映画の部屋

どうも初めまして、菊飛です…  映画大好きなんで、映画関係や雑記など書いてきます…

独学はいける?元プロが教える3DCGモデラーになるには?

独学はいける?元プロが教える3DCGモデラーになるには?

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 3DCGデザイナーの職種のうちモデラーやリガーモーションデザイナーエフェクターなど様々なものがあります。

その中で、モデラーという職業は、実際学校に出ていなければなれないのか?それとも独学で行けるのだろうか…という疑問が出てくると思います。

そういった疑問を実際現場にいた人間が周りの様々な人に聞いてどういった経緯で入ったかなども交えて説明していきます。

 

 

 

 

 

モデラーとは?

まずは、3DCGデザイナーの職種のモデラーという職種から説明していきますね。

分からない用語などがあれば、簡単に説明していきます。

 

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いらすとやより引用

 モデラーって??

3DCGデザイナーの中で、形状の作成業務「モデリング」を中心に行っていくポジションです。

他にもモデリング作業の他にもAdobe Photoshopillustratorを使用したテクスチャ作成、UV展開の作業を行います。

当然、パソコン上の作業ということで、パソコンの知識(拡張子やRGBやアルファ情報のことなど)も必要になります。

 

 

モデリングって??


例えば人や機械製品、ケーブルなど様々な物を3D上で一から作っていく作業です。

様々な機能を使用して形を形成していきます。  

 

UV展開って??

 

UVとは作業上のXYZの位置情報と同じ座標を現す用語でUとVで2次元になっております。  展開は、算数でやった展開をイメージしてもらえればいいです。

テクスチャを貼るのにモデリングしたままだと貼れません。 それは、モデリングの位置情報(様々なソフトの機能を使ったことによりポリゴンの位置など)がごちゃごちゃになってしまうからです。

その為、UV展開というポリゴンを綺麗に展開してあげる作業をしなければならないのです。

 
 
 
 
 

どこまでやるの?

資料を基にいちからポリゴンなどで作成していき、UV展開からAdobe Photoshopillustratorを使用してのテクスチャ作成も行っていきます。

モデリングは、キャラクターや機械系、ケーブルなど様々な物から背景(BG)、はたまた、雲などの気体を作成してくれという依頼もきます。

ですが、基本リギング、ボーンを入れる作業はしていきません。

(会社によっては、ボーンを入れる作業やスキニング作業をやってもらうところもあると思います。)

 

※背景のことをBG(バックグラウンドの略)と呼びます。

 

 

スキニングって??

ボーンを入れるにしたがって、入れただけでは動かしてもしっかりポリゴンが動いてくれるとは限りません。

一応動いてくれますが、一部ポリゴンや頂点が追従しない部分があるのです。

なので、スキニングというどのボーンにどれだけ追従するかを設定する作業をします。

それがスキニング作業です。  0~100の値で100が完全に動く状態、0が全く動かない状態で設定を行っていきます。

 

 

 

 

 

需要は?

あります。

まず最初の工程がモデリング作業で、最近のアニメでも車や電車など車輪がついているものなど背景の建物や電柱信号機など遠景近景関わらずに3Dを多用しております。

なので、モデリングは、かなりの需要がある分、モデリングが出来るという人は相当います。

 

 

 

 

 

ライバルは多い?どういった人たちがライバル??

ライバルは多いです。

元々目指そうと思ってもライバルが多すぎて断念する人も出てくるレベルで多いんです。

なので、それなりの知識や技術がないとまず雇われるのは厳しい可能性があります。

じゃあどういった人たちがライバルか…

それは、専門学生という3DCGのmayaというプロも使用しているソフトを使用している学生に一番のライバルといえるのが美大生です。

何故美大生が??そもそも3DCG学んでいないのでは??と思う人もいるのでしょうが、そもそも美大生はデッサンが滅茶滅茶できる傾向があるのです。

 

デッサンが出来る、絵が描けるというのは、仕事に着いた時設定画の意図をより確実にくみ取れるのです。

それは、絵が描けない人間と描ける人間を徹底的な差であり、どちらが優遇されるかと言えば、描ける人間です。

(そりゃ、実際かける人間の方が意図をくみ取れやすいので)

