独学でも行ける?元プロが教える3DCGアニメーターになるための方法
3DCGデザイナーには、モデラーとリガーとアニメーターにエフェクターがあります。
その中の3DCGアニメーターになる為にはどうすればいいのだろう?全くの初心者だけど、行けるのかな?と言った疑問をお持ちじゃないですか?
全くの初心者が現場で働くようになるまでの事を全て書き、独学では行けるのだろうか?の疑問にもお答えします。
- 独学でも行ける?元プロが教える3DCGアニメーターになるための方法
( こんなことが分かります)
✔ 3DCGアニメーターに独学でいけるか
✔ 3DCGアニメーターになる為の方法(メリット、デメリット記載)
合わせて読みたい)
知らないと本当に損する!3DCGにおけるデザイナーとクリエイターの違いって何? - 映画の部屋
3DCアニメーターに独学で就職できるか?
3DCGモデラーと同様に行けますが、相当大変です。
3DCGモデラーよりも大変かもしれません。
まずは、フリーソフトでお試しで3DCGソフト…3DCGというものを触ってみてからでも良いでしょう。
フリーソフトの記事はこちら▶️独学で基礎から学べる!無料の3DCGソフトオススメ5選
具体的にどんなものが必要かというと…
- 3DCGソフトの知識、技術
- パソコンの知識
- アニメーションの業界用語
- 3DCGモデルのキャラクターの作成(出来れば、買うのではなく作成した方がいい)
- アニメーションの技法
- アニメーションを付ける技術
が必要となります。
3DCGモデラーでは、1~3と4番の途中くらいまであれば良い感じなんです。
3DCGアニメーターは、アニメーションの技法やらリギングしたモデルを用意する手間があるんです。
そういった点で、3DCGモデラーよりも大変なんです。
それでは、1~5番までを詳しく解説していきましょう。
独学で行く為の要素1)3DCGソフトの知識、技術
これは、mayaだったり3DSMAXといったプロ仕様の知識が必要となっていきます。
例えば、アニメーションをやる上で欠かせない、グラフエディタの見方や使い方です。
これは、illustratorのようなベンドがついており、そのベンドを使って、アニメーションを調整することができます。
動きのカクツキを修正する際もこのグラフエディタを使うことによってより簡単に速く修正することが出来ます。
それに加え、アニメーションキーの削減も用意に出来るといったメリットがたくさんあります。
このような知識だったり、技術をしっかり身についているかどうかはとても重要です。
就職するのであれば、スピードとクオリティがどのくらいあるかが求められます。
それを高めるためにも色んな知識だったり技術を身につけておく必要があるんです。
独学で行く為の要素2)パソコンの知識
3DCGデザイナーは、パソコンを使って作業をするわけですから、パソコンの知識が必要になりますよね?
