実在したポーランドの犯罪王の話…Netflix映画ギャングスター・ロード2(感想)
ネットフリックス公式サイトのギャングスター・ロード2の作品情報より引用
(C)2022 How I Fell in Love with a Gangster Netflix.All Rights Reserved
ポーランドの犯罪史に残るニコシュの物語。
3時間という長尺の中で、色んな家族との死別により人生が落ちていく。
色んな脱獄や車泥棒のカラクリなどニコシュがどう有名になり、落ちていったのかが分かる映画だ。
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キャスト
トマシュ・ブウォソク
アントニー・クロリコフスキ
アグニェシュカ・グロホフスカ
クリスティナ・ヤンダ
セバスティアン・ファビアンスキ
マグダレナ・ランパルスカ
ユリア・ヴィーニャーヴァ=ナルキェヴィッチ
エリック・ルボス
ダヴィッド・オグロドニック
ヤヌシュ・ハビョル
アンジェイ・グラボウスキー
ピョートル・ツェルヴス
エディタ・ヘルブシュ
あらすじ~
ポーランド史に残る悪名高きギャング、ニコデム・"ニコシュ"・スコトルチャック。その栄光と没落の物語が、謎めいた女性の視点から語られる。
ネットフリックス公式サイトのギャングスター・ロード2の作品紹介、解説欄より引用
原題、How I Fell in Love with a Gangster
上映時間、180分
監督
Maciej Kawulski
配給、ネットフリックス
ストーリー…7/10
キャスト…5/10
個人的評価…6/10
一文感想 ↓
ニコシュの波乱万丈な人生…まぁまぁな映画
あっと驚くような変わった展開もないし、好きな俳優も出ていない、題材となったニコシュもこの映画で初めて知った。
特に注目すべき点がなかったので、まぁまぁって評価にした。
だが、内容としてはうまくまとめられていた方ではないだろうか。
他のネトフリオリジナルの実在する人物の映画で比べるとまだわかりやすい方だ。
窓がニコシュを助けた事、色んな人との死別が人生を落ちていったターニングポイント、車泥棒時代が人生の中で一番の全盛期。
ただ、3時間ともなると、とても疲れる上、登場人物が多い。
数十年という月日が最初と最後で流れているので、同じ人物でも誰だか分からなくなる。
見る際は、登場人物の整理を心がけよう。
特徴)
- ポーランドの犯罪王「ニコシュ」の物語
- 車泥棒から始まる犯罪…家族の絆と色んな別れ
- 3時間は長過ぎた…
ポーランドの犯罪王「ニコシュ」の物語
ただの犯罪者…というより、どこか仁義を持っているように感じた。
一線を超えてはいけない何かを持っていたのかもしれない。
車泥棒から始まる犯罪…家族の絆と色んな別れ
最愛の女性の自殺から始まる家族の死別は、うまくいっていたニコシュの人生を狂わせ始めた。
3時間は長過ぎた…
疲れと登場人物の変貌についていくのがやっとだった筆者でした。
実際にいた人物のヒューマンドラマ映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新していきます。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
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下記詳しい感想 ↓
ポーランドの犯罪王「ニコシュ」の物語
ポーランドの犯罪史に名を残した人物の物語。
幼少期から晩年の死ぬまで細かに伝えていた。
この3時間どのようなことが語られているかというと…
- 車泥棒を生業とした犯罪の数々。
- 人殺しをしないことを心に決めていた。
- 仲間を「家族」のように接していた。
- 色んな悲惨な別れがある。
- 色んな女性にうつつを抜かしていた。
だ。
元々は、車泥棒を仲間たちとやっていた。
昔の車は簡単に盗めて、ホイホイ売ることができた。
舞台は、基本ドイツとなっており、当時のドイツの情勢も踏まえて語られている。
一番特徴的だったのが、人殺しはしなかったこと。
仲間がどんなにクズな仲間になっても決して裏切らず、見捨てず。
犯罪しまくっているのに何処か優しさがあった。
ニコシュが転落した原因ともなったであろう色んな人との死別。
一番最初の最愛の人が自殺してからは、女遊びに拍車がかかった。
もし、自殺しなかったら、違ったのかもしれない。
生涯で子供は、一番最初の彼女との間の娘だけだ。
その後も色んな女性と遊び呆けるが、童貞を捧げた女性と子供を産んだ女性が特別だったことが窺える。
ただの犯罪者…というより、どこか仁義を持っているように感じた。
一線を超えてはいけない何かを持っていたのかもしれない。
車泥棒から始まる犯罪…家族の絆と色んな別れ
ニコシュの全盛期は、車泥棒をしていた時代。
その時には家族がいて、お金もたんまりあって、人生が成功していた。
色んなコネを使って、車を売りまくっていた時代でもある。
ただ、人生を一変させるのは、色んな大切な人との死別。
最初は、最愛の女性の自殺。
心を病んでしまい、自殺してしまった時のニコシュは、相当落ち込んでいたようだ。
この自殺から女遊びが始まった。
一人の女性ではなく、色んな女性に手をだしては、トラブルになる。
生涯ずっとこの状態が続いた。
言葉で語られていないが、心の何処かで後悔と悲しみに苦しめられていたのかもしれない。
最愛の人の他に色んな家族の急な別れがある。
その度に人生が悪い方向に転がっていった。
ひとりぼっちになってしまった時には、もう、手遅れな状態に…
こういうマフィア系のヒューマンドラマは、色んな家族との別れがかぎとなっていることが多い。
この映画もそうで、トドメは弟の死だろう。
最愛の女性の自殺から始まる家族の死別は、うまくいっていたニコシュの人生を狂わせ始めた。
3時間は長過ぎた…
この映画1本でニコシュが分かるのではないかというほどのクオリティとボリュームだが、3時間は長過ぎた。
途中疲れてしまい、筆者は休憩を挟んだほど。
3時間の長尺ともなると登場人物を整理するのが一苦労となる。
最初と最後で数十年と時間が経っているので、同一人物でも見た目が全然違う…なんてこともあった。
登場人物の整理しつつ見ていった方がいいだろう。
疲れと登場人物の変貌についていくのがやっとだった筆者でした。