アメリカでは大激怒し公開中止になるほどの問題作……mother!(感想、結末、裏話)
映画.comのマザー!作品情報より引用
(C)2017, 2018 Paramount Pictures.
キャスト
…母親
ハビエル・バルデ
…彼
…男性
…女性
…使者
ドーナル・グリーソン
…長男
あらすじ~
郊外の一軒家に暮らす一組の夫婦のもとに、ある夜、不審な訪問者が現れたことから、夫婦の穏やかな生活は一変する。
翌日以降も次々と謎の訪問者が現れるが、夫は招かれざる客たちを拒む素振りも見せず、受け入れていく…
個人的評価…4/10
映画.comのマザー!作品情報より引用
(C)2017, 2018 Paramount Pictures.
一文感想 ↓
終始観ていてかなり不快な印象を受けた問題作
観ていてずっとモヤモヤさせられる感じでいて、最後まで自分にはどういう意味なのかよくわからなかった。
その理由というのも、どうやら、反キリスト映画とのことであったらしい…
自分は、そういう予備知識なしでキリスト教の知識一切なしに観たせいで全く理解ができなかった。
隣人や来訪者の襲来にそれをほいほいと受け入れてしまう夫…
そこから何故か歯車が狂い始め、様々な伏線が隠されており、ラストにはその意味を理解することになるだろう。
ストーリー構成的にはいい方だと思うのだが、反キリストという点がとても頂けなかった。
勧めるに進めづらいものがある。
勧める際にはちゃんと注意書きをするべき作品となっている。
下記詳しい感想 ↓
映画.comのマザー!作品情報より引用
(C)2017, 2018 Paramount Pictures.
最初は 平和な家庭の物語だったが…
もうすぐ子供が生まれる幸せそうな家庭の物語だと最初は思うのです。
夫が謎の訪問者を続々と呼んでくるまでは…
謎の訪問者が家でドンドン好き勝手していくのです…
これがなんだか不快に感じる理由なんでしょうね。
なんの悪びれもなくしちゃうものだからね…
そうして、どんどんその訪問者が増えていきます。
最初の訪問者が来た当たりは、特になんの疑問にはおもってなかったんですが、その訪問者がなかなか帰らないあたりから謎の不安というか不穏な雰囲気が漂っていきます。
映画.comのマザー!作品情報より引用
(C)2017, 2018 Paramount Pictures.
ラストに向かうにつれて、どんどん恐ろしい方向に!?
どんどん訪問者が現れて、家に居座ってきます。
そう、それだけでもなかなか不快ですよねw
自分は、知らない人がずっと1人でも家にいるなんて状況だったらとても嫌ですもん…
ラストに向かうにつれてどんどん恐ろしい方向に向かっていきます。
その方向性になるのね!?って観ていて思っていましたね。
ただ、一言言えるとしたら、いい方向性ではないということですね。
映画.comのマザー!作品情報より引用
(C)2017, 2018 Paramount Pictures.
夫の行動に注目
夫は、小説を書いている人でそれが今回ヒットしたということで、取材の人を家に招き、取材をしていたのです。
ここまでは、いたって普通の小説家なんですが、なぜかどんどん訪問者が訪れることになります。
何故かこの夫は快く迎えてしまうのです。
夫の書斎にも謎が複数あります。
あるものを触られるのを酷く嫌ったり…
なんの変哲もない置物のようなものを何故か触られたくない。
この伏線は、一番最後に判明するのですが…
それは観てのお楽しみ…
それ以外は嫌な顔一つしないんですよね…
ほんと謎ですよね…
夫の行動は、物語が進むにつれておかしくなっていきます。
具体的には、奥さんの対応の変化というべきでしょうか…
訪問者の数と比例して、どことなく2人の絆にヒビが入っていくような感じに…
映画.comのマザー!作品情報より引用
(C)2017, 2018 Paramount Pictures.
余談、裏話…
アメリカとかだと観客が激怒し途中退席する程の問題作だったとのことで、途中公開中止になる事態にまでなったんだとか…
そのせいで日本でも公開中止になってしまう程だ。
結末~
映画.comのマザー!作品情報より引用
(C)2017, 2018 Paramount Pictures.
あまりにもよくわからなかったので、
サラッと調べたら
ジェニファー・ローレンス演じる主人公(母)=地球
ハビエル・バルデム演じる夫=創造主
エド・ハリス演じる訪問者の男=アダム
ミシェル・ファイファー演じる訪問者の妻=イブ
二人の息子の兄=カイン
二人の息子の弟=アベル
ジェニファー・ローレンスが産み落とす赤子=イエスキリスト
ということらしい…
ここまで調べてなんとなくわかった…
要するにキリスト教の物語を映画にしているという事で、それも悪く描かれてしまっているということです。
あの民衆に赤子が首をへし折られるシーンなんてもう胸糞悪かったよ…
民衆にわたるにつれて、誰かがポキっと首をおってしまう。
お前ら民衆が自分勝手にした結果、キリストが死んだんだぞと言わんばかりに…
まぁ、そんな描かれ方されちゃキレてしまいますよね…
あのシーンがようするにキリストの死ってことを言っているんだな
そして、家がすべて焼失してすべてなくなり、最後のシーンではまたやり直し…
永遠、繰り返されるのは、ちょっと地獄だなと思うんだよね…
夫が何故訪問者を呼び寄せたのかなどは、キリスト教についてもっと学ばなければならず、ある意味難しい映画ということになっております。
ある意味、このラストを予想できる人はなかなかいないと思うのんですよね。
自分も全く予想できませんでした。
そもそもこれは、バットエンドというべきものなので、こうも綺麗にバットエンドな映画もなかなかないなと観終わったときには感じましたね。