ブルースリー愛の詰まったドニーイェンのオマージュ作品…レジェンドオブフィスト怒りの鉄拳(感想、結末、裏話)
映画.comのレジェンドオブフィスト怒りの鉄拳の作品情報より引用
(C)2010 Media Asia Films (BVI) Ltd. Beijing Enlight Pictures Ltd. All Rights Reserved
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キャスト
チェン・ジェン(陳真)…ドニー・イェン
キキ…スー・チー
リウ・ユティエン…アンソニー・ウォン
ホアン警部…ホアン・ボー
曾将軍…ショーン・ユー
力石毅大佐…木幡竜
力石剛…倉田保昭
あらすじ~
1925年の上海。極秘裏に日本軍へのレジスタンス活動を行っているチェン・ジェンは、各国の要人が出入りするナイトクラブ「カサブランカ」へ素性を隠して潜入。
そこで出会った歌手キキとひかれあっていくが、キキもまた打ち明けられない秘密を抱えていた。
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解説
ブルース・リーが「ドラゴン怒りの鉄拳」(1971)で演じたヒーロー、チェン・ジェンを主人公にしたカンフーアクション。
チェン・ジェンに扮するのは「イップ・マン 葉問」のドニー・イェン。監督は「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ。
映画.comのレジェンドオブフィスト怒りの鉄拳の作品情報より引用
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ストーリー…6/10
キャスト…8/10
アクション迫力度…3/6
個人的評価…6/10
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一文感想 ↓
ブルースリー愛が詰まったアクション映画…まぁまぁな映画。
ブルースリーのドラゴン怒りの鉄拳にオマージュを捧げた続編的な作品らしいが、観ていなくても十分内容は分かるし、楽しめる作品になっている。
日本軍が徹底的に悪者扱いに…気になるところも多々ある作品。
日本軍が悪者扱いになっているので、人によっては受け付けない人も…
カタコトな日本語にちょっと笑ってしまい、大将のインパクト不足が残念に感じてしまった。
ドニーイェンのブルースリー愛を感じる。
特にラストの戦いでブルースリー愛が溢れ出ていた。
半裸になったりヌンチャクを使用したりといつものドニーイェンだったらやらないこと尽くしで、ある意味新鮮味を感じましたね。
アクションシーンが最大の見所。
ドニーイェンがバンバン敵をぶっ飛ばすアクションが最大の見所ですよね。
これを観ようとしている人もそれが一番のめあてなはず(自分もその一人)
敵キャラが派手に吹っ飛ぶ描写があるおかげで、スピードとパワーを兼ね備えたアクションに仕上がってましたね。
ドニーイェンのアクションを観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス 3.4
映画.com 3.4
評価自体は低いものの低評価の意見は少な目な印象でした。
やはりみんなドニーのアクション目当てな人が多かったみたいですね。
高評価の意見としては…
スピード感のあるアクションがカッコいい、急にブルースリー降臨するの笑うなどが多かったです。
低評価の意見としては…
冒頭のアクションと終盤のアクションまで中だるみだったなどであまり低評価の意見は少なかったです。
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下記詳しい感想 ↓
日本軍が徹底的に悪者になっているし、気になるところが多々あった…
今作は、日本軍に占領された中国が舞台の作品だ。
なので、日本軍が徹底的に悪者になっており、人によっては受け付けない若しくは嫌と感じる人もいると思う。
自分は、特に嫌とは感じなかったが、まぁ日本軍の屑っぷりが半端なかった…
平気で虐殺するし、店では大きな顔して怒鳴り散らす…
映画の中盤から終盤は特にひどく、やりたい放題中国人をなぶり殺す描写が多数ある。
幾つか残念な箇所や笑ってしまったところがあるので、2つだけ書きますね。
敵の大将的存在の力石毅が強そうに感じなかった…
特に手腕を振るうシーンもなく…一応あるにはあるが、1シーンくらいなので、足りない気がした。
中国系俳優のカタコトの日本語がちょっと面白かったね。
これで、ペラペラしゃべられたら、違和感満載なんだけども、カタコトで演技されると…なんだか笑ってしまう…自分だけかな??
