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感想評価)疲れてる時閲覧注意…Netflix映画タイガーテールある家族の記憶(感想、結末)

 

    

疲れてる時閲覧注意…Netflix映画タイガーテールある家族の記憶(感想、結末)

 

タイガーテールある家族の記憶

タイガーテールある家族の記憶

 

映画.comタイガーテールある家族の記憶の作品情報より引用

 (C)2020 Tigertail Netflix.All Rights Reserved

 

鬱になってしまうような映画って色々ありますよね。

疲れているときに観ると、気分が沈んで何もしたくなくなるような映画。

今回の映画は、主人公の半生を現在と過去を織り交ぜながら観ていく。

決して感動系の映画ではなく…鬱になるような台湾映画なんです。

特に中年の人には注意が必要な映画だ…

それでは感想にいきましょうか。

 

 

キャスト

 ツィ・マー

 

クリスティン・コー

 

リー・ホンチー

 

あらすじ~

 昔の恋と台湾からアメリカへ渡った若かりし頃を思い返しながら、疎遠だった娘とのきずなを取り戻そうとする男の前で、過去と現在が切なく交差する。

 

映画.comのタイガーテールある家族の記憶の作品紹介、解説欄より引用

 

   

原題、Tigertail

上映時間、91分

監督、脚本

アラン・ヤン
製作

チャールズキング

キム・ロス

ポピーハンクス

アラン・ヤン

配給、ネットフリックス

 

 

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ストーリー…6/10

キャスト…5/10

 

 

 個人的評価…6/10

 

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一文感想 ↓

もし、違う選択をしていたらと後悔する男の物語…まぁまぁな映画。

 選択を誤った男の後悔映画。

この映画を見終わった後のイメージは、暗い、後悔といったネガティブなイメージばかり。

疲れてる時にみちゃいけない映画だ。

絶対にだ。

見終わった後、久々に気持ちが沈んだからだ。

ある種鬱映画で、年配の方が特に刺さる映画になっている。

一部の年配の方は、号泣必須かもしれない。

因みにタイガーテールって言うのは、主人公のピンルイが住んでいた町の名前です。

 

かなり重いよ、この映画

重たすぎて胃もたれ必須映画で、誰しも起こり得る未来。

なので、新感覚トラウマ系ホラーと言っても間違い無いんじゃないか?

 

その選択が合ってるかどうかは、誰にもわからない。

 あの何気ない選択がここまでの結末を引き起こすとはだれも思ってな勝手でしょうね…

個人的には、自分に素直になっていれば、まだ良かったのかなと思う。

 

ある意味教訓映画…自分基準で測らないこと。

特に重要だなって思った事は、自分基準でやらないって事。

それと…後悔後にただず… 

 

 

重たい映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 3.6

映画.com なし

 ラ・ラ・ランドのロマンスがない版という意見は、なかなか的を得ていたね。

意外と観終わって暗くなったっていう意見は、殆ど書かれていなかった。 

 

高評価の意見としては…

 音楽が素晴らしい

低評価の意見としては…

 ちょっと長すぎた

 

 

 

 

下記詳しい感想 ↓          

かなり重いよ、この映画

 重たすぎて胃もたれ必須映画。

この映画見た後、口直しに明るいコメディ映画観たくなる程だ。

この重たさというのも、リアルな重たさであって、誰しもなり得る可能性のある展開なんだよね。

人によっては、かなり怖いだろうね。

自分もこんな末路は、嫌だし素直に怖いって思う。

霊的な怖さじゃないからね?

 

最初は、そんなに重たくは無いんだよ。

ただ、徐々に内容が重たくなっていき、中盤くらいからずっとクライマックス。

終始現代の主人公が真顔なのは、かなり印象的だったね。

まさに哀愁漂ってる。

 

特にラスト付近は、かなり重たい。

あの終わり方は、一言で表すならば、後悔。

これ以上の言葉が見つからないレベルですわ。

見終わった後のどんよりとした気持ちね。

こう言ってるが、決して駄作って訳じゃ無いよ。

評価低めなのも予想以上に重た過ぎたからなんだよ。

重たい映画が好きは人にオススメしたい映画だね。

             

 