 

では、なんで3DCGをしたことがない人間は優遇されるの??というところですが、大きな会社なら数カ月ミッチリ必要最低限の知識をみっちりかけて一からその会社色に染める事ができるのです。   しかも自分流の癖がない状態で

大企業は、そういった人が欲しかったりします。

 

 

ですが、中小企業は、逆にそういった人たちを一から育てる余力がない、即戦力が欲しかったりするので、3DCGが使える人間が特に欲しがります。

 

だからと言って、専門学生が大企業に就職できないのか!?というのも違います。

自分の専門学校の先輩は、スクエ〇エニックスに新卒で就職できていました。

なので、専門学生だからって大企業に就職できない…と嘆く必要はありません。

 

 

 

 

 

最終的な到達点は??

モデラーが目指す大きく分けて2つではないでしょうか。

その2つを紹介していきます。

どのみちも相当大変ですが、年収面ややりがいの面はとてもありますね!

モデラーとして高みを目指すか

そのままの通りモデラーとして、頂点を目指す勢いで経験や勉強をしていきます。

長く険しい道ではありますが、なれば相当な年収、雑誌などにも取り上げられ、様々な有名タイトルの作品などにも手掛けられて、映画やアニメなど好きな人にとっては相当なやりがいと幸せが手に入るでしょう。

 

リガーを目指すのか

リガーというリギングを専門に扱う3DCG関係の職業です。

リガーは、モデリングの技術や知識はもちろん、プログラミングの知識やモーションの気持ちを分かってないとなかなか務まりません。

様々な知識が必要になるので、相当な努力と経験が必要になっていきます。

場合によっては、新卒でなるのは難しい職業の一つでしょう。

ですが、そのリガーになって有名になれば、1体数十万レベルの物をポンポンと作ることが出来る為、3DCG関係の職種の中では、相当な年収をたたき出すことでしょう。

 

 

 

 

 

3DCGを学ぶにはそれなりにお金がかかる事実…

 

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まず一言…3DCGを学ぼうとするには、それなりのお金がかかります。

ここに見に来てくれている人は、恐らくプロを目指している人でしょう。

そのプロを目指す…となると、どういったソフトを使用しなければならないかというと

Autodesk社の3dsMaxかMayaのソフトのどちらかになります。

 

それで、そのソフトを個人で使用しようものなら、年25万9600円になります。

月2万越えというPhotoshopが月5000円程なのに対し、これはかなりの高額な値段です。

 

それに、3DCGソフトに耐えうるスペックのPCもそろえる…となると、相当な値段のパソコンが必要になってくるのです…

一応、低スペックでも3DCGソフト推奨のスペックに満たしていれば、動きはしますが、どんどん複雑なものを作る過程で重くなり、止まる(致命的なエラーという表示が出て頻繁に落ちます)レンダリングという作品を出力する作業では、かなりの時間を費やしたりと色々効率が悪くなってしまいます。

 

何年もmayaを使用していた身としては、これは致命的で、かなりストレスが溜まりました…

因みに会社で使っていたパソコンは、デュアルディスプレイで総額50万程の値段のパソコンを使用してストレスなく作業ができました。

 

個人的にパソコンからソフトまで一から集める…となると最低でも60万近くは見積もる必要が出てくる可能性があります。

 

と個人でやる場合の話をここまでしていきましたが、個人以外でも学校に出るというパターンがあります。

 

 

 

 

 

 

 

使用ソフトについて

日本国内では、3dsMAXを使用経験何年という条件付きが多いです。

mayaもありますが、まだまだ3dsMAXの求人が多いイメージですね。

 

因みにアニメ会社攻殻機動隊で有名なプロダクションIG系統は3dsMAXです。

maya使いは取っていません。

超重神グラヴィオン等のアニメで有名なGONZOは、基本mayaだったりします。

自分の専門学校はmayaだったんですが、自分の先輩でスクエアエニックスに就職できた人もいたので、スクエアエニックスはmayaのソフトを使っていても就職が可能です。

