サミュエル・"サム"・トラウトマンとは…経歴や各作品の出演など
ランボーシリーズには欠かせない存在…サミュエル・"サム"・トラウトマン大佐。
だが、ランボーのことに焦点が当たってばかりで、「ジョン・ランボーの上官」くらいにしか分からない。
あと、グリーンベレー所属と偉いってくらいかな?
というわけで、サミュエル・"サム"・トラウトマン大佐の経歴、各ランボーシリーズにどのくらいでたかなど解説していくぞ。
( こんなことが分かります)
✔ サミュエル・"サム"・トラウトマンの経歴と各作品の出演について
サミュエル・"サム"・トラウトマン大佐について
ランボー1作目から参照
1982 First Blood Orion Pictures Corporation First Blood.All Rights Reserved
映画では、ジョンランボーを育てた(軍人として)上官であり、信頼できる人物。
1作目では、トラウトマン大佐にベトナム帰還兵の酷い仕打ちについてラストは、泣きながら語っていましたね。
因みに俳優の名前は、リチャード・クレンナという人物です。
・トラウトマン大佐の経歴について
フォートブラッグ駐屯地に勤務する将校。
ランボーとはベトナム戦争中にアメリカ陸軍特殊部隊群(グリーンベレー)の第5特殊部隊グループ、部隊指揮官として活動していた。
2作目以降は、デルタフォースのベレーラッシュをベレーに縫い付けていたことから、デルタフォース所属である。
2作目の段階で50歳程とされており、成人してからの人生のほぼすべてを軍隊生活に費やしたという。
勲章の数)
1作目の軍服から見るに以下のようなものが確認されている。
と数はかなりのもの。
ですが、実はランボーの方が一番凄い…最高位の勲章をもらっていたりするんです。
それは名誉勲章。
詳しくは、ジョン・ランボーの勲章と敵撃破数って多い?少ない?で紹介しています。
・トラウトマン『大佐』の大佐ってどのくらい偉いのか
ランボー1作目から参照
1982 First Blood Orion Pictures Corporation First Blood.All Rights Reserved
トラウトマン大佐、大佐と言われてもどのくらい偉いのかが良く分からない。
何となく…結構偉いんじゃね?ってくらいしか分からないかと思う。
なので、ここで、大佐の階級について簡単に説明していくぞ。
上から数えて5番目ですね。
因みに階級は、29個ありそのうちの上から5番目…となっているのでかなり偉い人ですね。
因みに大佐は、軍でも一握りしかいない上、給料は大体…6125~10844ドルあたりらしいですね。
1ドル100円計算でも60万~100万あたりの給料…
それなりに貰っているんですね。
でも、色んな責任を負う立場で、この給料はどうなんだろうか…
・トラウトマン大佐は原作と映画では、違っていた
トラウトマン大佐は、原作の小説と映画では、かなり違っていたみたいなんだ。
まずは、映画の方から紹介していこう。
グリーンベレーでのランボーの上官であるという話は、1作目のランボーでやっていましたね。
トラウトマン大佐が出てきて、ランボーを説得するシーン。
そのあたりからチラホラと自分の話やランボーとの間柄について話していました。
その後もランボー3怒りのアフガンでは、ランボーとトラウトマン大佐が親友ともいえるような間柄だと見受けられるシーンがいくつもあった。
それは、トラウトマン大佐を救い出すシーン。
ちょっと「上官」というより「戦友」の方がしっくりくる感じの接し方であった。
こんな感じで、ランボーにとってトラウトマン大佐は、上官以上の存在…唯一の戦友であることが分かる。
では、次は小説版ではどうなんだろうか。
映画版とはかなり違いますね。
そもそも自分の上官ではない。
訓練中は、上官みたいなものだが、ベトナム戦争中は、上官ではなく、直接関わりはなかった。
あったとするならば、訓練中にしごいていたくらいだろうね。
小説版だと声を聞くまでピンとこなかったらしい。
これからもあまり親しい間柄とは言えない。
ランボーが洞窟に立てこもっている時、ランボーは無線を傍受していた。
映画ならトラウトマンの声に反応して渋々応答したが、小説版だと応答しなかったそうだ。
因みに小説では、「長身痩躯で、鱒というよりはイタチに似た顔の男」と表現されている。
小説ではちょっとずる賢い感じなんだろうか…
小説版は1作目しかなく、その後の小説は映画を元に作られているそう。
原作の詳しい話については、(解説)ランボーシリーズに原作があるのって知ってた?
小説版では、トラウトマン大佐はランボーにとって知人程度の存在であった。
映画版と小説版では、トラウトマン大佐の立ち位置がかなり違う。
イメージとしては、わき役が主人公の相棒くらいの差だ。
サミュエル・"サム"・トラウトマン大佐は、どの作品に出てる?
ランボー怒りの脱出から参照
1985 Carolco Pictures, Inc.All Rights Reserved
ランボーシリーズは、最新作合わせると全5作品になっている。
その中でサミュエル・サム・トラウトマン大佐は、どの映画に出演しているのか紹介していくぞ。
・トラウトマン大佐の出演作品
ランボー1、ランボー怒りの脱出、ランボー怒りのアフガンの3作品に出演している。
その他は、アーカイブ映像(ランボーの過去の回想シーン)でしか出演していない。
ランボー1
ランボー1では、ランボーが警官を誤って殺してしまってから、立てこもり、出てくるように説得から実際に自首させていた。
3作品の中で一番出演していた作品。
この時には、ランボーのことをかなり買っており、周りの警官がトンネルの崩壊でランボーを死んだと言っていても、かたくなに認めようとしなかった。
この辺、上官以上の絆を感じますな。
ランボー怒りの脱出
2作目のランボー怒りの脱出では、最初のスカウトのところや途中のチョイチョイと出てくる程度で、1作目程の出演はなかった。
わき役に近い感じの出演でしたね。
ただ、この時も仲間を想う…ランボーを想う気持ちは、しっかりと描かれていた。
ランボー怒りのアフガン
ここでは、1作目に匹敵するほどの出演量であった。
そもそもトラウトマン大佐がソ連に捕まり、ランボーが助け出すという話。
前作から一気に昇進した感じですね。
トラウトマン大佐の銃撃シーンや戦闘シーンが見られるぞ。
ランボー他の作品では?
ランボー自体、ずっと過去のトラウマをひきずって生きてきている。
そのトラウマ部分で過去の回想シーン(アーカイブ映像)として若い頃の当時の映像が使われていた。
そこにトラウトマン大佐が出演している程度。
一応エンドロールにも載っている。
・リチャード・クレンナについて
次に中の俳優についても簡単に触れていこうと思う。
サミュエル・サム・トラウトマン大佐を演じていたリチャード・クレンナさんについて簡単に紹介するぞ。
リチャード・クレンナの簡単説明…箇条書き)
- 1926年11月30日生まれ。
- 初の出演はLet's Dance(1950年)という作品。
- 俳優歴は、50年以上の大ベテラン。
- ラジオ、映画、TVドラマで活躍。
カリフォルニア州ロサンゼルス出身のイタリア系のリチャード・クレンナ。
俳優を目指すキッカケになったのは、高校時代に先生の紹介で出たNBCのラジオがキッカケなんだそう。
そこからテレビ番組『マッコイじいさん』や『スラッタリー物語』などで人気になったそう。
長女のマリア・クレンナはCBSの副社長で次男のリチャード・アンソニー・クレンナは俳優。
2003年1月17日(77歳)にすい臓がんで死去してしまった。