トロッコ問題を取り上げている近未来SFアクション…Netflix映画デンジャーゾーン(感想)
ネットフリックス公式サイトのデンジャーゾーンの作品情報より引用
アンソニー・マッキー主演の近未来SFアクション映画。
ガンプというアンドロイド兵が出てきたり、サイボーグであるマッキーのアクションが見所だ。
そして、ストーリーの根底にはトロッコ問題が関わってきている。
ネットフリックス映画の記事はこちら)
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キャスト
ダムソン・イドリス
エミリー・ビーチャム
ピルー・アスベック
あらすじ~
戦争が続く近未来の世界。
紛争地帯へと送られたドローン操縦士は、軍の最高機密であるAIを上官とし、核攻撃を阻止するための危険な作戦に挑む。
ネットフリックス公式サイトのデンジャーゾーン作品紹介、解説欄より引用
ストーリー…7/10
キャスト…5/10
個人的評価…7/10
一文感想 ↓
アクションよりも内容が好き…面白い映画。
アクションのクオリティも良いし、内容も意外と面白かった。
アクション系によくある戦争、核絡みのアクション映画…じゃなくて、根底にトロッコ問題ってのが関わっている。
冒頭で主人公が38人を助け、2人を見捨てるか可能性はかなり低いが40人助けるか…
話の流れ的に40人助けるのは不可能みたいな感じだったが、そのせいで命令違反になってしまう。
この話が中盤あたりでぶり返してきて、自分の判断の重さを実感する。
クライマックスもこのトロッコ問題にかけた部分があり、個人的にはとても面白いと思ったね。
ただ…残念な部分もある。
この手のアクションSF映画繋がりオチが似たり寄ったりになっちゃうんだよ。
しかも、この映画メインのサイボーグであるアンソニーマッキーのアクションのボリュームがめっちゃ少ない。
この2つがとても残念であったなぁ。
アクションの質は良かったが、ボリューム不足。
オールドガードなどと違って、機械的な動きでありながら、力強いアクションは、とても良かった。
が、アンソニーマッキーのアクションが少なすぎた…
近未来な世界観に意外とストーリーが深い…トロッコ問題。
トロッコ問題が根底にあって、サイボーグであるマッキーの答えと主人公の答えがあって…とても深い!
近未来SFでサイボーグが出てくるこの手の映画の結末なんて…
意外とありきたりでオチが似たり寄ったりというのが欠点。
SFアクション映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新していきます。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
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下記詳しい感想 ↓
アクションの質は良かったが、ボリューム不足。
アンソニーマッキーのサイボーグアクションは、かなりの見応え。
オールドガードなどと違って、機械的な動きでありながら、力強いアクションは、とても良かった。
ただ…量が少ないんだ。
アンソニーマッキーがアクションし始めるのがなんと開始約束1時間後。
ちょっと待たせすぎやしないか?
その後もマッキーのアクションシーンが2度ほどくるくらいで主人公なのにアクションが少ない印象。
個人的には一番この点が残念でならない。
アンソニーマッキーの動きがサイボーグっぽくて良かったんだよ。
アクションシーンもそうだが、特に走り方。
ターミネーターのような機械的な走り方は、かなり印象的であった。
他は人間のような滑らかな動きだったね。
近未来な世界観に意外とストーリーが深い…トロッコ問題。
舞台は2036年の近未来が舞台。
その時の戦争では、ガンプっていうアンドロイド兵が前線で活躍している。
よくアメリカの実験映像で見るようなロボットがしっかり動いている感じ。
イメージ的にスターウォーズのドロイド兵をゴツくした感じで、単純な命令のみ従う感じ。
このデザインがとても良かった。
アメリカ側のガンプとロシア側のガンプとの全面戦争はかなりの見応え。
とても世界観がリアルで、デザインも良かった。
世界観の話をしたので、次はストーリーについてだ。
ストーリーの根底にあるものは、トロッコ問題。
知らない人に軽く説明すると…
トロッコが暴走してしまいました。
このままいけば、5人が轢かれて即死してしまいます。
線路を切り替えることができますが、その先で作業している人が1人いて、切り替えるとその一人が即死です。
あなたはどうしますか??
「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」
イギリスの倫理学者であるフィリッパ・フットが1967年に提起したのが始まりで凄い論争を生んだんだ。
今では道徳の授業とかでも恐らく取り扱われているはず。
このトロッコ問題が根底にあって、サイボーグであるマッキーの答えと主人公の答えがあって…
とても深い。
マッキーは機械的な考えで物事を考えるんだけど、主人公は人の倫理的な部分で考える。
途中冒頭で自分が判断した事。
38人を救い、2人を犠牲にした重さを再確認するシーンは、アクション映画なのにかなり刺さった。
そこに愛する人が含まれていたりと近未来のSF的な世界観や話からこういった倫理的な問題が絡んできているのは、個人的にすごく面白かった。
近未来SFでサイボーグが出てくるこの手の映画の結末なんて…
意外とありきたりでオチが似たり寄ったりというのが欠点。
この映画もどこか似ているような感じであり、フィルマークス等で評価があまり高くないのは、そのせい。
他にもアクションもっと欲しい勢もあるけどね。
もし、結末がもっと違ったものになっていたら…
かなり高評価になっていたかも知れないね。
ネタバレ感想
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色々と内容に齟齬があるのは確か
サイボーグであるマッキーが裏で色々とやっていたようだが、そもそも安全装置やらが付いていたのにそんな事が出来るのか?
核をアメリカに撃ち、戦争を終わらせて、ロシアなどの市民1億?を救おうとした。
その犠牲は300万人らしい。
あんなハイテクサイボーグが作れるのに監視システムくらいしっかりあると思うんだが…
それに、ロシアの反乱分子と繋がっていた。
いやいや、どうやって繋がるんだ?
そう言った齟齬があるように感じた。