改造人間が襲い掛かるB級映画…武器人間(感想、結末、裏話)
映画.comの武器人間の作品情報より引用
(C)2013 MPI MEDIA GROUP
キャスト
ヴィクター・フランケンシュタイン(三代)
…カレル・ローデン
セルゲイ
…ジョシュア・ザッセ
サシャ
…ルーク・ニューベリー
あらすじ~
第2次世界大戦末期の1945年、ソ連の偵察部隊がドイツの占領地域に潜入するが、住民らしい住民が見当たらない。
あたり一面謎の死体だらけだ。
そして、教会の地下に行くとそこには、謎の人型の機械に出合うのだが…
解説
ナチスドイツが死体と機械を合成する禁断の人体実験に手を染めたという設定で描かれるアクションホラー。
オランダのCMディレクター、リチャード・ラーフォーストが大胆な発想で描き出した長編初監督作。
映画.comの武器人間作品紹介、解説欄より引用
ストーリー…5.5/10
キャスト…4/10
怖さランク…1.5/6
個人的評価…6/10
映画.comの武器人間の作品情報より引用
(C)2013 MPI MEDIA GROUP
一文感想 ↓
改造人間が襲い掛かる!ちょっぴり怖く、グロい微妙な映画。
面白いかどうかと言われたら、微妙だ。
つまんねぇ…てわけじゃない。 でも、面白い!とも言えない微妙な線引きの映画という感じだ。
まず、この映画は、観れる人を選ぶと思う。
グロ要素が大きいことだ。
生きたまま頭蓋骨を開け、人の脳みそが出たり、腕がちぎれていたりとグロいシーンが満載なので、グロが苦手な方は注意した方がいい。
残念なのは、武器人間たちの動きが鈍すぎて、ホラー感が弱くなってしまった事だ。
武器人間自体は、改造されている感があって、異形の怖さが感じられたが、動きが鈍すぎる!
鈍すぎる故、ホラー感が薄くなっている…
ただ、評価してほしいのは、ハンディカメラ目線で手ぶれ補正ありな点だ。
2009年とかそのあたりにハンディカメラ目線が流行ったのを覚えている。
その時、クローバーフィールドが火付け役で、続々と固定カメラの視点のパラノーマルアクティビティシリーズなどハンディカメラ目線が続々出てきた。
この映画は、2013年公開で、一人の軍人が撮っているんだが、まぁ、手振れが少ない!
なので、酔うという事は少ないと思う。
B級映画を観たいという方、グロい映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス 3.0
映画.com 2.9
あまり高くない評価でした。
高い評価をつける人と低評価をつける人の両極端なイメージでしたね。
高評価の人の意見は、武器人間のデザインやキャラクター性が好きだったり、ハンディカメラの要素、音響が好きという意見が多かったです。
低評価の人は、武器人間のデザイン、ストーリー性の完成度の低さを指摘している人が多数でしたね。
下記詳しい感想 ↓
映画.comの武器人間の作品情報より引用
(C)2013 MPI MEDIA GROUP
グロ要素有りで閲覧注意!
この作品は、R-15指定でグロい要素が多く含んでいる。
爪を剥ぐとかはないが、目玉が飛び出ていたりするシーンがある。
生きたまま頭蓋骨を開け、人の脳みそが出たり、腕がちぎれていたりとグロいシーンが満載なので、グロが苦手な方は注意した方がいいと思う。
その脳みその出来とかは、結構リアルに感じたので、よけいグロいのが苦手な人は、見ていられない。
そのシーンもちょっとだけではなく、満遍なく散りばめられており、後半になるとかなりのシーン数がグロ要素を含んでいる。
個人的には、脱腸したときはなんだか笑ってしまったw
ゾンビ映画みたいなんだもん。
コメディゾンビ映画とかでありそうな感じで、トロピックサンダー/地上最低の作戦の冒頭の手作り感満載の腸を思い出していまった。
なんにせよ、グロが苦手な方は観ないことを進める。
映画.comの武器人間の作品情報より引用
(C)2013 MPI MEDIA GROUP
ド武器人間達の動きが鈍すぎる!ホラー感が弱い…
武器人間自体は、改造されている感があって、異形の怖さが感じられた。
しかも様々な種類がいて、ぞろぞろ出てくる感じやどこか人間の容姿も一部含まれているし、独特な雰囲気でデザイン的にはとても良いと思った…
だが…
動きが鈍すぎる!
