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感想評価)インド版!世にも奇妙な物語。何処か不気味なホラー映画…恐怖のアンソロジー(感想、結末)

 

    

インド版!世にも奇妙な物語。何処か不気味なホラー映画…恐怖のアンソロジー

   (更新日: 2021/01/07)

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Netflix公式サイトの恐怖のアンソロジーの作品情報より引用

©ガード2020 Netflix Ghost Stories. All rights reserved

 

 

 

 

キャスト

 ソービタ・ドゥリワラ

 

ジャンビ・カプア

 

マルナル・タクール

 

ヴィジェイ・ヴァルマ

 

ビディータ・バッグ

あらすじ~

エミー賞候補となった「慕情のアンソロジー」の監督4人(Z・アクタル、A・カシャップ、K・ジョーハル、D・バナルジー)が描き出す、身の毛もよだつ4つの物語。

 

ネットフリックス公式サイトの恐怖のアンソロジーの作品紹介、解説欄より引用

 

4部構成で1つの話が30分少々…各話のあらすじを書いていきます。

 

お話1…とある女性が大きな館でおばあちゃんの介護をする仕事をしていた。

だが、その大きな館では謎の物音が夜な夜な聞こえてくる。

おばあちゃんは、しきりに息子が来ると言っているし、どこか不気味で電気をつけて寝ていたのだった…

 

お話2…小学生くらいの子供が家に帰ってくる。

お母さんはしきりに妊娠しているか確認をしていた。

夜になるとお父さんがやってきて、その子供とともにお父さんの家に帰っていく。

子供の両親は、離婚しており、お互いの家を行ったり来たりする生活をおくっているのであった…

 

お話3…とある男性が荒廃した街の近くで目を覚ます。

周囲を探しても誰も人がおらず、さまよっているとバイクのヘルメットを被った男の子を発見する。

話かけようとすると、音を立てるなと言うのであった…

 

お話4…とある女性がお見合いをしていた。

その男性とは意気投合し、男性の実家で暮らしてみることになったのだ。

だが、その男性はおばあちゃんに聞いてみないとと言うのだが、おばあちゃんはすでになくなっている…

そこに不審に思った女性は、気になりながらも男性の実家に暮らし始めるのであった…

 


Ghost Stories | Official Trailer | Janhvi Kapoor, Sobhita Dhulipala, Gulshan Devaiah & Mrunal Thakur

原題、Ghost Stories

上映時間、204分

監督

 Zoya Akhtar、 Dibakar Banaerjee、 Karan Johar、 Anurag Kashyap

配給、ネットフリックス

 

 

ストーリー…8/10

キャスト…5/10

 

怖さランク…3/6

 

 個人的評価…8/10

           

一文感想 ↓

まるで世にも奇妙な物語で、不気味さがそそるホラー感がたまらない…面白い映画。

 観終わって思ったのが、これは世にも奇妙な物語じゃないかということだ。

話の展開やどこか不気味さのある感じ、それに加えホラー要素を加味した感じ。

最近の世にも奇妙な物語というよりちょっと前のホラーチックな世にも奇妙な物語って感じだった。

この作品は4部構成になっており、1部が30分ちょいくらいになっており、尺が長くても話がガラッと変わり、飽きづらい。

それに怖さも霊的な怖さだったり、モンスターパニック風の脅かす怖さやパラノーマルアクティビティ、ゲットアウト的な不気味さを味わえるのが最高の見所。

個人的には、続編を希望する映画だ。

いや、映画か?笑

※次の詳しい感想では、それぞれの話の感想を書いていき、怖さ不気味さ、ストーリー性の評価も書いていきます。

 

お話1)おばあちゃんと女性のお話。
どこが面白いっていうと、雰囲気的には映画で言うとパラノーマルアクティビティ的な怖さを醸し出す。

それに不気味さと怖さのバランスが良く、楽しめる感じになっていました。


お話2)子供とおかあさんのお話。
最初は、最近の世にも奇妙な物語のような怖さではないところで攻める感じかなとちょっと期待外れ感を感じていたんですが、この作品は不気味さが凄かった。
伏線もあるし、それをしっかり回収したし、言わなくても何となく伝えつつもどこかホラーチック…不気味さを醸し出す演出も良かったです。
注意)赤ちゃんが可哀そうな展開になるので、そういう描写が嫌いな人は、飛ばしましょう。

 

お話3)化け物の街に迷い込む男性 
この話でも最大の見所は、緊張感でクワイエットプレイスのような良い感じの緊張感が味わえます。
ストーリー性は、4つの話の中で一番微妙でした笑
注意)血がめっちゃでたり、グロい要素が強いです。


