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ドニーイェンのイップマンシリーズ…ここも作り話だった!どこまでが実話でどこまでが作り話??(ネタバレあり)

 

    

ドニーイェンのイップマンシリーズ…ここも作り話だった!どこまでが実話でどこまでが作り話??(ネタバレあり)

  (更新日: 2020/02/25)

ドニーイェンのイップマンシリーズ…ここも作り話だった!どこまでが実話でどこまでが作り話??(ネタバレあり)

ドニーイェンのイップマンシリーズ…ここも作り話だった!どこまでが実話でどこまでが作り話??(ネタバレあり)

 

 ドニーイェンのイップマンシリーズを観ていると何十人も相手していたり、色んな格闘技と戦ったりしていますよね。

疑問に思った事はありませんか?

全部本当なんだろうかと…

ということで、どこまでが実話かどこまでが作り話か調べてみました。

 

( こんなことが分かります!)

✔ イップマンシリーズがどこまでが実話かが分かる

✔ イップマンシリーズのウィルソンイップとイップマンの関係性についてわかる

 

 

ドニーイェンのイップマンシリーズがどこまで実話?

どこまで実話か、各映画(序章、葉問、 継承)の3作品に分けて解説していきます。

 

  • 序章はどこまで実話?

実話部分)

 自分の邸宅が日本軍に接収され、司令部になったことは事実。

ですね。

実際、イップマンは日本軍が攻めてきた時に接収されてしまったようです。

因みに映画内では子供が一人しかいないように思えますが、他に男の子がもう1人と小名の子が2人いたそうです。(他に3人の子供がいたのですが、なくなってしまったそう…)

 

香港に亡命したことも事実です。

ただ、マカオ経由で亡命したりと詳しいことは映画内では説明されていないですが、香港には亡命しています。

奥さんは残したままで、自分だけが亡命しています。

 

 

  • 序章の日本人との闘いは??

気になる人も多いと思います、日本軍との闘いについてですが…

 

日本軍との試合(柔道VS詠春拳)をしたかどうかは、不明(恐らくやっていない)

 

です。

その理由は、戦争終結後に国民党の政権下で警察局刑偵隊隊長、督察長、広州市衛戍司令部南区巡邏隊上校隊長などを歴任していたからです。

要するに警察関係ですね。

そんな警察関係につける人間が日本軍とひと悶着あって、日本軍の上官をぼっこぼっこにして、銃で撃たれた…なんて大事件を起こしたことのある人がつけるとは思えません。

なので、恐らく日本人と戦っていないですね。

そもそも試合を日本人とやっていないので、実際に銃で撃たれて倒れたわけでもないです。

 

あとは、石炭などを運んでいなかったとでしょう。

そもそも詠春拳を友人の息子たちに教えていたりしていたので、石炭を運んで稼いでいたというより、詠春拳を教えて稼いでいた可能性が高いです。

 

 

 

  • 葉問はどこまで実話?

f:id:mt594322mt:20190727081013j:plain

映画.comのイップマン葉問の作品情報より引用

 

実話部分)

香港亡命後、武館を開いたのは事実。

武館を開き、門下生を沢山入れていたようです。

ただ、他の武館のしきたりがあったかどうかは不明で、門下生同士が揉めたのかも不明。

門下生は、イップマンの修行がきついせいか30人集まった門下生も数人程しか残らなかったそうです。

 

  • 葉問のボクシングとの闘いは?

してないですね。

その理由は、他の武館との交流があったかどうかが微妙なので、他の武館が起こしたいざこざでボクシングと対決することになったのですから、していない可能性がかなり高いです。

 

ちなみに奥さんとは一緒に暮らしておらず、定期的にイップマンが会いに行っていたそうです。

中国と香港の間に出国規制がされてから、殆ど会いに行けなくなった時期もあり、その間は違う女性と暮らし始め、子供もつくっているそうです。

 

 

 

  • 継承はどこまで実話?

f:id:mt594322mt:20190727194746j:plain

映画.comのイップマン継承の作品情報より引用

(C)2015 Pegasus Motion Pictures (Hong Kong) Ltd. All Rights Reserved.

実話部分)

殆どなし。奥さんの張永成が亡くなったのは事実。

ブルースリーが弟子になったのは事実。

ブルースリーがイップマンに弟子入りしたのは紛れもない事実ですね。

他には奥さんが亡くなったのも事実なんですが…

妻の張永成は、ずっと中国に置いてきているので、いないですし、イップマンは違う女性と子供を作っています。

しかも、張永成の子供たちがイップマンを訪ねてきたのは、大人になってからの37歳の時らしいです。

 

奥さんの張永成が亡くなったのは事実ですが、子供が小さい時ではないです。

大体30代くらいになって亡くなったので、年代が違いすぎますね。

 

 

 

  • イップマンの詠春拳への思いは、本物

 実際のイップマンの子供の葉準が言っていたエピソードで、

「生前の葉問は争いごとを避け”カンフーは喧嘩のためのものではない。

他人を虐げるためにそれを使えば、勝っても負けてもそれはただの負けでしかない”と考えており、「これは父親の理念であり真の武術家ならみな心得ていることです」と…」

言っているようです。

 

✔ チェック!

イップマンの実の息子のイップ・チュン(葉準)、イップ・チン(葉正)が詠春・総顧問として映画製作に携わっています。

 

映画内でも詠春拳は、喧嘩に使うものではないと何ども言っていました。

そういった詠春拳、カンフーに対する意識や心構えは、本物ということですね。

 

 

もしかして、ウィルソンイップってイップマンの血筋??

ウィルソンイップ…イップマンと同じイップと名がついているので、同じ血筋なんじゃないだろうかと思う人もいるでしょう。

自分が色々調べた結果…

 

 イップマンの血筋ではないようです。

 

イップマンの2人の息子(イップ・チュン(葉準)、イップ・チン(葉正))の子供という線もあると思ったんですが、それも違うみたいです。

ウィルソンイップの生年月日から逆算していくとその時期にはイップマンは、子供が出来ていません。

 

ウィルソンイップって??

香港の 俳優、映画製作者、脚本家。

主にドニーイェンと組むようになり、大きくヒットを飛ばしたようです。

 

主な作品)

『SPL/狼よ静かに死ね(原題:殺破狼)』(2005)
『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート(原題:龍虎門)』(2006)
『導火線 FLASH POINT(原題:導火綫)』(2007)

イップマンシリーズ

などなど

 

 

 

ドニーイェンのイップマンシリーズのどこまでが実話でどこまでが作り話、まとめ

  • 戦闘シーンは、殆ど事実ではない。
  • 奥さんとは香港に渡航していない。
  • 香港への渡航、武館を開いたことやブルースリーを弟子にしたことは事実。

 

実際にイップマンがいることだったり、経歴が事実だっただけで、それ以外は事実ではないようですね。

今後イップマンの5作目(外伝が4作目計算)が製作中なので、とても楽しみですね!