JPEGやTIFFなど拡張子のことだったり、ハードディスクやグラフィックボードなどの知識もあった方がいいです。
それとタスクマネージャーの存在です。
3DCGソフトは、止まることがあります…いや、結構あります。
そうしたときに3DCGソフトを強制終了させるのに使うのがタスクマネージャー。
これを知らなかったら、かなり厳しいです。
このようにパソコンの知識も重要になっていきます。
独学で行く為の要素3)アニメーションの業界用語
これは、かなり重要です。
パソコンの知識は、あんまり知らないくてもいいので、このアニメーションの業界用語はしっかり頭に叩き込んでおく必要があります。
アニメーションを作成する際、なんも見ないで作るわけではありません。
絵コンテという設計図を見て、アニメーションを作っていきます。
その絵コンテには、アニメーション用語がびっしり詰まっています。
BG(背景)だったり、パン、OL(オーバーラップ)、あおり、俯瞰など色んな用語が書き込まれています。
そうした用語をいちいち調べたりしていると時間がないですし、会話の中でその単語が出た時にこまります。
特に絵コンテを見ての打ち合わせ時に追加で言われたりするとき、専門用語を使われて、その専門用語がわからなければ、質問もできません。
後に調べてから、疑問が出てきて、聞きにいけば、必ず嫌な顔をされます。
そうならないためにも、しっかりアニメーション用語を勉強して言われたら、パッと出てくるレベルにまで覚えておきましょう。
独学で行く為の要素4)3DCGモデルのキャラクターの作成
3DCGアニメーターは、動かすキャラクターがないといけません。
アニメーションに使うキャラクターのすでにリギングまでしてあるものを買ってすぐに動かすという手もありますが、あまりお勧めはできないです。
場合によっては、買ったことがバレるから。
アニメーターと言えど、3DCGデザイナー。
こういうところをめんどくさがってキャラクターを作らないというのは、会社からの印象は悪いし、実際入社したら、手を抜くのでは??と思われる可能性がある。
それに、もし、こう修正したいとかある場合、買ってしまったものだと自分で修正するのはかなり難しい。
そのモデルが独自で作ったツールでリギングされている場合、初心者では解析が不可能と言ってもいいでしょう。
その点、もし自分で作ったとしたら、修正も楽になります。
そりゃ、自分で出来る範囲のリギングで作ったのですから、分かりやすいし、どういう構造になっているかも分かる。
だが、その分時間がかかってしまうのも事実。
独学で行く為の要素5)アニメーション技法
アニメーションの技術というのは、3DCGソフト内の操作方法や熟練度的なものではありません。
確かにそれは必要なんですが、2Dアニメーションにある技法のことです。
例えば残しという技術。
髪の毛の揺れとかに使われる手法で、髪の毛の根本と毛先で時間差で揺れを起こすことによって、髪の軽さを表現させ、よりリアルにみせるものです。
これには、動かし方のコツと経験が必要になってきます。
この髪の毛の動きは、ダイナミクスでもいいじゃないかと思うかもしれませんが、ダイナミクスには欠点があります。
- 貫通すること
- コマ落ち設定が出来ないこと
の2点です。
貫通とは、髪が顔や身体などに貫通してしまうことで、かなりの頻度で起こります。
なるべくなおしたい箇所ですが、かなり時間がかかる上、動きがおかしくなったりします。
自分もアニメーションをやっている時かなり悩まされました。
ドレスを着た服を動かした時はまさに地獄。
ちょっと歩くだけで色んなところが貫通して…
もう、考えるだけで嫌になるレベルです。
次にコマ落ち出来ないこと。
正確には、できるんですが、修正が来た時にめんどくさいんです。
キャッシュというダイナミクスの計算した動きのデータを取り、修正を簡単にしたりする方法で、この上にディティールリグで動きを修正してやれば、比較的簡単に修正は可能です。
が、動きの修正が来た場合、その動きに合わせたキャッシュをもう一度取り直さなければならず、これが結構バグったりして、あまり何度もやりたくないんです。
なので、先を見越すと手付でやった方が楽な場合があるんです。
話は戻りますが、この残しというような技法がいくつかあり、どれも経験を積まなければなりません。
これが意外と時間がかかるんです。
✔ チェック!
ダイナミクスとは?
物理現象をシュミレーションすることでアニメーションを作成する技術。
例えば、スカートの揺れだったり、髪の毛の揺れだったりを風の方向、風力など設定、動きに合わせてシュミレーションすることが出来る。
独学で行く為の要素6)アニメーションの技術
ここでいうアニメーションの技術は、3DCGソフトとは全くの別物です。
アニメーションの感覚的なものです。
- コマ打ちの感覚
- 原画と中割りの絵の感覚
- キャラクターに合わせた動き方
- 可愛く魅せる技術
コマ打ちや原画、中割りの感覚は、たくさん量をこなして、感覚を養っていくしかありません。
キャラクターに合わせた動きというのは、もし女性のお嬢様キャラが荒くれ者のような動きをしてたら、違和感がありますよね?
