貧困、カースト、ラブロマンスと色んな短編集で構成されたお話…Netflix映画ただならない物語(感想)
ネットフリックス公式サイトのただならない物語の作品情報より引用
(C)2021 Ajeeb Daastaans Netflix.All Rights Reserved
貧困問題やもう廃止されたカースト制度を題材にした話と色んな話で構成されている短編集映画。
4つの話で構成されており、1つ30分程度なので、サクッと観れるのが特徴。
映画1本としては2時間20分と長めだが、話自体は短めに構成されている。
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キャスト
ファーティマー・サナー・シャイク
ジャイディープ・アロワット
アルマーン・ラルハン
ナウシュラット・バルーチャ
アビシェーク・ バナルジー
イナヤット・ヴェルマ
コーンコナー・セーンシャルマー
アディティ・ラオ・ハイダリ
シェファリ・シャー
マナフ・カウル
トタ・ロイ・チョードリー
あらすじ~
破綻していた関係の中で抑え込んでいたさまざまな感情が、予期せぬ出来事をきっかけに思わぬ形であふれ出る...。4本の短編からなるオムニバス映画。
ネットフリックス公式サイトのただならない物語の作品紹介、解説欄より引用
原題、Ajeeb Daastaans
上映時間、140分
監督
ニーラジ・ゲーワン
カヨーゼ・イーラーニ
シャシャンクカイタン
ラージ・メフタ
配給、ネットフリックス
ストーリー…6/10
キャスト…5/10
個人的評価…6/10
一文感想 ↓
話としては、微妙なものが多い…まぁまぁな映画。
4つの話から構成されているオムニバス映画。
結構オチがよく分からないってのが多い。
その辺がとても残念ではある。
だが、話の中にインドの社会問題である貧困問題とかカースト制度を取り上げた話があり、独特な話が多かったのが良い。
あと…インド美人がチラホラ出てきて…とても眼福笑。
一番最初の愛人の話で出てきた女性が一番タイプ。
4つの中では、沈黙に包まれた会話という話が好き。
とても切ないラブロマンスなんだが、観終わった後に一番頭に残る作品。
他3つは、ブラックなちょっと暗い内容に対して、この話は比較的明るめなのも良かったね。
インド映画には他にもこういったオムニバス映画があり、恐怖のアンソロジーというホラー作品で構成されている映画もある。
ホラー好きにオススメ。
変わった設定オムニバス映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新していきます。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
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下記詳しい感想 ↓
どんな映画?)4つの色んなジャンルの短編映画。
1話約30分程の短編映像の4本で構成されている映画。
タイトルは下記の通り。
- 愛人
- おもちゃ
- 濡れたキス
- 沈黙に包まれた会話
全部共通している事と言えば、何かしら破綻しているということ。
人間関係や経済的、夫婦関係など色んな破綻している状態から始まる。
ホラーやグロは特にない。
映像としてしっかりと出ていないが、微グロや胸糞悪い話もあるので、ちょっと注意が必要。
エピソード1)愛人…この中で唯一まとまった話。
簡単なあらすじはこうだ。
夫婦関係が冷め切ったインドのギャングの夫婦がいる。
その妻は、夫を愛しておらず、使用人と男遊びに興じていた。
そんな時、イケメンの高学歴男子が屋敷にきたのであった…
ジャンルとしては、クライム系のドラマ映画。
30分程で上手い具合に起承転くらいまでは出来ていたが、結がなんとももやっとする部分があった。
一応、スカッとするようにさせたかったんだろうが、ちょっとやり口が汚過ぎて…半分頭を傾げる。
特にオチがこれでいいのか!?って思わせる感じ。
エピソード2)おもちゃ…貧困に苦しむ姉妹の物語。
簡単なあらすじはこうだ。
富裕層の金持ちの使用人として生計を立てていた女性。
その女性には、妹がおり、両親はいない。
その日暮らしに近い生活をしており、頻繁に仕事中に物を取っていた。
そんなある日、違う金持ちのところの使用人に鞍替えしようとしていた。
ジャンルとしては、胸糞悪い系の微ホラーが入った映画。
もう一つ胸糞悪い話があるが、これが一番胸糞悪い。
ただ、貧困をテーマにしているのは面白いと思った。
個人的には4つの作品中一番微妙だなって思った作品がこれだ。
オチの分かりづらさと胸糞悪さがどうしても受け付けない…
人によっては、ラストの意味がよく分からんって人も出てくるであろう。
そういう点では、4つの話の中で一番分かりづらい話ともいえる。
エピソード3)濡れたキス…インド独特のカースト制度を題材にした話。
簡単なあらすじはこうだ。
工場で働く女性がいた。
女性は、社長にパソコンの会計の仕事をしたいと言っており、専門の知識も大学で習っていたが、社長が渋っていた。(一応事務員の空きがないと言っている)
そんな中、新入女性社員がサクッと事務員として入ってきた。
それを見た女性は、イラっとしながら、近寄ってきた新入社員とちょっとずつ仲良くなり始める。
ジャンルとしては、ヒューマンドラマでちょっとラブロマンスみたいのが入っている。
あらすじにもある通り、工場で働いている女性がいつまでたっても事務の仕事をさせてもらえない、汚くて重労働の仕事ばかりさせられているのがカースト制度の差別へと繋がっている。
この新入社員は、カースト上位の人で、話の中でちょくちょく優遇されるシーンがあるんだ。
正直、それを見ているととても胸糞が悪い。
かなり前にこの制度がなくなったとはいえ、色んな映画や短編集で出てくるのだから、まだ名残りがたくさんあるんだろう。
オチといい、結構スカッとする感じで、エピソード1の愛人と同じくらいに話としては面白かった。
エピソード4)沈黙に包まれた会話…切ないラブロマンス。
あらすじはこうだ。
仕事でいつも忙しい夫は、いつも夫婦喧嘩が絶えない。
それも、娘が将来耳が聞こえなくなってしまう事実が引き金だ。
いつまでたっても手話を覚えようとせず、仕事ばかりに精を出している夫に嫌気がさした妻は、とある写真展にいた耳が聞こえない男性とであう。
ジャンルとしては、ラブロマンス。
耳が聞こえない男性との禁断の愛的な物語で、手話のシーンがたくさん出てくる。
王道のラブロマンスだが、切なすぎる終わり方をしている話。
ある種リアリティのある話は、他の話とちょっと毛色が違うような印象だ。
因みに手話も国によって違うみたいだぞ。