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感想評価)貧困者の苦悩と葛藤が衝撃的…Netflix映画ザ・ホワイトタイガー(感想、その他)

    

貧困者の苦悩と葛藤が衝撃的…Netflix映画ザ・ホワイトタイガー(感想、その他)

 

ザ・ホワイトタイガー

ザ・ホワイトタイガー

ネットフリックス公式サイトのザ・ホワイトタイガーの作品情報より引用

 (C)2021 The White Tiger Netflix.All Rights Reserved

貧困層の主人公がインドのグローバル化個人主義、人の自由に加え社会階級や階級差別の中で苦悩と葛藤の中でチャンスをつかみ取っていくサクセスストーリー。

色んな差別やら重たくも難しい題材が上手い具合にストーリーを面白くしている。

この映画の感想と原作本について簡単に解説するぞ。

 

 

キャスト

アダーシュ・ゴーラヴ
ラージクマール・ラーオ
プリヤンカー・チョープラ
マヘーシュ・マンジュレーカル
ビジェイ・モーリャ

あらすじ~

 この貧困から何としてでも抜け出したい。

そんな野心を胸に裕福な一家の運転手となった男は、持ち前のずる賢さで成功を目指すが...。ベストセラー小説の映画化。

 

ネットフリックス公式サイトの軽い男じゃないのよ作品紹介、解説欄より引用

 

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『ザ・ホワイトタイガー』予告編 - Netflix

原題、The White Tiger

上映時間、125分

監督

 ラミン・バハラニ

配給、ネットフリックス

 

 

ストーリー…8/10

キャスト…5/10

 

 個人的評価…8/10

 

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一文感想 ↓

インド独特な悪習と貧困を恨む主人公…面白い映画。

この映画の面白さってインド独特の悪習と言うべき地盤(世界観)の中で苦悩と葛藤を得て手に入れるサクセスストーリーなんだよ。

独特な悪習っていうのは、親が結婚相手を決める事、カースト制度の名残から警察の賄賂体質。

異様なまでの貧富の差。

この世界観の中で主人公が小っちゃなチャンスを手に入れる。

その過程、サクセス具合がとても面白い。

 

この日本とはかけ離れた世界観で定期的に起こる衝撃的な展開がとても良かった。

話だけを切り取ってみたら、普通なんだろうが、このインドの貧困層立場という目線が面白さを引き出していた。

個人的にはオススメなインド映画だ。

 

因みにホワイトタイガーの意味は、トラの中でも数十年に1頭しか生まれないトラで、他のトラとは違う。

そう、他の貧困者とは違ってチャンスを上手く活用したものってこと。

 

 ホントか分からんが、貧困層の現実。
カースト制度やインド警察の腐り具合などホントの事が混ざりつつ、貧困の現実をひたすら伝えていく感じが生々しさをうんでる。
2時間ものを飽きずに観られた理由って何だろう。
個人的に面白いと感じた大きな理由って、途中途中目を疑う展開が用意されていることなんだよ。
主人公の立場なら同じく思考停止してしまうだろう。
そこでの世界では「自分たちは搾取される側、地主にたくさんのお金を献上するんだ」という事が常識。
怖すぎだろ。

 

面白いインド映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 

映画.com 

レビューが溜まり次第更新していきます。

 

 

高評価の意見としては…

 

低評価の意見としては…

 

 

 

 

 

下記詳しい感想 ↓          

ホントか分からんが、貧困層の現実。

この映画を観ていて衝撃的な事の連続なんだよ。

多分日本では絶対にありえない事がたくさん起こる。

物語は貧困層で苦しんでいる主人公がお金持ちの地主さんの運転手になって色んな葛藤や苦しみを知ってしまうというもの。

これ…ほんとかな?って事ばかり起こるんだよね。

 

一応ホントの事はあるんだ。

カースト制度って知ってる?

