悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニアが滅茶苦茶面白かった…シーズン1~4の感想
(更新日: 2021/05/27)
Netflixアニメの悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニアシーズン3の作品情報より引用
©ガード2020 Netflix Castlevania created by warren ellis Inc. All rights reserved
悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニアは、2021年にシーズン4が配信されており、原作をあまり知らない自分ではあるが、かなり楽しめた。
ここでは、面白かった理由と感想、解説に加え、原作のゲームのことなど紹介していこう。
- 悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニアが滅茶苦茶面白かった…シーズン1~4の感想
( こんなことが分かります)
✔ シーズン1~3の感想
✔ 面白かった理由
✔ シーズン4があるかどうか
Netflixアニメの悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニアシーズン3の作品情報より引用
©ガード2020 Netflix Castlevania created by warren ellis Inc. All rights reserved
概要、キャスト
簡単なキャストや概要、制作関係の話に加え、各シーズンの話数も説明します。
シーズン1 4話
シーズン2 8話
シーズン3 10話
製作)
フレドレター・スタジオ、ワウ・アンリミテッド・メディア
脚本)
ワーレン・エリス
製作総指揮)
ワーレン・エリス、ケビン・コールド、フレッド・セイバート、アディ・シャンカル
声の出演)
リチャード・アーミティッジ、ジェームズ・キャリス、グレアム・マクタヴィッシュ、アレハンドラ・レイノソ、マット・フルーワー、エミリー・スワロー
日本語版声の出演)
置鮎龍太郎、三木眞一郎、下山ア綾香、小形満、志村和幸、臼木健士郎、岡井カツノリ、宮本淳、宮本誉之
概要)
コナミのゲーム作品『悪魔城ドラキュラ』シリーズをベースにしたNetflix配信のオリジナルアニメで、同作から着想を得た中世ヨーロッパが舞台のホラーアニメ。
悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニアはゲームが元
実は、この悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニラは、ゲームが元となっています。
ゲーム、悪魔城ドラキュラの概要)
コナミ発売のゲームで、当初は「魔王ドラキュラは100年に一度、キリストの力が弱まるころに邪悪な心の人間の祈りによって復活し、復活のたびに魔力は強くなる」という設定で、この時の主人公はクリストファーベルモンドだったようです。
因みに難易度は、かなり難しかった…
当時の小学生は、こんな鬼畜ゲークリアしていたんだと思うとビックリしてしまいます…
当時は、鞭と独特なゲーム性に加え、ハイセンスな音楽とホラーチックな背景がかなり評判を呼んでいたようです。
因みにゲーム版もアニメ版と一緒のアルカードだったり、トレバーベルモンドの名前が出てきていますが、関連性は全くないようです。
名前とアルカードがヴァンパイア、トレバーベルモンドがベルモンド家でヴァンパイアハンターってところくらいしか同じ設定がないので、ゲームの方を覗いても特にネタバレになりませんので安心してください。(筆者確認済み)
悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニアは、意外と歴史通り
Netflixアニメの悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニアシーズン2の作品情報より引用
©ガード2018 Netflix Castlevania created by warren ellis Inc. All rights reserved
物本のドラキュラと今回の悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニラは、結構にている…
というか、歴史上のドラキュラに沿って作られている。
ドラキュラについての簡単な説明)
- ドラキュラのモデルが公ヴラド3世(ヴラド。ツェペシュ)※文献により違いあり。
- 農民から貴族までもくし刺しにした。
- ドラキュラの語源は、ドラゴン騎士団に属していたためだった。
ツェペシュというのは、「串刺し公、くし刺しにする者」を意味するルーマニア語の異名からとったものです。
今作のキャッスルヴァニアもドラキュラ・ウラド。ツェペシュと同一名です。
次にくし刺しにしたという点。
実際のドラキュラ公も罪を犯したものを農民だろうが貴族だろうがくし刺しにしたんです。
貴族の場合は、農民より位が高いから打ち首程度で済ませることが一般的なんですが、ドラキュラ公は、一番重たいくし刺しという刑を執行したのだとか。
アニメのキャッスルヴァニアでも冒頭に人をくし刺しにしていたシーンがありましたね。
これらから、キャッスルヴァニラは、完全にドラキュラ公の実物にそって作られていることがわかりますね。
ドラキュラの語源のドラゴン騎士団とは、1408年にハンガリー王ジギスムント(とその妃バルバラ・ツェリスカが創設した騎士団です。
キャッスルヴァニアの感想シーズン1~2
・キャッスルヴァニラシーズン1~2のあらすじ
1455年、強大な力を持ったワラキアの吸血鬼・ドラキュラはかつて医学の知識を求める一人の女性の訪問を受け、彼女と愛し合う仲となり結婚し一児を授かる。
