絵画の世界観とホラー要素を組み込んだ新感覚ホラー…Netflix映画ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー(感想、結末、裏話)
映画.comベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリーの作品情報より引用
- 絵画の世界観とホラー要素を組み込んだ新感覚ホラー…Netflix映画ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー(感想、結末、裏話)
- 絵画の世界観とホラー要素を組み込んだ新感覚ホラー…面白い映画。
- ネタバレ感想
- 結末~
キャスト
ジェイク・ジレンホール
ゾウイ・アシュトン
トム・スターリッジ
ナタリア・ダイアー
ダヴィード・ディグス
ビリー・マグヌッセン
あらすじ~
ロサンゼルスのアート業界。
画廊の商売人たちは如何にして絵を高く売りつけるかということばかり考えていた。
そんな人達にとって、絵の価値が分からないのに良い絵を買おうとする金持ちはカモでしかなかった。
商売人たちはスノッブを上客として扱いつつも、心の底では軽蔑していたのである。
そんなある日、ジョセフィーナは、上の住人の変死を発見してしまい、その住人が絵描きであった。
大家曰く、自分が死んだら描いた絵は全て捨ててくれという遺言があったが、ジョセフィーナは、その絵に見惚れてしまっていたのであった…
解説
「ナイトクローラー」のダン・ギルロイ監督とジェイク・ギレンホールが再タッグを組み、欲望にまみれたアート業界を舞台に描いたNetflix製スリラー。
ロサンゼルスの画廊で働くジョセフィーナは、同じアパートの住人である老人ディーズが死亡しているのを発見する。
ディーズの部屋には、彼が生前に描いた大量の絵画が残されていた。
不気味な魅力を持つその絵画が類まれな傑作であることに気付いたジョセフィーナは、勤務先の画商ロドラとともに高値で売ろうとする。
一方、美術評論家のモーフは謎の多いディーズに興味を抱き、調査を開始する。やがて、彼らの周囲で不可解な事件が次々と起こり……。
共演に「マイティ・ソー」シリーズのレネ・ルッソ、「ヘレディタリー 継承」のトニ・コレット、「RED レッド」のジョン・マルコビッチ。Netflixで2019年2月1日配信から配信。
映画.comのベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー作品紹介、解説欄より引用
ストーリー…7/10
キャスト…7/10
ホラー度…2/6
個人的評価…7/10
一文感想 ↓
絵画の世界観とホラー要素を組み込んだ新感覚ホラー…面白い映画。
絵画の世界で人の欲望が渦巻く中、謎の画家が残した不気味な大量の絵を巡るホラー映画。
ホラー映画なんですが、怖さが足りず、ちょっと違った楽しみ方をしていました。
ちなみにちょっとグロいシーンがあります。
一番思ったのが…
絵画を高く売って金儲けしようとする人達の醜い心に天罰が当たるのはスカッとすることだ。
絵画を描いている人は、特に屑ではないのだが、それに群がる人達はなかなかな屑なんですよね…
人を騙し利用しまくっている人達の欲望渦巻く世界は、観ていて人間不信になりそうだ。
ホラーだが、個人的には怖くない
不気味ではあるが、怖くはないんですよね。
なんとなくここで襲われるんだろうなと分かってしまったりします。
ココは、人を売る最低な人だと思ったが、可哀そうだとも思った。
雇い主がひどい目に会っていけば、ノイローゼになるだろうし、働く気がなくなってしまう。
だけど、このココさん滅茶苦茶精神が強い!
そんなココさんをどこか応援している自分がいましたね笑
ちょっと変わったホラー映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス 3.2
映画.com 3.1
両方ともそこまで高くない評価でしたね。
高評価の意見としては…
結末が結構好き、キャラクターが好き、ファッションと音楽がおしゃれという意見が目立ちましたね。
低評価の意見としては…
特に見所がない、つまらない、退屈といった結構辛口な意見が目立ちました。
下記詳しい感想 ↓
絵画で金儲けしようとする人達に天罰が当たるのがスカっとする。
絵画を描いている人は、特に金儲けしようとかそういう気はない人たちが殆どなんです。
ただ、それに群がる人達がハイエナのようにたかり、絵画を求めている金持ちの人に高く売りつけて利益を出している。
まさに屑!
絵を純粋に愛している…という人は、モーフくらいじゃないでしょうか。
それ以外は、金儲け一択。
人のプライベートに付け込んだりと人とお金に関わることはホント汚い事ばっかりだなと感じましたね。
人を騙し利用しまくっている人達の欲望渦巻く世界は、観ていて人間不信になりそうだ。
そうそう…そのモーフことジェイク・ジレンホールは、スパイダーマンのファーフロムホームでミステリオ役をしている人なんです。
今作のモーフは、男でも女でも両方いける口の人で、動きがゲイっぽい動き…
自分は、ミステリオのイメージがあったので、凄い違和感がありました笑
今作はホラーということで、出演者が怖い思いをする羽目になります。
ホラー映画だから、自分が怖がる楽しみ方のはずが、出演者が怖がって襲われる人たちを見ていると天罰が下ったみたいでスカッとするんです。
こんな楽しみ方は、なかなか他のホラー映画ではできないと思いますね!