インドで身分を決めて、カースト上位の人は下位の人に何をしても大体は許されちゃう。

逆に下位の人が上位になめた口を聞いただけでとんでもないことになってしまう。

そのカースト制度の一番下には、奴隷みたいな人も存在した。

こんな制度はとっくの昔に廃止されたんだが、まだ、小さな村ではその名残のようなものが残っているとかないとか…

 

インドの警察って賄賂体質なんだよ。

お金を渡せば基本見逃してくれるし、余裕でもみ消してくれる。

逆に賄賂でなびかない警官が珍しいくらい警察が腐っているんだ。

 

インドでは、結婚が特殊な事が多い。

それこそ小さな村とかでは親が妻を探してきて、ほぼ強制状態。

 

3つの事って映画内で大きく関わってきているんだ。

こんな感じでホントの事が混ざりつつ、貧困の現実をひたすら伝えていく。

個人的には、とても衝撃的で心底「日本に生まれて良かった」と思わせる事だらけだ。

 

     

 

2時間ものを飽きずに観られた理由って何だろう

 個人的に面白いと感じた大きな理由って、途中途中目を疑う展開が用意されていることなんだよ。

序盤もそこそこ衝撃的だった。

地主レベルに腹立つ祖母の存在、地主の横暴と主人公の置かれている立場の酷さ。

まぁ、しょっぱなからなかなかのパンチの効いた展開よ。

そこから、ちょっと改善されるもののそこから知る地主の汚さ。

 

どんなに優しくとも所詮は、他人同士の関係なんだよ。

その部分を思い知らされることが起こる。

普通だと嫌です!と断れるはずのところが、使用人と当主との関係が染みついている事や金持ちと貧乏が染みついていたりしたせいで、拒否するという考えすら出てこなかった。

地主の罪を無償で肩代わりしてしまう衝撃度。

なかなか他の作品では味わえないパンチの効いた展開だった。

 

そこから貧乏人の主人公の葛藤や苦悩がとても苦しい。

これらの目を疑う展開を随所随所に入れつつ、板挟みで窮地に立たれていく主人公が結果どうするのかってのがきになって飽きずに観られたんだ。

 

主人公の立場なら同じく思考停止してしまうだろう。

 インターネットという言葉すら知らず、色んな情報から遮断された世界。

そこでの世界では「自分たちは搾取される側、地主にたくさんのお金を献上するんだ」

という事が常識。

そう、常識ってとこが怖いよね。

誰も逆らわないんだよ?逆らえないんじゃなくて、逆らうって考えがないんだよ。

滅茶苦茶怖いし、主人公と同じ立場なら自分も思考停止してなんの疑問も抱かずにお金を払い続けているだろうね。

今ならそれがおかしな事って分かるけど、それはインターネットや色んな知識があってのこと。

他の国やら歴史を知ってのこと。

主人公は、2年とかそれくらいしか学校に行けてないから、一切知識がない。

なんなら他の子は文字が読めないっていう程。

この辺の知識を一切与えずに奴隷化してしまう地主のやり方がホラー映画並みにこえぇって思ったよ。

 

 

 

ネタバレ感想

下記の[表示]内に隠しております。

 

 

奥さんのひき逃げの罪を主人公が簡単に被ってしまったのはゾッとした。

地主の次男坊でアメリカに行っていた次男坊夫婦。

奥さんが酔ったまま運転し、よそ見したときに飛び出た子をひき殺してしまった。

それを地主の長男達が主人公がやったという誓約書にサインさせた。

その時、躊躇はするものの無償でサインしてしまった。

 

これが使用人体質というやつなんだろうか。

やってもいない罪…しかもひき逃げだから、余裕で捕まってしまう事。

それを何の見返りもなくホイホイと引き受けてしまった主人公。

この出来事から主人公の色んな苦悩や葛藤が生まれてくる。

そこから地主が脅してくる恐怖ね。

マジ、地主たち汚いわ!


 

「ザ・ホワイトタイガー」の原作について

アラヴィンド・アディガさんデビュー作のホワイトタイガー。

 2008年に出されたこの本は、インドのグローバル化個人主義、人の自由に加え社会階級や階級差別に切り込んでいる。

第40回マンブッカー賞を受賞している。

英語の本に限らず、イギリスなどで出版された本の中での賞で、日本でいう直木賞みたいな感じ。

2020年、インディペンデントのエマ・リー・ポッターは、ホワイトタイガーをインドのベスト12小説の1つとして挙げられたほどの作品だ。