と見ながら思ってしまった。
笑ったところはいいとして、もうちょっと日本軍の大将のインパクトが欲しかったなぁと感じちゃいましたね。
インパクトが良い感じになってくれたら、もっと評価が高くできましたね。
ドニーイェンのブルースリー愛を感じる。
ドニーイェンは、ブルースリーに大きく影響を受けたようだ。
この作品は、正式な続編ではないにしろブルースリー色が強い作品に仕上がっている。
~終盤のアクション~
- ヌンチャク使う。
- アチャー!っていいう掛け声。
- 戦闘時の構え方。
- 上半身全裸になる。
これらが特にブルースリーっぽかった。
ドニーイェンがヌンチャク使っている姿は、なんだか珍しい気がしてならないですね。
棒術とかならよく見る気がするんですが、ヌンチャクは観ない。
それと何故かラストの戦いで上半身全裸になるのは、ちょっと笑ったw
必要あるか??って言われたら、絶対必要ないきがするんだよね。
戦闘時の構えもラストの戦いでわざとらしくする感じとかもなんだかブルースリー好きなんだっていうのがひしひし伝わってくる。
アクションシーンが最大の見所
内容だったり、設定は甘い部分があったり、ありきたりな感じがしてしまっている。
だが、この映画の見所はそこじゃない。
やっぱりドニーイェンがバンバン暴れまくるのが最大の見所。
終盤の戦い以外にもちょくちょく戦闘シーンが入っており、見ごたえは十分ある。
やっぱりドニーイェンのアクションは、凄いと感じる。
どの辺がと言われたら、そりゃスピードだ。
技のスピードが一人だけ異常に早い感じがするんだよね。
カンフージャングルっていう映画では、技のスピードが速すぎて、もうちょっとゆっくりしてもらわないとカメラがとらえきれないと言われる程のスピード。
正直、この映画でもなんか速すぎて途中なにしてるか分からなくなりそうになる。
でもそこがドニーアクションのいいところですよね。
スピード…スピードこそ命っていうアクション。
この映画では、敵キャラが派手に吹っ飛ぶ描写があるおかげで、スピードとパワーを兼ね備えたアクションに仕上がってましたね。
余談、裏話…
ドニーイェンとアンソニーウォンは間接的に関係性があるんです。
それは、イップマンシリーズ。
ドニーイェンのイップマン(序章、葉問、継承)とアンソニーウォンのイップマン(最終章)。
繋がりはないですが、一応イップマンを題材にした映画を撮っていますし、同じプロデューサーが関わっていたりします。
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ネタバレ感想
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ドニーイェンのブルースリー愛
前の詳しい感想で語っただけじゃない他にもブルースリー愛が隠れている。
それは、白い中山服やヌンチャクに中国人不是東亜病夫(中国人はアジアの病人ではない)っていうセリフだ。
ブルースリーのドラゴン怒りの鉄拳で言っていたセリフを言いたかったのでしょう。
ひしひしとブルースリー愛を感じる。
ストーリー展開に謎を感じた。
なんでか知らないが、何故か捉えられてしまったチェンジェン。
そして、拷問されて仲間が助け出される。
出来れば、もっと補完してくれるシーンがあってもよかったなぁと思ってしまった。
他にも色々あったんですが、まぁ、ドニーイェンのアクション目当てだったので、特に突っ込まないことにします笑
結末~
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登場人物と簡単な説明
力石毅大佐(日本軍の大佐で、チェンジェンに最後はやられてしまう。)
チェンジェン(日本軍に反旗を翻す、仮面と黒い衣装を着て、狙わる同胞を守っている)
キキ(カサブランカで歌姫として働いていたが、ホントは日本人で日本軍の人、最後は力石毅に刺されて死ぬ)
同胞を守りながら、多数の仲間を失うも力石毅を倒す。
仮面と黒い衣装を着て戦っていたチェンジェンだが、そのうち身元がバレはじめ、仲間や身内までも狙われ始める。
日本軍に捕らえられ、拷問を受けていた中、仲間が大量に殺され、身内も手籠めにされてしまった。
怒ったチェンジェンは、道場にキキ と共に行くと力石毅に裏切りもの扱いにされ、キキが刺されて殺される。
それにキレたチェンジェンは、かたっぱしから周囲の日本軍の人を倒し、最後は力石と一騎打ちに。
そして、力石を打ち倒し、これからも活動を続けるのであった。