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感想評価)幸せは人それぞれ…Netflix映画人生はあるがままに(感想)

 

    

幸せは人それぞれ…Netflix映画人生はあるがままに(感想)

 

人生はあるがままに

人生はあるがままに

ネットフリックス公式サイトの軽い男じゃないのよの作品情報より引用

 (C)2020 What We Wanted Netflix.All Rights Reserved

 オーストリア映画不妊治療を試みるが〜とあらすじには書いているが、不妊治療要素は殆どない。

冒頭くらいだ。

正反対の家族が触れ合い、幸せってなんだろう??と考えさせる映画なんだ。

あんまり明るい映画ではなく、どちらかといえば暗い映画。

第93回アカデミー賞で最優秀国際フィーチャーフィルム部門にエントリーしたこの作品の感想をどうぞ。

 

 

キャスト

ラヴィニア・ウィルソン
エリアス・ムバレク
アナ・ウンターバーガー
ルーカス・シュピッサー
イヴァ・ホッペルガー
フェードア・テムル
マルタ・マンジュカ
マリア・ホーフスタッター
ティナ・ハラー

あらすじ~

 不妊治療が難航する中、休暇でサルディニア島を訪れた夫婦。隣室の家族連れと知り合いになり、ともに時間を過ごすうち、夫婦の心は少しずつすれ違っていき...

 

ネットフリックス公式サイトの人生はあるがままに作品紹介、解説欄より引用

 

www.youtube.com

原題、What We Wanted

上映時間、93分

監督

 ウルリケコフラー

配給、ネットフリックス

 

 

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ストーリー…6/10

キャスト…5/10

 

 個人的評価…6/10

 

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一文感想 ↓

2つの正反対な夫婦の物語…まぁまぁな映画。

大人向けの作品で、一部嫌な気分をしてしまうということで、まぁまぁかなという評価。

子供がいるのが幸せ!という固定概念がゆったりと和らいでいく感じは、観ていて面白い。

こういう考え方があるんだなとかこういう苦労や寂しさがあるんだなど色々と考えさせられ、思わせてくれる。

そういう点では面白かった。

 

だが、バカンス先のお隣夫婦のデリカシーに欠ける言動は、嫌味を通り越して見ているこっちが苛立ってしまう。

何か派手に何かが起こる訳ではないし、子供を作る作らないなど学生にはあんまりピンとこなさそうな部分も含まれる。

意外と人を選ぶのかもしれないね。

 

不妊治療はついでで、夫婦のいろんな生き方について考える映画。

この作品は違って、子供の居るのが幸せなのかどうかということを考えていく作品だった。

色んな人生があるんだなぁ…

子供がいると夫婦の時間がないし、いつも忙しい。

その傍らで夫婦だけだとゆったりした時間を過ごしている。

そう言った正反対の家族を見て、色んな考え方があるんだなって感じれたのは、面白かった。

あの夫婦が嫌味のようにしか聞こえない。

それなりにいい歳の夫婦に「子供のことや子供を作らなくて正解だわ!」なんて豪語しちゃうのは、酷いと思う。

夫婦の考え方、生き方についての映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 

映画.com 

レビューが溜まり次第更新していきます。

 

 

高評価の意見としては…

 

低評価の意見としては…

 

 

 

 

 

下記詳しい感想 ↓          

不妊治療はついでで、夫婦のいろんな生き方について考える映画。

あらすじを読む限り不妊医療の色んな大変さだ…例えば、おかねや労力、注射打ったりしないといけない辛さがメインではなしが進のかと思った。

でも、この作品は違って、子供の居るのが幸せなのかどうかということを考えていく作品だった。

不妊治療の話は、冒頭くらいで殆ど出てこない。

 

その辺の考え方について深く考えさせられた。

子供がいると夫婦の時間がないし、いつも忙しい。

その傍らで夫婦だけだとゆったりした時間を過ごしている。

ゆっくり食事をし、気ままに何処かへ行き…

そういう真逆の生活をしつつ、お互いの家庭環境を羨ましく思う。

まさに「隣の芝生は青く見える」ってやつだな。

 

色々と暗く重たいシーンが多いが、個人的には観て損はないと思う作品。

特に成人になって

「これからどうしようかな…。 結婚して子供を作るか作らないか…それともずっと一人で気ままに…」

と考える人には多少なりとも参考になりそうな作品だぞ。

 

因みに不妊治療をテーマにした映画は、実はネットフリックスは配給作品にもあって、プライベートライフという映画だ。

感想も書いているので、良かったらどうぞ。

 

 

 

色んな人生があるんだなぁ…

この映画は、2つの対照的な家庭が出てくる。

主人公達の不妊治療をしてでも子供がほしい家庭。

子供は今のところ一人もおらず、夫婦2人だけだ。

もう一つは、娘と息子がいる家庭。

長男は、思春期真っ盛りといった感じで、娘さんは主人公に懐いている。

 

面白いと感じたのは、お互いがお互いの家庭を羨ましいなって思っていること。

口にはださないが、言葉や態度でなんとなく感じ取れる。

だからと言って、恨んだりとかはない。

お互い羨ましいと思っている家庭が触れ合うことによって、「こんな考え方もあるんだな」って思わせてくれる。

 

色んな考え方や人生があるんだって思わせてくれる他、特に見所もない作品ではある。

特に大人向けの内容だから、学生とか観てもイマイチピンとこなかったりすることが多そうな作品。

それに子供のいる夫婦の言動が人によっては苛立たせるので、強くお勧め出来ない部分もある。

 

一言で言っちゃうとデリカシーがないってやつだ。

IMDbでも評価はあまり高くなく、現状(2020年11月11日現在)で5.2と低め。

第93回アカデミー賞の最優秀国際フィーチャーフィルムにエントリーした作品なのにだ。

なので、個人的な評価もあんまり高くしていない。

まぁ、面白い!とそこまで感じなかったんだけどね笑

 

         

 

あの夫婦が嫌味のようにしか聞こえない。

前の項でも話したが、主人公達が行ったバカンス先のお隣さん夫婦。

子供が二人いる4人家族なんだが、どこかデリカシーにかける。

それなりにいい歳の夫婦に「子供のことや子供を作らなくて正解だわ!」なんて豪語しちゃうのは、酷いと思う。

何となく想像できるであろう?

 

「もしかして、望んでいても子供が出来なかったのではないか…

子供がいたが、病気や事故で亡くなったのではないか…」

 

そういう気遣いくらいはした方がいいかと思う。

その点で平気で子供がいなくて正解だなんて言えるあの夫婦は、デリカシーにかける嫌味な家族だなって思う。

 

 

 

ネタバレ感想

下記の[表示]内に隠しております。

 

 

長男の行動が思わぬ伏線になっているとは…

長男が海を恐れたり、17歳で妊娠させてしまったりと色々と暗い影が見え隠れする長男。

最初は、ただの思春期少年かと思いきや違ったんだよね。

殆ど話さず、何故か主人公と多少話す機会があった。

最後は、長男が薬で自殺をはかる。

 

薬を大量に飲んだんだ。

海を避けていたのは、海に身投げして自殺するかもしれないと感じていたせいなんだろうね。

長男は無事だったが、どんな想いで過ごしていたんだろうか…

そう考えてしまう…