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感想評価)虐殺してるカオスな中食料庫に身を潜める緊迫感…Netflix映画平和の木々(感想)

 

    

虐殺してるカオスな中食料庫に身を潜める緊迫感…Netflix映画平和の木々(感想) 

 

感想評価)虐殺してるカオスな中食料庫に身を潜める緊迫感…Netflix映画平和の木々(感想)

感想評価)虐殺してるカオスな中食料庫に身を潜める緊迫感…Netflix映画平和の木々(感想)

ネットフリックス公式サイトの平和の木々の作品情報より引用

 (C)2022 Trees of Peace Netflix.All Rights Reserved

 

ルワンダ虐殺という実際にあった出来事の中、食糧庫に身を潜める女性たち(フィクション)の緊張感あふれるドラマ映画。

 

 

 

キャスト

エリアンヌ・ウムヒレ

シャーメイン・ビングワ

エラ・キャノン

ボラ・コリオショ

トンガイ・キリサ

あらすじ~

ルワンダ虐殺のさなか、閉ざされた空間に共に隠れることになった4人。生い立ちも境遇も異なる彼女たちが、固いきずなで結ばれてゆく。実話に着想を得た物語。

 

アラナ・ブラウン脚本・監督の受賞作。エリアンヌ・ウムヒレ、シャーメイン・ビングワ、エラ・キャノン、ボラ・コリオショ出演。

 

ネットフリックス公式サイトの平和の木々の作品紹介、解説欄より引用

 

www.youtube.com

 

原題、Trees of Peace

上映時間、98分

監督

アラナ・ブラウン

配給、ネットフリックス

 

 

ストーリー…8/10

キャスト…5/10

 

 個人的評価…8/10

 

 

一文感想 ↓

精神的な重たさと緊張感が最高…面白い映画

ルワンダ虐殺という実際にあった出来事の中、食糧庫に身を潜める女性たち(フィクション)の緊張感あふれるドラマ映画。

 

ルワンダ虐殺では、100万人近くの人が虐殺されている悲惨な出来事。

その地獄のような中、他人だった女性たちがバレないように食糧庫に身を潜めて何十日も過ごす。

幾度となくバレそうになったりする模様は、良い緊張感。

途中、子供が虐殺されたり、妊婦が殺されたりと酷いシーンがある。

実際に映像として出ないが、生々しい音と悲鳴がこだますのは、良い演出。

 

終盤には助けが来ない絶望感と収まることを知らない虐殺により、徐々に精神がむしばまれていく。

途中の精神がおかしくなり、喧嘩やとんでもない行動に出るシーンは、密室系の映画の見所だろうね。

 

全体的に重たく、独特な緊張感のある作品。

ストーリー展開や音と声で恐怖を与える演出は、観てるこっちも力が入る面白い映画であった。

 

特徴)

  • ルワンダ虐殺中(実話)の女性たちの物語(空想)。
  • 密室内の緊迫感が好き。

 

ルワンダ虐殺中(実話)の女性たちの物語(空想)。

ルワンダ虐殺というノンフィクションの中に女性たちが隠れるフィクションが混ざっている変わった映画だ。

密室内の緊迫感が好き。

途中、見つかりそうになる色んなハプニングが襲い掛かり、これが意外と緊張感あって良かったね。

 

映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 

映画.com 

レビューが溜まり次第更新していきます。

 

 

高評価の意見としては…

 

低評価の意見としては…

 

 

 

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下記詳しい感想 ↓          

ルワンダ虐殺中(実話)の女性たちの物語(空想)。

 

軽くルワンダ虐殺について説明しよう。

ルワンダ虐殺は、1994年に実際にあった出来事。

約100万人虐殺され、当時のルワンダ人口の20%近い人口にあたる。

 

フツ派がツチ派を虐殺し始める。

因みにフツとかツチってのは、部族の名前だ。

ルワンダの紛争などによりフツ、ツチ両方が緊張状態となり、ツチ派がフツ派を奴隷にするつもりだ!ってフツ派の過激派が主張し始める。

これが、虐殺の始まりなんだ。

 

女性たちの食糧庫に隠れるエピソードは、フィクションだ。

現在のルワンダでは、女性たちが立ち上がり、女性の政権参入があるとエンドロール前に書かれているが、食糧庫のエピソードと関連はない。

 

ルワンダ虐殺というノンフィクションの中に女性たちが隠れるフィクションが混ざっている変わった映画だ。

 

 

 

密室内の緊迫感が好き。

終始1畳あるかないかの食糧庫が舞台。

登場人物も限られているが、密室系の独特な緊張感を醸し出している。

外は、虐殺が平気で行われており、女子供が殺されるカオスな状況。

その中で息を潜めつつ、限られた食料で生活する極限状態。

途中、見つかりそうになる色んなハプニングが襲い掛かり、これが意外と緊張感あって良かったね。

 

終盤に行くにつれて、精神状態が極限状態になっていく様と終わりの見えない地獄のような空気は、独特な重さを感じた。