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感想評価)紛争地帯で少年兵が出来るまでの物語…Netflix映画ビースト・オブ・ノー・ネーション(感想、結末)

 

    

Netflix映画ビースト・オブ・ノー・ネーション(感想、結末)…紛争地帯で少年兵が出来るまでの物語

   (更新日: 2021/01/11)

ビースト・オブ・ノー・ネーション

ビースト・オブ・ノー・ネーション

ネットフリックス公式サイトのビースト・オブ・ノー・ネーションの作品情報より引用

 (C)2015 Beasts of No Nation Netflix.All Rights Reserved

 

戦争映画は、好きで見たりするが、この映画は少し毛色が違った。

大体…現地の大人の人が戦争に巻き込まれたり、海外から派遣された兵の立場だったりする。

このビースト・オブ・ノー・ネーションは、現地の少年が「少年兵」として苦悩と恐怖に耐えながら、自分の感覚が麻痺してく様をリアルに描いている。

イドリエ・エルバの指揮官っぷりもいい演技をしているこの映画の感想をどうぞ。

 

 

キャスト

イドリス・エルバ


カート・エジアワン


エイブラハム・アタ

あらすじ~

西アフリカのとある国で内戦が勃発。家族を引き裂かれた少年は、武装集団に入ることを強要され、少年兵へと変貌していくのだった。

ネットフリックス公式サイトのビースト・オブ・ノー・ネーション作品紹介、解説欄より引用

 

 

解説

闇の列車、光の旅」「ジェーン・エア」などを手がけてきたキャリー・ジョージ・フクナガ監督が、西アフリカの某国を舞台に、内戦によって家族を引き裂かれた少年が、やがて少年兵へと変貌していく過程を描いたドラマ。

動画配信サービス「Netflix」が初めて製作したオリジナル映画で、全米劇場公開と同時にNetflixでも配信された。2015年・第28回東京国際映画祭パノラマ部門上映作品。

 

映画.comのビースト・オブ・ノー・ネーション作品紹介、解説欄より引用

 

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Beasts of No Nation | Official Trailer [HD] | Netflix

原題、Beasts of No Nation

上映時間、137分

監督

キャリー・フクナガ
脚本
ウゾディンマ・イウェアラ
原作

ビースト・オブ・ノー・ネーション
製作
アミー・カウフマン
キャリー・ジョージ・フクナガ
ダニエラ・タプリン・ランドバーグ
リバ・マーカー
ジェフリー・スコール
ダニエル・クラウン
イドリス・エルバ
ウゾディンマ・イウェアラ

配給、ブリーカー・ストリート

ネットフリックスが権利を買った。

 

ストーリー…6/10

キャスト…5/10

 

 個人的評価…8/10

 

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一文感想 ↓

主人公のアグー

主人公のアグー

ネットフリックス公式サイトのビースト・オブ・ノー・ネーションの作品情報より引用

 (C)2015 Beasts of No Nation Netflix.All Rights Reserved

紛争地帯で少年兵が出来るまでの物語…面白い映画。

重たく、無慈悲で残酷な現実を突きつける暗い映画。

アグーという内戦に巻き込まれて少年兵に身を置いた少年の悲痛な叫び…

それを2時間以上じっくり聴くことになる。

反乱軍の指揮官は、イドリエエルバで、そのヤバい上官具合も目を見張るものがあり、夢中で観てしまう映画だ。

 

ありそうでなかった…少年兵にスポットを当てた。

アグーが少年兵に変わってく過程は、かなり刺さるものがある。

内戦とは無縁の日本だからこそ観ておきたい映画の一つだ。

 

無慈悲で残酷な内戦。

今の日本では考えられない出来事の数々…

人が当然のように死に生きるために人を殺さねばならない世界。

そんな無慈悲な世界は、かなり衝撃的に感じる。

 

少年兵になってく少年の心の声が刺さる。

小学生であろう歳の子が大人でもまいる体験をしてるんだ、その言葉一つ一つ刺さるものがある。

 

 

変わった戦争映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 3.8

映画.com 4.0

 評価はかなり高い。

基本どこが良いとか悪いとか書かれていなく、戦争の悲惨さや惨さ、少年アグーの心情が刺さる人が続出した。

みんなに観て貰いたいと思っている人が多い作品。

 

