ローマ教皇の話をNetflixが映画化!?…Netflix映画2人のローマ教皇(感想、結末)
(更新日: 2021/01/11)
Netflix公式サイトの2人のローマ教皇の作品情報より引用
©ガード2019 Netflix The Two Popes Inc. All rights reserved
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キャスト
あらすじ~
カトリック教会の方針に不満を抱くベルゴリオ枢機卿は、ベネディクト教皇に辞任を申し入れる。
しかし、スキャンダルに直面して信頼を失っていたベネディクト教皇はそれを受け入れず、ベルゴリオをローマに呼び寄せる。
考えのまったく異なる2人だったが、世界に10億人以上の信徒を擁するカトリック教会の未来のため、対話によって理解しあっていく。
解説
「シティ・オブ・ゴッド」「ナイロビの蜂」のフェルナンド・メイレレス監督がメガホンをとり、2012年に当時のローマ教皇だったベネディクト16世と、翌年に教皇の座を受け継ぐことになるホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿の間で行われた対話を描いたNetflixオリジナル映画。
ベネディクト16世役にアンソニー・ホプキンス、ベルゴリオ役に「天才作家の妻 40年目の真実」のジョナサン・プライス。
脚本は「博士と彼女のセオリー」「ボヘミアン・ラプソディ」のアンソニー・マッカーテン。
日本では配信に先立つ12月13日から、一部劇場にて公開。
The Two Popes | Official Trailer | Netflix
原題、The Two Popes
上映時間、126分
監督
フェルナンドメイレス
配給、ネットフリックス
ストーリー…7/10
キャスト…8/10
個人的評価…8/10
Netflix公式サイトの2人のローマ教皇の作品情報より引用
©ガード2019 Netflix The Two Popes Inc. All rights reserved
一文感想 ↓
ローマ教皇の裏話が堪能できる…面白い映画。
この映画は、実話を基にしたお話で当時はニュースで話題になったので、結末を知っている人はいるかもしれませんね。(どこまで事実から分かりませんが…)
自分もなんとなく知ってました。
何が起こったかくらいで詳しくは知らないので、その裏話的なものと思ってくれれば良いです。
残念だったのは…
宗教的言い回しが分かりづらかった。
ベネディクト16世とベルゴリオ枢機卿の会話がわかりにくいんです。
全部が全部宗教的な言い回しというわけではないんですが、一部こういった間接的な言い回しをし過ぎている感じがあるので、観ていて…
ん?どういうことだ??ってなってしまいます。
なんとな~くは理解できるんですがね笑
アンソニー・ホプキンス演じるベネディクト16世は、眼光が鋭く、観ているこっちもどことなく緊張してしまう程。
ある種威厳に満ち溢れている雰囲気を醸し出しているんです!(アンソニー・ホプキンス老けたなぁ~とも感じた笑)
そんなローマ教皇なんですが…
そのギャップに驚いたんです!
一人でファンタ飲みながら、ごはん食べて、テレビ何て観ちゃって…
「おぉ、ローマ教皇がテレビ見てファンタ飲んでる!」
って何のことはないんですが、そんな衝撃を受けちゃいました笑
ローマ教皇も一人の人間なんだなってしみじみ感じましたね。
ベネディクト16世とグレゴリオ枢機卿は、性格は正反対…という程ではありませんが、結構違くて、共通点はあまり無さそうだったんです。
だから、何処か噛み合わなくてちょっとちぐはぐで…教皇様だから、気を使ってるベルゴリオ枢機卿がなんだか面白くなってきてしまいました笑
ローマ教皇の裏話を観たいという方、史実映画、アンソニー・ホプキンスを観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス 4.0
映画.com 4.0
両方ともかなりの高評価でしたね。
レビュー内容もかなり高評価よりの意見ばかりで低評価の意見が殆どありませんでした。
Wカップ最大の裏側って書いている人がいて、凄く笑ったw
高評価の意見としては…
会話劇は、最高に良かった、ピザ一緒に食べるシーン可愛い エンタメ作品として十分観られるなどの意見が多かったです。
低評価の意見としては…
殆どなかったです。
下記詳しい感想 ↓
宗教的言い回しが多くとても分かりづらい
後半、ベネディクト16世とベルゴリオ枢機卿の会話、ベルゴリオ枢機卿の過去の回想がほとんどなんですが…
独特な言い回しをするので、話してても…ん??どういうこと?ってなってしまうんです。
まぁ、ローマ教皇との会話なのでしょうがないんですがね笑
そのせいか話し合いの会話は、聞いていて疲れてしまうし、内容がなんとなくしか分からない。
こんな感じのこといってるんだろあなぁって感じです。
ただ、全てがこう分かりづらいかと言えば、そうではないです。
後半の真面目な話の一部が難しい言い回しをしているだけで、他は意外とふつうなんですよね。
なので、話が全く分からないのでは??という心配はご無用なので、安心して下さい。
ローマ教皇のギャップに驚いた!