お話4)化け物の街に迷い込む男性 
一応怖さも兼ね備えているが、ほんの少しというイメージ。
映画でいうとゲットアウトのような雰囲気を醸し出している。

 

 

世にも奇妙な物語みたいな話を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 2.9

映画.com なし

 映画.comには、一切なかったです。

フィルマークスでは評価がかなり低めでしたね。

ストーリー性がなく、「映画」としては微妙な括りだと思っている人がいましたね。

個人的には、短編のお話…世にも奇妙な物語系の話だと思うと結構面白いと感じています。

 

高評価の意見としては…

 インド人美人、つまらないエロシーンが良いといった意見が多かったです。

低評価の意見としては…

 意味不明、ストーリー性がないという意見が多かったです

 

 

 

 

下記詳しい感想 ↓              

お話1)おばあちゃんと女性のお話。

怖さ…3/6 

不気味さ…4/6

ストーリー…3/6

 

この話では、介護をする女性の話だ。

おばあちゃんは、寝たきりでしきりに息子がくるから~って話している。

そんな中どこか不気味さを醸し出す演出がある。

最初、この映画がどういうものなのかが分からなかったので期待半分に観ていたんです。

それにネットフリック製作のホラー映画は、あんまり評価が良くなかったんで笑

(予備知識なしで観ていたので、4部構成だとは知らなかった。)

 

ですがふたを開けてみれば、意外と面白いではないですか。

どこが面白いっていうと、雰囲気的には映画で言うとパラノーマルアクティビティ的な怖さを醸し出す。

それに不気味さと怖さのバランスが良く、楽しめる感じになっていました。

 

30分という短いながらもしっかりとオチがついており、そのオチを知った時のゾワっとする感がとても溜まらない。

日本の作品でいうと、世にも奇妙な物語的な感じで面白かった。

ついつい見入ってしまう1部のお話だ。

        

     

 

お話2)子供とおかあさんのお話。

怖さ…1/6 

不気味さ…5/6

 ストーリー…5/6

 

とある美人なおかあさんが子供(女の子)を欲しがっていて、離婚した夫との間の男の子とのお話。

映画内では特にその辺は語られていないが、子供が欲しがっている描写だったり、女の子が欲しいんだなっていう雰囲気が感じられたので、こう書きました。

最初は、最近の世にも奇妙な物語のような怖さではないところで攻める感じかなとちょっと期待外れ感を感じていたんですが、この作品は不気味さが凄かった。

 

最初は、何がなんだか分からず観ていて、次第に鳥の意味だったり、男の子の行動が繋がっていきます。

ストーリー構成は、かなり良い感じだと感じましたね。

伏線もあるし、それをしっかり回収したし、言わなくても何となく伝えつつもどこかホラーチック…不気味さを醸し出す演出も良かったです。

 

ラストのあの不気味さと衝撃的な感じは、ついつい見入ってしまいました。

個人的には、怖い!っていうより不気味…って感じる方が強い作品になってましたね。

 

注意)赤ちゃんが可哀そうな展開になるので、そういう描写が嫌いな人は、飛ばしましょう。

    

     

 

お話3)化け物の街に迷い込む男性 

怖さ…5/6 

不気味さ…3/6

 ストーリー…1/6

 

とある男性が荒廃した街に流れ着くお話。

なんでこの街にきた?とかその辺の事情は、全く話されないのであまり気にしないことをすすめる。

この話でも最大の見所は、緊張感。

4つのお話の中で、ずば抜けた緊張感を放っている。

化け物…ということなので、モンスターパニック要素があるんですが、正直その辺の映画より断然面白い!

ちょっとクワイエットプレイス臭がするが、それでも30分の中であの緊張感を出すのは凄いと思った。

化け物の見た目がちょっと不気味だったかなって感じで、ストーリー性は正直4つの話の中では、一番訳が分からない部類だ。

ラストの終わり方も「ん?」ってなってしまう。

だが、それをかなぐり捨てた怖さは、たまらなく好きでしたね。

モンスターパニック風の怖さ、緊張感を味わいたいという方は特にオススメなお話に仕上がってます。

 

注意)血がめっちゃでたり、グロい要素が強いです。

 

 

お話4)化け物の街に迷い込む男性 

怖さ…2/6 

不気味さ…5/6

 ストーリー…3/6

 

とあるお金持ちの家に嫁いだが、謎を抱えている家族だと次第に判明していき、困惑していく話。

一応怖さも兼ね備えているが、ほんの少しというイメージ。

映画でいうとゲットアウトのような雰囲気を醸し出している。

ただ、ゲットアウト程展開が読めないってわけでなく、察しが良い人であればなんとなく展開が読めてしまうかもしれない。

世にも奇妙な物語のちょっとホラー要素を入れた変わった話という感じであろうか。

それに主人公の女性にその夫役の人が美男美女!