何処か学校に入る前に就職したい会社があれば、その求人等を見て、3dsMAXなのかmayaなのか調べてから学校を選ぶという方が良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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学校を出るパターン

専門学校、若しくは大学というパターンになります。

専門学校は、出来れば3年制の方が良いです。

 

これは、自分の実体験ですが、自分は2年制の専門学校を卒業し、1年目は、パソコンの知識からプログラミング、Photoshopillustratorに加え、mayaのソフトの知識を詰め込んでいきます。

そして、2年目から早速卒業制作とポートフォリオの作成をしつつ、就職活動に入るのです。

正直、時間が足りませんでした。

十分なポートフォリオも作成できず、卒業制作も一杯一杯の中、就職活動の為履歴書を書いたり、会社を検索したりと…

遊んでる暇もなければ、寝る暇さえないのでは??という忙しさ…

結局2年で満足にデザイナーとして旅立つことが出来たのは30人程の中で1~2人というかなり厳しい状況に陥りました。

自分もまず全く違う職種を得てから3DCGデザイナーになれたのですが、つくづく専門学校が3年あれば…と思えた次第です。

 

 

 

 

 

 

費用について

年単位で行くので、それなりにかかってしまいます。

専門学校だと総額150万ほどかかってしまったりします。

大学でも大体300万程かかってしまいます。

ですが、その分、講師がついて直接教えてもらえる他、就職する際は学校のコネを利用できるというメリットもあり、十分払うに相応しいメリットだと思われます。

 

 

メリット
  • 講師がついて直接教えてもらえる。

これは、とても便利です。

実際、こういう風な機能はないか?とかこうしたいんだけど、どうすればいいですか?この機能の使い方が分からないといった場合、直接教えてもらえるのは、時間的にもかなり効率的で技術が備わるのも早いです。

 

 

  • 学校によっては、会社見学ができる。

自分が通っていた専門学校では、GONZOさんの会社見学に行ったことがあります。

他にも何か聞きたいことがないか質問出来たりもするのです。

それと実際プロの現場に就職できた元卒業生と話をする機会が作ることができたりと様々な情報を手に入れることができます。

 

 

  • 学校のコネが利用できる。

当然、学校から色々な卒業生がプロの現場で活躍しているとなると、その会社はその学校の生徒は使える!こういった技術、知識が備わった学生がたくさんいるという情報がしっかりとわかるので、自然とそこにコネができます。

これは、フリーとかだと見えない部分がこういった過去の学校実績によって信頼を得るという大きなメリットを使用できるのです。

これは、学校に通う最大のメリットと言ってもいいでしょう。

 

 

  • 高額なソフトをバンバン使用できる。

今では、年25万程払わないといけなく、4年使うと100万超えてしまいます。

当時自分が学生をしていた時は、ソフトを年会費ではなく、永久ライセンスとして販売しており、その値段は、60万程…

どちらにせよ高いですが、今は長く使えば使うだけお金が飛んでいく仕様になっています。

これらのソフトをバンバン、しかもそれに耐えうるスペックのパソコンを数台使えるというのは、大きなメリットとなります。

 

 

デメリット

 

  • 学費がやはり高い。

学費だけでも100万以上大学だと200万以上となるので、結局一番お金がかかってしまいます。

 

 

  • 現状、様々なメリットに甘んじて、怠けてしまう

これは、よくありますね笑

学校に通えば、仲間ができる為、その仲間と遊びすぎてしまい、結局勉強が疎かになりがちになってしまいます。

ほどほどに遊びましょう。

 

 

 

 

 

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独学で学ぶパターン

上記のようにソフトをそろえる、3DCGソフトに耐えうるスペックのパソコンを用意し、本や動画(YouTube)で勉強するという形になるでしょう。

 

 

独学で就職できるのか

大変ではありますが、出来ます。

現にCGワールドという雑誌で独学で就職した人の記事が載っていたこともありました。

自分の知り合いには、学校の先生として働きながら、独学で3DCGデザイナーになった人もいたくらいです(自分の上司でした)

