知らないと本当に損する!3DCGにおけるデザイナーとクリエイターの違いって何?
3DCG業界に入ろうとして誰しもが思う疑問があります。
それは、3DCGデザイナーと3DCGクリエイターです。
よく聞くが何がどう違うのか分かりますか??
自分は、最初よくわからなかったんです。
ここでは、デザイナーとクリエイターについて、3DCGデザイナーと3DCGクリエイターの違いについて説明していきます。
( こんなことが分かります)
✔ デザイナーとクリエイターの違いについて
✔ どちらがなるのが簡単か
✔ 知らないと損をする本当の理由
デザイナーとクリエイターについて説明
まず、3DCGデザイナーと3DCGの違いを説明する前に「デザイナー」と「クリエイター」について説明をしていきます。
・クリエイターって?
クリエイターの日本語訳は、創造者、創作者となっています。
クリエイターとは、一から物などを作る人たちの事で、自分の作品を作り、自分の表現したいことを表現する人達は、立派なクリエイターという意味にぬります。
そのクリエイターの特徴として
- 自分でどういう風に作るか考え
- 自分の意思でどうするか修正
と自分一人で完結できるという点が大きいです。
このクリエイターには、
作曲家や小説家、イラストレーターなど様々な職種があります。
これは、ほんの一部でまだまだ沢山の職種が存在します。
- どのようなスキルが必要?
専門的な知識、技術はもちろんのこと、
- 独創性
- 人を惹きつける魅力
と言った簡単には、鍛えられそうにないものを必要とします。
こればっかりは、自分でさまざまなことを経験したり、考えて、行動に移すしかないので、これが正解!ってものがないです。
なので、このクリエイターで成功するのはかなり大変で、挫折する人もかなり多いんです。
・デザイナーって?
目に見えるような意匠の計画や図案や設計などを手掛ける人のことです。
要するに一から作り出していくことなんです。
よくあるのがお客様の指示や要望を聞き、それに沿って作っていく人達のことを指す事も多いんです。
ということは、クリエイターもこの中の一つに入ります。
クリエイターも一から物を作り出しているのだから、デザイナーともいうんです。
このデザイナーの特徴として、
- 自分の作りたいようにする訳でない。
- お客様の要望ありき
という点が多いです。
このデザイナーは、ファッションデザイナーやwebデザイナーなど様々な職種があります。
- どのようなスキルが必要なの?
これもクリエイターと同様に専門的な知識、技術に加え、
- お客様の指示を理解する理解力。
- お客様とのやりとりに使うコミュニケーション能力
が必要になっていきます。
これらは、経験を積んでいけば、徐々についてくる部分なので、諦めずに経験を積めば、クリエイターよりも挫折率は低いです。
3DCGにおけるデザイナーとクリエイターの違いは?
指示を貰って一から作り出すか自分一人で一から作り出しすかの違いです。
指示を貰う対象は、上司や監督で、大元は出資者だったりします。
求人などで見るのは大抵3DCGデザイナーの方で、クリエイターとは殆ど見ませんよね?
それは、監督や発注先からの指示のもとデザインするのだからなんです。
3DCGクリエイターって表記したら、自由にやっていいのかと勘違いしてしまいます。
なので、ここはちゃんと3DCGデザイナーとして募集しているんです。
これは他の職種にも言えることですね。
3DCGデザイナーを目指している人に読んで貰いたい。
独学はいける?元プロが教える3DCGモデラーになるための方法 - 映画の部屋
実は最初はみんなクリエイターだった。
3DCGデザイナーになる為に何処か3DCGを学ぶ学校に入ったり、独学で勉強してポートフォリオを作りますよね?
モデラーになるために独学で勉強するにせよ、学校で学ぶにせよ誰かの指示で作っている訳でなく、自分の作りたいものを作って、企業にアピールしています。
これってクリエイターですよね?
クリエイターは、一から物を作り出して、自分の表現したい物を作る人たちです。
完全に当てはまってますよね?