ホラー映画だが、怖くない!?
不気味ではあるが、怖くはないんですよね。
なんとなくここで襲われるんだろうなと分かってしまったりします。
自分だけでしょうかね??
ただ、襲い方はユニークで観ていて「おぉ!」となってました。
個人的にオススメの末路は、ジョセフィーナですね。
あの襲い方は、とても面白かったです。
それにお金儲けにしか興味がなく、ポンポン男を乗り換えてしまうので、最初は応援したくなってたんですが、徐々に腹が立っている自分がいました。
最後のジョセフィーナの末路を観た時はスカッとしましたね!
個人的に…なんで怖くないのだろうと考えた結果
- 脅かし方が分かりやすい
- 予兆があるので、なんとなく予期できてしまう。
この2つが原因なのではないでしょうかね。
やっぱり身構えることが出来てしまえば、怖くないんですよね。
ココは可哀そうだとも思った…
ココは、22歳で新人の人だ。
映画内では色んな人に鞍替えして、その時に会社の情報を武器に転職していきます。
人を売る最低な人だと思ったが、可哀そうだとも思ってしまったんです。
そりゃ、雇い主がひどい目に会っていけば、ノイローゼになるだろうし、働く気がなくなってしまう。
だけど、このココさん滅茶苦茶精神が強い!
どんな場面に出くわしても、精神がやられずに働き続ける…
あそこまでタフネスに頑張ってく姿を観てしまうと、ちょっとかわいそうと思うし、応援したくなってしまいましたね。
余談、裏話…
2019年1月10日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開され、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映されたようです。
ネタバレ感想
絵画の汚い世界観にディーズの作品が牙を向く様は、スカッとする!
主に利用しようとした人間は、殆ど死にました。
個人的に好きな殺し方は、モーフとジョセフィーナですね。
モーフは、あの変なロボット?に襲われて恐らく首を折られて死んでいましたね。
あそこは唯一いい感じのホラー感が出ていて良かったです。
ジョセフィーナは、絵の具が体中に染み込み、壁のアートと一体化していました。
あの殺し方は、他にみない独特な殺し方で観ていて面白かったですね。
絵画要素とホラー要素を上手く組み込んでいましたが、いかんせんホラー要素が怖くなかったのが難点で、それ以外はとても楽しめました。
バラエティに富んだ殺し方ですし、むかつく奴らはみんな最高な末路を辿っていますし、観ていてスッキリしましたね笑
唯一生き残ったココは、ディーズの作品を利用しようとした人の助手をしていたのにも関わらず何故か生きてします。
最初は、色んな人の情報をダシにして仕事を取っていて、こいつも屑だなぁと思いながらみていたんですが、結局雇い主全員が絵画に殺されて、殆ど死体を見つけるという可哀そうな立ち回り…
あまりにも怖い思いしっぱなしで、最終的に応援してしまいました…
結末~
登場人物と簡単な説明
モーフ・ヴァンデウォルト(主人公的な立ち位置で、絵画の有名な批評家)
ロードラ・ヘイズ(モーフと仲のいい絵画の転売ヤー)
グレッチェン(モーフの仕事仲間で同じく絵画に転売ヤーに転身した人)
ジョセフィーナ(モーフと一時恋人となるが、別れて速攻男見つける、ディーズの絵画に目を付けた最初の人)
ジョン・ドンドン(ロードラの職場で働く人)
ココ(ロードラなど様々な人の所に転職するが、相次いで雇い主が死んでしまう不幸な人)
ココ以外全員死亡。ディーズの絵が5ドルで市民の手元に出回る。
各キャラクターの殺され方
モーフ(最初に出てきた人形に絞殺される)
ロードラ(タトゥーが刃物に変わり、切り殺される)
グレッチェン(球体の作品に手を突っ込んだら、手が切り刻まれて出血死)
ジョセフィーヌ(壁のアートに取り込まれる)
ジョン(絵画に襲われて行方不明)、
ロードラの元職員で、今ではライバルの人(ネクタイで首つり状態にされる)
ディーンの作品を使って金儲けしようと考えた人間がディーンの絵画の呪いにより、次々に殺されていく。
モーフがディーンの作品は危ない、捨てた方がいいとみんなに勧告するが、みんな言う事を聞かないし、もう手遅れだった。
ディーンの作品を知るものがココだけになり、そのほかのディーンの作品を悪用しようとした人は全て死んでしまう。
最後は、ディーンの作品は、ホームレスに5ドルで販売され、ココは田舎へ帰るのであった…