その違和感がないようにする動かし方です。
これは、たくさんの経験以上にいろんな作品を観て、養わなければなりません。
最後に、可愛く魅せる技術。
どのような作品にも大抵は女性が出てきます。
女性が出て来た時、その女性を可愛く魅せれるかということです。
正直、この部分は、一番センスが問われます。
自分もこの部分は、苦手でよくセンスのある人に聞いていました。
これを養う方法は…世間的に可愛いと呼ばれるものを分析しまくるしかないです。
かなり時間と労力が消耗してしまう部分ですね…
このようにアニメーションの技術自体、どれも時間と労力が伴われます。
残念なことにこれは、3DCGアニメーターには必須というべき項目なので、年単位でしっかり勉強するしかありません。
✔ チェック!
- コマ打ちとは?
アニメは、平均1秒24fps(1秒間に24枚という意味)で、24枚全て描いているわけではありません。アクションシーンなら5〜8fpsほどで他の日常動作(ゆっくり系)なら2~3fpsくらいになっているんです。
- 原画、中割りとは?
原画とは、アニメーションの元となる絵で、終わりと最初の絵が大体原画となる場合が多い。
動きの尺が長いものだと間に何枚か差し込む場合もある。
中割りとは、原画の間の絵を補完する絵のことで、原画だけだと動画としては、未完成。
終わりと始まりくらいしかないですからね。
この中割を入れて、動きを完成させるための絵になります。
3DCGアニメーターとは?
3DCGアニメーターは、基本的に2Dのアニメーターとやることは似ています。
3DCGアニメーターって?
3DCG上のキャラクターにアニメーションをつけていく仕事です。
アニメーションの他にレイアウト作業やレンダリング作業もこなしたりします。
基本は、この3つの作業が中心になっていきます。
3DCGアニメーターはどこまでやるの?
カットのレイアウトからアニメーション、レンダリングまでとなります。
大手とかは、かなり細分化されているので、レンダリングやアニメーションと別れているかもしれませんが、大体の会社は、レンダリングまで作業します。
各作業工程は、監督のOKが出次第つぎの工程に進み、レンダリング作業については、撮影班(コンポジットをする人)と連携を取りながら作業する。
レンダリングの工程は、撮影班がこういう素材が欲しいと言われた時に順次対応していく感じで、場合によっては、モデリング班と連携を取りながら、作業することもあります。
モーションキャプチャーの知識は必要?
必ずしもなければならない訳ではありません。
実写の映画関係の会社とかかなりリアルなゲームとかではない限りは、モーションキャプチャの知識は、必要になりません。
このモーションキャプチャの知識というのは、モーションキャプチャのデータを3Dモデルに流し込んだ後の調整作業に関する知識です。
このモーションキャプチャの知識についてもっと詳しく知りたい方はは…
3DCGアニメーターの需要は?
どんどん3DCGアニメーターの需要は、高まっている傾向にあります。
最近のアニメや映画でも3Dキャラや3Dの車などが使われるようになってきています。
週間のアニメもフル3Dのアニメも出てきているくらいなんです。
しっかりアニメーターの知識やアニメーターの技術をつければ、3DCGモデラーよりもなりやすいんです。
実は、自分が学生の頃は、3DCGモデラーより3DCGアニメーターの方がなりやすいと言われてきました。
現在でも、3DCGアニメーターの方がなりやすい傾向なので、頑張れば慣れる可能性が高いです。
3DCGアニメーターのライバルは多い??どういった人たちがライバル??