鈍すぎる故、ホラー感が薄くなっている…
全員が鈍いんだよ。
誰か1体でも動きが速い個体がいてもいいはずなのに、何故かどいつもこいつも遅いので、なんで軍人たちがやられるのかが謎。
そもそも主人公たちは一般人ではなく、軍人で銃とか手りゅう弾もあるのに、結構やられている。
襲われているシーンも「それ助からないやろ!?」ってところを特にダメージも追うことなく助かったりしているので、出来の悪いホラーをみている感じだった。
とても残念だったなぁと思った。
この動きが速い個体だったり、戦闘シーンのクオリティが高ければ、結構面白い映画になったと思う。
映画.comの武器人間の作品情報より引用
(C)2013 MPI MEDIA GROUP
黒ハンディカメラ目線で手振れ補正ありなのは、とても良い配慮だ
2009年とかそのあたりにハンディカメラ目線が流行ったのを覚えている。
クローバーフィールドが火付け役でさまざまなハンディカメラ目線の映画がでてきた。
このハンディカメラ目線は、出演者目線でよりリアリティを出せるのだが、まぁ手ブレが凄いのも特徴。
これが、酔う人が続出した。
あんだけ、ブレたら酔うのも当然で、映画を純粋に楽しめないのが最大の欠点。
この映画は、一人の軍人が撮っているんだが、まぁ、手振れが少ない!
なので、酔いづらくなっている。
そこは、素直に評価すべき。
アングルも面白く、FPS視点で緊張感のあるアングル。
アングルの作りは、とても良かった
余談、裏話…
映画.comの武器人間の作品情報より引用
(C)2013 MPI MEDIA GROUP
日本語版の予告編ナレーションが大山のぶ代さんで、他の声優もヴィクター役の肝付とヴァシリ役の関がスネ夫、ノビコフ役のたてかべとセルゲイ役の木村がジャイアン、サシャ役の小原とエヴァ役の大原がのび太(でディミトリ役の松本は2005年度版ののび太の父とどらえもん関係の声優がたくさん出演しております。
ネタバレ感想
主人公っぽかったセルゲイが改造されちゃって、まさかのサシャだけが助かるというちょっと意外な展開
主人公っぽいどこか責任感のあるセルゲイが生き残ると思ったら、改造されちゃって、死んでしまう。
しかも、しっかり遺言通りにディマにかぶりついて、殺しています笑
ちょっとそこはスッキリしましたね。
あのディマとかいうやつ、最後は俺が一番偉いんじゃぁ~とか言って、なかなか鼻につくキャラクターに変貌していたので…
それにしても、サシャが生き残るとは思っていなかった。
影が薄く、荷物持ちのイメージが強くて、あんまり活躍していないサシャだが、最後はちゃっかり博士を殺して、首までもってって…
って、首持ってく必要あるのか??
しかもサクッと首をきりおとしてたけど…そんなにサクッと行けるものだろうか…
ラストでは、スターリンの隣に並んで英雄扱いされているではないか!
これは…棚から牡丹餅的なやつなのか…
どうやって、サシャは生き残ったとか謎だらけでしたね。
結末~
登場人物と簡単な説明
セルゲイ(冷静な性格でまとめ役の人、ポーランド人)
ヴァシリ(口悪くて、すぐナイフとかで殺したり、殴ったりする人、軍曹の次に古株)
サシャ(なよっとしている青年、すぐ聞き返したり、撮影機材を持たされるパシリ)
ディマ(カメラで撮影している人で実は大尉、極秘任務をしていた)
イヴァン(小太りの兵士)
生き残った人、サシャ
他全員死亡
ディマは、ヴィクター博士を拉致するという極秘任務の為同行していた。だが、失敗し、サシャ以外死亡。
教会の下の博士の秘密の施設に足を踏み入れると、謎の武器人間たちに襲われる。
↓
生存者の看護師がイヴァンを処置しようとして、脳みそ取れて死んだり、 軍曹が内蔵出されて死んだりした
↓
生存者セルゲイ、ヴァシリ、サシャ、ディマで、ディマが自分は大尉で一番偉いぞ!極秘任務中だから手伝えと言い始める。
↓
ディマ他の仲間に見捨てられ、ごみ収集所のようなところに捨てられる。
その後、回収口から出て、博士に会う。
↓
博士に捕らえられて、飯を無理くり食わされ、実験の保存の為撮影してほしいと博士に言われる。
他の仲間、サシャ以外は捕まっていて、改造された。
↓
ディマは、博士に改造されそうになるも間一髪でソ連軍の爆撃で博士がよろめく。
その隙にサシャが博士を銃殺、サシャは博士の頭を持って帰り、ディマ放置。
ディマは、改造された仲間に顔面食われて死亡した。