【映画】ゾンビランドシリーズは何故?人気の理由を考察してみた
映画.comIT ゾンビランドの作品情報より引用
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今、ゾンビランドダブルタップが絶賛公開中で、前作も人気で、今作も話題になっています。(自分の中では)
映画レビューサイトでも、笑いのツボに入った人は軒並み高評価をしていて、前作以上に面白い映画に仕上がっているんです。
ゾンビ映画…ゾンビコメディ映画でここまで人気がでるのには何か理由があると思いませんか?
ということで、2作品を観た自分がなんでこんなにもゾンビランドシリーズが面白いのか…人気がでたのかという理由を考察してみました。
ゾンビランドシリーズの人気の理
映画.comゾンビランドダブルタップの作品情報より引用
人気理由1)映画を踏まえたジョーク。
前作では、話の中で色んな映画の話題が出てきたりした。
スターウォーズだったり、海外セレブの話もでたりして特に驚いたことは、ビルマーレイ本人が出演したことだ。
映画の中でゴーストバスターズを鑑賞するといった一風変わった感じを出していた。
しかも、外にはゾンビが蔓延っているはずなのだが…
そういったギャップも笑えるし、本人役でビルマーレイが出演するという最高の映画ネタは、観客をさぞかし驚かしたことだろう。
ガーフィールドシリーズは、2作までしかやっていなく、興行収入的にはあまり成功していないので、映画の中でビルマーレイは、ガーフィールドシリーズに出た事を悔んでいる。
こういった皮肉ネタは、日本人というか海外の人が大好物だ。
しかも、本人が言っているんだもん、結構笑えるジョークだ。
こういう映画ファンを笑わせ、楽しませるのが人気を呼んだと考えている。
他にも、ゾンビランドダブルタップでも、ターミネーターニューフェイトとほぼ同時期という狙いも相まってか、新種のゾンビの名前をT-800というシュワちゃんの役の名前を付けている。
しかも、滅茶苦茶しぶといとか言っている面白いジョーク付きだ。
そう、T-800は、ターミネーターシリーズでなんども出てくる…死んでもう出てこないと思ったのに、実は違う個体で再登場だ!なんてことを繰り返すもんだから、もうしぶといというイメージがついている。
他にも映画内で、ドーンオブザデッドを鑑賞するというゾンビ映画の中でゾンビ映画を観ている変な感じが笑える。
分かる人には分かる面白いジョーク。
これも人気になった理由の一つだろう。
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人気理由2)今が特に旬の俳優を起用。
ラリーフリントで アカデミー主演男優賞、 アカデミー主演男優賞 、ゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門) ノミネート
メッセンジャーで インディペンデント・スピリット賞助演男優賞 受賞 インディペンデント・スピリット賞助演男優賞 受賞アカデミー助演男優賞 ノミネート
他にも、ハンガーゲームシリーズやグランドイリュージョン、ベノム、スリービルボード、ハンソロにも出演している
コロンバス役のウディ・ハレルソンは…
ソーシャルネットワークで様々な賞を受賞、ノミネート。(多すぎて書いたら大変なことになるので、割愛)
他にもエージェントウルトラにグランドイリュージョンシリーズ、バットマンVSスーパーマンでは、ヴィラン役もやったりしている。
ウディ役のエマストーンは…
ラ・ラ・ランドで、 第89回アカデミー賞主演女優賞受賞、第89回アカデミー賞主演女優賞受賞ヴェネツィア国際映画祭女優賞受賞、第74回ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)受賞
女王陛下のお気に入りでは、アカデミー賞主演女優賞などノミネート。
他にもアメイジングスパイダーマンシリーズやバードマン、ヘルプなど様々な映画に出演しています。
4人中3人が何等かの賞…それも誰もが聞いたことがある賞を受賞若しくはノミネートしています。
3人とも勢いが衰えておらず、今も人気でその人気俳優がゾンビのコメディ映画に出演となれば、キャストだけでも注目が集まることが必須です。
これで、内容も面白ければ人気になることは必然と言えたのでしょうね。
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人気理由3)個性的なキャラクターが視聴者の笑いのツボに入る。
タラハシーは、短気でゾンビを殺していないと気が済まないキャラクター。
コロンバスは、どこか臆病で最初は人と接することが苦手、しかも自分ルールを作り、それを忠実に守って身を守っている。
ウィチタとリトルロックは、姉妹で色仕掛けなどでお金を盗んでおり、どこか勇ましさも感じられる。
とこんな感じで書いているが、実際スクリーンで見てみると予想の斜め上の感じ、このデコボコ感がとても面白く感じられた。
実際、自分もダブルタップでは劇場で、1作目はレンタルだったが、飽きずに楽しめた。
それにこの個性的なキャラクター達に夢中になってしまった自分がいた。
恐らく…自分と同じように思っている人が多いのではないだろうか。
この個性的なキャラクターに魅了されて、この世界観に引き込まれてしまった人が…
そう、そういう引き込まれる要素を醸し出せるのも前項で話した実力派の力である。
そして、引き込むことが出来れば、自ずと人気になっていくのだ。
人気理由4)ゾンビコメディ映画なのに、ラストはそれなりの緊張感のある戦闘を用意。
まずは、冒頭の話をしよう。
冒頭、アクション映画さながらのノリノリな音楽と銃声でゾンビたちをぶっ倒していくところから始まる。
恐らく予告編とかで観ていた人は、「あれ?ナニコレ、カッコいい!」ってなっていたと思う。
自分もその一人だからね笑
コメディ映画というのは、ゾンビーノだったり、ゾンビスクール!などクオリティの高い戦闘というより、変わった設定と笑い要素で攻めるものだった。
だが、ゾンビランドは、冒頭からアクション要素を強めに出してきたのだ。
最初、予告編では、コメディ色が強い感じだと思っていたので、そんなガチの戦闘はないと思っていたが、こうも冒頭で不意打ちをされると、見入ってしまう。
この戦法は、上手いと感じた。
見入ることさせれば、そこから色んな緩急ををつけて、楽しませるやすい。
それでいて、ラストの緊迫感がある戦闘。
特にタラハシーのガンアクションはかっこよかったと思う。
あの1990年代バリの重火器を使いまくる感じに派手な爆発は、観ていて此方としても楽しかった。
ダブルタップでは、頭脳戦を見せて、殆ど銃を使わないながらもそれなりに激しい、緊迫感のある戦闘を用意していて、観ていて楽しかった。
ついつい見入ってしまったのだ。
映画館で視聴していた時もこのシーンになれば、みんな見入っている雰囲気が伝わってきたものだ。
やはり、見入ることのできる映画というのは、面白い映画の特権なのではないだろうか。
この見入ることのできる戦闘を用意してくるあたりが人気になった理由の一つだと思う。
人気理由5)ルールを作る映画は、ヒットしやすい傾向にある。
ジェイソンステイサム主演のトランスポーターシリーズも自分の独特なルールがあります。
ジョンウィックシリーズもコンチネンタルホテルという絶対的な独特なルールが存在します。
ワイルドスピードでも、絶対に家族を見捨てないというもうルールというより掟ばりのものが存在しています。
と言った感じで、シリーズもので自分のルールがある映画シリーズというのは、ヒットしやすい、人気の傾向があります。
そして、何故かみんなルールの一つを破ってしまうというお決まりのパターンが存在しています。
そのお決まりのパターンとルールがある映画は、どうしてか人気がでて、シリーズがしているのも事実。
これは、独特なルールを作る映画は、ヒットするというルールなのでしょうかね笑