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プロが欲しいと思う条件はこれだ!3Dアニメーターのポートフォリオの作り方

プロが欲しいと思う条件はこれだ!3Dアニメーターのポートフォリオの作り方

 

 

プロが欲しいと思う条件はこれだ!3Dアニメーターのポートフォリオの作り方

プロが欲しいと思う条件はこれだ!3Dアニメーターのポートフォリオの作り方

3DCGアニメーターだからただ、アニメーションを作ってぶち込んで、送ればいいやと思う人が多いと思います。

 自分も最初はそう思って、モーションを作って送っていましたが、何度も落ちました。

そして、いざ3DCGデザイナーとして就職し、何年もいて分かったことがあります。

自分が学生の時やっていたことじゃ受かるはずないよなぁと。

自分が実際新人研修まで任されるようになるまで成長した観点からどのように3DCGアニメーターのポートフォリオを作ったらいいか、プロが欲しいと思う3DCGアニメーターのポートフォリオの作り方をご紹介します。

 

 

( こんなことが分かります)

✔ プロが欲しがる人材の3DCGアニメーターのポートフォリオの作り方

✔ 新人教育で教え込んだ…走り方のコツ

 

 

 

 

ポートフォリオって?

 

Portfolio(ポートフォリオ)とは、日本語に直訳すると「紙ばさみ」「折りかばん」「書類入れ」という意味で、つまり「書類を運ぶためのケース」のことを表し、個々の書類を別々に扱うのではなく、書類全体をひとつの物として扱うという意味を持っています。

3DCGモデラーは、入れる作品としては、背景(BG)、キャラクターや車や戦闘機などの乗り物系などの3DCG系の他に、デッサン等も載せていますね。

ポートフォリオ自体1つの作品なので、冊子やデザインにも気を配りましょう。

デザイン系の職種ですし、そこも見られるところです。

 

ポートフォリオの語源って??

語源は、イタリア語のPortafoglio(ポルタフォリオ
英語であるPortfolioの語源は、イタリア語のPortafoglio(ポルタフォリオ)という単語です。

このイタリア語のPortafoglioは、「札入れの財布」を意味で、Portaは「運ぶ」「支える」「保つ」という意味を持つ接頭語で、Foglioは「紙」「紙幣」のことです。「紙幣を持ち歩く」という組み合わせで、そういった札入れ専用の「財布」のことを指します。現代の英語では、Walletにあたるでしょう。

余談ですが、このPorta(運ぶ、支える、保つ)という接頭語が使われる言葉は、ほかのイタリア語でもいくつかあるようです。例えば、がま口や小銭入れにあたるのは、PortaにMonete(小銭)を合わせてPortamonete(ポルタモネーテ)、灰皿にあたるのは、Portaにcenere(灰)を合わせて、Portacenere(ポルタチェーネレ)などです。

 

3DCGアニメーターの練習とコツ

 大手以外は、即戦力を欲しています。

その証拠に募集要項に現場での経験何年以上という条件付きがチラホラ目につくんです。

それは、一から教えている暇が中小企業にはないからなんです。

では、何が知っていてほしいか…

それをこれから書いていきます。

 

・プロが欲しいと思う条件1)基礎が出来ていること。

基礎とは何かとなります。

それは、走りです。

簡単そうに見えて、意外と複雑な動きの走りなんです。

地面を蹴る時に脚から腰腕と伝い、重心も動いているこの動きは、重要な基礎で意外と出来ていない人が多い。

これが出来ているか出来ていないかが大きな分かれ道と言っても過言ではない。

 

では、走りをしっかりと作りこめばいいことは分かったが、具体的にどういう風に作ったらいいか。

 

1、カメラアングル

正面、横、あとは自由なアングルを1つ入れる3つのアングルを用意します。

正面と横では、手足の動きと体幹の動きがどうなっているかを確認させる為に用意します。

ここで、パースだけの動画を送り付けられても自分が走り出来ます!と証明するには不十分です。

色んな角度から見て違和感のない動きになっているかどうかが重要です。

パースのカメラは相当変な位置でなければいいです。

 

   

例えば…

キャラクターが米粒くらいの小さなところからスタート…

時間の無駄なのでやめましょう。

正直、ポートフォリオは、アピールするもので、企業も時間がない。

そんな無駄な時間をかけてられない。

最初から見える位置でスタートするべきです。

 

極端な例えですが、こういう風に何をみせたいのかよくわからない映像を送らないようにすればいいです。

 

動画は、大きめなサイズで、1つの動画に3アングルを入れれるようにした方が企業側の時間の節約になり、動きを同時に確認できるので、喜びます。

 

2、人の設定

設定と言うのは、女性なのか男性なのか、デフォルメしたキャラクターなのかリアルよりなキャラクターなのかという設定です。

ここの設定では、このくらいにしておいた方がいいでしょう。

   

例えば…

設定に凝りすぎて、男性で太った片足痛風で引きずり気味の…

とかあんまり詰め込み過ぎると大変な目にあいます。

それにここまでくると応用になってしまっています。

まずは、簡単な設定での走りで基礎が十分できていることを証明しましょう。

 

 

3、尺

5秒くらいで十分です…10秒以内に収めましょう。

どうせループの動きなのであんまり長く出す必要もありません。

 

4、キャラクターに顔もちゃんとつけましょう。

デッサン人形を走らせようとしていませんか?

