映画が好きな自分が3DCGデザイナーに就職しようとした理由
ここ最近、アニメでも映画でも3DCGが多用されており、少しずつ身近になってきていますね。
実は、自分は、3DCG関係の専門学校を経て、約3年程3DCGデザイナーでした。
といっても、諸事情で社会人1年目は、全く違う職種についていたんですが笑
映画が好きな自分が何故3DCGデザイナーになったか紹介していきます。
理由1)3DCGデザイナーは、一人で映画を作ってるみたいだから
なんとも単純でしょう?大体目指す理由なんて最初は、単純です笑
こんな一言じゃわからないと思うので、詳しく説明していきます。
どういう意味?
3Dソフト内で自分でカメラを設置し、キャラクターやBG(背景)を作って配置。
キャラクターを自在に動かせるよう設定してからの…そのキャラクターをBG内で様々な演技をさせる。
そして、レンダリングする。
どうです?一人で自由に映画などの映像コンテンツを作っているみたいじゃないですか?
根気さえあれば、パソコンとソフトさえあれば、いろんな背景で様々な映像を作成できる!
こんな面白い事を仕事に出来たら、どんなに面白いことかと思いませんか?
自分は、そう思って目指して、なんとか3DCGデザイナーになることができました。
まぁ、実際はモデリング担当やモーション担当など細分化されているんですがね笑
理由2)好きな事を仕事にしたい
誰しも思うことでしょうねぇ。
好きなことを仕事にしたならば、そりゃもう仕事が楽しいに違いないんです。
そもそもモチベーションが高いんですよね。
何をやるにも楽しくてしょうがなく、ブラック会社でもバンバンサービス残業をしてもあまり苦にはなりませんでした。最初は…
意好きな事を仕事にした結果、意外な欠点
純粋にアニメや映画が楽しめなくなった時期がありました。
え?どういうこと??って思うでしょう。
それは、映像を仕事目線で見てしまう、そうなったら、純粋に楽しむというより「ここの3Dはどうなっているのだろう」とか「このカットの構成は、こういう意味なのか」
と映画やアニメを見ながら思ってしまう。
今は、特にそういうことはないですけど、たまに、フル3DCGの映画とか見たり、アニメで3Dが使われてる箇所があると今でも少し考えてしまいますね。
使用ソフトの説明
と理由の説明の前に使用ソフトの説明をします。
おそらく3DCGソフトの事を知らない人も多いのではと言うことで、まずは使用ソフトの説明をします。
自分が使っていたのは、MAYAというAutodesk社が出しているソフトウェアで、当時は1つ6、70万とかするとんでもないソフトでした(今は月々の使用料を払う形で、安くはなりました)
そんなMAYAは、モデリングからモーション、リギングにレンダリング(動画の元となる素材を出す。作業)…かなり使い勝手は悪いですが、水などの流体系も作成できるソフトなんです!
プログラムを駆使すれば、元々MAYAになかった機能を追加できるので、殆ど出来ない事は無いのでは!?と思うほど。
流石、高価なだけありますね笑
様々な事ができる分、学ぶ事も多岐に渡っております。
パソコンの知識や物の構造からプログラムのソフトについての知識も必要になってくるのです。
余談…実際なってみてどうだった?
パソフトの説明でもいいましたが、パソコンなどの知識は予想通り必要でしたね。
そのほかに以外だったのが、コミュニケーション能力。
なる前は、そこまで必要ないんじゃないかと思ってました笑
ずっとパソコンに向かって黙々と作業をしているイメージだったので笑
実際現実は、自分の成果物を上司にプレゼンテーションしたり、同僚と相談したりと以外とコミュニケーション能力が必要なんです。
あとは、ひたすら地味な作業が待っていたりします。
作成する映像とは、真逆で形の微調整やらモーションだと1フレーム毎に確認して、おかしな箇所があれば随時修正といった形で…ひたすら地味です。
嬉しい反面もあります。
大人数だから出来る事、それは長尺(30分の映像など)が出来上がっていく様子を見ているだけでテンションが上がります!
自分が手掛けたシーンが来た時にはもう心の中では、テンションマックス状態でしたね笑
これが予想以上に嬉しいんですねぇ…
疲れも吹っ飛ぶというものでした笑
まとめ
映画が好きな自分が3DCGデザイナーになった理由は…
キャラクターからBG、動きやカメラ設定など一人で映画を作っているような感じがしたからと好きなことを仕事にしたら絶対楽しいと思ったからの2つです。
意外とコミュニケーション能力が必要とされる職種で、学ぶ事もパソコンの知識、プログラム、物や人の構造など多岐にわたる。
だが、何ヶ月も大人数で作った映像が出来上がる様々は、とても感動する事間違いなしです!