パラリンピック界の伝説ソーワイワイの物語…Netflix映画ゼロからのヒーロー(感想)
ネットフリックス公式サイトのゼロからのヒーローの作品情報より引用
(C)2021 Zero to Hero Netflix.All Rights Reserved
パラリンピックでいくつもメダルを取っているソーワイワイの物語。
主に母親の苦悩がとても刺さる映画。
ひたむきに練習する主人公には、勇気づけられる。
弟の苦悩もなかなかヘビーなもので、色んな感情渦巻く面白い映画だった。
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キャスト
サンドラ・ン
ルイス・チョン
リャン・チョンホン
フォン・ハオヤン
ロー・ホイパン
チン・シュウホウ
トニー・ウー
マイ・ペイトン
アラン・ヤン
チョン・シュエイン
あらすじ~
パラリンピック陸上競技で世界記録を樹立したソー・ワーワイ。その栄光の裏には、数々の困難をともに乗りこえた母とのきずながあった...。実話に基づく物語。
ネットフリックス公式サイトのゼロからのヒーローの作品紹介、解説欄より引用
原題、Zero to Hero
上映時間、102分
監督
チーマンワン
配給、ネットフリックス
ストーリー…7/10
キャスト…5/10
個人的評価…7/10
一文感想 ↓
成功の裏に色んな苦悩がある実在する人物の物語…面白い映画
ソウ・ワー・ワイというパラリンピック界の伝説と言っていいほどの人物を題材とした映画。
金メダル6つ、銀メダル3つ、銅メダル3つの計12個をもつ。
世界選手権でも金メダル1つに銅メダル1つとほんとたくさんメダルを取った人物。
香港の人々からは、ワンダーボーイなんて言われている。
障害は、聴覚と手足のパランスに影響を及ぼす黄疸。
要は脳性麻痺の一種と思ってもらえればいい。
主人公ことソーワイワイと母の苦悩がとても刺さる。
走りたい主人公と自分が死んだ後どうなるのだろうとひたすらに心配する母。
最初の苦労話も何とも重い…そんな中、主人公が陸上に出会って変わってく姿は、とても勇気づけられた。
チラっとしか出てこない弟の苦悩もなかなかヘビーなもの。
感動するシーンもありつつ、重たい場面もありつつ、勇気づけられる場面もある色んな感情が混ざり合う良い映画だった。
残念な点)
- 中盤端折った感がある。
- おじいちゃんの話も知りたい。
良かった点)
ちょくちょくウルっとくるシチュエーションを挟む。
お互いの苦労と苦悩の演出が印象的。
端折ってる部分が多々ある。
中盤の全盛期のガツガツ感や主人公を変えたであろうおじいちゃんの話は、尺を伸ばしてやるべきだったと思う。
ちょくちょくウルっとくるシチュエーションを挟む。
こんな感じで、ちょくちょく心に刺さるシーンやシチュエーションがあり、特に親目線で観てる人は、涙なしでは観られない作品だ。
お互いの苦労と苦悩の演出が印象的。
主人公とお母さんと弟視点での色んな苦悩と想いが心に刺さる。
色んな感情が湧きあがって、映画を感じることが出来る良い映画だった。
映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新していきます。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
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下記詳しい感想 ↓
端折ってる部分が多々ある。
映画を観ていて、「この部分端折ってるなぁ…」ってところが2つほどあった。
それが、中盤の全盛期時代の話とお爺ちゃんの話。
マラソンに目覚める主人公が映画の中盤あたりで、全盛期時代を迎える。
その時、ダイジェスト観たいな感じで、サクッと流されてしまった。
なんかすごい記録バンバンたたき出しているから、もうちょっとじっくり観ていたかったと個人的に思ったね。
次におじいちゃんの話。
映画の中では、ずっと死んでいるおじいちゃん。
主人公などがたまにおじいちゃんのエピソードを話しており、ちょっと気になった。
なんだか、主人公を変えたのに一役かってそうだからだ。
主人公の口からおじいちゃんの話が出てきて、その話が励みになっていたりと…
この辺のおじいちゃんシーンをもっと見たかったぜ…
中盤の全盛期のガツガツ感や主人公を変えたであろうおじいちゃんの話は、尺を伸ばしてやるべきだったと思う。
ちょくちょくウルっとくるシチュエーションを挟む。
主人公「嫁ぐ時、貴金属持ってなかったから、山ほど金メダルあげる。」
個人的にこのセリフが涙腺を一番激しく攻撃したセリフ。
大きくなった主人公がお母さんのために行ったセリフで、(´;ω;`)ウゥゥってなってしまった…
そもそもお母さんは、とっても苦労していたんだよね。
聴力や足腰に障害を持って生まれた主人公は、それこそ小学生くらいになっても立てない状況。
そんな中、お母さんが働きつつ、近くに置いて、面倒を見ていたり、陰口をガンガン言われたり…
主人公をピンチに追いやって、歩かせようともした。
その結果、何とか歩ける兆しが出てきた。
ちょっと序盤の主人公幼少期も親目線でみるとウルっと来る。
他にも中盤広告に手を出してしまい、お互い喧嘩してしまう。
だが、本当の真意が分かった時、お互いを許し合う…
その辺の気持ちのやり取りがとても刺さった。
こんな感じで、ちょくちょく心に刺さるシーンやシチュエーションがあり、特に親目線で観てる人は、涙なしでは観られない作品だ。
お互いの苦労と苦悩の演出が印象的。
主人公が陸上で有名になるまで、なる姿が見所の一方で、その時々でお互い色んな苦労をしていたのも見所の一つ。
主人公は、走りたい、速くなりたい一心だった。
たまたまいじめっ子から必死で逃げたら、凄い速いことに気づいたお母さん。
そのお母さんが陸上に入れて…覚醒する時も憧れの人物に追いかけられて、覚醒した。
途中ハプニングで、走ることが出来なくなってしまった。
その時は、必死で働くが、何となく後ろ姿や表情で、活気の無さや走りたい気持ちが出てきていた。
カメラワークもそんな感じがする。
引きの画で、寂しさを演出していた。
ただ、有名になってからは、お母さんの高齢化やら主人公の陸上選手としての寿命、今後の人生について色々問題が浮上。
走りたいだけなのに走っていることができなくなった…寂しさが滲み出る。
お母さんは、自分が死んだ後も苦労させまいと広告やら色んな収入を模索。
親の方が先に死んでしまう。
障害を持った親なら誰しも思うだろう、自分が死んだ後子供はどうなるのだろうか…
今では、障害者でも雇用させようって世の中になりつつあるが、それでも不安。
いじめられたら?ブラック会社でいいように使い潰されたら?
そんな不安は、数知れず…そんなふうに思っている時にまだ、陸上選手として活躍しているからこそ広告などの収入を得ようとする。
でも、主人公は、走りたい。
ずっと走っていたいと思っている。
その辺のすれ違いがとても見ていて、心がキュっとなった。
弟は、お母さんに見向きもされない、主人公のお守り。
あまり深く語られていないが、弟の存在もなかなか心が締め付けられる。
障害を持った主人公ばかり面倒を見るあまり、弟を構ってやることができなかった。
何事も兄の主人公が優先。
兄弟がいたら、大体逆パターンで、弟がもてはやされるんだがね。
特に印象的だったのは、弟くんの部活をお母さんがずっと間違ってたこと。
バスケ部だと思ってたら、実はサッカー部だった。
ホントに兄のことでいっぱいなんだなぁと心から感じたね。
主人公とお母さんと弟視点での色んな苦悩と想いが心に刺さる。
色んな感情が湧きあがって、映画を感じることが出来る良い映画だった。