ライバルは、3DCGモデラーよりは少ないですが、強力なライバルがいます。
それは、2Dアニメーターの方々です。
その方々が3DCGアニメーターもやり始めていることが自分が学生時代の時に話に出ていたので、現在はかなりの数が参入を狙ってきているかもしれません。
なぜ、2Dアニメーターが脅威になるか説明しましょう。
アニメーションの基礎が出来上がっているからです。
3DCGソフトの知識、技術と3DCGモデルのキャラクターの作成(出来れば、買うのではなく作成した方がいい)は、2Dアニメーターの方々もつけなければならないですが…
- パソコンの知識
- アニメーションの業界用語
- アニメーションの技法
- アニメーションを付ける技術
の3つに関しては、身についていることが多いんです。
アニメーションの業界用語やアニメーション技法、アニメーションを付ける技術は、2Dアニメーターとなんら変わりません。
パソコンの知識は?というと、今の2Dアニメーターは、基本パソコン作業です。
かなり前の紙の上に描いてやるアニメーションではないので、この部分もある程度は備わっています。
場合によっては、コンポジットの知識も兼ね備えている人もいます。
そして、最大の武器は、現場で働いていた事。
まだ、2Dアニメーターは必要です。
これで、3Dアニメーター兼2Dアニメーターなんてのがいたら、かなり強力なライバルになりますよね?
負けない為にも自分の強みをしっかり磨いていきましょう。
3DCGアニメーターの最終的な到達点は??
それは、3DCGアニメーターのアニメーション監督でしょう。
いわば、みんなに指示を出す側の人間です。
指示を出せれば、自分の好きな動きを入れやすくなります。
ただ…スポンサーとかがOK出す範囲なんですがね笑
それでも、自分の好きな動きを入れれたりするのは、かなりのモチベーションアップにつながりますし、やりがいもある。
それに、給料もそれなりに良くなってきているんです。
このあたりが最終的な到達点ではないでしょうか。
3DCGアニメーターになる方法
3DCGアニメーターになるための方法についてご紹介。
それには、いくつかの方法が存在しますが、結局のところプロ仕様のソフトを使い訳なければなりません。
大体、今では、mayaと3DsMAXの2パターンが多いんです。
その違いについてはこちら▶️Autodesk社の3DCGソフト…MAYAと3DSMAXの大きな特徴は?
それでは、その方法3つを説明していきましょう。
3DCGアニメーターになる方法1)学校を出るパターン。
※この辺の内容は、独学はいける?元プロが教える3DCGモデラーになるための方法 と同じとなっています。
これは、3DCGモデラーと一緒で専門学校もしくは大学を出るパターンになっています。
ここでも話しますが、出来れば3年制が良いです。
その理由は、時間が足りないから。
3DCGアニメーターを目指すからといって、その学校に入る時にすぐにアニメーターの事だけを勉強し始めるわけではありません。
3DCGデザイナー全般に必要な知識を勉強します。
- パソコンの知識
- Photoshop、illustratorの画像作成系ソフト
- アフターエフェクト、AdobePremiereProなど動画編集ソフト
- 3DCGソフトの使い方(モデリングからボーン入れやモーションなど全般知識)
大体このような4つのものを1年目で学びつつ、2年目以降にそれぞれやりたい職種に沿った選択科目が選べます。
- 全員が希望の職種につけるのか?