その選択が合ってるかどうかは、誰にもわからない。

 これが一番怖いところ。

あの何気ない選択が人生の大きな別れ道になる。

それを知るのが数十年後なんだから、怖い。

観ていてそう思ったね。

 

個人的には、自分に素直になっていれば、まだ良かったのかなと思う。

もし、あの女性を選んでいたら、まだいい方向に行っていた。

主人公のピンルイが途中から全く笑わなくなってるのがかなり印象的。

つくづく働き過ぎは良くないなと感じたよ。

 

そうそう、この映画は、音楽が綺麗なんだよ。

聴いていて安らぐ。

暗い時の音楽も明るい時の音楽も分かりやすく、聴いていて心地が良い。

観る時は、音楽も気にしてみては?

    

     

ある意味教訓映画…自分基準で測らないこと。

 

自分基準でやらない事。

相手の気持ちは、相手自身にしか分からない。

そんな教訓を裏テーマとして伝えているように思えた。

この選択でもこの事をしっかりわかってやっていれば、良い方向に進んでいたのかもしれない。

そう思ってならない。

あと…人生には適度な余裕が必要ね。

 

メインのテーマは、「もしあの時、あの選択をしたらなぁ」っていうひたすら後悔すること。

要は、後悔後に立たず。

どんなに後悔しても、どうしようもない事だってあるぜ?なんて事を暗ーく表してる。

観てて、とても教訓になるが、もうちょっと明るく出来ないんだろうかなんて思っちゃうよ。

ただ、飽きることなく90分完走できる作品ではある。

 

そうそう、主人公の暗い時の演出が面白かったね。

言葉を発する事なく、演出だけで表現していたのは、素直に上手いと思った。

音楽も相まって、そういう演出が施されてるから、こんなにも暗くても飽きずに完走できたんだなって思うよ。

 

 

 

ネタバレ感想

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 熟年離婚からのあのラストは、重過ぎだろうよ。

 熟年離婚に至ったピンルイ。

嫁は、新しい男と楽しい日々…

あの時捨てたウーミンファも夫と楽しい隠居生活。

自分は、日々暗い部屋で一人寂しくご飯を食べ、引き籠る生活。

ラストは、娘と幼少期に過ごした思い出の土地を巡り、男泣き…

なんだよ、感動系かな?って期待したら、めちゃくちゃ重たいじゃないか。

熟年離婚で自分だけ不幸になって、周りの人はみんな幸せそうとか。

鬱になるレベルで暗いし、内容が妙にリアル。

熟年離婚とか今の日本で、問題になってるやないかい。

今後幸せになる未来が全く見えないピンルイ悲しずぎる…ザ・後悔

 

ピンルイの孤独の演出凝ってて、余計に見てらんない。

部屋が照明もそうだが、雰囲気もどんより。

一人真ん中で、のんびり食事をし、趣味の読書と園芸を楽しみ、寝るだけの生活。

音楽もどんよりだが、ピンルイの表情よ。

明らかに生きていても、魂は死んでる…まさに抜け殻。

ちょっとくらいハッピーエンドよりにしてくれてもいいんやで?

 


 

結末~

下記の[表示]内に隠しております。

 

 

 登場人物と簡単な説明

ピンルイ (主人公)

ユエン(好きだった人)

ウーミンファ(奥さん、熟年離婚する)

 

 

ピンルイが後悔して終わる。

ピンルイが祖母の畑で出会ったユエンと仲良くなり、成人してから再会を果たす。

なかなかいい感じになるも、ピンルイがアメリカに渡りたいと思っていた。

母と共に工 工場で働いていたピンルイは、その工事主から自らの娘をどうかと言われる。

迷ったピンルイだが、母がこのままだと倒れるのではと思い、了承。

ウーミンファと共にアメリカへ渡った。

毎日が苦労の連続のピンルイは、仕事ばかりしていた。

ウーミンファが教師になりたいと言った時も突き放してしまった。

そして、娘と息子が生まれ、成人した時に離婚を言われる。

日々抜け殻のようになっていたピンルイは、たまたまSNSで発見したウーミンファと連絡を取り、会う事に。

なんと結婚しており、順風満帆だ。

ピンルイは、娘を食事に誘うも暗いまま。

そして、急に過去を話し始める。

幼少期の思い出の地を巡り、最後に自分の育った家についた時、泣き始めてしまったのだった…


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