顔もつけて下さい。

つけなきゃ首の振りなどが分かりづらいです。

それに顔のないキャラクターをつけることなんて殆どないですよね?

モーションだけを見せればいいんだろとこの辺を疎かにしているとみる側は、困るのでしっかり作りましょう。

 

 

✔ 重要!

元プロで新人教育をしていた身から…走りで注意点と効率的に作業するポイント) 

 

・走りの構造を理解しているか。

走りというのは、地面を蹴っています。

なので、動きの始点は足でなければならない。

足→腰→肩→手とちゃんと連動しているかしっかりチェックしましょう。

かなりこの辺が出来ていない人が多いです。

あと重心の動きも忘れないでください。

動きに連動して上下に動き、腕の振りに連動してX軸の回転もあります。

 

・人の体の構造を理解した動きをしているか

これも上の項と同様に出来ていない人がかなり多い項目です。

 

例えを出しましょう。

腕を振った時腕だけを動かしてませんか?

それではダメです。

走っている動きの時は、激しく腕を振っているので、肩も動きます。

肩を動かさずに腕をうごかす場合は、かなり可動域が狭くなってしまいます。

では、どう動く?

肩があがったり、腕を前に出したら肩が前に動いたりします。

それに連動して上半身も回転します。

ここで注意するのは、頭を振りすぎないこと。

多少は上半身の動きに対しぶれますが、激しくはぶれません。

 

こんな感じで体の構造の観点から見て動きをしっかり理解し、つけていきましょう。

 

・滑ってないか

3Dアニメーターならよくわかると思います。

走っているのだから、動いています。

だが、キャラクターの移動スピードとモーションが合っていないと滑っているように見えるんです。

結構みんな注意する傾向があるんですが、1コマ1コマずつみたら滑っているように見えるので、しっかり注意しましょう。

 

・カク付きがないか

これはキャラクターのリギングにも影響する話なんですが、走りを作っていると、どうしても手足がカクついたりしていることがあります。

これだと失格です。

コツとして、手先足先が綺麗な孤を描いているように肘膝も同じように綺麗な孤を描くように作ってみて下さい。

そうすると比較的簡単にカクつきがなく作成できます。

 

・無駄なキーを打たない。

例えば24フレーム1秒設定で1連の動きを分かりやすいように12フレームで設定したとします。

それでキーが12フレーム全部に打ってある…なんてことは避けて下さい。

修正するときカクつきの原因になりますし、修正に無駄な時間がかかってしまいます。

 

・腕はIK、脚はFKで動きをつけた方が効率的。

これは理屈よりも付けてみると実感します。

IKの特徴として、単純な動作…腕を振るだけの動作に向いています。

逆にちょっと複雑な動作…重心が動いている状態での脚が地面についているようにする動作は苦手です。

膝がどうしてもカクつきがでてしまい、かなり修正がムズイです。

なので、走り専用のモデルを1つ作っておくのも手です。

 

 

補足説明…IKって??

Inverse Kinematicsの略で腕を例えにすると、手首のリグで動きを制御して、肘の制御を手首の回転で制御するやり方。

手首の動きや回転で制御できるので、自然に物をつかんだりするときなどモーションをつけやすい。

 

参考サイト)IKとは

IK | CG用語辞典 | CGWORLD Entry.jp

 

 

FKって??

Forward Kinematicsの略で、腕を例えにすると、肩、肘、手首のリグで移動と回転それぞれ制御するやり方。

前腕を固定して手を振るだけの動作などは、IKよりFKの方が断然つけやすい。

 

参考サイト)FK

FK | CG用語辞典 | CGWORLD Entry.jp

 

 

IKとFKの特徴

 

www.youtube.com

FK and IK Explained - Which One to Use and When?

Miloš Černý AnimationのYouTubeより参照

 

 

 

・走りが出来たら次は歩きに挑戦しよう。

歩きは走りの応用編です。

走りの動きを遅くしたのが歩きで、モーションはゆっくり動いている方が動きの粗が目立ちやすいんです。

走りは、動きが速い分ある程度誤魔化せる部分がありますが、歩きはそれが出来ない。

そういう観点から歩きは走りの応用編という言い方をしています。

 動きの原理は走りとおんなじなので、走りをマスター出来ればできるはずです。

 

 

 

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・プロが欲しいと思う条件2)絵がある程度描ける。

モーションは、静止画の集合体です。

絵が描けるということは、モーションをつける際かなりつけやすいんです。

それはなぜか…

モーションをつける時、3DCGの場合はポーズを作っていますよね?

