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感想評価)予想以上のグロさと痛々しさ…ザ・フライ(感想、結末、裏話)

 

    

予想以上のグロさと痛々しさ…ザ・フライ(感想、結末、裏話)

 

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映画.comザフライの作品情報より引用

 

 

1958年公開のハエ男の恐怖という映画のリメイク版とのこと 

 

 

キャスト

 

セス・ブランドル

ジェフ・ゴールドブラム

 

ヴェロニカ・クエイフ

ジーナ・デイヴィス

 

ステイシス・ボランズ

ジョン・ゲッツ

 

トニー

…ジョイ・ブーシェ

 

マーキー

…ジョージ・チュバロ

 

あらすじ~

 上手くいけばノーベル化学賞を受賞できたかもしれないと言われた天才科学者セス・ブランドルは、「隣り合う2つのポッドの片方に収めた物体を細胞レベルで分解し、もう片方へ送った後、元の状態に再構築する」という物質転送機「テレポッド」を開発中。

無機物の転送実験には成功していたセスだが、有機物では失敗が続いていた。

 

ある日、自分を取材した記者であり後に恋人となるヴェロニカの助言を得たセスは、それをヒントに改良を重ね、遂に生物の転送に成功するのだったが…

 

 

ストーリー…8/10

キャスト…5/10

ホラー度…3/6

 

 個人的評価…6/10      

     

 

一文感想 ↓

グロ注意!ハエになる過程をリアルに描いたモンスターパニック型SF映画

テレポートの研究、実験の際、不慮の事故によりセスとハエが合体してしまうというお話。 

一番強い感想は、ハエになる過程がグロすぎる…ということだ!

徐々にハエになっていく?のかハエと人間が融合した形に変化していく?と言えばいいのか…

その過程がとってもグロい。

途中爪を自分で剥ぐシーンなんて痛々しくて見てらんない…

 

 

観ていて思った感想がもうひとつある。

どうしても諦められないヒロインの純愛…という感想だ。

心底愛していたのだろう…前半の2人のベットシーンだったり、イチャイチャしているシーンを見ていると、両思いだったんだなぁとシミジミ思わされた。

それと同時に、あれ?これ…SF映画だよね?ハエになるだかっていう噂聞いてきたんだが…とSF要素というより、恋愛要素が最初強かった。

 

 

最後に全て観て、シミジミ思った事を一つ… 

終盤は、モンスターパニック…自分はあんな姿に変わったら自殺するだろう。

ハエになる過程は、とにかくグロい…ということは、それだけ痛々しかったりするということだ。

そんな過程を見せられて、大体自分は自分に置き換えて考えたりして観る。

うん、早々に自殺しているだろう笑

爪が自然と剥がれたりするとか、もう…もう嫌!

想像しただけで嫌!

みなさんは耐えられますか!?

 

 

SF映画を観たいという方でグロくてもいける!という方は特にオススメだ!

 

 

 

 

他の人のレビューだと…

そこまで酷い評価ではないが、凄い良い評価かと言えばそうでもない…若干良い評価って所だろう。(10点満点中6~5.5と言ったところ)

多いコメントとしては、とにかくグロい、クリーチャーが気持ち悪い…そして、悲しいということだ。

悲しいというのは、セスとヴェロニカの恋の行方のことを差しています。

それと、恋愛系だとか異形のラブストーリーと言った感じのコメントが多いですね。

 

よくも悪くもそのグロさと異形との恋が賛否両論と言ったところでしょう。

受け付ける人と受け付けない人がこういった映画には多いですからね。

この映画は、グロ耐性がないときつい映画ですし、恋愛でどこか救われないストーリーという事である種コアな層向けかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

下記詳しい感想 ↓               

ハエになる過程がグロすぎる

 実験に失敗して、ハエと人間の融合体が出来てしまったというお話なんですが、その完全体の過程がグロい!

人間が徐々にハエ風になっていく様は、観ていて辛いものがある。

一番つらいのは、手の爪が取れるという事だ。

自分の観ていられないシーンベスト3にはいる嫌なシーンだ。

拷問などで剥がされる場合は、一瞬だが自分で剥がす場合は、じっくり剥がすことが多い。

それ故たちが悪いんですよ!