ローマ教皇といえば、何処か堅苦しく説教をしたり、会議みたいのをしたりと堅苦しい生真面目なイメージでしたが、何処か違いました。
その逆で、とても人間味溢れた人物だったんです。
ご飯は、一人で食べるし、テレビだって見る。
運動不足解消のため指定の時間に散歩に行かされる姿は、とても人間味溢れてて驚いてしまった。
好きな音楽語ったりしている姿は、どこにでもいそうなおじいちゃん。
民衆に崇められている姿は、本当に神々しく感じてしまう。
それに生活してる空間は、さすがローマ教皇。
豪華絢爛が非常に似合う!
とある間は、映像ながらも息を飲むほど美しい。
実際に見たら、どんなに衝撃的なことだろうかと思ってしまう。
そんなギャップを感じるのがどこか面白く見所でしょう。
ベネディクト16世とベルゴリオ枢機卿の会話が最高に面白い!
ベルゴリオ枢機卿がとある用があるため、教皇であるベネディクト16世に会うのですが、まぁうまい具合にはぐらかされる。
そんな姿に笑っちゃいながらも、ベネディクト16世から衝撃的な一言を言われ、観てるこっちもビックリする。
観ていた時、ベルゴリオ枢機卿と共に自分も固まってしまいました。
自分は、ニュースで事実くらいしか知らなくて、過程とか詳しい事を全く知らなかったんです。
そんな自分だからこそベネディクト16世の爆弾発言には驚かされましたね。
ベネディクト16世とグレゴリオ枢機卿は、性格は正反対…という程ではありませんが、結構違くて、共通点はあまり無さそうだったんです。
だから、何処か噛み合わなくてちょっとちぐはぐで…教皇様だから、気を使ってるベルゴリオ枢機卿がなんだか面白くなってきてしまいました笑
あ、ベネディクト16世は、どんと構えてます笑
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ネタバレ感想
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急にベネディクト16世がローマ教皇辞める発言は、ビビると思う。
ベネディクト16世とベルゴリオ枢機卿の会話の中でベルゴリオ枢機卿がここだ!と思ったんでしょうね。
引退したい宣言しようと思ったら、まさかのベネディクト16世がローマ教皇辞める宣言。
ベネディクト16世が退位したのは、ニュースで知ってたんですが、こんなさらっと言ったんですかね?
あんなのかたまっちゃいますよね笑
知らない人はかなりの衝撃だっただろうなぁ笑
ベネディクト16世の過去が気になる!
ベルゴリオ枢機卿の過去の話が話されて、次にベネディクト16世が話すとなった時、急にミュートになってしまった…
そういう演出なんですが、そのあとのベルゴリオ枢機卿の動揺っぷりから、相当な発言だったんでしょうね。
もう、気になって気になってしょうがない!
この映画でアルゼンチンの暗く過酷な歴史を軽く知った。
サッカーが強いイメージしかなかったアルゼンチン。
だが、昔は独裁政治が行われ、反発するものは殺して海?川?に捨てていて、死体の山だった事実。
かなりこれも衝撃的でした…
そんな暗い過去が潜んでいたとは…
この映画を観なければ一生知らずに終わっていたかもしれない。
そう思うとこの映画観て良かったと思うし、これが史実映画のいい所だなぁとおもいますね。
結末~
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登場人物と簡単な説明
ベネディクト16世(アンソニー・ホプキンス、ローマ教皇で退位した人)
ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿 (ジョナサン・プライス、ベネディクト16世と会話し、辞めるつもりがローマ教皇になった人)
ベルゴリオ枢機卿が辞める為にローマ教皇の元へ訪れたが、結局ローマ教皇が辞めたがっていた
ベネディクト16世ことローマ教皇は、ベルゴリオ枢機卿が辞職を迫っていたのを流し続けていた。
しょうがなくしっかり対話することにしたら、ローマ教皇は歳だからもう退位しようと思っていることを告げた。
衝撃的だったベルゴリオ枢機卿は、自分の過去を話始め、その後ローマ教皇も過去を話始める。
そんなこんなで、ベルゴリオ枢機卿は、ローマ教皇に説得され辞めるのを諦めて、ローマ教皇は退位。
その後、新たなローマ教皇を選任されたのだが、それがベルゴリオ枢機卿であったのだった…