ポーズとポーズの間を補完しつつ走りの動きを作っていく。

そう、静止画を作っているんです。

静止画を作っているということは、絵がかけた方がイメージがしやすいので、絵が描けた方が有利なんです。

他にも3DCGモーションデザイナーは、2Dアニメーターが鞍替えするパターンが結構あります。 

そうした場合、絵がかけないとかなり不利です。

もし、2Dアニメーターが必要最低限の3Dソフトの使い方を学んだら勝てません。

なので、絵を書けた方が必然的に有利になります。

 

 

 

・プロが欲しいと思う条件3)その会社にあった映像を作る。

例えば、デフォルメした作品メインの会社にリアルよりな動きをつけたものを送ってもなんのアピールになりませんよね??

 

企業「うち…デフォルメした作品なんだけど、これじゃ、デフォルメした動きつけれるか分からないよ…」

 

こうなってしまい、選考以前にの問題になりかねません。

そのためにもその会社にあった映像を複数用意しましょう。

 

・いくつ用意すればいい??

多ければ多いほどいいですが、最低3つ程あればいいと思います。

 

・秒数とカット数は??

数カット~多くて10カットくらいの簡単なものでいいので、秒数は10秒以内のものを作っていくとよいでしょう。

あまり長いと複数作品を作るのがきつくなるので、この程度の秒数でも良いです。

因みに1カットだけで10秒とかの映像も入れて良いですが、結構辛いです。

(余裕があれば、表情もつけると良い。)

 

・背景も作らないといけないの?

地面と何か適当な建物を置いたりするくらいは欲しいですね。

どんなアングルかにもよりますが、背景がないと動きのスピードが図りづらかったりします。

それにこれも作品の1つです。

プロは、手を抜くなんてことは許してくれないのです。

 

 

✔ 重要!

ここでしっかりとレイアウトの知識を証明する

 

大手はどうか分かりませんが、中小企業は基本レイアウトはモーションデザイナーがやったりします。

なので、ここで1点透視図法、2点透視図法、3点透視図法、煽り俯瞰の知識を混ぜた解説文を入れるといいでしょう。

そうすることによって、企業側に「レイアウトの知識もあるんだな」とアピールできます。

 

 

レイアウト(原図)って??

絵コンテに沿って、BG、キャラクターを配置する作業で、このアタリに沿って、2Dだと背景を書いてもらったりしますが、今回は3DCGなので、その背景に沿って、必要であればモデリング班などに小物の製作依頼をだしたりします。

この作業では、カメラどういったアングル(煽り気味?俯瞰気味??など)広角か望遠かも設定します。

 

俯瞰って??

一言で言ってしまうと、高いところから見下ろす事です。

言葉でいうよりも、絵で見た方が分かりがよりいいと思いますので…下に参考サイトを載せておきます。

 

あおりって??

下から対象を見上げる構図のことを言います。

俯瞰と逆の構図ですね。

 

煽り、俯瞰の参考サイト)

マンガの基本構図5パターンと描き方のコツを参考実例を交えて解説! | テラストーリーズ


一点透視図法、2点透視図法、3点透視図法の解説動画)

www.youtube.com

 

 

 

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・プロが欲しいと思う条件4)専門用語を使い、勉強していますアピールをする。

プロの現場では、専門用語を多用します。

それについていかなければなりません。

そのためにも解説文のところには、ちゃんと専門用語を使って説明するようにしましょう。

   

例えば…

 

 下から見下ろすカット

 俯瞰もしくは俯瞰気味のカット 

このように一工夫いれて、しっかり企業にアピールしていきましょう。

 

 

 

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・プロが欲しいと思う条件5)ポートフォリオのデザインも気に掛けよう。

3DCGアニメーターだからと言って、デザインをないがしろにしてはいけません。

ここで言うデザインというのは、凝ったものを作れというわけではありません。

要するに見やすいレイアウトを意識しようということ。

   

例えば、

 

見づらいなんて書いているか分かりづらい

 見やすい、なんて書いているか分かりやすい

このように背景色と文字の組み合わせで見づらいことがあります。

ものによってはチカチカしてしまったりします。

このような感じで、デザイン面の見やすさに気を使いましょう。

 

 

プロが欲しいと思う3Dアニメーターのポートフォリオのまとめ

計5つのプロが欲しいと思う条件…ポートフォリオの作り方のコツとして

  • プロが欲しいと思う条件1)基礎が出来ていること。
    走りの基礎をしっかりやりつつ、応用の歩きにも挑戦しよう。

 

  •  

    プロが欲しいと思う条件2)絵がある程度描ける。
    相手は、2Dアニメーターだったりするので、かけた方が有利。

 

  •  

    プロが欲しいと思う条件3)その会社にあった映像を作る。
    デフォルメメインの会社にリアル系を出しても企業は困ってしまう。しっかり会社の作風を意識した映像、モーションを作ろう。

 

  • プロが欲しいと思う条件4)専門用語を使い、勉強していますアピールをする。
    あおり、俯瞰など専門用語を解説文などに使い、アピールしよう。

     

 

  • プロが欲しいと思う条件5)ポートフォリオのデザインも気に掛けよう。
    見やすいデザインを心がけよう。