もある映画』って印象になった。
娘をなくなった夫婦目線やムクドリとの攻防戦といった設定は、暗さと明るさといったイメージで、いいパランス。
起承転結に繋げる際に使われる小物の使い方が上手ときた。
この小物を使う際、色んな感情をより引き立たせてくれる。
過去の思い入れ(過去シーンで登場した際のこと)を使ったりして、繋げ役だけでなく、感動や感傷など色んな感情をより強力に引き立たせる。
そこに面白いカット割も加わり、縁の下の力持ちのような要素となっていった。
純粋にいい映画だ、また観たいって思える映画だったね。
悲しすぎるくらい真実に胸が締め付けられる。
ちょっとした子供の遺品シーンや思い出を思い出させるシーンがキュッと心を締め付けてくる。
ムクドリとの攻防が面白いこと。
ムクドリに遅わて、傷つかないように恐る恐るヘルメットで園芸をする姿やリリーが怒り狂ってる感じは、トムとジェリーを見ているようで面白い。
シーンに隙がない…色んなシーンの伏線を上手に使う。
小物で、話の分岐点を作ったり、起承転結を感動的につなげたりする潤滑油として使っている。
とっても上手で、より作品が良いものだと感じたね。
感動系の映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新していきます。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
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下記詳しい感想 ↓
悲しすぎるくらい真実に胸が締め付けられる。
あらすじでは大切な人…娘を亡くなった悲しみ。
娘を亡くしたことにより、色んな後悔を感じてしまっていた。
その一つ一つがとても胸を締め付けられる。
例えば、子供部屋。
特に何かあるわけではないが、そこに立ち入った時のリリーの表情。
お母さんだったからこそわかる辛い気持ちが押し寄せる。
この辺は、視聴者の現在母親の人は、特に辛い。
他にもソファーに挟まった子供の片っぽの靴下。
ただのこのワンシーンで、ウルっと来てしまう。
このような、ちょっとした子供の遺品シーンや思い出を思い出させるシーンがキュッと心を締め付けてくる。
ムクドリとの攻防が面白いこと。
ムクドリは、鳥の一種で一般的には、オスメスで子育てをするらしい。
今作では、片っぽが子育てを頑張っていた。
他には、警戒心が強い。
カラスとかと一緒で、子育て時期は、かなり攻撃的になるらしい。
今作は、主人公の家の庭の木に巣を作ったムクドリとの攻防戦が繰り広げられる。
ムクドリって頭が良くて、偽物のフクロウの置物もすぐに偽物だと見破るんだ。
ムクドリに遅わて、傷つかないように恐る恐るヘルメットで園芸をする姿やリリーが怒り狂ってる感じは、トムとジェリーを見ているようで面白い。
元々が悲しい話が土台なだけに良い感じで中和をしてくれる。
今作のクライマックスは、とても前向きにさせてくれるもの。
イメージ的には、前を向いて頑張るぞと一歩前進できそうなものなんだ。
娘を亡くなった悲しみから色んな小物で、悲しみなどを表現。
ムクドリやまた小物を使って、頑張ろうと一歩踏み出す。
ただくらいだけじゃないのがこの映画の魅力だ。
シーンに隙がない…色んなシーンの伏線を上手に使う。
今までの詳しい感想を読んでくれている人は、分かる通り色んな小物が登場する。
この小物たちがとっても良い働きをしてくれるんだ。
前の項にも出てきた子供の片方の靴下とかもそうだ。
映画内でちらほら登場するこの靴下は、後半にムクドリと絡めてくる。
そこで、リリーのムクドリに対する気持ちが変わり始めるきっかけが生まれるんだ。
他にも小物で、話の分岐点を作ったり、起承転結を感動的につなげたりする潤滑油として使っている。
とっても上手で、より作品が良いものだと感じたね。
元々感動系の良い脚本に上手い繋げとカット割が生かしている。
重たい設定でありながら、どこかポジティブにさせてくれるようなストーリー。
そこに小物で上手く繋げたり、印象的なカット割と個人的には面白かったと感じたね。
「ムクドリ」のTwitter上での反応
Twitter上では、話題になっており、高評価。
死別という重たく繊細なテーマとムクドリを通じて変わっていく夫婦がとても良かったようだ。
監督は、映画「ドリーム」の監督らしいぞ。
#ムクドリ
— ガープ&PBFから君へ (@2fnDs0cRrqC4GRY) 2021年9月25日
独りよがりは分かっていても傷の深さを比べて負の感情を深めたり、だけど愛されていると気付く事で少し気持ちは変わっていったり。
許すことは難しいし謝ることも難しいし映画みたいに話すことも難しいし。
乗り越えた二人と手痛い歓迎をするムクドリが良かった。#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/r91xL3qqeD
メリッサ・マッカーシーが鳥と戦う物語。といってもコメディではなく、死別をテーマにした繊細な感情の揺れ動きを描く作品です。監督は『ドリーム』を手がけたセオドア・メルフィ。あとあの商品のプロダクト・プレイスメントが露骨…
— シネマンドレイク (@cinemandrake) 2021年9月27日
Netflix映画『ムクドリ』感想 ↓https://t.co/9vHn9hnqSC
最愛の娘を失った女性が心の整理をつけようと始めた庭の手入れ。だがそこには縄張り意識の強いムクドリが住んでいた。その日から始まったムクドリとの闘いはやがて彼女の灰色の人生に色を付け始めるー。
— ISO (@iso_zin_) 2021年9月25日
Netflix映画『ムクドリ』、心の再生を描く優しい映画。監督は『ドリーム』のセオドア・メルフィ。 pic.twitter.com/swc9dc8d3G
#ムクドリ
— ラブにゅ🦌:||🦝🦔 (@usako2020usako) 2021年10月1日
とても静かな映画
悲しみを測る物差しなんてないね
誰かのためとか何かのために生きる必要はないけど、その誰かや何かが生きる拠り所になる時もある
『投げ出すのも前向きな選択だ』
そうだね
前に進みたくない時が私にもあった
ただたゆたうだけの時間だってあっていいし、乗り越えられ→ pic.twitter.com/xI6zfwuKLe