高評価の意見としては…

 切ない少年のナレーションが心に刺さる、

低評価の意見としては…

 やや行儀が良すぎる感があった、

 

 

下記詳しい感想 ↓ 

存在感が凄い!イドリエ・エルバ

存在感が凄い!イドリエ・エルバ

ネットフリックス公式サイトのビースト・オブ・ノー・ネーションの作品情報より引用

 (C)2015 Beasts of No Nation Netflix.All Rights Reserved       

ありそうでなかった…少年兵にスポットを当てた。

内戦を題材にした映画は沢山ある。

内戦をしにきた兵士側の視点だったり、内戦が起こってる街の住人の視点だったり。

だが、意外と少年兵にスポットを当てた映画は、ない。

 

この映画の主人公は、街に住む普通の少年アグーが主人公だ。

アグーが少年兵に変わってく過程は、かなり刺さるものがある。

 

特に子供を持つ親世代が見たら、忘れられない作品になる。

子供が見ることは、グロい部分があるから殆ど見ることはないだろうが、子供もかなり衝撃を受ける。

刺激が強いというやつだ。

 

内戦とは無縁の日本だからこそ観ておきたい映画の一つだ。

 

 

無慈悲で残酷な内戦。

平和に過ごしてたアグー達は、突如中立地帯だったところまで政府軍が侵攻。

そこから、アグーの一家に悲劇が起こる。

平和なシーンから一変して、地獄に変わる様は、つい見入っちゃう。

さっきまで話してた人が頭を撃ち抜かれ、脳みそぶちまける姿を観たら誰だって困惑するだろうよ。

 

そこから、反乱軍に捕まり、殺されずなんとか少年兵になる。

そこからも地獄。

無謀地域の軍隊に急に入れられたんだ…

殴られることはないにしろ、人の殺し方を徹底的に教え込まれる。

殴られる事より精神的にかなりくるものがある。

 

それからも、内戦に飛び込むんだから、昨日まで話してた隣の人が明日には死体になる。

なんとなく想像は出来ても、実際こう映像として見ると、なかなかくるものがある。

そんな無慈悲な世界は、かなり衝撃的に感じる。

         

 

少年兵になってく少年の心の声が刺さる。

お母さんを求める声…神様に謝罪する声…

小学生であろう歳の子が大人でもまいる体験をしてるんだ、その言葉一つ一つ刺さるものがある。

特に少年兵になってからの心の声がとても胸を締め付けられる。

ただただ助けてほしい、こんなことやりたくないという心の声がこだましている。

観ているこっちも目を背けたくなる。

こんな体験をしている子供が大勢いるんだと思うと、それだけでひたすら悲しくなる。

 

 

ネタバレ感想

下記の[表示]内に隠しております。

 

 

アグーの終盤の心が刺さる。

アグーが反乱軍から逃げ出して保護された。

そして、学校では馴染めず、みんな反乱みたいのをやり、逃げ出す者もいた。

そんな中、アグーは自分の体験した事は、あなたたちには分からないと言う。

 

今まで、反乱軍として略奪や殺しをやっていたのを観ていたからこそ、心に刺さるものがある。

保護先の先生を見る目は、影があるような気がして、忘れられない…

 

 

 


 

結末~

下記の[表示]内に隠しております。

 

 

 登場人物と簡単な説明

アグー(主人公で、少年兵になった子)

コマンダント(反乱軍を指揮している人)

 

アグーが反乱軍から逃げ、心に傷を負い、保護を受ける。

アグーは、自分が住んでた中立地帯であった街が突如、戦争に巻き込まれる。

父や兄を亡くし、反乱軍に拾われる。

だが、そこでは人を平気で殺して略奪などを行う集団だった。

その後反乱軍の雲域が怪しくなり、上官からコマンダントが降格の命令がでるも無視。

敵の本拠地に乗り込むが、武器も食べ物もない反乱軍は、士気が低下。

みんな逃げ出す。

アグーも逃げ出し、保護されるが、反乱軍時代の心の傷が癒えず、毎日苦しく過ごしていた。

 


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