ただ、お金面など色々苦労してしまう事もあると思います。

相談する人も独学だといなかったりするので、大変だったみたいです。(上司の体験談)

 

 

メリット
  • 働きながら、自分の自由な時間に勉強ができる。

これは、独学の最大のメリットでしょうね。

自分のやりたい時にできる上時間をかけてじっくりできるのが最大の強みです。

就活生と違い、就職しなければという強い強迫観念も背負わなくていいので、気持ちにゆとりを持ちながら、目指すことが出来ます。

 

 

デメリット
  • 時間を取るのが大変

やはり、大体の人は働きながらなので、毎日勉強するとなるとどうしても働き終わった夜となってしまいがち。

働いた後の為、眠くなってしまったりしてモチベーションも低下してしまいがちです。

 

 

  • 孤独

流石に一人でずっと夢に向かうので、様々な挫折をした際、助けてくれる仲間もおらず、そのまま挫折してしまう…

というパターンが多いです。

そうならないためにも3DCGデザイナーのコミニティに入る等して孤独にならないように気お付けましょう。

 

 

 

 

コミニティに入る若しくは、投稿するメリットデメリット

メリットは、自分の作品を見て貰えることです。

見た人から何かしら意見がもらえたり、褒められたりすると、やる気も出てきますし、そこから仲良くなるということもあります。

他にも自分の作品を投稿し続けたことによって、企業から声が掛かると言うこともあります。

自分の場合、pixivに投稿していたのですが、その投稿を見て、企業からこの作品を使いたいというメッセージが届きた事がありました。

これは、かなりモチベーションが上がる出来事です。

そりゃ、企業から認められたという事の証拠ですからね。

就職する際にもこのことは武器にもなりますし。

 

デメリットは、暴言を吐かれたりして、投稿するのが怖くなることですね。

これは、しょうがないです。

色んな人に見て貰う為、ただ単にストレス解消するのに暴言を吐きにきた人などそういう悪質な人もいます。

そういった人に会った時は、相手しない事がオススメです。

 

 

 

コミニティサイト等一覧)

日本国内のデザイナーが投稿しているサイト

【CGクラウド】様々なCG作品との出会い・学び

 

日本国内ではなく世界規模で作品の投稿サイト

CGTalk

 

 3DCGだけではなく、2Dなど様々な作品が投稿されているサイト

イラスト コミュニケーションサービス[pixiv(ピクシブ)]

 

 

 

 

 

 

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通信講座で学ぶパターン

今では、通信講座という手もあります。

ただ、その場合は、3DCGソフトに耐えうるスペックのパソコンをそろえる必要があります。

ただ、ソフト費用が通信講座内に含まれているとしてもそれなりの費用(通信講座にかかる値段)です。

 

 

 

 

 

 

メリット
  • 家にいながら若しくは働きながら、学べる。

独学での項目でも話した通り、自分の自由な時間帯で学ぶことが出来ます。

 

 

 

  • プロの人に見て貰える。

これが、最大のメリットですね。

プロの人の意見を聞きながら学ぶことが出来るというのは、かなり大きいメリットになります。

プロの考えや目線でコメントを頂ける上、修正案やこういうやり方があるなどプロのノウハウを吸収できるのは、学校に通う以上のメリットですね。

 

 

デメリット 
  •  費用はそれなりにかかってしまう。

数万…という値段ではありません、数十万単位なので、ポンポン出せるかというと出せませんよね。

ソフトの値段もプロに見て貰う特権を加味してその値段が安いかどうかは個人の価値観次第といったところです。

私個人の意見としては、実際プロの人に作品を見てもらい、コメントをもらうなんて機会はそうそうないので、安い部類だと考えています。

 

 

 

  • 見て貰う回数に限りがある。

 とりあえず途中経過を見て貰って…なんてやったら、すぐに回数制限が来てしまいます。

出来上がった自分の自信のある作品をしっかり見て貰って、無駄にしないようにしましょう。