激動の時代にあった禁断の恋物語…Netflix映画君の心に刻んだ名前(感想、その他)
ネットフリックス公式サイトの君の心に刻んだ名前の作品情報より引用
(C)2020 Your Name Engraved Herein Netflix.All Rights Reserved
戒厳令直後の台湾で2人の男子学生が恋に落ちたラブロマンス映画。
ディープな台湾産ラブロマンス映画は、かなり重く、所々戒厳令の名残を残している。
予想以上に重たい映画となっている。
この映画の感想と戒厳令について軽く解説するぞ。
- 激動の時代にあった禁断の恋物語…Netflix映画君の心に刻んだ名前(感想、その他)
- 激動の時代にあった禁断の恋物語…まぁまぁな映画。
- ネタバレ感想
- 「君の心に刻んだ名前」の中にちらほらあった気になるシーン。
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キャスト
エドワード・チェン
ツェン・ジンホア
レオン・ダイ
ジェイソン・ワン
ファビオ・グランジョン
ミミ・シャオ
バリー・チュイ
エレク・リン
ワン・サイファー
あらすじ~
1987年、戒厳令が解除された直後の台湾。家族からの期待とプレッシャー、同性愛者への差別、社会の偏見の中で、高校生のジアハンとバーディは恋に落ちる。
ネットフリックス公式サイトの君の心に刻んだ名前の作品紹介、解説欄より引用
Your Name Engraved Herein | Official Trailer | Netflix
原題、Your Name Engraved Herein
上映時間、116分
監督
Kuang-Hui Liu
配給、ネットフリックス
ストーリー…7/10
キャスト…5/10
個人的評価…6/10
一文感想 ↓
激動の時代にあった禁断の恋物語…まぁまぁな映画。
一言でいえば、とてもディープなラブロマンス映画。
綺麗事ではとても済まされないこの恋愛。
それは、戒厳令終了直後のまだ名残のようなものが残っている台湾。
そこで同性愛者という当時は病気扱いされてしまう禁断の愛状態。
これは、一言では表せないような…綺麗事では済まされない恋愛模様と言える。
当時の台湾の状況も交えつつ、同性愛の2人がお互いを思い合う様は、とても重たかった!
そう、個人的には重たすぎたんだ。
それに加え、どこか日本のラブロマンス風な感じもしていて、とても微妙な感じがしてしまった。
あんまりハマらなかったのが正直な感想。
かなり重かった事とどこかでみたような感じがしたんだ。
生々しさもありつつ深いシーンが多数あったんだ。
何気ないシーンだが、こういう風に深いシーンがいくつもあるのが、この映画の良さだ。
愛ってなんだろうと考えちゃう。
特にこう考えてしまうのは、男子学生と吹奏楽部の顧問でもあり神父の人とのやりとり。
LGBTを題材にしたラブロマンス映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新していきます。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
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下記詳しい感想 ↓
あんまりハマらなかったのが正直な感想。
個人的にネトフリ台湾映画は、ハマることが多いんだが、今作はあんまりハマらなかった。
2つあって、かなり重かった事とどこかでみたような感じがしたんだ。
かなり重かった。
戒厳令下な上、同性愛者は病気だと思われていた時代。
そんな時代だから、同性愛者だと言えば変態扱いされて、警察に危うく捕まるレベル。
そんな同性愛者に厳しい時代にとある男子校の2人が自分は同性愛者だと自覚し始め、恋に落ちる。
戒厳令が終わってすぐだから、まだ名残みたいなものがあって、学校では軍歌の行進だったり、学校の規則も異様に厳しい。
従わなければ、鞭みたいのでバシバシ叩かれる今では考えられない時代だ。
そんな中の同性愛同士の恋だから…かなりイバラの道。
好きな人に好きと言えない葛藤とバレたらとんでもないことになる危険な恋は、かなり重たかった。
どこかで観た感がとてもした。
オチや流れは、日本のラブロマンス風な感じがプンプンしてしまい、ちょっと受け付けなかった。
なので途中から少々飽きてしまった。
とてもよく出来ていたと思うんだが、日本のお得意のラブロマンス系の展開に加え、時代的にも重たい内容となっていたのが、ちょっと微妙だなと思ってしまった理由だ。
生々しさもありつつ深いシーンが多数あったんだ。
所々深いなぁと思わせるシーンがあった。
例えば、同性愛者の男子学生がふらっと川辺でたそがれていたら、近くにいたおじちゃんに誘われた。
その誘いに乗ってしまい、事に及ぶのだが、その男子学生は「俺はあんたみたいにならない!」と叫び、拒絶する。
個人的には、男子学生がこのままではこのおじちゃんみたいになってしまうと想像し、ものすごく嫌になってしまったと想像した。
何気ないシーンだが、こういう風に深いシーンがいくつもあるのが、この映画の良さだ。
愛ってなんだろうと考えちゃう。
特にこう考えてしまうのは、男子学生と吹奏楽部の顧問でもあり神父の人とのやりとり。
「愛」について語り合うシーンは、かなり印象的であった。
そのシーンをみながら、自分も一緒に考えてしまうほど。
まぁ、恋愛経験も少ないし、人生経験も高々30年くらいだから、そんな良い答えなんて出なかったんだよね笑。
前の項でも話したが、こう深く考えさせる事柄がたくさんあった映画だね。
ネタバレ感想
下記の[表示]内に隠しております。
あの神父さんも同性愛者であった?
時は流れて、高校の同窓会での話。
みんないい歳したおじさんになっていたから、多分20年とか経った頃だろうね。
主人公が同窓会出席後、神父さんの墓を訪ねる。
その後その神父の親しきゆうじん?恋人?に合う。
そのおじさんからは、お互い愛していたという言葉が出てきた。
あの話の流れからの愛していただから、神父さんも同性愛者なんだろうな…おそらく。
そうと知ると神父さんの一連の行動の見方が少し変わっていくなぁと感じた。
「君の心に刻んだ名前」の中にちらほらあった気になるシーン。
1987年が主な舞台となっているこの映画。
日本であれば、「それ明らかな体罰だろ!?」というシーンや戦時中のような行事あったりとかなり殺伐とした時代。
それには戒厳令が関わっている。
知らなくても楽しめるが、時代背景を多少なりとも知っておいた方がより楽しめる!ということで簡単に解説をする。
戒厳令って?
戦時などの一大事の時、国民の権利を保障した憲法・法律の一部の効力を停止してまで、行政権・司法権の一部または、全部を軍部の指揮下に移行する恐ろしいもの。
国民の権利を停止させられるんだから、従わなければ、何をされるか分からない…もう独裁状態になるんだ。
1987年より前の簡単な歴史
中国の軍人、蔣介石が1950年3月1日に総統職に復職し、台湾国民政府の活動が行われた。
この日から台湾全域が戒厳状態になり、台湾住民は国民党による政治的抑圧を1987年まで続いた。
約37年程だ。
戒厳令中の台湾では密告や拷問が横行し、多くの人が無実の罪で処刑されたのだとか…
映画では…
映画の一番最初では、学校の先生がバチバチ体罰をしていたが、あれはまだまだぬるい方。
ものによっては、処刑ものだったのだから、恐ろしい世界だったんだよね。
それにまだ戒厳令の名残が残っているシーンもある。
軍歌を歌いながら、行進するコンクール?的なのもあったりしていただろう?
主人公達がオリジナリティ溢れる改変をしていたが、あれも場合によっては、戒厳令中ならば厳しい罰則もの。
このように戒厳令下がどれほど酷いものだったかが分かるであろう。