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感想評価)コーエン兄弟が送る西部劇の時代の色んなお話が面白い…Netflix映画バスターのバラード(感想)

 

    

コーエン兄弟が送る西部劇の時代の色んなお話が面白い…Netflix映画バスターのバラード(感想、結末)

 

バスターのバラード

バスターのバラード

ネットフリックス公式サイトのバスターのバラードの作品情報より引用

 (C)2018 The Ballad of Buster Scruggs Annapurna Pictures Netflix.All Rights Reserved

6つの話からなる西部劇の世界を舞台にしたお話。

暗い話…後悔…あれ?ちょっと重たい話ばかりだけど、かなり面白かった作品だ。

アカデミー賞もノミネートした作品だぞ。

 

 

キャスト

ジェームズ・フランコ


ブレンダン・グリーソン


ゾーイ・カザン


リーアム・ニーソン


ティム・ブレイク・ネルソン


トム・ウェイツ

あらすじ~

 荒唐無稽なものから深遠な話まで、コーエン兄弟ならではの味わいあふれるアンソロジー

アメリカ西部を駆け抜けた無法者や開拓者たちの6つの冒険物語。

 

ネットフリックス公式サイトのバスターのバラード作品紹介、解説欄より引用

 

   

原題、The Ballad of Buster Scruggs

上映時間、126分

監督、脚本
コーエン兄弟
製作
コーエン兄弟
ミーガン・エリソン
スー・ネーグル
ロバート・グラフ

配給、ネットフリックス

 

 

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ストーリー…8/10

キャスト…7/10

 

 個人的評価…8/10

 

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一文感想 ↓

バスターのバラードの白ガンマン

バスターのバラードの白ガンマン

ネットフリックス公式サイトのバスターのバラードの作品情報より引用

 (C)2018 The Ballad of Buster Scruggs Annapurna Pictures Netflix.All Rights Reserved

6つの毛色の違う話から構成される映画…面白い映画。 

120分の尺の中に計6つ色んな話で構成されている。

共通点は殆どない。

時代が同じくらいだろうか。

 

暗く胸糞悪いものもあれば、明るい話、世にも奇妙な物語風な話まで様々な話がある。

ホラー的な話が一切ないのが少々残念。

でも、各話のクオリティは高めで、飽きずに観ることが出来る。

 

西部劇の世界観ならではの命の軽い感じが表現されていて、呆気なく感じるんだ。

そこがついつい「え?」ってなってしまい面白い。

 

因みに監督と脚本は、ノーカントリーやファーゴでお馴染みのコーエン兄弟

しかも第75回ヴェネツィア国際映画祭脚本賞受賞しており、第91回アカデミー賞脚色賞、歌曲賞、衣装デザイン賞ノミネートしているぞ。

 

特にオススメなのは、No.4金の谷の話。

なんと言っても景色が綺麗なんだ。

あの景色を観てるだけでも癒されちゃう。

内容も比較的重たくないぞ。

 

 

アンソロジー系の映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 3.8

映画.com 3.9

人によってハマるハマらないが激しい印象。

ハマった人は4台、ハマらなかった人は1台だったりする。

 

高評価の意見としては…

 

低評価の意見としては…

 

 

 

 

 

下記詳しい感想 ↓

金の谷で頑張るお爺ちゃん

金の谷で頑張るお爺ちゃん

ネットフリックス公式サイトのバスターのバラードの作品情報より引用

 (C)2018 The Ballad of Buster Scruggs Annapurna Pictures Netflix.All Rights Reserved

とあるガンマンのお話…No.1バスターのバラードと他開拓者の物語

白を基調とした歌えるガンマンのお話。

 

「とある凄腕ガンマン、ラストは驚きだったね。」

「実際の西部劇は、あんな感じなんだろうなぁ。」

ずっと視聴者に語りかける感じは、とても斬新。

そこからこれは、どういう感じなんだろう!?と興味をささられる。

 

個人的には、ラストに驚いた。

あんなにもあっさりと…

6つの中で一番ポップな感じで、西部劇感がでていた。

あの西部劇の本当の世界は、あの繰り返しなんだろうなぁ…

       

     

 

とある罪人のお話…No.2アルゴトネス付近、首吊り。 

経緯は不明だが、銀行強盗をしようとしている主人公…

 

「6つの話の中で一番よく分からなかった。」

「当時の銀行の感じが観れて面白かったくらいだよね。」

 

オチにしても良く分からない。

多分絞首刑になる人の気持ち?を表現したかったのかな??

6つの話の中で一番意味が不明で面白く無かった。

 

ただ、当時の銀行がどんな感じかってのが分かって面白い。

銀行員のタフガイさがマジで笑えた。

従業員一人で、あんなに色々出来ちゃうなんて、素直に驚く笑

 

 

 

手足のない人と従者の話…No.3食事券 。

手足がない青年が語り部のような仕事をしている。

 

「オチが惨すぎる…」

「途中から察したが、観ててキツイものがあった…」

 

この話は、かなり暗くオチも酷い&胸糞悪くなる。

6つの話の中で一番暗い話だ。

特に手足のない青年の表情が独特。

舞台以外だと何を考えているんだろうか…

 

特にオチの後色んな想像をしてしまう…

逆に色んなシーンを盛り込まずにワンカットで結末を伝える感じは、とても上手く感じた。

 

結金を掘り当てたいじいちゃんの話…No.4金の谷。

とある谷で金を掘るために奮闘する話。

 

「景色がめちゃくちゃ綺麗だった!

あれどこなんだろうか…」

「調べてみたが、でてかなかった…」

 

ハイジのような綺麗な景色。

しかも快晴ときたもんだ。

6つの中で一番心洗われる…癒しのお話。

内容がってことじゃない、景色が綺麗で癒されるんだ。

 

内容も景色に合わせてかそこまで暗い話じゃない。

ストーリーも緩急あって面白かった。

6つの中で一番好きな話だ。

 

 

とある世間知らずな娘の話…No.5早とちりの娘

顔も知らず、多分結婚する、気にいるからって理由でとある街に行く。

 

「この話…一言で表すと後悔だよね…」

「あのラスト、その後が一番気になる話だね。」

 

イメージ的には映画ミストのような感じ。

最初題名の意味が全く分からなかった。

娘さんもせっかちな感じもしないし、これどういう風に繋げるのかなって気になった。

一番展開が気になった作品なんじゃないかな。

 

ラストの終わり方から、あの後どうなったんだろうって気になる話。

終わった後も楽しめたぞ。

 

とある共通点のある人々の話…No.6遺骸。

馬車で何処かへ移動中きら始まる。

 

「最初は意味がわからなかったが、オチが分かった時、ゾッとするよね。」

「最近の世にも奇妙な物語みたいだったね。」

 

6つの話の中で一番毛色が違う作品。

イメージとしては、世にも奇妙な物語みたい。

しかも最初の頃のホラーな感じではなく、ミステリアスな不思議な世界観を醸し出している方だ。

 

個人的には結構好きだが、尺も少なめで途中でオチが読めてしまったのが残念。

あの馬車内の会話は、見返してみるとなかなか面白いね。

 

 

 

 

ちょっと気になる…原作があるの?


調べた結果、原作は殆どないらしい。

2つ程元に…いわば触発された作者がいるそうだ。

 

  1. 金の谷がジャックロンドン(Jack London)
  2. 早とちりの娘の話がスチュワートエドワード・ホワイト(Stewart Edward White)

 

のようだ。

 

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