尺をじっくり割くので、生々しい音とシーンでもう途中から見ていられない状態に…

こう、書いているだけでもソワソワしてきてしまう程…

 

ラストの完全体は、なかなかなグロさで印象的だった…当分忘れられない見た目だ…

それもこれも、クリーチャーの出来が良すぎるっていうのがある。

1988年にしては、かなりの出来じゃないかなって思うし、その変わっていく過程も当時としてはよりリアルに描かれているんじゃないかな。

 

だから、「凄いグロい!」という強い感想が出てきたのだろうと思った。

 

 

 

ジェフ・ゴールドブラム…聞いたことあるなぁ…

このハエとの融合体になっていく人物は、ジェフ・ゴールドブラムで役名がセス・ブランドル博士だ。

 

ジェフ・ゴールドブラムといえば、インディペンデンスデイのウィル・スミスの相棒役の人だったり、ジュラシックパークシリーズでは、数学者を演じてジュラシックパークが破綻するという事を言い続けた人など意外とみんな見たことある俳優だと思う。

自分も最初見た時は、「あ!観たことある!なんの作品だっけなぁ」となった笑

 

 

        

     

 

どうしても諦められないヒロインの純愛

 ヴェロニカは、セスという天才でいて控えめな人にどんどん惹かれてしまい、完全に好きになってしまう。

前半は、恋愛映画かな?って思う程のセスとヴェロニカのベットシーンだったり、イチャイチャシーンが盛沢山だ。

 

徐々に異変に気付き、性格もおかしくなって、もう会わない!とか言いつつも心配し続けたり、人間といえる見た目じゃなくなってきたのもかかわらず、ずっとセスの身を案じ続ける姿を観ていて、一途で純愛だなぁと思わされてしまった。

 

    

     

 

終盤モンスターパニックより…自分はあんな姿に変わった自殺しちゃうわ

 徐々に姿が変わっていく様を観ていて、もし自分がこの立場だったら…と思った時、爪が剥がれて、変な液体が出てきた時点で、パニくるだろう。

速攻、病院に行ったりして、なぜそうなったか知ったら、自殺しちゃうだろうなと思った。

だって…爪剥がれるんだぜ?変な液体がいっぱい出てくるんだぜ?

もうもう耐えられないわ!

自分がその立場だったら…

ただ、彼はノーベル賞に手の届きそうになった科学者だから、そこは自分の身よりも未知の科学の世界の方が強い…そう興味ということだ。

いやいや、つくづくその部分は凡人には分からないなぁと思いましたね…

 

 

 

 余談、裏話…

         

なお、この作品は様々な賞を獲得しています。

 1986年第59回アカデミー賞 メイクアップ賞(クリス・ウェイラス、ステファン・デュプイ)受賞。
1986年度第14回サターン賞
ホラー映画賞受賞
主演男優賞(ジェフ・ゴールドブラム)受賞
最優秀メイクアップ賞(クリス・ウェイラス)受賞
1986年度アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭特別審査員賞(デイヴィッド・クローネンバーグ)受賞
1986年度カナダ撮影監督協会賞 最優秀劇映画撮影賞(マーク・アーウィン)受賞

 

 

 

 

 

 

ネタバレ感想

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 ハエ男になってからの暴走具合が狂気を感じる…

ハエ化が進んで、体が軽くなったのかめっちゃやりまくったり、曲芸みたいなことだってできてしまうようになる。

それから自信がついたのかなんだか横柄になっていく。

そこまではいいんだけど、体がどんどん崩れてからは、完全保身のために動くのが観てらんなかったなぁと感じた。

好きだった人と合体でして、普通の人間になろうとしただなんて…

なかなか狂気を感じずにはいられない…

 


 

結末~

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ブランドルは、ブランドルフライに進化するが、人間に戻りたいがためにヴェロニカと融合しようとするも失敗…最後は、ヴェロニカに銃殺される。

 

一方、ステイシスはショットガンを用意して研究所へ忍び込んだが、セスに謎の体液を浴びせられ、手足を溶かされ気を失う。

セスは、完全な人間に戻ることを諦め、“人間に近い生物”になるべく「テレポッドを使ったヴェロニカ及び胎児との融合」を画策する。

しかしヴェロニカの抵抗により下顎が剥がれ、それを皮切りに、かろうじて形を保っていたセスの肉体を突き破り完全なハエ人間ブランドルフライが羽化してしまうのであった。

 

しゃべることすらできなくなったブランドルフライはヴェロニカをポッドへ押し込み、自身ももう1つのポッドに入るが、意識を取り戻したステイシスがヴェロニカのポッドのケーブルを破壊する。

ランドルフライがガラスを破って外へ出ようとしたところで、装置のタイマーが作動してしまい、ポッドの部品と異常な融合を果たす。

もはや這うようにしか動けなくなったブランドルフライにヴェロニカは銃口を向けようとしたところ、ブランドルフライは、自ら頭に銃口を誘導し始めたではないか。

そんな姿になったセスを愛しているヴェロニカは撃てずに泣き崩れてしまう。

ヴェロニカは躊躇するが、彼の願いを受け入れ、これに応えるのであった…