結論からNO。
30人いれば、大体2人、3人といったところでしょうか。
通う学校やその学科の学生の出来次第で左右されますが、半分もいかないのが殆ど。
行けても、学校のコネを最大限生かす方法くらいしかありません。
自分のいた2年制の専門学校の時は、デザイナー関係に就職出来たのは、まさにこの数字…30人中2,3人なんです。
- 費用について
自分のいっていた専門学校だと2年で150万程。
大学だともっとかかるでしょう。
次に学校に通うメリットデメリットを紹介します。
メリット
- 講師がついて直接教えてもらう。
これは、とても便利です。
実際、こういう風な機能はないか?とかこうしたいんだけど、どうすればいいですか?この機能の使い方が分からないといった場合、直接教えてもらえるのは、時間的にもかなり効率的で技術が備わるのも早いです。
- 学校によっては、会社見学ができる。
自分が通っていた専門学校では、GONZOさんの会社見学に行ったことがあります。
他にも何か聞きたいことがないか質問出来たりもするのです。
それと実際プロの現場に就職できた元卒業生と話をする機会が作ることができたりと様々な情報を手に入れることができます。
- 学校のコネが利用できる。
当然、学校から色々な卒業生がプロの現場で活躍しているとなると、その会社はその学校の生徒は使える!こういった技術、知識が備わった学生がたくさんいるという情報がしっかりとわかるので、自然とそこにコネができます。
これは、フリーとかだと見えない部分がこういった過去の学校実績によって信頼を得るという大きなメリットを使用できるのです。
これは、学校に通う最大のメリットと言ってもいいでしょう。
- 高額なソフトをバンバン使用できる。
今では、年25万程払わないといけなく、4年使うと100万超えてしまいます。
当時自分が学生をしていた時は、ソフトを年会費ではなく、永久ライセンスとして販売しており、その値段は、60万程…
どちらにせよ高いですが、今は長く使えば使うだけお金が飛んでいく仕様になっています。
これらのソフトをバンバン、しかもそれに耐えうるスペックのパソコンを数台使えるというのは、大きなメリットとなります。
独学はいける?元プロが教える3DCGモデラーになるための方法 - 映画の部屋
より参照
デメリット
- 学費がやはり高い。
学費だけでも100万以上大学だと200万以上となるので、結局一番お金がかかってしまいます。
- 現状、様々なメリットに甘んじて、怠けてしまう。
これは、よくありますね笑
学校に通えば、仲間ができる為、その仲間と遊びすぎてしまい、結局勉強が疎かになりがちになってしまいます。
ほどほどに遊びましょう。
独学はいける?元プロが教える3DCGモデラーになるための方法 - 映画の部屋
より参照
3DCGアニメーターになる方法2)独学で学ぶパターン。
高額なソフト、3DCGソフトを使っても耐えれるPCと揃えようとすると総額100万近くかかります。
それプラス自分で調べながら行うので、時間に労力も取られます。
相当な覚悟が必要になります。
それに、モデラーよりもアニメーターの方が労力の観点でかなり大変です。
動かせるモデルを用意するのだから…
個人的には、大変すぎるので、独学はあまりおすすめしません。
全くの初心者の場合は、まずはフリーソフトでやってみるのもありですね。
3DCGソフト無料記事
メリット
- 働きながら、自分の自由な時間に勉強ができる。
これは、独学の最大のメリットでしょうね。
自分のやりたい時にできる上時間をかけてじっくりできるのが最大の強みです。
就活生と違い、就職しなければという強い強迫観念も背負わなくていいので、気持ちにゆとりを持ちながら、目指すことが出来ます。
より参照
デメリット
- 時間を取るのが大変
やはり、大体の人は働きながらなので、毎日勉強するとなるとどうしても働き終わった夜となってしまいがち。
働いた後の為、眠くなってしまったりしてモチベーションも低下してしまいがちです。
- 孤独
流石に一人でずっと夢に向かうので、様々な挫折をした際、助けてくれる仲間もおらず、そのまま挫折してしまう…
というパターンが多いです。
そうならないためにも3DCGデザイナーのコミニティに入る等して孤独にならないように気お付けましょう。
より参照
3DCGアニメーターになる方法3)通信講座で学ぶパターン。
このパターンは、機材を自分で揃えなおかつ通信講座の費用も負担しないといけないので、独学で学ぶよりもお金がかかります。
それに、モデラーよりも時間がかかってしまうのも事実。
