無実か有罪か、独特な緊張感のある映画…Netflix映画モンスターその瞳の奥に(感想)
ネットフリックス公式サイトのモンスターその瞳の奥にの作品情報より引用
(C)2021 Monster Netflix.All Rights Reserved
名門高校に通う映画関係の仕事を目指しているであろう青年がとある事情により殺人事件の容疑者の一人となる。
有罪であれば、懲役20年。
回想と裁判&刑務所生活の交互のシーンで話は構成されている。
主人公の恐怖と絶望感に打ちひしがれながらも、裁判の行く末がとても気になる。
判決の時には、独特な緊張感に包まれるぞ。
一筋縄ではいかないオチも注目だ。
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キャスト
ケルヴィン・ハリソン・Jr
ティム・ブレイク・ネルソン
エイサップ・ロッキー
ポール・ベン=ヴィクター
ジョン・デヴィッド・ワシントン
ジャレル・ジェローム
ドリアン・ミシック
あらすじ~
才能あふれる優秀な高校生が、強盗殺人罪で起訴される。無実を訴える彼を待ち受けていたのは、裁判前から有罪だと決めつけている刑事司法制度との闘いだった。
ネットフリックス公式サイトのモンスターその瞳の奥にの作品紹介、解説欄より引用
ストーリー…7/10
キャスト…6/10
個人的評価…7/10
一文感想 ↓
容疑者目線の独特な緊張感のある裁判…面白い映画
この映画の見どころは?と言われたら…
- 容疑者目線での心情
- 容疑者目線での裁判の緊張感
この映画の主人公は、名門校で映画のクラブに所属している。
映画好きで、内気な優しい青年。
それが、地元の悪(アメリカでも治安がトップクラスに悪いハーレムの悪)と仲良くしてしまったがために、殺人事件の容疑者となってしまう。
そこで、刑務所にぶち込まれて、他のガチの囚人と接するうちに次第に絶望と恐怖に襲われていく。
この絶望と恐怖に教わる心情がとてもリアルに伝わった。
こっちまで青ざめちゃいそうなくらいだ。
この映画は、回想と裁判&刑務所内での生活の交互ではなしが進んでいく。
映画が進むにつれ、この刑務所での絶望と恐怖も相まって、裁判の終着点が独特の緊張感が出てくるんだ。
個人的には、この緊張感は、映画としてはとても良いものであった。
まさに手に汗握る感じ。
当事者であれば、もう地獄でしかないどね。
オチも一筋縄ではいかない感じで、さすがネトフリオリジナルといったオチだ。
徐々に話に引き込まれていく不思議。
「刑務所こえぇ」「20年の刑期とか絶望や」そんな心の声が演出、演技から上手い具合に感情移入していった。
容疑者目線での陪審員と検事の見方は、とても斬新。
主人公…容疑者目線だからか、裁判の緊張感、リアリティを感じさせてくれた。
裁判系の映画を観たいという方は特にオススメだ!
他の人のレビューだと…
フィルマークス
映画.com
レビューが溜まり次第更新していきます。
高評価の意見としては…
低評価の意見としては…
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下記詳しい感想 ↓
どんな映画?)人殺しの罪で有罪(懲役20年)になるかもしれない少年の物語。
話は、主人公が捕まって刑務所にいるところから始まる。
序盤では、どんな経緯でとか詳しい説明もないまま刑務所シーンから始まる。
話が進につれて、徐々に色んなことがわかっていく。
最初は、主人公が裁判前で容疑がかけられている段階。
そこから色んな証言と主人公視点の回想を元に話は進んでいく。
話の全容が見えてこなくてもどかしい気持ちになるが、ちゃんとラストにはしっかり分かる。
裁判で有罪なのか無罪なのか独特な緊張感を醸し出している作品だ。
徐々に話に引き込まれていく不思議。
映画の最初は、よく分からないまま主人公が刑務所にぶち込まれているところから始まる。
このあと、主人公目線での回想(主人公の心の声付き)と裁判を同時並行しながら話が進んでいく。
話自体は、特に難しいものではないので、そこまで身構えなくても大丈夫であった。
事件(コンビニで起こった殺人事件)に関与しているかどうかで、有罪か無罪か決まる。
たまたま主人公がそのコンビニにいたことと黒人だということから、容疑がかけられた。
その上、実行に移した人たちとも知り合いときた。
話が進むにつれて、主人公の気持ちがヒシヒシと伝わってくる。
特に「刑務所こえぇ」「20年の刑期とか絶望や」そんな心の声が演出、演技からにじみ出ている。
観ているこっちも冷や汗をかいてしまいそう。
個人的には、この絶望感の演出や演技などが上手い具合に感情移入していった。
オチは、判決を言い渡すところなんだが、独特な緊張感を堪能できるぞ。
容疑者目線での陪審員と検事の見方は、とても斬新。
この手の主人公が無罪を訴えている系の映画では、検事は悪役っぽい立ち位置となる。
よくある話だ。
誘導尋問みたいなことしてきたり、虚偽の情報を出してきたり。
しかし、この映画は、検事+陪審員もなんだか悪役みたいな感じに映し出されている。
ときおり見せる陪審員の目線や表情からすごい悪役感を醸し出す。
もともと主人公…容疑者目線だからか、裁判の緊張感、リアリティを感じさせてくれた。
因みに黒人差別系の映画ではない。
映画の中に黒人だから〜みたいなセリフがあったが、特に深い意味はなく、何となくつけた感が強い。
それ以降も差別的なシーンは、一才ない。
ネタバレ感想
下記の[表示]内に隠しております。
実は裁判で嘘を言っていた主人公。
供述では、サインなんて送ってないし、知人なだけだと主人公は言っていた。
だが、実際は夜な夜なよく会っていて、知人の域を超えている。
それに理由は、教えてもらっていなかったが、偵察もしていた。
そしてサインも出していた。
その事実を隠して、嘘の供述をしたのだ。
だが実際には、なんで偵察したのかとか強盗の手助けをするつもりではない。
映画の途中でも伝わってきた通り、主人公かなり後悔している。
恐怖のあまり涙するほど。
結局、主人公は無罪となり、無事おうちに帰ってこれた。
最後は、いつも通り写真を撮っているシーンとなる。
嘘をつくことはよくないが、実際知らずにやらされていた。
知っていればやっていなかったかもしれない。
でも、実際そうやった事実があるのだから、裁判的には有罪の可能性がかなり高い。
実際は、嘘が罷り通って無罪となった。
タイトル通り、どちらがモンスターなのか…
その瞳の奥にどんな秘密を隠していたのか…
そう思わせるラストでした。