眼福…

 

 

 

 

ネタバレ感想

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お話1)おばあちゃんが見つけてもらいたかった話 

おばあちゃんが台所の扉の中を見てきておくれ!って言って、女性が見に行くとおばあちゃんの死体が…

それで這いずるおばあちゃんの後ろ姿は、もう不気味さと怖さが混ざり合ってゾワっとした。

しょっぱなの話なので、良い感じに引き締められたし、あのズズッっていう音の正体も怖さとともに判明する感じは、ストーリー展開うまいなって思った。

 

 

お話2)子供がおかあさんを独り占めしたい呪い

おかあさんが違う夫と子供を作ろうと躍起になっているから、子供がおかあさんに呪いみたいのをかける。

かもたまたまかかっちゃったんじゃなくて、分かっててかかった感じは、かなり不気味だ。

それにおかあさんの末路も不気味すぎる。

自分がカラスのように見えたり、謎の肉を貪り食う姿は不気味すぎた…

最後の流産してクタッとなっている姿は、ゾワっときた…

 

 

お話3)人食いゾンビが蔓延る街

少年が大きな声を出しちゃダメとかいうあたり音で反応する。

この要素がクワイエットプレイス臭がした。

見た目は、どこかゾンビっぽくてオリジナルみたいなのが猿の惑星のサルみたいな見た目だったのがちょっと笑えた。

でも、行動はモンスターパニックそのものでいい怖さをだしていた。

途中女の子を食い漁っているときの緊張感…そのカット近辺の緊張感は溜まらなく良かった!

オチはよくわからなかったけど笑

 

 

 お話4)おばあちゃんの悪霊が住み着く一家

 嫁ごうとしている家族が誰もいないところに誰かがいるように話してくる。

まるでそこに誰かいるようにせっする雰囲気は、不気味そのもの。

ラストは、そのお嫁さんも死後の世界に行って、地縛霊みたいにおばあちゃんの部屋に閉じ込められるのは、世にも奇妙な物語っぽくて好きだった。

 


 

結末~

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 登場人物と簡単な説明

 分からないので記載しません。

 

お話1)おばあちゃんが見つけてもらいたかった話 

実は、おばあちゃんはすでに死んでおり、女性が介護していたのは幽霊。

その幽霊は、おばあちゃんの遺体を発見してもらうために必死になっていたのであった。

最後は、女性が見つけて警察に通報し、無言を貫いて終る…

 

お話2)子供がおかあさんを独り占めしたい呪い

前夫と女性の間に生まれた男の子は、おかあさんが自分以外の子供を愛してしまうのが嫌で、絵に書いて呪い?のようなものをかける。

そして、おかあさんは小さい頃のトラウマ(鳥の卵をさわったことにより、鳥が卵を捨ててしまい、それを掃除させられる)がフラッシュバックし、自分が鳥人間と幻覚を見始める。

そして、流産し絶望に暮れる。

男の子は、笑顔でこれで自分だけを愛してくれると言って終るのであった…

 

お話3)人食いゾンビが蔓延る街

謎の街に迷い込んだ男性は、父がゾンビのようなものになってしまった女の子と男の子とともに家に隠れていた。

何も知らない男性は、人が人を食っている走る化け物を見て悟り、朝になったころ、街を抜けようと散策するが、失敗し学校に閉じ込められ、女の子の父(ゾンビ)が入ってきた。

女の子は、父に説得しようとしたが失敗し、食われた。

そして、残った二人は決断し、全身に人間の血をつければ仲間だと錯覚する修正を使い、街を逃げようとするが、男の子が裏切る。

男性は、走って逃げるが、穴に落ち、ゾンビに襲われそうになり、目を覚ます。

そして、男性たちに救助されたが、その運転している男性は、女の子の父のゾンビの大本であった…

 

お話4)おばあちゃんの悪霊が住み着く一家

 とある家に嫁いだが、死んでいるはずのおばあちゃんとみんな会話している。

それを不審がり、実家を出て行こうと話した矢先、女性はおばあちゃんの家で暴言をはきまくる。

その朝、朝食でおばあちゃんが出てこなくなったと言った夫を見て、家族が不気味な顔をする。

それを眺めた女性は、急にお腹が痛くなりどんどんひどくなる。

そして、ベットで使用人からおばあちゃんが死を望んで、私が殺したことを告げられた。

朝食に毒を混ぜて…

そして女性は悟り、私も殺されかけていることを。

意識がもうろうとする中、その家族に見送られ意識がなくなる。

目を覚ますと、おばあちゃんが見える。

おばあちゃんの部屋には、たくさんの人がおり、じぶんは死んだことを告げられるのであった…