モデリングのことも学んだ後、アニメーションのことも学ぶのですから、期間がモデラーよりも長くなってしまいます。
メリット
- 家にいながら若しくは働きながら、学べる。
独学での項目でも話した通り、自分の自由な時間帯で学ぶことが出来ます。
- プロの人に見て貰える。
これが、最大のメリットですね。
プロの人の意見を聞きながら学ぶことが出来るというのは、かなり大きいメリットになります。
プロの考えや目線でコメントを頂ける上、修正案やこういうやり方があるなどプロのノウハウを吸収できるのは、学校に通う以上のメリットですね。
デメリット
- 費用はそれなりにかかってしまう。
数万…という値段ではありません、数十万単位なので、ポンポン出せるかというと出せませんよね。
ソフトの値段もプロに見て貰う特権を加味してその値段が安いかどうかは個人の価値観次第といったところです。
私個人の意見としては、実際プロの人に作品を見てもらい、コメントをもらうなんて機会はそうそうないので、安い部類だと考えています。
- 見て貰う回数に限りがある。
とりあえず途中経過を見て貰って…なんてやったら、すぐに回数制限が来てしまいます。
出来上がった自分の自信のある作品をしっかり見て貰って、無駄にしないようにしましょう。
- 期間が結構かかってしまう。
この部分は、3DCGモデラーにはなかった部分です。
3DCGモデラーには、キャラクターのボーン、リグ付けは、正直必要ありませんでした。
ですが、アニメーターには必要なんです。
アニメーターでは、まずモデルを作成してボーンを入れたりすることから始めないといけない。
その後やっとアニメーションに移ることが出来るんです。
もしかすると、通信講座側からモデルを用意される可能性もありますが、結局自分でモデルを作る羽目になります。
現場で働いていた時、上司が自分でモデルも作ったり、ボーン入れたりできないんだったら、トラブった時使えないじゃないかということで、あまりとりたがらなかった経緯があるんです。
他の会社はどうかはわかりません。
ですが、少なくともこう思っている会社もあるというのは事実なんです。
なので、結局は、3DCGモデルを作成、簡単でいいんで、リグつけまでやることになるんです。
結局…就職する為には、アニメーションを学んで、作品を作っていかなければなりません。
その為には、履歴書以上にポートフォリオというものが重要になっていきます。
そのポートフォリオをどれだけクオリティが高いものを提出できるかにかかっているんです。
ポートフォリオについて詳しく知りたい方はこちらへ…▶️プロが欲しいと思う条件はこれだ!3Dアニメーターのポートフォリオの作り方
3DCGアニメーターは、かなり向き不向きがある。
向き不向きの前に、3DCGモデラーも3DCGアニメーターもお金がかかるのは事実です。
その辺の詳しい話は…
独学はいける?元プロが教える3DCGモデラーになるための方法に書いていますので、気になった方は是非…
では、本題の向き不向きの話をしましょう。
3DCGアニメーターは、いわば演技をキャラクターにさせているという事なんです。
その演技って…得意な人と不得意な人に大きく分かれますよね?
ある程度は出来るかもしれませんが…「ある程度」しかできないんです。
単調な動き…歩きだったり走りだったりそういった動きは、誰でも可能ですが、それに可愛らしさを追加してくれとプロの現場では言われます。
その可愛らしさをつけれる人間は、誰でも出来る事ではないんです。
現に自分は苦手だったので、ずっとモデラーを目指していた経緯があります。
(結局アニメーターとしても働いていたのですが、ボロクソでした…)
これは、自分の実体験を元に分かったことで、自分は不向き側の人間なんです。
不向き側の人間だからこそ、3DCGアニメーターってかなり向き不向きあるなぁと感じたのです。
正直、この向き不向きを見分けるのはどうやるのか?と問われたら、わかりません。
実際やってみて、「あれ?俺不向きなんじゃないか?」と感じてきたら、不向きの可能性が高いです。
そんな感じで、頼りは自分の感覚ですので、「不向きなんじゃないか」と感じ始めたら、思い切って、違う職種に鞍替えするのもありですね。
3DCGアニメーターもモーションキャプチャーのスキルも必要?のまとめ
3DCGデザイナーの括りの中の一つが3DCGクリエイター。
大きな違いが…
指示を貰って一から作り出すか自分一人で一から作り出しすかの違い。
- 3DCGクリエイターになるのは誰でも出来るが、お金を稼ぐという点では、3DCGデザイナーの方が簡単。
- この違いを知らないと、いざ現場で働いた時、余計なことをしてしまうかもしれない。(体験談あり)