それで、履歴書書いたり、面接したりして、はれて3DCGデザイナーになるわけです。
こう考えると面白いですよね。
3DCGデザイナーになる為なのに3DCGクリエイターに最初はなっていたなんて…
まぁ、例外もあって、企業のインターンに参加して実際働いてみて、それで課題を出されて、出来が良ければ採用というパターンもあるみたいです。
これは、これは3DCGの作り方の基礎がしっかりなってるかをより確実に見れるいい手なんですが、かなりコストのかかる手法で大企業の一部とかしかやってなかったりします。
少し脱線しましたが、みんな誰しも最初は、3DCGクリエイターになっていて、3DCGデザイナーとして就職する為に頑張っているんです。
3DCGアニメーターと3DCGモデラーのポートフォリオの作り方についての記事)
3Dモデラーのポートフォリオはこう作ろう!現場で働いて分かった作るコツ - 映画の部屋
プロが欲しいと思う条件はこれだ!3Dアニメーターのポートフォリオの作り方
3DCGデザイナーとクリエイターってどっちがなるのが簡単?
前の項でも話しましたが、3DCGクリエイターは、誰もが一度なっております。
就職する際のポートフォリオ製作している段階でもう3DCGクリエイターになっていて、3DCGデザイナーのくくりの一つが3DCGクリエイターなので、事実両方ともなっていると言っても良いでしょう。
だが、お金を稼ぐという観点から見ると、3DCGデザイナーの方がまだ簡単です。
何処かに就職すれば良いんですから笑
3DCGクリエイターは、稼ぐのがかなり大変です。
知らないと本当に損する理由
この前振りは、この記事をクリックしてほしいが為のキャッチフレーズでは無いんです。
ここからは、自分が現場で体験した話をします。
自分が現場で働いていたころ、うちの会社は、「3DCGデザイナー」を募集していた訳で、「3DCGクリエイター」を募集していたわけではありませんでした。
だが、実際入る新人達は、その違いをあまりわかっていなかったらしく、監督の指示を自分のアレンジを加えて修正しまくっていました。
なんで、新人にすぐ仕事を振ったって?
そんな大企業でもなかったうちの会社は、新人教育に割いている時間も労力もなかったんです。
だから、仕方なく即実戦させたわけです。
そんな状況だから、上司はブチ切れましたね。
その理由は、みんな指示通りにやる+こんな感じにしたらいいんじゃね?をくわえたからなんです。
なんで勝手な解釈をするのだと
そんな状況で、リテイクがかさみ、全員参加の緊急会議が開かれて、修正の仕方等じっくり話しました。
その結果、よかれと思ってやってる人が大半で、3DCGデザイナーと3DCGクリエイターの意味を履き違えていたのです。
その会議で、3DCGデザイナーと3DCGクリエイターの違いをじっくり話し、「余計なことはせずに、まずは監督の修正指示通りにやること」を徹底的に教え込まれました。
これは、完全に働く以前の問題です。
だが、実際には一人や二人じゃない…入ってくる新人みんながそんな感じなんです。
仕事が忙しい関係上、簡単にはクビをきれないので、雇われ続けましたが、他のところだとクビにされてもおかしくないです。
これは、3DCGデザイナーとしての技術や知識以前の問題なので、しっかりと区別をつけておきましょう。
ただ…そんな辛いことばかりじゃない、楽しいと思える瞬間だってあるんです。
3DCGアニメーターもモーションキャプチャーのスキルも必要?のまとめ
3DCGデザイナーの括りの中の一つが3DCGクリエイター。
大きな違いが…
指示を貰って一から作り出すか自分一人で一から作り出しすかの違い。
- 3DCGクリエイターになるのは誰でも出来るが、お金を稼ぐという点では、3DCGデザイナーの方が簡単。
- この違いを知らないと、いざ現場で働いた時、余計なことをしてしまうかもしれない。(体験談あり)