それから20年後、医術で民衆を救わんとする彼の妻は夫の留守中に教会によって異端として処刑され、怒りに染まったドラキュラの復讐が始まる。
話数)
シーズン1 4話
シーズン2 8話
評価)
アクション…8/10
ストーリー…6/10
デザイン、作画…7/10
個人総合評価…7/10
・総評)意外とアクションに見ごたえがある作品だった。
最近では珍しい2D主体のアニメ作品でしたが、意外とアクションの見ごたえがあった。
ラストのアクションシーンなんかついつい見入ってしまう程だ。
長尺で、話数でいうと1話分ふんだんに使って戦闘シーンを入れてくれてる。
終盤にかないわけではないので、御安心を。
トレバーベルモンドの鞭アクションやカットの見せ方にフィールドをうまく使って飽きさせない感じは、流石アメリカ。
こういうアクションはお手の物ってやつか…とても良かったの一言だ。
注意)グロいシーンが多数あり、首が飛んだりします。
赤ちゃんが悪魔に連れ去られるシーンもあり。
海外の製作会社では、かなりいいアニメーションをしており、所々宮崎駿監督の影響を受けているようなシーンがあった。
例えば、トレバーベルモンドが重い物をひきずっているときのシーンだ。
そのシーンでがれきに足を取られ、よろめきながらも引きづっている。
正直、よろめくしぐさはいらないんだが、宮崎駿監督は、そういう何もないところにそういうちょっとしたシーンを入れたがるんです。
今作のキャッスルヴァニアを観た時も宮崎駿監督のそういうこだわりを思いだした。
・思いのほかサクッと終わってしまったのが残念。
1、2シーズンで計12話ほどしかなく、もっとじっくりやっても良かった感がある。
いや、やって欲しかったのかな?笑
第一シーズンは、4話分でプロローグみたいな内容だった。
個人的には、シーズンごとに分ける意味はあるのかな?なんて思ったが、そこは置いておこう。
もうちょっとメインストーリーを引き延ばしても文句無かった。
ヴァンパイア達の色んなアクションが物足りなく感じてしまった。
・ストーリー展開もわかりやすい。
なんか分かりづらいわけでも、繋がらないって訳でもない。
逆に単純でわかりやすいくらいだ。
変に捻ってややこしくするくらいなら、単純にしてアクションに力を入れた方が良いと思っている人間なので、これはこれでありがたいというべきだな。
キャッスルヴァニアの感想シーズン3
・キャッスルヴァニラシーズン3のあらすじ
あの戦いから1か月後、孤独な生活に耐えるアルカード。
ベルモンドとサイファはとある町で何か違和感を感じながら滞在していた。
そんな中カーミラは、自分の計画を着々と遂行していくのであった…
話数)
シーズン1 4話
シーズン2 8話
シーズン3 10話
シーズン4 10話
評価)
アクション…8/10
ストーリー…8/10
デザイン、作画…7/10
個人総合評価…8/10
・総評)アクションもストーリー的にもかなり楽しめた作品。
シーズン2程ではないにしろアクションもしっかり用意されており、見ごたえ抜群。
しかも、ストーリー性も今後が気になるような展開に「お!?」と思わせるような演出も控えており、夢中になってみてしまった。
アクションについては、魔術師の戦い方が滅茶苦茶カッコいい。
空を飛んだし、氷を自在に操ったりと今までにないようなアクションを見せてくれた。
ベルモンドは、予告編にもあったとおり、なんと両手鞭のシーンがある。
主人公が鞭をメインで使うって時点でかなり珍しい上、両手に鞭だなんて、個人的にかなりテンションが上がったぞ。
ストーリー性もかなり良かった。
各視点での話を交えつつ、わかりづらくならない程度の各視点の話…ようは単純だ。
特にベルモンドとサイファの話が面白かったですね。
かなり期待させる展開が待ち受けていたので、是非観て楽しんでもらいたい。
そして…シーズン3はシーズン4の繋ぎとなるような話であった印象。
そう、シーズン4を作る気マンマンだということだ。
・4つの視点で繰り広げられる話が面白い。
4つの視点というのは…
この4つの視点を交互に見せながら、進んでいる。
トレバー&サイファ視点がメインの視点で特に気になる視点だということは、前項で話しましたね。
アルカードの人間臭い描写が見ていて、とても刺さる。
ヴァンパイアの血が殆どはいってなくて、ほぼ人間なんじゃないかと思う程、人間臭い。
だが、そんな人間臭いアルカードが良いと思ってしまった。
今後どうなるのだろうと楽しみだ。
次にアイザック視点だ。
軍隊VS軍隊の戦いが好きな筆者からしたら、楽しみで楽しみで仕方ない視点の一つ。
アイザックの目的が果たされるのだろうか…それとも敵側の策略が上回るのかと観ていながら、色々考えてしまった。
今後シーズン4を完全に作る気だろうとネットフリックスは考えているはずだ、あの終わり方は。
出来れば、すぐに出してほしいほど楽しみでしょうがない作品でした。
・過去一番の集大成
前シーズンは、アクションや内容ともに盛り下がっていた印象だったが、今シーズンは、かなり面白い。
アクションや内容ともに過去の色んな伏線をうまく使っていた。
世界を手にしようとする女帝カーミラ。
軍団を作りあげるアイザックと女帝カーミラの側近の一人レノーワにペットにされたヘクター。
この二人は、人間でありながら、ドラキュラ伯爵の仲間。
城で酒浸りになってるアルカード。
主人公達のベルモンドとサイファーは、相変わらず、旅をしている。
そして、ドラキュラ伯爵の仲間であったバーニーと前作から登場した時の扉を開いたサン・ジェルマン。
この人たちが全て上手い具合に繋がるんだ。
個人的には、よくこんなにも上手く繋げたなって思うほど。
アルカードとベルモンドとサイファーの連携アクションが鳥肌もの。
ムチを操るベルモンドと高速移動や剣を触れずに自在に操る独特な戦闘法。
サイファーに至っては、魔法でアイアンマンみたいに飛んだり、氷の槍を投げたりと独特な魔法戦闘スタイル。
この独特な戦闘のコラボは、他では観られず、かなり斬新。
元々アクションの作画や質も高かったから、尚更良い出来。
9話あたりから観られるんだが、久々に鳥肌ものだったね。