万里の長城での怪物たちとの壮絶バトル!!…グレートウォール(感想、結末、裏話)
映画.comグレート・ウォールの作品情報より引用
(C)Universal Pictures
キャスト
ウィリアム・ガリン
リン・メイ隊長
バラード
ワン軍師
あらすじ~
宋王朝時代。黒色火薬を求めて宋に辿り着いた欧州の傭兵ウィリアムとトバールたちは、途中で馬賊に襲われ命からがら脱出する。
その夜、二人は正体不明の怪物に襲われ、2人の仲間を失うが、ウィリアムは怪物の腕を切り落とす。
翌朝、馬賊に発見された二人は逃亡の途中で万里の長城に辿り着き、長城を守護する禁軍に捕縛される。
禁軍はウィリアムの切り落とした怪物の正体を知っており、二人の話から怪物の襲来が近いことを知る。
軍師のワンは、怪物はとうてつと呼ばれるものだと語り、禁軍は襲来したとうてつを万里の長城で迎え撃つ。
ウィリアムは禁軍と行動を共にしていた白人バラードに解放され、襲いかかるとうてつを倒してシャオ将軍と腹心のリン隊長に実力を認められるのであった…
個人的評価…7/10
映画.comグレート・ウォールの作品情報より引用
(C)Universal Pictures
一文感想 ↓
万里の長城での様々な兵器を使った攻防が楽しめるモンスターパニック歴史映画。
歴史映画と言っても事実とは異なりますが…この映画の見所はなんといってもとうてつという謎の化け物軍団と人間の攻防!
とうてつ自体凄い身体能力でタイマンだとほぼ勝てないような相手で、一個小隊で挑んでなんとか勝てるというレベルの相手。
そんな単体でも強いとうてつが何十、何百万単位で襲ってくるんです!(映画内での目視換算です)
その攻防がとても見物なんですよね!
それを万里の長城の様々な仕掛けを駆使し、いわば盛大な籠城戦のようなもの!
仕掛けも個性に富んだものばかりでとうてつたちを倒していく。
その仕掛けの個性がある分飽きずに観られます。
そうして、ラストに向かい最大のピンチが訪れ、倒すヒントも訪れて…
クライマックスもなかなかな迫力な演出だった今作。
ちなみに…主人公はマットデイモンにウィレム・デフォー(スパイダーマンのグリーンゴブリンなど様々な映画に出演)も出演している豪華な映画!
モンスターVS人間の大人数での対戦もの、モンスターパニックものが好きな方、アクション要素もあるのでアクション好きな方は特にオススメな作品です!
下記詳しい感想 ↓
とうてつという謎のモンスター
とうてつという独特なモンスターがおり、その形状はダチョウ程の大きさで恐竜?のような見た目っぽい感じ。
目の位置が独特な位置についていますね。
草食動物のように全体を見渡せるような位置についているんですよ!
※こいつらは肉食ですがね
とうてつたちには女王がいるんです。
この女王がカギ!
下っ端とうてつは女王を守っています。
この辺はまるでアリやハチのような感じですね!
そのとうてつたちは知性があり、パシフィックリムの化け物のように徐々に学んでいっています!
ですが、こいつら、なぜか60年おきにしかせめて来ないのです…
その辺の説明は…映画内でされておりますよ!!
灯篭流しの空バージョンのきれいな映像
中国の綺麗な景色がたびたび映し出されるのですが、一番きれいだなと思ったのが、万里の長城での灯篭流し空バージョン!!
戦争の中に謎の癒しがあるんですよね。
これも綺麗な映像とアクションやモンスターパニック要素を交互に映し出すことによってアクションなどのメインの部分をより強調する手法なのでしょう。
映画.comグレート・ウォールの作品情報より引用
(C)Universal Pictures
色々な罠、攻撃があって面白い
火炎瓶のようなものの投擲のほか回転ハサミ、爆弾弓などなどこの作品では色々な罠や仕掛けが出てきます。
その中でも人間に縄を括りつけ、槍をもたせとうてつの群れに飛び込み戻ってくる死のバンジージャンプ的な仕掛けが印象的でしたねw
火炎瓶とかあるくらいならもっと効率的な仕掛けなかったのかなwwと思える程の仕掛けでしたね笑
映画.comグレート・ウォールの作品情報より引用
(C)Universal Pictures
唯一の弱点とは…
映画内のどこかにヒントが隠されています。
とうてつ自体は、腕を容易に切り落とせる程弱い相手ではないんですよね!
その前に食われちゃいます
この唯一の弱点がこの映画のキーとなっていく部分なんですよね。
モンスターパニック映画によくある設定や流れなんですが、それが良さでもあるんですよねぇ。
さぁ、どこが弱点か…それは観てのお楽しみ!
映画.comグレート・ウォールの作品情報より引用
(C)Universal Pictures
クライマックスの戦い…久々に見入ってしまうモンスターパニック独特のハラハラ感
クライマックスには最大のピンチが訪れます。
とうてつの軍団のなか走り抜けたり、襲い掛かるとうてつたちから逃げつつ逆転の一手を投じる…
その一手の伏線がそれまでの映画内に盛り込まれていて…
その辺はしっかり考えてストーリー構成されておりましたね。
モンスターパニック映画のドキドキハラハラ感が味わえ、ついつい見入ってしまいましたね!!
余談、裏話…
実は、主演が白人のマットデイモンということで何故白人が主演なんだと批判があったらしいですね。
映画自体が白人の救世主というのはどうなのかという批判らしく…
個人的にはマットデイモンだ!とテンションが上がったくらいで白人が活躍しているからどうのとか一切なかったんですよねぇ…
ほんと人種間の差別は、根が深いんですね…
結末~
唯一の弱点かもしれない磁石の力を確かめる為、とうてつを捕らえる作戦を考え、無事1匹捕らえる。
そして、磁石をくっつけたら大人しくなり、磁石が弱点と判明。
それをみたシェンは、こいつ工程に献上すると言い出し、皇帝の元に送還する。
万里の長城でとうてつとの戦いの後、とうてつたちは、なんと長城の壁に大きな穴を開けていた。
それを発見し大騒ぎになっている最中、ペロとバラードとウィリアムは、火薬を盗んで欧州に帰ろうとしたが、ウィリアムはそれは出来ないと断る。
バラードは、ウィリアムを置いていこうという提案をして結果、ウィリアムを置いてペロとバラードは火薬を持って逃げだすのだった。
あわやウィリアムが処刑されるとなったとき、ウィリアムに命を救われた兵士(ポンヨウ)が裏切られたところを一部始終みたと伝え、罪が晴れる。
そして、皇帝の元にとうてつがいくかもしれないということで、リンメイ隊長らが皇帝のいる都に向かう。
都は、すでにとうてつだらけで原因は、とらえたとうてつが都につき、色々実験している最中隙を見て仲間を呼んだのだ。
捕らえたとうてつに火薬をしこたまくっつけ、餌を近くに置き、離してその餌を女王の元に運び接近したところを上から火矢で打ち抜き、一気に爆破させようという作戦だ。
とうてつ達を倒すのには、女王を倒すしかないということで、火矢を射抜くが上手くいかない。
これがラストチャンスという最後の1発がなんとか火薬を打ち抜き、大爆発。
女王を倒し、とうてつたちは抜け殻のように倒れていった。
その後、ウィリアムは、ペロを許し、リンと別れ欧州に帰っていった…
※バラードは、賊に捕らえられ、賊の不手際により火薬が引火し大爆発。爆死してしまった。